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第8章 冬が来る前に
エピソード47-37
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国分尼寺魔導高校 視聴覚室前――
[『メテオ・ブリージング』 作:アーネスト・ボーグナインJr. 展示会場 ]
視聴覚室から少し離れた所に、蘭子は行列の先導をやっていた。
「はーい、これが最終でーす」
『最後尾』というプラカードを持った蘭子が、最後の客を案内し終わった所だった。
「ふぃー、終わったか」
蘭子の背後から、不意に誰かから声がかかる。
「おい、もう終わっちまったのかよ?」
「へ? そうですけど……ん?」
蘭子は声をかけられた者に見おぼえがあった。
「従弟の作品なの。どうにか割り込めないかしら?」
「どうでもイイ。早く案内して」
三人に詰め寄られ、蘭子はダッシュで受付にいる静流たちの所に向かった。
「お待ち下さい! すぐに確認しますっ!」
(あの方だ! 間違いない……)
受付では静流と真琴が、客から整理券を受け取っていた。
「聖オサリバンと聖ドドリアの生徒が目立つわね。さすがに今日は大人しくしてるけど」
「うん。多分アノ絵が『見納め』になるからだろうね」
静流の作品は、文科省の『国宝審査会』にかける事になったようで、オークションには出品されなくなった。
そればかりか、審査会やら何やらの為に、一般公開まではある程度期間を置く事になるので、今日が『見納め』と言う事になると思われる。
向こうから蘭子がバタバタと走って来た。
「おーい、大変だー!」
「蘭ちゃん、お疲れ」
「お蘭さん、お疲れ様」
真琴と静流が、蘭子にねぎらいの言葉をかけた。
「お静! お前、妹だけじゃなくってお姉さんもいたのか?」
「え? いないけど。あ、従姉ならいるけど、はっ!」
状況を察知し、真琴と顔を合わせた静流。
「見に来てくれたんだ! 真琴、ちょっと中の先輩に観覧を少し待ってもらうように頼んでくれる?」
「わかった!」
静流は蘭子が走って来た方にダッシュした。
「よぉ、静坊!」
「フフ。来ちゃった」
「リナ姉! 忍ちゃんと、薫子お姉様!?」
「御機嫌よう、静流♡」
薫子は静流にウインクした。
〔僕だ、ロディ〕
〔お疲れ様です、静流様〕
静流が薫子に変身しているのに、当然ロディは気付いていた。
〔同期と入れ替わりを同時に頼む〕
〔了解です〕
「会いたかったわぁ、静流ゥ♡」
「ぼ、僕もです。薫子お姉様」
薫子は静流を抱きしめると、淡い桃色のオーラが二人を覆った。
「おいおい、なんか生々しいぞ?」
「私も……してあげたい」
同期している二人を眺めていたリナと忍。
するとリナに、蘭子は声をかけた。
「お久しぶりです、アネキ!」
「あ? 何だおめえ?」
「アタイです、蘭子です」
「ん?……おめえ、お蘭、か?」
素に戻った静流が、蘭子とお姉様たちを連れて受付に来た。
それに気づいた真琴が、両手を振ってみんなを迎えた。
「静流! 急いで!」
「わかった。みんな、早く中に」
お姉様たちを中に誘導し、ため息をついた静流。
「ふう。間に合った」
「静流よね? アッチは終わったの?」コソ
「とりあえずね。わがまま言って、後処理を任せてコッチに来ちゃった」コソ
アマンダは気を遣い、静流を学校に行かせた。
他の者が静流の絵が見たいと一斉にゴネ始めたので、アミダくじをやった結果、忍とリナが選ばれ、仕方なく連れて行く事となった。
ココナも後ろ髪を引かれる思いで、しぶしぶ静流を送り出した。
「お静、アネキと知り合いだったのか?」
蘭子が目をキラキラさせ、静流に話しかけて来た。
「お蘭さんこそ、リナ姉と面識があったなんて意外だったな」
「あの方はな、アタイの憧れの人なんだ」
「憧れ?」
「聞いて驚けよ?」
蘭子は手を腰に当て、自慢げに語り始めた。
「あの方はな、『ディグデグ』で255面をクリアした、ただ一人の真のゲーマーだ!」
「ああ、256面は必ずやられるって言うヤツか」
「ウチのほうじゃあ『伝説』を通り越して『神話』になってる。256面を見たのは、リナのアネキしかいねえってな」
最後の観覧が終わったようだ。
「えー、速やかにご退場下さーい! 観覧はこれにて終了となりまーす!」
係に促され、客たちがすくっと立ち上がり、ゾロゾロと列をなして退場していく。
「是非とも我が校に欲しかった……残念です」
「序列で言うとウチなんて、ドベから数えた方が早いもんね……所詮無理ゲーだったのよ」
「女神様の絵も素敵だったけど、思わぬところで静流様の『御尊顔』が拝めたのは、大収穫だったわね。ムフゥ」
実物の静流は、沖田の【結界】により、部外者には特に視認し辛くなっている為、女生徒たちは『自画像』を見た事を言っているのだろう。
最後にリナたちが視聴覚室から出て来た。
静流がお姉様たちに話しかけた。
「どうだった? ね? 大した事ないでしょう?」
「おう。パワーは受け取ったぜ?」
「でも、アレじゃあモノ足りない」
「そうね。生の静流が相手してくれなきゃ、ドキドキ感が味わえないわぁ♡」
お姉様たちには、刺激が足りなかったようだ。
忍が静流に聞いた。
「それより静流、『自画像』は?」
「忍ちゃん、何で知ってるの?」
「前の席の子が話してた」
「正確には『似顔絵』ね。サラにダミーで描いてもらったんだ。体育館はもう撤収し始めてるんじゃないかな?」
「見たい。見たい。見たい……」
「うわぁ、言霊は勘弁してよ、忍ちゃん」
忍がゴネだした。実は駐屯地でもこの調子で静流に迫っていた。
「小さい画面で良ければ、見ます?」
真琴が苦笑いしながら、自分の端末から撮影した自画像を忍に見せた。
「むむっ!?……欲しい」
「え? アノ絵ってそんなにイイ?」
自画像の評価が意外に高い事に驚く静流。
真琴もボソッと呟く。
「私だって、欲しいもん」
「確かに良く描けてるとは思うけど……」
そんな事を話していると、向こうから達也が走って来た。
「おう静流! やったな!」
「何だよ達也、ぶっきらぼうに」
「喜べ! お前の『自画像』、購入希望者が多くてな、オークションにかける事になったぞ!」
「「うえぇ~!?」」
静流は、まさかの展開に面食らった。
「モブオ、オークションには一般人も参加できるの?」
「モブオって俺の事? って言うか誰だよ? このミステリアスなお姉様は?」
静流はお姉様たちを簡単に紹介した。
「ああ。国尼七不思議の『国尼四羽ガラス』の方々でしたか。 って、行方不明じゃなかったのかよ!?」
「しーっ、声が大きい。まだ公には出来ないんだ。達也も黙っててくれよな?」
「そう言うこった。 誰にも言うなよ? お蘭、わかってんな?」ギロ
「へい。コイツが喋らねぇよう、見張っときます」
「言いませんって。おいお蘭、怖い顔すんなって」
忍はどうもオークションに参加したいようだ。
「オークションは午後から、闘技場の特設ステージでやるッス。勿論一般参加も出来ますよ?」
「……絶対、落札する」
忍は右手を握り締め、表情を硬くした。
そんな忍を見て、リナは素朴な疑問を忍にぶつけた。
「忍よぉ、気合入ってんのはわかるが、肝心の金、あるのか?」
「くっ、幾ら必要なんだろ?……今はとりあえず十万ある」
忍が財布を覗き所持金を確認した。
静流は慌てて、忍に詰め寄る。
「絵に十万円? 忍ちゃん、悪い事は言わないから、他の用途に使いなよ?」
「ヤダ、買う。家に戻ればもう少しお金あるし」
忍の意思は固いようだ。
達也が気まずそうに手を挙げた。
「あのう、水を差すようですんませんが、静流の絵の値段、ボーダーで3ケタはカタいと思いますよ?」
「何だって?……百万単位って事?」
「ああ。オークショニアを柳生先輩がやるんだが、予想は3ケタだって言ってたぞ」
「睦美先輩が? 【鑑定】を使ったんなら信憑性は高いか……」
達也の意見を、静流は認めざるを得なかった。
「お金ならある! 雪乃に借りれば!」
「ズラがそんなもんに金を貸すかよ?」
「くぅっ、一旦家に戻って、策を練る必要がある……」
ここまでヒートアップした忍を、静流は見た事が無かった。
[『メテオ・ブリージング』 作:アーネスト・ボーグナインJr. 展示会場 ]
視聴覚室から少し離れた所に、蘭子は行列の先導をやっていた。
「はーい、これが最終でーす」
『最後尾』というプラカードを持った蘭子が、最後の客を案内し終わった所だった。
「ふぃー、終わったか」
蘭子の背後から、不意に誰かから声がかかる。
「おい、もう終わっちまったのかよ?」
「へ? そうですけど……ん?」
蘭子は声をかけられた者に見おぼえがあった。
「従弟の作品なの。どうにか割り込めないかしら?」
「どうでもイイ。早く案内して」
三人に詰め寄られ、蘭子はダッシュで受付にいる静流たちの所に向かった。
「お待ち下さい! すぐに確認しますっ!」
(あの方だ! 間違いない……)
受付では静流と真琴が、客から整理券を受け取っていた。
「聖オサリバンと聖ドドリアの生徒が目立つわね。さすがに今日は大人しくしてるけど」
「うん。多分アノ絵が『見納め』になるからだろうね」
静流の作品は、文科省の『国宝審査会』にかける事になったようで、オークションには出品されなくなった。
そればかりか、審査会やら何やらの為に、一般公開まではある程度期間を置く事になるので、今日が『見納め』と言う事になると思われる。
向こうから蘭子がバタバタと走って来た。
「おーい、大変だー!」
「蘭ちゃん、お疲れ」
「お蘭さん、お疲れ様」
真琴と静流が、蘭子にねぎらいの言葉をかけた。
「お静! お前、妹だけじゃなくってお姉さんもいたのか?」
「え? いないけど。あ、従姉ならいるけど、はっ!」
状況を察知し、真琴と顔を合わせた静流。
「見に来てくれたんだ! 真琴、ちょっと中の先輩に観覧を少し待ってもらうように頼んでくれる?」
「わかった!」
静流は蘭子が走って来た方にダッシュした。
「よぉ、静坊!」
「フフ。来ちゃった」
「リナ姉! 忍ちゃんと、薫子お姉様!?」
「御機嫌よう、静流♡」
薫子は静流にウインクした。
〔僕だ、ロディ〕
〔お疲れ様です、静流様〕
静流が薫子に変身しているのに、当然ロディは気付いていた。
〔同期と入れ替わりを同時に頼む〕
〔了解です〕
「会いたかったわぁ、静流ゥ♡」
「ぼ、僕もです。薫子お姉様」
薫子は静流を抱きしめると、淡い桃色のオーラが二人を覆った。
「おいおい、なんか生々しいぞ?」
「私も……してあげたい」
同期している二人を眺めていたリナと忍。
するとリナに、蘭子は声をかけた。
「お久しぶりです、アネキ!」
「あ? 何だおめえ?」
「アタイです、蘭子です」
「ん?……おめえ、お蘭、か?」
素に戻った静流が、蘭子とお姉様たちを連れて受付に来た。
それに気づいた真琴が、両手を振ってみんなを迎えた。
「静流! 急いで!」
「わかった。みんな、早く中に」
お姉様たちを中に誘導し、ため息をついた静流。
「ふう。間に合った」
「静流よね? アッチは終わったの?」コソ
「とりあえずね。わがまま言って、後処理を任せてコッチに来ちゃった」コソ
アマンダは気を遣い、静流を学校に行かせた。
他の者が静流の絵が見たいと一斉にゴネ始めたので、アミダくじをやった結果、忍とリナが選ばれ、仕方なく連れて行く事となった。
ココナも後ろ髪を引かれる思いで、しぶしぶ静流を送り出した。
「お静、アネキと知り合いだったのか?」
蘭子が目をキラキラさせ、静流に話しかけて来た。
「お蘭さんこそ、リナ姉と面識があったなんて意外だったな」
「あの方はな、アタイの憧れの人なんだ」
「憧れ?」
「聞いて驚けよ?」
蘭子は手を腰に当て、自慢げに語り始めた。
「あの方はな、『ディグデグ』で255面をクリアした、ただ一人の真のゲーマーだ!」
「ああ、256面は必ずやられるって言うヤツか」
「ウチのほうじゃあ『伝説』を通り越して『神話』になってる。256面を見たのは、リナのアネキしかいねえってな」
最後の観覧が終わったようだ。
「えー、速やかにご退場下さーい! 観覧はこれにて終了となりまーす!」
係に促され、客たちがすくっと立ち上がり、ゾロゾロと列をなして退場していく。
「是非とも我が校に欲しかった……残念です」
「序列で言うとウチなんて、ドベから数えた方が早いもんね……所詮無理ゲーだったのよ」
「女神様の絵も素敵だったけど、思わぬところで静流様の『御尊顔』が拝めたのは、大収穫だったわね。ムフゥ」
実物の静流は、沖田の【結界】により、部外者には特に視認し辛くなっている為、女生徒たちは『自画像』を見た事を言っているのだろう。
最後にリナたちが視聴覚室から出て来た。
静流がお姉様たちに話しかけた。
「どうだった? ね? 大した事ないでしょう?」
「おう。パワーは受け取ったぜ?」
「でも、アレじゃあモノ足りない」
「そうね。生の静流が相手してくれなきゃ、ドキドキ感が味わえないわぁ♡」
お姉様たちには、刺激が足りなかったようだ。
忍が静流に聞いた。
「それより静流、『自画像』は?」
「忍ちゃん、何で知ってるの?」
「前の席の子が話してた」
「正確には『似顔絵』ね。サラにダミーで描いてもらったんだ。体育館はもう撤収し始めてるんじゃないかな?」
「見たい。見たい。見たい……」
「うわぁ、言霊は勘弁してよ、忍ちゃん」
忍がゴネだした。実は駐屯地でもこの調子で静流に迫っていた。
「小さい画面で良ければ、見ます?」
真琴が苦笑いしながら、自分の端末から撮影した自画像を忍に見せた。
「むむっ!?……欲しい」
「え? アノ絵ってそんなにイイ?」
自画像の評価が意外に高い事に驚く静流。
真琴もボソッと呟く。
「私だって、欲しいもん」
「確かに良く描けてるとは思うけど……」
そんな事を話していると、向こうから達也が走って来た。
「おう静流! やったな!」
「何だよ達也、ぶっきらぼうに」
「喜べ! お前の『自画像』、購入希望者が多くてな、オークションにかける事になったぞ!」
「「うえぇ~!?」」
静流は、まさかの展開に面食らった。
「モブオ、オークションには一般人も参加できるの?」
「モブオって俺の事? って言うか誰だよ? このミステリアスなお姉様は?」
静流はお姉様たちを簡単に紹介した。
「ああ。国尼七不思議の『国尼四羽ガラス』の方々でしたか。 って、行方不明じゃなかったのかよ!?」
「しーっ、声が大きい。まだ公には出来ないんだ。達也も黙っててくれよな?」
「そう言うこった。 誰にも言うなよ? お蘭、わかってんな?」ギロ
「へい。コイツが喋らねぇよう、見張っときます」
「言いませんって。おいお蘭、怖い顔すんなって」
忍はどうもオークションに参加したいようだ。
「オークションは午後から、闘技場の特設ステージでやるッス。勿論一般参加も出来ますよ?」
「……絶対、落札する」
忍は右手を握り締め、表情を硬くした。
そんな忍を見て、リナは素朴な疑問を忍にぶつけた。
「忍よぉ、気合入ってんのはわかるが、肝心の金、あるのか?」
「くっ、幾ら必要なんだろ?……今はとりあえず十万ある」
忍が財布を覗き所持金を確認した。
静流は慌てて、忍に詰め寄る。
「絵に十万円? 忍ちゃん、悪い事は言わないから、他の用途に使いなよ?」
「ヤダ、買う。家に戻ればもう少しお金あるし」
忍の意思は固いようだ。
達也が気まずそうに手を挙げた。
「あのう、水を差すようですんませんが、静流の絵の値段、ボーダーで3ケタはカタいと思いますよ?」
「何だって?……百万単位って事?」
「ああ。オークショニアを柳生先輩がやるんだが、予想は3ケタだって言ってたぞ」
「睦美先輩が? 【鑑定】を使ったんなら信憑性は高いか……」
達也の意見を、静流は認めざるを得なかった。
「お金ならある! 雪乃に借りれば!」
「ズラがそんなもんに金を貸すかよ?」
「くぅっ、一旦家に戻って、策を練る必要がある……」
ここまでヒートアップした忍を、静流は見た事が無かった。
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