118 / 590
第5章 夏の終わりのハーモニー
エピソード35-14
しおりを挟む
露天風呂 混浴エリア ――
静流たちは混浴エリアに着いた。
昼間に行った時の隣の、女湯側に。
「そう言えば昼間、ココに何人入ったの?」
「えーっと、6人だっけ?」
「ぎゅうぎゅうじゃないか」
「元々一人ずつなのにね」
今は3人なので、多少余裕がある。
「全く、あの人たちってば、大人なのか子供なのか、わからないや」
「静流がそうさせてるんだよ? わからない?」
「それって、僕に精神年齢を合わせてくれてるって事?」
「みんな、若返ってるんだよ」
そんな事を話していると、美千留が展望ガラスのシャッターに手を掛けた。
「しず兄、開けるよ!」ガララ
シャッターを開けると、夜空には満点の星空が広がった。
「うわぁ、スゴい。天然のプラネタリウムだな」
「この景色観れただけでも、ココに来た甲斐があったわね」
暫しの沈黙のあと、静流は真琴に聞いた。
「どうだった? 少しは楽しめたか?」
「うん。イイ思い出になったよ」
真琴は星を観ながら、静流にそう言った。
静流は伸びをして、壁にもたれかかった。
「うーん。今年の夏休みは、特に濃かったなぁ」
「留学から帰って来て、すぐに冒険だったもんね」
「伯母さんや薫子お姉様とか、薫さん達にも会えたし、父さんの手がかりも見つかったしね」
「しず兄、私もお姉様に会ってみたいな」
「大丈夫。直ぐ会えるよ。驚くぞ?同族だぞ?」
「お父さんにも、会えるかな?」
「父さんの件も近いうちに進展がありそうなんだ」
静流が嬉しそうに美千留に語っている様子を見て、真琴は溜息をついた。
「静流……あまり遠くに行かないでよ」
「え? どこにも行かないよ」
「どうだか。結構寂しかったんだぞう?」つん
真琴は指で静流をつついた。
「悪かったよ。これで、埋め合わせ出来たろう?」
「そういう事にしておくわ」
暫く三人で星を眺めていた。その時、
「いやぁ、久しぶりに盛大にイッたなぁ。一人でするのとエライ違いですよね?」
「私なんて、ざっと50年ぶりかしら? 臨界点突破は」
「お姉さんが悔しがるんじゃないすか? こんな事があったと知ったら」
「まぁね。でもあの人には絶対言わないのよ? 今夜の『至福の一夜』の事は」
「枯れ木が潤ったのなら、めでたいではないか。ハハハ」
「だまらっしゃい!」
ぞろぞろと団体客が入って来たと思ったら、三人部屋で寝かせたはずの少佐、リリィ、イク姉だった。
「うわ。向こうで声が聞こえるのって、アマンダさんたちだよね?」
「そうみたい。回復早すぎ?」
「ヤバいな、もう出ようか?」
「でも、今出ると見つかっちゃうよ?」
「どうかな? 潜水で行けば、夜だし、わからないんじゃない?」
三人でこの局面をどう乗り越えようかと相談していると、
「イエーイ! 楽しんでるぅ?」ブブブ
何と、ブラムがオマルのような小型のスワンボートに変身したロディに乗ってこちらに近付いて来ている。
「しめた! この騒ぎに乗じてココを出るぞ」
「「わかった!」」
ブラムが混浴エリアに近付くと、静流が手招きした。
「おいブラム! 僕たちを乗せて脱衣所の方まで行ってくれ!」
「え? うわぁ、キレイなひとぉ」
「静流様、お乗り下さい」グイーン
ロディは、4人乗りのオマル型ジェットスキーに変身した。
「さあ、乗って」
「アナタ、シズル様なの? スッゴイ美人さんじゃない?」
「ちょっとね。しばらくしたら、元に戻るよ」
「行くよ! それ」ブワァー!
静流はみんなが乗った事を確認すると、おもむろにスロットルを開けた。
ロディのオマル型ジェットスキーは、水しぶきならぬお湯しぶきを上げ、猛烈に加速した。
「ん? あれって、昼間の……ってダッシュ6が運転してるわよ!?」
「ここ、お風呂だよね?」
「私も乗りたいぞ! 早く代われ!」
ギャラリーがそんな事を言っているのも完全無視で、入口に急行する静流。
ものの数十秒で到着した。
「助かったよロディ、ブラムも」
「よくわかんないけど、お役に立ったみたいね」
ロディから降りた静流は、すかさず脱衣所に向かった。
「ふう、助かった。とりあえず浴衣を着ないと」
「結構面白かったよ」
「そうね。スリルはあったかも?」
三人は手早く浴衣を着て、髪も乾かぬうちに脱衣所を出た。
「まだ髪乾いてないよぉ」
「部屋で乾かせばイイだろ?」
「わかってないなぁ、髪は女の命なんだよ?」
◆ ◆ ◆ ◆
402号室 ―― 深夜
その後はこれと言ったトラブルも無く、無事に402号室に着いた。
部屋のドライヤーで、美千留と真琴が交代で髪を乾かしている。
「次、しず兄。コッチ来て!」
「イイよ僕は。その内乾くよ」
「ダメ! 枝毛になっちゃう」
「ほら、観念しなさい」
「わかったよ。座ればイイの?」
そう言った真琴に、ドレッサーの椅子に半ば強引に座らされた静流。
ドライヤーを持つ美千留と、ブラシを持つ真琴。
二人のドライヤー・アンド・ブラシが、静流の髪を見る見るうちに乾かしていく。
そしてデフォルトの縦ロールにブローされていく。
「しかし、うらやましいわね、このサラサラヘアー」
「何も手入れしないでこの髪質、はぁ、私の苦労がバカみたいじゃん!」
まるで美容院の客みたいに成すがままになっている静流。
「結構気持ちイイな。髪の毛とかしてもらうのって」
「そう思うんだったら、これから毎日、わたしの髪もとかして」
「そんな技術ないよ、イイのか? 僕みたいにボサボサになっても」
「それは、困る」
「そうそう。それでイイんだよ」
髪が乾き、一息ついた三人。
「ふう。危なかった。捕まったら『ワカメ酒』とかやらされそうだったな」
「さすが軍人ね。【状態異常】に耐える特訓でもやってるのかしら?」
「でも、全員じゃなかったよ」
「そうね。レヴィさんや澪さんなんかは、事務系なのかな?」
「でもあの部隊って、みんな人型兵器に乗ってるはずなんだけどなぁ」
「佳乃さんも起きなかったね」
「佳乃さんは泥酔状態だったでしょ?」
「まあイイか。さてっと、寝るか?」
402号室は二人部屋であるので、例によって二つのベッドを連結させた。
「真ん中はしず兄ね。早く来てよ」
「くどく言っとくけど、いつ元に戻るかわからないんだからな?」
「それがイイんじゃない。ほら早くぅ」
「もう、知らないからな。とう!」
静流は勢いよく二人の間に飛び込んだ。
「きゃあ! んもう、静流ったら」
「むふぅ。イイ匂い」
「確かにイイ匂いね。同じボディーソープ使ったのに?」
二人に匂いを嗅がれ、顔を赤くする静流。
「ちょっと二人共、くすぐったいよ」
「実にけしからん胸じゃ! こうしてくれよう」むにゅぅ
「ひゃん! こら、止めなさい美千留」
「お客さん、感度良好でげすねぇ?」ぷにゅぅ
二人はからかい半分で静流の胸を揉みしだいた。
「止めてって、くふぅ、ヤバいって、もう」
「よいではないか」
「体は正直よのう。止めないでと言うておる」
「あっ、くぅ、もうダメぇ」
顔を紅潮させ、悶えている静流に、二人は愛おしさを感じていた。
「私たちの愛撫も、捨てたもんじゃないわね?」
「イイぞ、このままイッてしまえ!」
「あふぅーん」
そう言ってのけ反る静流。すると全身が桃色のオーラに包まれた。
オーラが無くなると、そこには浴衣をはだけ、上半身裸の元に戻った静流だった。
昇天したのか、気を失っている。
「イッたら、元に戻っちゃったね?」
「でも、気持ちよさそうに寝てるよ、静流の奴」
二人は、静流に寄り添うようにして眠った。
静流たちは混浴エリアに着いた。
昼間に行った時の隣の、女湯側に。
「そう言えば昼間、ココに何人入ったの?」
「えーっと、6人だっけ?」
「ぎゅうぎゅうじゃないか」
「元々一人ずつなのにね」
今は3人なので、多少余裕がある。
「全く、あの人たちってば、大人なのか子供なのか、わからないや」
「静流がそうさせてるんだよ? わからない?」
「それって、僕に精神年齢を合わせてくれてるって事?」
「みんな、若返ってるんだよ」
そんな事を話していると、美千留が展望ガラスのシャッターに手を掛けた。
「しず兄、開けるよ!」ガララ
シャッターを開けると、夜空には満点の星空が広がった。
「うわぁ、スゴい。天然のプラネタリウムだな」
「この景色観れただけでも、ココに来た甲斐があったわね」
暫しの沈黙のあと、静流は真琴に聞いた。
「どうだった? 少しは楽しめたか?」
「うん。イイ思い出になったよ」
真琴は星を観ながら、静流にそう言った。
静流は伸びをして、壁にもたれかかった。
「うーん。今年の夏休みは、特に濃かったなぁ」
「留学から帰って来て、すぐに冒険だったもんね」
「伯母さんや薫子お姉様とか、薫さん達にも会えたし、父さんの手がかりも見つかったしね」
「しず兄、私もお姉様に会ってみたいな」
「大丈夫。直ぐ会えるよ。驚くぞ?同族だぞ?」
「お父さんにも、会えるかな?」
「父さんの件も近いうちに進展がありそうなんだ」
静流が嬉しそうに美千留に語っている様子を見て、真琴は溜息をついた。
「静流……あまり遠くに行かないでよ」
「え? どこにも行かないよ」
「どうだか。結構寂しかったんだぞう?」つん
真琴は指で静流をつついた。
「悪かったよ。これで、埋め合わせ出来たろう?」
「そういう事にしておくわ」
暫く三人で星を眺めていた。その時、
「いやぁ、久しぶりに盛大にイッたなぁ。一人でするのとエライ違いですよね?」
「私なんて、ざっと50年ぶりかしら? 臨界点突破は」
「お姉さんが悔しがるんじゃないすか? こんな事があったと知ったら」
「まぁね。でもあの人には絶対言わないのよ? 今夜の『至福の一夜』の事は」
「枯れ木が潤ったのなら、めでたいではないか。ハハハ」
「だまらっしゃい!」
ぞろぞろと団体客が入って来たと思ったら、三人部屋で寝かせたはずの少佐、リリィ、イク姉だった。
「うわ。向こうで声が聞こえるのって、アマンダさんたちだよね?」
「そうみたい。回復早すぎ?」
「ヤバいな、もう出ようか?」
「でも、今出ると見つかっちゃうよ?」
「どうかな? 潜水で行けば、夜だし、わからないんじゃない?」
三人でこの局面をどう乗り越えようかと相談していると、
「イエーイ! 楽しんでるぅ?」ブブブ
何と、ブラムがオマルのような小型のスワンボートに変身したロディに乗ってこちらに近付いて来ている。
「しめた! この騒ぎに乗じてココを出るぞ」
「「わかった!」」
ブラムが混浴エリアに近付くと、静流が手招きした。
「おいブラム! 僕たちを乗せて脱衣所の方まで行ってくれ!」
「え? うわぁ、キレイなひとぉ」
「静流様、お乗り下さい」グイーン
ロディは、4人乗りのオマル型ジェットスキーに変身した。
「さあ、乗って」
「アナタ、シズル様なの? スッゴイ美人さんじゃない?」
「ちょっとね。しばらくしたら、元に戻るよ」
「行くよ! それ」ブワァー!
静流はみんなが乗った事を確認すると、おもむろにスロットルを開けた。
ロディのオマル型ジェットスキーは、水しぶきならぬお湯しぶきを上げ、猛烈に加速した。
「ん? あれって、昼間の……ってダッシュ6が運転してるわよ!?」
「ここ、お風呂だよね?」
「私も乗りたいぞ! 早く代われ!」
ギャラリーがそんな事を言っているのも完全無視で、入口に急行する静流。
ものの数十秒で到着した。
「助かったよロディ、ブラムも」
「よくわかんないけど、お役に立ったみたいね」
ロディから降りた静流は、すかさず脱衣所に向かった。
「ふう、助かった。とりあえず浴衣を着ないと」
「結構面白かったよ」
「そうね。スリルはあったかも?」
三人は手早く浴衣を着て、髪も乾かぬうちに脱衣所を出た。
「まだ髪乾いてないよぉ」
「部屋で乾かせばイイだろ?」
「わかってないなぁ、髪は女の命なんだよ?」
◆ ◆ ◆ ◆
402号室 ―― 深夜
その後はこれと言ったトラブルも無く、無事に402号室に着いた。
部屋のドライヤーで、美千留と真琴が交代で髪を乾かしている。
「次、しず兄。コッチ来て!」
「イイよ僕は。その内乾くよ」
「ダメ! 枝毛になっちゃう」
「ほら、観念しなさい」
「わかったよ。座ればイイの?」
そう言った真琴に、ドレッサーの椅子に半ば強引に座らされた静流。
ドライヤーを持つ美千留と、ブラシを持つ真琴。
二人のドライヤー・アンド・ブラシが、静流の髪を見る見るうちに乾かしていく。
そしてデフォルトの縦ロールにブローされていく。
「しかし、うらやましいわね、このサラサラヘアー」
「何も手入れしないでこの髪質、はぁ、私の苦労がバカみたいじゃん!」
まるで美容院の客みたいに成すがままになっている静流。
「結構気持ちイイな。髪の毛とかしてもらうのって」
「そう思うんだったら、これから毎日、わたしの髪もとかして」
「そんな技術ないよ、イイのか? 僕みたいにボサボサになっても」
「それは、困る」
「そうそう。それでイイんだよ」
髪が乾き、一息ついた三人。
「ふう。危なかった。捕まったら『ワカメ酒』とかやらされそうだったな」
「さすが軍人ね。【状態異常】に耐える特訓でもやってるのかしら?」
「でも、全員じゃなかったよ」
「そうね。レヴィさんや澪さんなんかは、事務系なのかな?」
「でもあの部隊って、みんな人型兵器に乗ってるはずなんだけどなぁ」
「佳乃さんも起きなかったね」
「佳乃さんは泥酔状態だったでしょ?」
「まあイイか。さてっと、寝るか?」
402号室は二人部屋であるので、例によって二つのベッドを連結させた。
「真ん中はしず兄ね。早く来てよ」
「くどく言っとくけど、いつ元に戻るかわからないんだからな?」
「それがイイんじゃない。ほら早くぅ」
「もう、知らないからな。とう!」
静流は勢いよく二人の間に飛び込んだ。
「きゃあ! んもう、静流ったら」
「むふぅ。イイ匂い」
「確かにイイ匂いね。同じボディーソープ使ったのに?」
二人に匂いを嗅がれ、顔を赤くする静流。
「ちょっと二人共、くすぐったいよ」
「実にけしからん胸じゃ! こうしてくれよう」むにゅぅ
「ひゃん! こら、止めなさい美千留」
「お客さん、感度良好でげすねぇ?」ぷにゅぅ
二人はからかい半分で静流の胸を揉みしだいた。
「止めてって、くふぅ、ヤバいって、もう」
「よいではないか」
「体は正直よのう。止めないでと言うておる」
「あっ、くぅ、もうダメぇ」
顔を紅潮させ、悶えている静流に、二人は愛おしさを感じていた。
「私たちの愛撫も、捨てたもんじゃないわね?」
「イイぞ、このままイッてしまえ!」
「あふぅーん」
そう言ってのけ反る静流。すると全身が桃色のオーラに包まれた。
オーラが無くなると、そこには浴衣をはだけ、上半身裸の元に戻った静流だった。
昇天したのか、気を失っている。
「イッたら、元に戻っちゃったね?」
「でも、気持ちよさそうに寝てるよ、静流の奴」
二人は、静流に寄り添うようにして眠った。
0
お気に入りに追加
62
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
マッサージ
えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。
背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。
僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
体育座りでスカートを汚してしまったあの日々
yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。
【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる