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第7章 木枯らしに抱かれて
エピソード41-14
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生徒会室―― 月曜日 放課後
静流は帰りのHRが終わるなり、真琴、シズムを連れ、生徒会室に急行した。
コンコン「失礼します」ガラッ
静流たちが入って来ると、いつものように睦美は「あのポーズ」で静流を迎えた。
「やぁ静流キュン、オーディション、上手くいったみたいだね?」
「どこまで掴んでるんです?」
「シズムは無事採用で、キミが『ミフネ・エンタープライゼス』でバイトをする事になった、と言う所までかな?」
「流石は情報通。ほとんど全て、ですね」
静流は、睦美の情報網の広さに、感心を通り越して呆れるほどであった。
「睦美先輩!確認したい事があります!」
「ど、どうしたんだね静流キュン、ちょっと怒っている様に見えるのだが?」
静流のあまり見せない態度に、睦美は少々ビビッた。
「サムライレンジャーの件、先輩は知ってたんですか?」
「アメリカから、映像権の売買のオファーが来てるやつかい?」
「そうです。おととい、ある筋から聞いたんですけど」
睦美は、「何だその事か」と言う、余裕を感じる趣であった。
「ああ、あの件か。上手くいったようで何よりだ」
「何で僕に相談してくれなかったんですか?」
「理由はふたつ。ひとつは時間的な問題。イイかい?アメリカと言う国はね、一度チャンスを逃すと、もう訪れない事がほとんどだ。まさに、『タイム・イズ・マネー』なのだよ、静流キュン」
「で、もう一つは?」
「勿論、サプライズさ。どうかな? 驚いたろう?」
「驚いたも何も、常軌を逸してます!」
「ククク。こんなもの、まだ余興に過ぎんよ」
「まだ何かあるんですか?」
「もう少し待ってくれ。悪いようにはしない」
まだ含みがある様な言い草から、静流は先が思いやられた。
「リリィさんに聞いたら、今後の方針はまだらしいですが」
「映像権というか、原作とか原案に近い扱いになる、と私は踏んでいるよ」
「確かに。アレをそのままやっても、お子様にウケる要素がありませんからね」
「うむ。もっとアチラの都合に寄った改変を要求されるんだろうね」
静流は、もう一つの件について睦美に聞いた。
「新作ライダーの件はどう言う経緯だったんです?」
「ソッチはいたってシンプルだね。黒魔のファンサイトに中映からメールが来て、新作ライダーの公募に出したいと言うからOKしておいた。そうしたら採用したとの知らせがあってね。いろいろと取り決めをコッチでやっておいたよ」
「向こうの契約担当が『手際がイイ』って褒めてましたよ?」
「そうかい? 実はね、結果をミサたちで止めてあって、後輩クン達にはまだ言ってないんだ」
「そんな、可哀そうですよ」
「他でもない、キミから伝えてもらった方が、彼女たちも喜ぶ、と思ってね?」
「意地が悪いんだか、なんだかなぁ……」
静流は、睦美の『指導者』と呼ぶにふさわしい力量や統率力に、ただ脱帽した。
「さぁ、早く伝えてあげたまえ」
「わかりました。では失礼します」
三人は生徒会室を出ると、黒魔の部室に向かった。
◆ ◆ ◆ ◆
黒魔術同好会部室――
「こんにちは、白黒ミサ先輩」
「いらっしゃませ、静流様」ザッ
静流が入るなり、部員全員がゴールを決めた時のビスマルクのように、片膝を突いた。
白黒ミサはうやうやしく頭を下げた。
「だから、もう、そうゆうやつ止めません?」
「すいません、つい癖で」
挨拶が終わると、部員たちは静流に一礼し、先ほどまでやっていたと思われる作業に戻って行った。
「おとといはお疲れ様でした。それで、今日来たのはですね……」ヒソヒソ
「あ奴らの労をねぎらいにですか。おい、荒木・姫野コンビ、ちょっと来なさい」
「はい、何でしょう?」
黒ミサが後輩ズを呼んだ。
「あ、せんぱぁい、チィッス」
「どうしたんですぅ?」
後輩ズは何で呼ばれたか、まだ分かっていないようだ。
「二人に、あげたいものがあるんだ」
「え? 何でしょう?」
「勾玉はこの間もらったし?」
静流はカバンから写真を二枚出し、後輩ズに渡した。
「うげぇ? こ、これって!? まさか」
「CG、じゃないですよね?」
後輩ズは渡された写真を見て、目が飛び出そうになっている。
「こ、これ、8823と、ダッシュ7ですよね?」
「そう。キミたちがデザインした8823と、サラがデザインしたダッシュ7だ」
後輩ズは、まだ状況を把握出来ていないようだ。
「おめでとう! キミたちのデザインした『無免ライダー8823』が採用されて、今度やる特番『無免ライダー・レジェンド』に、ゲスト出演する事になったんだ!」
「「な……何ですってぇぇぇ!?」」
「うほぉぉぉ!」パチパチパチパチ
それを聞いて、周りの仲間たちが拍手している。
後輩ズが少し落ち着いた所で、経緯を説明する静流。
「……って事で、チョイ役なんだけど、キミたちの8823が出る事になった、ってわけ」
「未だに……信じられません」
「コスチューム担当の人が、細部まで良く描けてたって褒めてたよ」
「はうぅ。あり難き幸せ」
静流はうんうんと頷き、後輩ズは抱き合って喜んだ。
「私らはもう少し前に知らされてたんだが、書記長に止められててな」
「静流様に伝えて頂いた方が、嬉しさも数倍に跳ね上がるでしょうから」
白黒ミサが、後輩ズの肩をポンと叩き、そう言った。
「お前たち、一応言っておくが、版権は『黒魔』だからな。悪く思わんでくれよ?」
「も、勿論ですよ。あとサラ・リーマンにもお礼を言わないと」
「それは僕から言っとくよ。『サムライレンジャー』の方もスゴい事になってるんだぞ?」
後輩ズにサムライレンジャーの件をかいつまんで説明した。
「うはぁ、スゴいじゃないですか、全米が泣きますね」
「全米が、アングラのドス黒いオーラで包まれるんですか? ムフゥ」
「こらこら、そう言う方向にはならないと思うよ。あくまでこっちの設定は『二次創作』扱いなんだから」
静流がそう言うと、後輩ズは寂しそうに言った。
「先輩は、それでイイんですか?」
「ちょっと、悔しいです」
後輩ズが納得いってない顔で静流を見ると、
「そっちの方が、僕的には都合がイイの。アレは実戦用なんだから、万人ウケするハズ、ないでしょ?」
「でもぉ!……先輩がそう言うのなら、良しとします」
「ただ、本当のファンは、どちらが本物か、わかっていますから」
「ありがとう。そう言ってもらえると楽になるよ」
静流も、心のどこかでは引っ掛かる所があったのだろう。
「そうか、今、サラに念話してみよっか?」
「今、ですか?」
「えと、今が4時だと、向こうは夜の10時頃か。消灯ギリギリだな」
静流はサラに念話した。
〔サラ、今晩は〕
〔し、静流、様?〕
〔もう消灯だよね、手短に報告したいんだけど〕
〔は、はい。何でしょうか?〕
念話を受けたサラは、まさにベッドに入った所だった。
ルームメイトのナギサが、テンパっているサラに気付いた。
〔静流様、今晩は〕
〔ナギサか。今晩は〕
〔まぁ、静流様ったら大胆。就寝前のピロートークですの?〕
〔違います。きわめて事務的な報告です〕
〔冗談ですよぉ。そんな冷たくあしらわなくても……〕
〔それは置いといて、サラ、実はね……〕
静流は要点をかいつまんでサラに説明した。
〔ええっ!? それは本当なのですか?〕
〔スゴいじゃないのサラ! やったわね〕
〔はひぃぃ、何が何だか、わかりません〕
サラは静流から聞いた事を繰り返し頭で理解しようとしているが、回転が追い付かないようだ。
そして、意外なゲストが念話に割り込んだ。
〔サラ先輩、お疲れ様ですぅ〕
〔私たちの作品が、評価されたんですよ?〕
〔メメちゃんにノノちゃん? そちらもよかったね〕
〔静流様の後輩さん達ね。おめでとう〕
〔ありがとうございます、ナギサさん〕
報告が終わり、念話を切ろうとした静流に、サラが言った。
〔静流様、お願いがあります〕
〔何だい? サラ〕
〔私を褒めて、下さい〕
サラは勇気を振り絞って静流に頼んだ。
〔サラ、良くやったね。おめでとう〕
〔ふぁぅぅ。寝られるかな? 今夜〕
念話が終わり、静流は後輩ズに言った。
「お疲れ様。サラも喜んでたね」
「先輩、私たちにも、お願いします」
そう言うと後輩ズは揃って頭を静流に向けた。
「はいはい。よくやったねキミたち、おーよしよし」
「「ぴゃ、ぴゃるるぅ~ん」」
後輩ズは頭を撫でられ、目を細めてうめいた。
静流は帰りのHRが終わるなり、真琴、シズムを連れ、生徒会室に急行した。
コンコン「失礼します」ガラッ
静流たちが入って来ると、いつものように睦美は「あのポーズ」で静流を迎えた。
「やぁ静流キュン、オーディション、上手くいったみたいだね?」
「どこまで掴んでるんです?」
「シズムは無事採用で、キミが『ミフネ・エンタープライゼス』でバイトをする事になった、と言う所までかな?」
「流石は情報通。ほとんど全て、ですね」
静流は、睦美の情報網の広さに、感心を通り越して呆れるほどであった。
「睦美先輩!確認したい事があります!」
「ど、どうしたんだね静流キュン、ちょっと怒っている様に見えるのだが?」
静流のあまり見せない態度に、睦美は少々ビビッた。
「サムライレンジャーの件、先輩は知ってたんですか?」
「アメリカから、映像権の売買のオファーが来てるやつかい?」
「そうです。おととい、ある筋から聞いたんですけど」
睦美は、「何だその事か」と言う、余裕を感じる趣であった。
「ああ、あの件か。上手くいったようで何よりだ」
「何で僕に相談してくれなかったんですか?」
「理由はふたつ。ひとつは時間的な問題。イイかい?アメリカと言う国はね、一度チャンスを逃すと、もう訪れない事がほとんどだ。まさに、『タイム・イズ・マネー』なのだよ、静流キュン」
「で、もう一つは?」
「勿論、サプライズさ。どうかな? 驚いたろう?」
「驚いたも何も、常軌を逸してます!」
「ククク。こんなもの、まだ余興に過ぎんよ」
「まだ何かあるんですか?」
「もう少し待ってくれ。悪いようにはしない」
まだ含みがある様な言い草から、静流は先が思いやられた。
「リリィさんに聞いたら、今後の方針はまだらしいですが」
「映像権というか、原作とか原案に近い扱いになる、と私は踏んでいるよ」
「確かに。アレをそのままやっても、お子様にウケる要素がありませんからね」
「うむ。もっとアチラの都合に寄った改変を要求されるんだろうね」
静流は、もう一つの件について睦美に聞いた。
「新作ライダーの件はどう言う経緯だったんです?」
「ソッチはいたってシンプルだね。黒魔のファンサイトに中映からメールが来て、新作ライダーの公募に出したいと言うからOKしておいた。そうしたら採用したとの知らせがあってね。いろいろと取り決めをコッチでやっておいたよ」
「向こうの契約担当が『手際がイイ』って褒めてましたよ?」
「そうかい? 実はね、結果をミサたちで止めてあって、後輩クン達にはまだ言ってないんだ」
「そんな、可哀そうですよ」
「他でもない、キミから伝えてもらった方が、彼女たちも喜ぶ、と思ってね?」
「意地が悪いんだか、なんだかなぁ……」
静流は、睦美の『指導者』と呼ぶにふさわしい力量や統率力に、ただ脱帽した。
「さぁ、早く伝えてあげたまえ」
「わかりました。では失礼します」
三人は生徒会室を出ると、黒魔の部室に向かった。
◆ ◆ ◆ ◆
黒魔術同好会部室――
「こんにちは、白黒ミサ先輩」
「いらっしゃませ、静流様」ザッ
静流が入るなり、部員全員がゴールを決めた時のビスマルクのように、片膝を突いた。
白黒ミサはうやうやしく頭を下げた。
「だから、もう、そうゆうやつ止めません?」
「すいません、つい癖で」
挨拶が終わると、部員たちは静流に一礼し、先ほどまでやっていたと思われる作業に戻って行った。
「おとといはお疲れ様でした。それで、今日来たのはですね……」ヒソヒソ
「あ奴らの労をねぎらいにですか。おい、荒木・姫野コンビ、ちょっと来なさい」
「はい、何でしょう?」
黒ミサが後輩ズを呼んだ。
「あ、せんぱぁい、チィッス」
「どうしたんですぅ?」
後輩ズは何で呼ばれたか、まだ分かっていないようだ。
「二人に、あげたいものがあるんだ」
「え? 何でしょう?」
「勾玉はこの間もらったし?」
静流はカバンから写真を二枚出し、後輩ズに渡した。
「うげぇ? こ、これって!? まさか」
「CG、じゃないですよね?」
後輩ズは渡された写真を見て、目が飛び出そうになっている。
「こ、これ、8823と、ダッシュ7ですよね?」
「そう。キミたちがデザインした8823と、サラがデザインしたダッシュ7だ」
後輩ズは、まだ状況を把握出来ていないようだ。
「おめでとう! キミたちのデザインした『無免ライダー8823』が採用されて、今度やる特番『無免ライダー・レジェンド』に、ゲスト出演する事になったんだ!」
「「な……何ですってぇぇぇ!?」」
「うほぉぉぉ!」パチパチパチパチ
それを聞いて、周りの仲間たちが拍手している。
後輩ズが少し落ち着いた所で、経緯を説明する静流。
「……って事で、チョイ役なんだけど、キミたちの8823が出る事になった、ってわけ」
「未だに……信じられません」
「コスチューム担当の人が、細部まで良く描けてたって褒めてたよ」
「はうぅ。あり難き幸せ」
静流はうんうんと頷き、後輩ズは抱き合って喜んだ。
「私らはもう少し前に知らされてたんだが、書記長に止められててな」
「静流様に伝えて頂いた方が、嬉しさも数倍に跳ね上がるでしょうから」
白黒ミサが、後輩ズの肩をポンと叩き、そう言った。
「お前たち、一応言っておくが、版権は『黒魔』だからな。悪く思わんでくれよ?」
「も、勿論ですよ。あとサラ・リーマンにもお礼を言わないと」
「それは僕から言っとくよ。『サムライレンジャー』の方もスゴい事になってるんだぞ?」
後輩ズにサムライレンジャーの件をかいつまんで説明した。
「うはぁ、スゴいじゃないですか、全米が泣きますね」
「全米が、アングラのドス黒いオーラで包まれるんですか? ムフゥ」
「こらこら、そう言う方向にはならないと思うよ。あくまでこっちの設定は『二次創作』扱いなんだから」
静流がそう言うと、後輩ズは寂しそうに言った。
「先輩は、それでイイんですか?」
「ちょっと、悔しいです」
後輩ズが納得いってない顔で静流を見ると、
「そっちの方が、僕的には都合がイイの。アレは実戦用なんだから、万人ウケするハズ、ないでしょ?」
「でもぉ!……先輩がそう言うのなら、良しとします」
「ただ、本当のファンは、どちらが本物か、わかっていますから」
「ありがとう。そう言ってもらえると楽になるよ」
静流も、心のどこかでは引っ掛かる所があったのだろう。
「そうか、今、サラに念話してみよっか?」
「今、ですか?」
「えと、今が4時だと、向こうは夜の10時頃か。消灯ギリギリだな」
静流はサラに念話した。
〔サラ、今晩は〕
〔し、静流、様?〕
〔もう消灯だよね、手短に報告したいんだけど〕
〔は、はい。何でしょうか?〕
念話を受けたサラは、まさにベッドに入った所だった。
ルームメイトのナギサが、テンパっているサラに気付いた。
〔静流様、今晩は〕
〔ナギサか。今晩は〕
〔まぁ、静流様ったら大胆。就寝前のピロートークですの?〕
〔違います。きわめて事務的な報告です〕
〔冗談ですよぉ。そんな冷たくあしらわなくても……〕
〔それは置いといて、サラ、実はね……〕
静流は要点をかいつまんでサラに説明した。
〔ええっ!? それは本当なのですか?〕
〔スゴいじゃないのサラ! やったわね〕
〔はひぃぃ、何が何だか、わかりません〕
サラは静流から聞いた事を繰り返し頭で理解しようとしているが、回転が追い付かないようだ。
そして、意外なゲストが念話に割り込んだ。
〔サラ先輩、お疲れ様ですぅ〕
〔私たちの作品が、評価されたんですよ?〕
〔メメちゃんにノノちゃん? そちらもよかったね〕
〔静流様の後輩さん達ね。おめでとう〕
〔ありがとうございます、ナギサさん〕
報告が終わり、念話を切ろうとした静流に、サラが言った。
〔静流様、お願いがあります〕
〔何だい? サラ〕
〔私を褒めて、下さい〕
サラは勇気を振り絞って静流に頼んだ。
〔サラ、良くやったね。おめでとう〕
〔ふぁぅぅ。寝られるかな? 今夜〕
念話が終わり、静流は後輩ズに言った。
「お疲れ様。サラも喜んでたね」
「先輩、私たちにも、お願いします」
そう言うと後輩ズは揃って頭を静流に向けた。
「はいはい。よくやったねキミたち、おーよしよし」
「「ぴゃ、ぴゃるるぅ~ん」」
後輩ズは頭を撫でられ、目を細めてうめいた。
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