60 / 154
第参章 失いゆく、日常――秘密の花園編。
陸拾話 葛藤、其の参。
しおりを挟む
「アリサの財団が管理してる秘湯なのよ? 訳ありでアリサも良く行ったりなのよ? Familyで羽根を伸ばすと良いのよ? 誕生日が台なしだったのよ? だから代わりなのよ?」
「あらあら。よろしいのでして?」
「当然なのよ?」
ソファーにうつ伏せに寝っ転がったまま、俺たちに背を向けて気怠そうに話すアリサ。
折角の記念日――最妃の誕生日がノウの所為で台なしになった。
もしか気を遣って作ってくれたとか?
だがな――。
何処其処の温泉とか施設案内すらも載ってない、単なる紙切れに直筆で書く意味は、ナニ?
コレはあれか?
肩叩き券とか言う、貧乏なおガキ様が良く使う、感謝の証に偽装する親孝行的なモノなのか?
何故だか知らんが、胡散臭さが妙に半端ないんだけどな?
だが、俺も大概な大人だからな?
ココで突っ込むのは勘弁しておいてやんよ、アリサ。
「双子組はめっさ喜ぶだろうな、コレ。ものっそい胡散臭いってのは、ひとまず置いといてな」
「ですわね、彼方」
「――アリサ、お昼まだなのよ?」
あ。今、意図的に話逸らしやがったな、アリサ?
「あら、いけません⁉︎ 直ぐにご用意致しますわ!」
悪怯れもせず堂々と我儘を宣うアリサの為に、最妃は両手を打つと足早にキッチンへと向かう。
「相変わらず図々しいにも程度があんぞ? 似非小学生!」
「喧しいのよ? 久しぶりの最妃姉さんの手料理なのよ? 昨日からなのよ? ずっと我慢してたのよ?」
「ちょ、どんだけ⁉︎」
「お昼ご飯、早く寄越すのよ?」
ソファーにうつ伏せのまま手でシッシ。
ヒトん家でもお構いなしに暴虐無人のアリサだった。
ま、誤魔化したい気持ちは解るがな?
俺も小さい頃にオカンに作ってやった思い出があるからな。
金持ちの割に良い歳して手作りの券だもんな。
今の態度から察するに、顔が真っ赤なん違うか?
大概、恥ずかしいんだろ、なぁ、アリサ?
ぷっ、容姿だけでなく、頭も遂に小学生化かよ。
「けっ、勝手にしろ。……んじゃ、俺は双子組と店番代わってくるわ」
「義兄さん、頑張るのよ?」
寝っ転がったまま、ヒラヒラと手を振るアリサ。
「だーかーらー、さっきからのその態度、ナニ⁉︎」
相変わらず遠慮って言うもんを知らんのな?
昔から俺に接する時だけは、いつもこんな調子だ。
今日は輪をかけて酷いけども。
ただ、こんなだらしなく怠い姿は、俺家族以外には絶対に見せない。
俺は双子組を呼びにリビングをあとにした。
「取り敢えず俺に任せて、ゆっくり飯を食ってこい」
店に戻るなり双子組を呼びつけ昼休憩に出す。
「パパ、よろー」
「ママの美味しいご飯~♪」
背景にお花が舞う程のルンルン気分な双子組。
「うーむ……俺は最早、まぢに要らん子だな、コレ」
店内を見やると午前中に混雑してた修理など、その全てが完璧に完了していた。
伝票などもやり残しがないかとか確認するも、全てが完璧に分かりやすく処理されていた。
「双子組、なんて怖ろしい子!?」
する事が全くない俺はカウンターに腰掛け、お客が来るまで呆けっとするしかなかったり。
閉店時間になり、俺店を片付ける俺と双子組。
俺は店頭に並べていた軽快車を、店内に次々と片していく。
未来は本日の売り上げ精算を、未来的痛伊達眼鏡でメガネ、クイッ! と、香ばしいポーズをしながらテキパキと熟す。
アイは床掃除をした後でゴミを纏めたりと、細々した事までキッチリやってくれていた。
最後に俺店のシャッターを閉めて鍵を掛け、無事に閉店作業が完了だ。
「いやー、今日は特に忙しかったね、パパ!」
「アイも修理ばっかりで……結構、大変だったよ」
「お疲れ。ホント、いつも助かってるよ」
「んじゃさ、パパ。ご褒美として、ボクの洗髪フルセットで」
「お姉ちゃんばっか、ずっる~いっ! アイもアイも!」
「ヘイヘイ。確かに今日はめっさ忙しかったからな? 特別ボーナスってヤツで引き受けてやろう!」
母屋に向かう途中で約束させられる俺。
感謝の気持ちを込めて、愛しい愛娘二人の頭をグシャグシャと撫でてやる。
「イェイ!」「やった!」
本日の売上が入った重い袋を持ってニンマリする未来と、両手にゴミ袋を引っ提げてケラケラ笑うアイ。
――俺、大概に幸せモノなのかもな、うん。
「お疲れなのよ? 晩ご飯にするのよ?」
リビングに戻ると、ソファーに寝っ転んでテレビを見る、だらけ切った異国の似非小学生に出迎えられた。
しかも、キッチリ晩ご飯まで催促するんかい!
「あらあら。ご苦労さまです、彼方。未来にアイも良い子ね、ご飯に致しましょう」
最妃がリビングのテーブルに料理を運びながら、俺や双子組を出迎えて、和やかに労ってくれる。
「りょ!」「はーい」
返事をした双子組は、売上の入った重い袋とゴミ袋を片付ける為に、一旦、リビングをあとにする。
「ふぅ……ふあぁ~」
俺はテーブルの椅子に腰掛けると、両腕を伸ばし欠伸しながら大きな背伸びをした。
効率も能率も手際すら完璧な双子組のお陰で、俺の負担が減って随分と楽になった。
つまり、することがなさ過ぎて、逆に疲れたんだよ。
「双子組に強請られて洗髪フルセットだとよ?」
「あらあら。いつまで経ってもお子様ですわね。なら、大浴場の方で皆でご一緒致しましょう。当然、私もご一緒に。――アリサもそれで良くって?」
「アリサも義兄さんと一緒でOkなのよ? いっつも小学生って馬鹿にするのよ? アリサのBig tits、容赦なく見せつけてやるのよ?」
アリサは双丘を両手でグイッと持ち上げて、俺的お至宝をアピールするとドヤ顔で宣う。
「あらあら。アリサも変に意地っ張りですわね?」
「アリサの俺的お至宝だけは、まぢに認めてんよ。だがな? 言動に態度、容姿は大概な小学生だろが?」
「喧しいのよ? くっくっく、目にモノ見るが良いのよ?」
俺居城に遊びに来るといつも座るゲスト席を、最妃の横に持ってきてドカリと座ったあと、テーブルに俺的お至宝を載せて更にアピール。
俺を見やって不適切な笑顔で鼻を鳴らす。
アリサ、どんだけ小学生扱いされた無いの!
斗家特有の変な風習は、俺義妹のアリサも平気。
俺に裸を晒すことへの抵抗感がまるで無いのだ。
実は最妃と結婚した頃に、伏木家の諸事情で俺達の元へと身を寄せていたことがそれなりにある。
本当の家族のように一緒に過ごしたことで、最妃と俺電波に毒され、こんな残念な子になったわけで……。
「お食事が終わったら、お湯を張って参りますわ」
「ヘイヘイ」
「アリサは美幼女なのよ? 義兄さんはお◯ぱい星人なのよ? 嬉しいクセになのよ?」
「あえて否定はせん」「否定しろなのよ?」
そーいや、アリサは構ってちゃんだったっけ?
最妃にいっつもべったり張り付いてたな。
未来が生まれてからは、俺にべったりだったしな。
脳裏を過ぎる懐かしき思い出に、ほっこりする俺。
「ボクもお腹空いたー」「早くご飯なのよ?」
アリサと漫才してる間に、双子組が戻って来た。
自分の席に速攻で座って待つ未来と、最妃の手伝いをして料理を運んで来るアイ。
見た目中学生な姪っ子と、見た目小学生な叔母は、精神年齢が基本同じ。
一歳未満のアイの方が、未来よりよっぽどお姉さんだな。
そして、やっぱりホラーな絵面だな。
―――――――――― つづく。
「あらあら。よろしいのでして?」
「当然なのよ?」
ソファーにうつ伏せに寝っ転がったまま、俺たちに背を向けて気怠そうに話すアリサ。
折角の記念日――最妃の誕生日がノウの所為で台なしになった。
もしか気を遣って作ってくれたとか?
だがな――。
何処其処の温泉とか施設案内すらも載ってない、単なる紙切れに直筆で書く意味は、ナニ?
コレはあれか?
肩叩き券とか言う、貧乏なおガキ様が良く使う、感謝の証に偽装する親孝行的なモノなのか?
何故だか知らんが、胡散臭さが妙に半端ないんだけどな?
だが、俺も大概な大人だからな?
ココで突っ込むのは勘弁しておいてやんよ、アリサ。
「双子組はめっさ喜ぶだろうな、コレ。ものっそい胡散臭いってのは、ひとまず置いといてな」
「ですわね、彼方」
「――アリサ、お昼まだなのよ?」
あ。今、意図的に話逸らしやがったな、アリサ?
「あら、いけません⁉︎ 直ぐにご用意致しますわ!」
悪怯れもせず堂々と我儘を宣うアリサの為に、最妃は両手を打つと足早にキッチンへと向かう。
「相変わらず図々しいにも程度があんぞ? 似非小学生!」
「喧しいのよ? 久しぶりの最妃姉さんの手料理なのよ? 昨日からなのよ? ずっと我慢してたのよ?」
「ちょ、どんだけ⁉︎」
「お昼ご飯、早く寄越すのよ?」
ソファーにうつ伏せのまま手でシッシ。
ヒトん家でもお構いなしに暴虐無人のアリサだった。
ま、誤魔化したい気持ちは解るがな?
俺も小さい頃にオカンに作ってやった思い出があるからな。
金持ちの割に良い歳して手作りの券だもんな。
今の態度から察するに、顔が真っ赤なん違うか?
大概、恥ずかしいんだろ、なぁ、アリサ?
ぷっ、容姿だけでなく、頭も遂に小学生化かよ。
「けっ、勝手にしろ。……んじゃ、俺は双子組と店番代わってくるわ」
「義兄さん、頑張るのよ?」
寝っ転がったまま、ヒラヒラと手を振るアリサ。
「だーかーらー、さっきからのその態度、ナニ⁉︎」
相変わらず遠慮って言うもんを知らんのな?
昔から俺に接する時だけは、いつもこんな調子だ。
今日は輪をかけて酷いけども。
ただ、こんなだらしなく怠い姿は、俺家族以外には絶対に見せない。
俺は双子組を呼びにリビングをあとにした。
「取り敢えず俺に任せて、ゆっくり飯を食ってこい」
店に戻るなり双子組を呼びつけ昼休憩に出す。
「パパ、よろー」
「ママの美味しいご飯~♪」
背景にお花が舞う程のルンルン気分な双子組。
「うーむ……俺は最早、まぢに要らん子だな、コレ」
店内を見やると午前中に混雑してた修理など、その全てが完璧に完了していた。
伝票などもやり残しがないかとか確認するも、全てが完璧に分かりやすく処理されていた。
「双子組、なんて怖ろしい子!?」
する事が全くない俺はカウンターに腰掛け、お客が来るまで呆けっとするしかなかったり。
閉店時間になり、俺店を片付ける俺と双子組。
俺は店頭に並べていた軽快車を、店内に次々と片していく。
未来は本日の売り上げ精算を、未来的痛伊達眼鏡でメガネ、クイッ! と、香ばしいポーズをしながらテキパキと熟す。
アイは床掃除をした後でゴミを纏めたりと、細々した事までキッチリやってくれていた。
最後に俺店のシャッターを閉めて鍵を掛け、無事に閉店作業が完了だ。
「いやー、今日は特に忙しかったね、パパ!」
「アイも修理ばっかりで……結構、大変だったよ」
「お疲れ。ホント、いつも助かってるよ」
「んじゃさ、パパ。ご褒美として、ボクの洗髪フルセットで」
「お姉ちゃんばっか、ずっる~いっ! アイもアイも!」
「ヘイヘイ。確かに今日はめっさ忙しかったからな? 特別ボーナスってヤツで引き受けてやろう!」
母屋に向かう途中で約束させられる俺。
感謝の気持ちを込めて、愛しい愛娘二人の頭をグシャグシャと撫でてやる。
「イェイ!」「やった!」
本日の売上が入った重い袋を持ってニンマリする未来と、両手にゴミ袋を引っ提げてケラケラ笑うアイ。
――俺、大概に幸せモノなのかもな、うん。
「お疲れなのよ? 晩ご飯にするのよ?」
リビングに戻ると、ソファーに寝っ転んでテレビを見る、だらけ切った異国の似非小学生に出迎えられた。
しかも、キッチリ晩ご飯まで催促するんかい!
「あらあら。ご苦労さまです、彼方。未来にアイも良い子ね、ご飯に致しましょう」
最妃がリビングのテーブルに料理を運びながら、俺や双子組を出迎えて、和やかに労ってくれる。
「りょ!」「はーい」
返事をした双子組は、売上の入った重い袋とゴミ袋を片付ける為に、一旦、リビングをあとにする。
「ふぅ……ふあぁ~」
俺はテーブルの椅子に腰掛けると、両腕を伸ばし欠伸しながら大きな背伸びをした。
効率も能率も手際すら完璧な双子組のお陰で、俺の負担が減って随分と楽になった。
つまり、することがなさ過ぎて、逆に疲れたんだよ。
「双子組に強請られて洗髪フルセットだとよ?」
「あらあら。いつまで経ってもお子様ですわね。なら、大浴場の方で皆でご一緒致しましょう。当然、私もご一緒に。――アリサもそれで良くって?」
「アリサも義兄さんと一緒でOkなのよ? いっつも小学生って馬鹿にするのよ? アリサのBig tits、容赦なく見せつけてやるのよ?」
アリサは双丘を両手でグイッと持ち上げて、俺的お至宝をアピールするとドヤ顔で宣う。
「あらあら。アリサも変に意地っ張りですわね?」
「アリサの俺的お至宝だけは、まぢに認めてんよ。だがな? 言動に態度、容姿は大概な小学生だろが?」
「喧しいのよ? くっくっく、目にモノ見るが良いのよ?」
俺居城に遊びに来るといつも座るゲスト席を、最妃の横に持ってきてドカリと座ったあと、テーブルに俺的お至宝を載せて更にアピール。
俺を見やって不適切な笑顔で鼻を鳴らす。
アリサ、どんだけ小学生扱いされた無いの!
斗家特有の変な風習は、俺義妹のアリサも平気。
俺に裸を晒すことへの抵抗感がまるで無いのだ。
実は最妃と結婚した頃に、伏木家の諸事情で俺達の元へと身を寄せていたことがそれなりにある。
本当の家族のように一緒に過ごしたことで、最妃と俺電波に毒され、こんな残念な子になったわけで……。
「お食事が終わったら、お湯を張って参りますわ」
「ヘイヘイ」
「アリサは美幼女なのよ? 義兄さんはお◯ぱい星人なのよ? 嬉しいクセになのよ?」
「あえて否定はせん」「否定しろなのよ?」
そーいや、アリサは構ってちゃんだったっけ?
最妃にいっつもべったり張り付いてたな。
未来が生まれてからは、俺にべったりだったしな。
脳裏を過ぎる懐かしき思い出に、ほっこりする俺。
「ボクもお腹空いたー」「早くご飯なのよ?」
アリサと漫才してる間に、双子組が戻って来た。
自分の席に速攻で座って待つ未来と、最妃の手伝いをして料理を運んで来るアイ。
見た目中学生な姪っ子と、見た目小学生な叔母は、精神年齢が基本同じ。
一歳未満のアイの方が、未来よりよっぽどお姉さんだな。
そして、やっぱりホラーな絵面だな。
―――――――――― つづく。
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
虐げられた令嬢、ペネロペの場合
キムラましゅろう
ファンタジー
ペネロペは世に言う虐げられた令嬢だ。
幼い頃に母を亡くし、突然やってきた継母とその後生まれた異母妹にこき使われる毎日。
父は無関心。洋服は使用人と同じくお仕着せしか持っていない。
まぁ元々婚約者はいないから異母妹に横取りされる事はないけれど。
可哀想なペネロペ。でもきっといつか、彼女にもここから救い出してくれる運命の王子様が……なんて現れるわけないし、現れなくてもいいとペネロペは思っていた。何故なら彼女はちっとも困っていなかったから。
1話完結のショートショートです。
虐げられた令嬢達も裏でちゃっかり仕返しをしていて欲しい……
という願望から生まれたお話です。
ゆるゆる設定なのでゆるゆるとお読みいただければ幸いです。
R15は念のため。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
その幼女、巨乳につき。〜世界を震撼させるアブソリュートな双丘を身に宿す者――その名はナイチチ〜 ――はい? ∑(゚Д゚)
されど電波おやぢは妄想を騙る
ファンタジー
たゆんたゆんでなく、ばいんばいんな七歳の幼女であるナイチチは、実はあらゆる意味で最強の盾を身に宿すシールダーだった。
愉快な仲間二人をお供に連れて訪れていた森の奥で、偶々、魔物に囲まれて瀕死に追い込まれていた、珍しい棒を必死に握り締め生死の境を息を荒げ堪えていた青年タダヒトの窮地を救うことになる――。
魔法少女ってマジカルなのか? ――で、俺、惨状? そんな俺は社畜ブサメン瓶底メガネキモオタク。愛と夢と希望をブチ壊し世界の危機に立ち向かう?
されど電波おやぢは妄想を騙る
SF
極平凡で、ありふれた、良くある、日常の風景――。
朝起きて、準備して、仕事に出掛ける。
俺にしてもいつも通りで、他の誰とも何も変わらない――筈だった。
気付いた時には、既に手遅れだった。
運命の歯車が突如大きく、歪み、狂い、絡みあって――まるで破滅へと誘うかのように、今日、この日、たった今――目の前で動き出したのだ――。
そして俺は――戦うことを強いられる。
何故か――『魔法少女』として?
※一部、改稿しました。
ぞんびぃ・ぱにつく 〜アンタらは既に死んでいる〜
されど電波おやぢは妄想を騙る
SF
数週間前、無数の巨大な隕石が地球に飛来し衝突すると言った、人類史上かつてないSFさながらの大惨事が起きる。
一部のカルト信仰な人々は、神の鉄槌が下されたとかなんとかと大騒ぎするのだが……。
その大いなる厄災によって甚大な被害を受けた世界に畳み掛けるが如く、更なる未曾有の危機が世界規模で発生した!
パンデミック――感染爆発が起きたのだ!
地球上に蔓延る微生物――要は細菌が襲来した隕石によって突然変異をさせられ、生き残った人類や生物に猛威を振い、絶滅へと追いやったのだ――。
幸運と言って良いのか……突然変異した菌に耐性のある一握りの極一部。
僅かな人類や生物は生き残ることができた。
唯一、正しく生きていると呼べる人間が辛うじて存在する。
――俺だ。
だがしかし、助かる見込みは万に一つも絶対にないと言える――絶望的な状況。
世紀末、或いは暗黒世界――デイストピアさながらの様相と化したこの過酷な世界で、俺は終わりを迎えるその日が来るまで、今日もしがなく生き抜いていく――。
生ける屍と化した、愉快なゾンビらと共に――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる