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第9章 冬の……アナタ、どなた?
エピソード50-3
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国分尼寺魔導高校 2-B教室――
静流が学校に『ブンダースワン』を持って来た次の日。
「どうしたお蘭? やけに機嫌がイイみたいだな?」
「ほっとけ!」
達也のツッコミを適当にあしらい、蘭子がニコニコと満面の笑みを浮かべ、静流の前に来た。
「お静、コレ、なぁんだ♪」
「あ! ブンダースワン! お蘭さんもまだ持ってたの?」
「アタイはつい最近まで、コイツでこれをやってたからな!」
蘭子が見せたソフトは、タイトルは、『ポケットクリーチャー アルティメット・サファイア』であった。
「おいおい、そいつぁ、ポケクリの最新にして最終バージョンじゃねえか?」
達也の発言で、ポケクリのブームはとうに過ぎている事を物語っていた。
「おう。本来ならこのソフトは『ジュンテンドーDS』で動かすんだが、とあるエミュレーターを使ってコイツで動かしてるんだぜ!」ビシッ!
蘭子は、ドヤ顔で静流たちに見せびらかした。
「つまり、非合法って事?」
「お静、それを言ってくれるなよ……」
「確かにあの本体は高いし、入手困難だからな……」
蘭子は、自分のブンダースワンを操作し、『ずかん』を開いた。
「お静、昨日見せてもらったポケクリ、メルクリアとか諸々、アタイのにコピーさせてくれねぇか?」
「僕のは初期の『デルタ』だから、互換性あるかなぁ……」
「不正上等なんだろ? 改造すれば、どうとでもなるさ」
お蘭の申し出に、静流は自分のブンダースワンを起動させ、メルクを呼び出した。
「メルク、お蘭さんの『ずかん』に、メルクたちを加えたいんだけど、イイかな?」
〈それは構わんが、お蘭とやら、図鑑には登録できるじゃろうが、あくまでもプログラムじゃぞ? それでもよいのか?〉
「ああ、頼む! 悪い様にはしない!」
「それなら、放課後にカナメ先輩の所に行くか? 何かアドバイスをもらえるかも知れないし」
◆ ◆ ◆ ◆
桃魔術研究会 第二部室 睦美のオフィス兼カナメのラボ――
放課後、静流は蘭子とカナメのラボを訪ねた。
三年の立川カナメは、睦美や楓花の幼馴染であり、魔導アイテムの研究に関しては、大人顔負けの知識と技術を兼ね備えている。
野次馬に達也とシズム、当然真琴もいる。
「お疲れ様です、睦美先輩」
「やあ諸君、おや? 珍しい取り合わせだな?」
「今日は、カナメ先輩に相談がありまして。先輩は?」
「そこにいるだろう?」クイ
静流に聞かれ、睦美は顎でカナメのいる方を指した。
そこには床に転がって、寝袋で寝ているカナメがいた。
「おい! 静流キュンがお前に用があるってさ、起きろ!」
「う、う~ん、何? 静流キュンやと?」ガバッ
目が覚めたカナメは、寝袋の中でゴソゴソともがいている。
「うわ。イモムシみたい」
「すいませんカナメ先輩、ちょっとご相談が……」
静流がそう言うと、寝袋からしゅぱっと飛び出したカナメ。
「なんや静流キュン、オレとお医者さんごっこしたいんか?」
メガネのズレを直し、カナメが静流の顔を覗き込んだ。
「へ? いいえ、全然違いますっ」
「そんな全力で否定せんでも……オレでも傷つくわな……」
スカイブルーのぼさぼさの髪に丸メガネ、背はひょろっと高く、わずかなふくらみとスカートでかろうじて女性であることを示している。
静流の短期留学時に、サポート用としてオシリスを開発したのは、このカナメである。
「って言う冗談はさておき、何かオモロイ事でもおっぱじめるんか?」
「調子狂うなぁ……って言うか、カナメ先輩って科学実験室の準備室にいましたよね?」
「ああ、追い出されたんや。好き勝手やっとった事がバレてもうてな」
カナメは後頭部を搔きながら、デスクに腰かけた。
「相談と言うのは、コレです」ゴト
静流は、カナメの前にブンダースワンを置いた。
〈カナメ! 私よ、わかる?〉
「むぅ? お前、オシリスか?」
〈そうよぉ。この身体でまた会えるとは思ってなかったわ♪〉
ブンダースワンの画面に、精霊の時の姿のオシリスが、喜々とカナメに話しかけた。
「どう言うカラクリなんや? ゲームソフトに受肉させたんか!?」
〈それは、ワシが説明しよう。ワシはメルクリアじゃ〉
「何や? ケッタイな奴やなぁ」
メルクから説明を聞いたカナメは、理解はしたようだが半信半疑であった。
「何やて? 義足に宿っていた魂を、USBメモリーに移し替えたやと?」
〈うむ。その際の方法を応用したら、様々なものに乗り移れる事が可能となったのじゃ〉
「にわかには信じ難いが、実際目の当たりにしとるからには、事実なんやろな……」
カナメは顎に手をやり、真剣な顔でそう呟いた。
「オシリスをアレに受肉させるのに、エライ苦労したんやぞ? その方法がわかっとったらと思うと、泣けてくるわな……」
〈『禁呪』じゃな? 無茶をしおって〉
「メルクはん、そこはオフレコで頼んますわ……」
カナメがゲーム機に向かって頭を下げている。
「メルクって強いんだね? みんなが頭下げてるんだもん」
シズムは今朝の達也を思い出し、そう言った。
静流は本題の、ゲーム機同士の移動やコピーが可能かをカナメに聞いた。
「おい蘭ちゃん、エミュ使うてムリクリこの旧型に読ませたんか? チャレンジャーやな?」
「仕方ないだろ? DS持ってないんだからよぉ」
「上位互換ではあるから、コピーは可能やろ。ただ、まともに動くかは別やで?」
「構わねえ、頼むよ先輩」
蘭子は手を合わせ、カナメに頼み込む。
静流はそんな蘭子を見て、不思議に思った。
「お蘭さん、そんなに必死なのって、何か事情があるの?」
「ああ。『コミマケ』のイベで『ポケクリバトル』があるんだ! それに出場したい」
「正規のポケクリじゃ、ダメなの?」
静流の疑問に、達也が補足した。
「多分ダメだろうな。奴らは同人のMODとかで魔改造したポケクリを使う。バニラ、つまりノーマルじゃあとても勝負にならないだろうな」
達也の説明のあと、蘭子が右手を握り締め、静流に言った。
「昨日、メルクたちを見てピンと来たんだ。メルクたちなら何とかなりそうだと!」
すると、いきなり会話に睦美が割り込んで来た。
「蘭子クン、『コミマケ』と聞いたが、聞き間違いだったか?」
「書記長? 確かにコミマケって言ったが、何か問題でもあるのか?」
蘭子が不思議そうに睦美を見ている。
「ポケクリは最早、オワコンと言う位置付けだと認識していたのだがな……」
「そうでもないッスよ? 制作会社が倒産した後も、細々と有志で『拡張マップ』とかの同人ソフトを出したりしてたッスから」
「需要が、あるのだな?」
「ある! 少なくともアタイはそう信じてる!」
達也たちとの会話で、睦美は考えを改める事となりそうだ。
「盲点だった……その企画、私にも一枚噛ませてくれ」
「睦美先輩?」
「そうと決まれば全力でバックアップするぞ! クックック」
睦美が急にやる気を出した事に、一抹の不安を覚えた静流。
「バックアップって、具体的に何をするんです?」
「無論、ウチのゲーム開発部門から人を出す! だから、ハード面はカナメ、お前が面倒見ろ!」
「オモロそうやないか、よし、いっちょやったるか!」
結果的に先輩たちを焚きつけてしまった静流たちは、少し後悔していた。
「おい静流、事が大きくなってるぞ? どうすんだ?」コソ
「どうするって言われても、わかんないよ」コソ
隣の桃魔部室から、一人の女生徒が呼ばれた。
「御機嫌よう静流様、と御一同様。 ソフト開発部の3-Cの早乙女素子です」チャ
自己紹介した素子は、真琴に近い深緑の髪を三つ編みおさげにした、ざぁますメガネを掛けた女生徒だった。
「おお。モトちゃんか。ギャルゲー畑がポケクリか?」
「やあカナちゃん。ポケクリに関しては、ちょっと覚えがあってね」チャ
いちいちメガネの位置を気にする仕草は、ニニちゃん先生に似ていた。
「で? どんな魔改造をお望みかしらぁ? ヌフフフ」
静流は、「また面倒な先輩が現れた」と心の中で呟いた。
静流が学校に『ブンダースワン』を持って来た次の日。
「どうしたお蘭? やけに機嫌がイイみたいだな?」
「ほっとけ!」
達也のツッコミを適当にあしらい、蘭子がニコニコと満面の笑みを浮かべ、静流の前に来た。
「お静、コレ、なぁんだ♪」
「あ! ブンダースワン! お蘭さんもまだ持ってたの?」
「アタイはつい最近まで、コイツでこれをやってたからな!」
蘭子が見せたソフトは、タイトルは、『ポケットクリーチャー アルティメット・サファイア』であった。
「おいおい、そいつぁ、ポケクリの最新にして最終バージョンじゃねえか?」
達也の発言で、ポケクリのブームはとうに過ぎている事を物語っていた。
「おう。本来ならこのソフトは『ジュンテンドーDS』で動かすんだが、とあるエミュレーターを使ってコイツで動かしてるんだぜ!」ビシッ!
蘭子は、ドヤ顔で静流たちに見せびらかした。
「つまり、非合法って事?」
「お静、それを言ってくれるなよ……」
「確かにあの本体は高いし、入手困難だからな……」
蘭子は、自分のブンダースワンを操作し、『ずかん』を開いた。
「お静、昨日見せてもらったポケクリ、メルクリアとか諸々、アタイのにコピーさせてくれねぇか?」
「僕のは初期の『デルタ』だから、互換性あるかなぁ……」
「不正上等なんだろ? 改造すれば、どうとでもなるさ」
お蘭の申し出に、静流は自分のブンダースワンを起動させ、メルクを呼び出した。
「メルク、お蘭さんの『ずかん』に、メルクたちを加えたいんだけど、イイかな?」
〈それは構わんが、お蘭とやら、図鑑には登録できるじゃろうが、あくまでもプログラムじゃぞ? それでもよいのか?〉
「ああ、頼む! 悪い様にはしない!」
「それなら、放課後にカナメ先輩の所に行くか? 何かアドバイスをもらえるかも知れないし」
◆ ◆ ◆ ◆
桃魔術研究会 第二部室 睦美のオフィス兼カナメのラボ――
放課後、静流は蘭子とカナメのラボを訪ねた。
三年の立川カナメは、睦美や楓花の幼馴染であり、魔導アイテムの研究に関しては、大人顔負けの知識と技術を兼ね備えている。
野次馬に達也とシズム、当然真琴もいる。
「お疲れ様です、睦美先輩」
「やあ諸君、おや? 珍しい取り合わせだな?」
「今日は、カナメ先輩に相談がありまして。先輩は?」
「そこにいるだろう?」クイ
静流に聞かれ、睦美は顎でカナメのいる方を指した。
そこには床に転がって、寝袋で寝ているカナメがいた。
「おい! 静流キュンがお前に用があるってさ、起きろ!」
「う、う~ん、何? 静流キュンやと?」ガバッ
目が覚めたカナメは、寝袋の中でゴソゴソともがいている。
「うわ。イモムシみたい」
「すいませんカナメ先輩、ちょっとご相談が……」
静流がそう言うと、寝袋からしゅぱっと飛び出したカナメ。
「なんや静流キュン、オレとお医者さんごっこしたいんか?」
メガネのズレを直し、カナメが静流の顔を覗き込んだ。
「へ? いいえ、全然違いますっ」
「そんな全力で否定せんでも……オレでも傷つくわな……」
スカイブルーのぼさぼさの髪に丸メガネ、背はひょろっと高く、わずかなふくらみとスカートでかろうじて女性であることを示している。
静流の短期留学時に、サポート用としてオシリスを開発したのは、このカナメである。
「って言う冗談はさておき、何かオモロイ事でもおっぱじめるんか?」
「調子狂うなぁ……って言うか、カナメ先輩って科学実験室の準備室にいましたよね?」
「ああ、追い出されたんや。好き勝手やっとった事がバレてもうてな」
カナメは後頭部を搔きながら、デスクに腰かけた。
「相談と言うのは、コレです」ゴト
静流は、カナメの前にブンダースワンを置いた。
〈カナメ! 私よ、わかる?〉
「むぅ? お前、オシリスか?」
〈そうよぉ。この身体でまた会えるとは思ってなかったわ♪〉
ブンダースワンの画面に、精霊の時の姿のオシリスが、喜々とカナメに話しかけた。
「どう言うカラクリなんや? ゲームソフトに受肉させたんか!?」
〈それは、ワシが説明しよう。ワシはメルクリアじゃ〉
「何や? ケッタイな奴やなぁ」
メルクから説明を聞いたカナメは、理解はしたようだが半信半疑であった。
「何やて? 義足に宿っていた魂を、USBメモリーに移し替えたやと?」
〈うむ。その際の方法を応用したら、様々なものに乗り移れる事が可能となったのじゃ〉
「にわかには信じ難いが、実際目の当たりにしとるからには、事実なんやろな……」
カナメは顎に手をやり、真剣な顔でそう呟いた。
「オシリスをアレに受肉させるのに、エライ苦労したんやぞ? その方法がわかっとったらと思うと、泣けてくるわな……」
〈『禁呪』じゃな? 無茶をしおって〉
「メルクはん、そこはオフレコで頼んますわ……」
カナメがゲーム機に向かって頭を下げている。
「メルクって強いんだね? みんなが頭下げてるんだもん」
シズムは今朝の達也を思い出し、そう言った。
静流は本題の、ゲーム機同士の移動やコピーが可能かをカナメに聞いた。
「おい蘭ちゃん、エミュ使うてムリクリこの旧型に読ませたんか? チャレンジャーやな?」
「仕方ないだろ? DS持ってないんだからよぉ」
「上位互換ではあるから、コピーは可能やろ。ただ、まともに動くかは別やで?」
「構わねえ、頼むよ先輩」
蘭子は手を合わせ、カナメに頼み込む。
静流はそんな蘭子を見て、不思議に思った。
「お蘭さん、そんなに必死なのって、何か事情があるの?」
「ああ。『コミマケ』のイベで『ポケクリバトル』があるんだ! それに出場したい」
「正規のポケクリじゃ、ダメなの?」
静流の疑問に、達也が補足した。
「多分ダメだろうな。奴らは同人のMODとかで魔改造したポケクリを使う。バニラ、つまりノーマルじゃあとても勝負にならないだろうな」
達也の説明のあと、蘭子が右手を握り締め、静流に言った。
「昨日、メルクたちを見てピンと来たんだ。メルクたちなら何とかなりそうだと!」
すると、いきなり会話に睦美が割り込んで来た。
「蘭子クン、『コミマケ』と聞いたが、聞き間違いだったか?」
「書記長? 確かにコミマケって言ったが、何か問題でもあるのか?」
蘭子が不思議そうに睦美を見ている。
「ポケクリは最早、オワコンと言う位置付けだと認識していたのだがな……」
「そうでもないッスよ? 制作会社が倒産した後も、細々と有志で『拡張マップ』とかの同人ソフトを出したりしてたッスから」
「需要が、あるのだな?」
「ある! 少なくともアタイはそう信じてる!」
達也たちとの会話で、睦美は考えを改める事となりそうだ。
「盲点だった……その企画、私にも一枚噛ませてくれ」
「睦美先輩?」
「そうと決まれば全力でバックアップするぞ! クックック」
睦美が急にやる気を出した事に、一抹の不安を覚えた静流。
「バックアップって、具体的に何をするんです?」
「無論、ウチのゲーム開発部門から人を出す! だから、ハード面はカナメ、お前が面倒見ろ!」
「オモロそうやないか、よし、いっちょやったるか!」
結果的に先輩たちを焚きつけてしまった静流たちは、少し後悔していた。
「おい静流、事が大きくなってるぞ? どうすんだ?」コソ
「どうするって言われても、わかんないよ」コソ
隣の桃魔部室から、一人の女生徒が呼ばれた。
「御機嫌よう静流様、と御一同様。 ソフト開発部の3-Cの早乙女素子です」チャ
自己紹介した素子は、真琴に近い深緑の髪を三つ編みおさげにした、ざぁますメガネを掛けた女生徒だった。
「おお。モトちゃんか。ギャルゲー畑がポケクリか?」
「やあカナちゃん。ポケクリに関しては、ちょっと覚えがあってね」チャ
いちいちメガネの位置を気にする仕草は、ニニちゃん先生に似ていた。
「で? どんな魔改造をお望みかしらぁ? ヌフフフ」
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