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第一五幕。
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村外れとは言っていたが、そう遠く離れていないので、直ぐに目的地に辿り着く。
「お邪魔する」
武具屋の扉を開けて中に入ると、正面には無愛想なドワーフ族の爺さんが腰掛けて、見事な工芸品のパイプを燻らせていた。
「店主。済まないが、私に合いそうな剣を一本、見繕って欲しい」
その店主に、来た用件を述べた私。
手元にある剣が一本だけでは、少し不安だったのが此処に来た理由だ。
しかし、剣の良し悪しなんて、当然、私には解らない。
そんな時は店の人に聴いてみるのが一番手取り早いからそうした迄だった。
「――若造、今、なんつった? 剣だと?」
燻らせていたパイプを置いて、あからさまに不機嫌面で私を睨んだ。
「あ、ああ……万一にでも折れた時の予備としてな。良さそうなのはあるかな、店主?」
少し怖かったが、用件の理由を慌てて継ぎ足す。
「――おい、鑑定士を揶揄うのは止めろ、若造。いま、折れるとか吐かしやがったか? 冗談は大概にしろ! 追い出すぞ!」
机を両手で叩き、勢い良く立ち上がって激昂する店主。
「――は? か、揶揄って等いないぞ、私は?」
そんなつもりは毛頭無かったので、急にその様に言われて驚いてしまった私。
怒らせてしまった原因についても、当然、私には全く解らない。
「なぁ、若造。その腰の剣はな、どう見たって宝剣――伝説級を超える一振りにしか見えん! 其奴が折れる様な魔物と遣り合うってんなら、残念だがウチの武具では間に合わんぞ?」
狼狽する私を一瞥し、椅子に座り直すと、またパイプを燻らせて不機嫌そうに言ってくる店主だった。
「――そうなのか?」
今、宝剣とか伝説級とか言って無かったか? これが? 嘘でしょ?
「腰の剣もだがな、防具にしてもだ。使用者に合わせて自動的に適合する様になっているばかりか、オリハルコンやアダマンタイトを惜し気も無く素材に使って、劣化防止に硬度強化迄されてんじゃねぇか? もしもそれ以上のを出せと言われたら話にならんわ!」
更に不機嫌そうに続ける店主。
「――そ、そうなのか?」
防具も⁉︎ 世辞にしては、やたらと機嫌悪いし。
「それにな、若造。着込んでる外套にしてもだ、あらゆる状態異常を無効化する魔法処理が付与されてる究極の仕立てだぞ? 特に耐火性能は他の追従を許さない、群を抜く程のな?」
パイプを咥えたまま、仰々しく両手を広げて肩を竦める。
激昂を通り越して呆れている様な物言いの店主だった。
「――そ、そんなに凄いのか⁉︎」
外套って……この鎧の上に羽織ってるローブの事か? これもなのか?
「若造の装備はな、金でどうこう出来る様な代物じゃねぇのが解るんだよ! 簡単に言うと、伝説級を遥かに超える装備だよ、全部がな? ――さぞ名のある勇者が持つに相応しい程にな? それこそ、前人未到の迷宮の奥深くに眠るお宝にしても、そこ迄の代物は稀じゃねぇのか? 目を疑ったぞ?」
机に両肘をついた姿勢で顎を乗せ、目を細め睨んでくる店主。
「知らなかった……」
気圧されて、つい、本音を呟いた私。
「あくまでも白を切るか若造。ならば何処で手に入れたかは聴かん。大体、それだけの装備を持ってて、まだ必要とは――若造、何と戦うつもりだ?」
顎の両手をお手上げ状態に広げ、呆れる様に言ってくる店主だった。
「――魔王?」
一応、言い方が疑問形ではあるが、本当の事を伝える私。
実際には会っていない私なので、本当に魔王かどうかは定かでは無い。
王宮に居るのが影武者、或いは手下かも側近かも知れない。
それらの可能性を踏まえた、正直な本音を含む返答だった。
「はっ、言うに事欠いて魔王ときたか。そりゃ、流石の勇者でも、それだけの装備で固めても不安にはなるわな」
完全にお手上げ状態だと言わんばかりに、嘲笑った店主。
「あのさ、紅?」「知らぬ」
何故にそんな物が置いてあったのか聴こうとした私に、一言で一刀両断の紅だった。
「若造、ウチで若造に出せるのは、ギリギリでコレくらいだな? それでも足元にも及ばないがな? ――済まんな」
椅子から立ち上がり、店の棚に脚を運ぶ店主。
飾ってあった鞘に収まる一本の剣を手に取ると、自嘲気味に苦笑いを携え、柄の部分を私に向けて手渡してきた。
「店主、断じて揶揄う等と言った他意は無かったんだ――私が無知なのが悪かった。不快にさせて本当に済まない。不敬を働いた詫びの代わりと言っては失礼になり、恥の上塗りになるかもしれないんだが……色々教えてくれた店主に感謝する意味も含み、この剣を戴く事にする。――幾らかな?」
鞘を持って雑に突き出すのでは無く、大切にしているのが解る持ち方でそっと外し、柄の方を、態々、私に向けて手渡してきた店主だったからだ。
無骨な物言いだが、自身の手掛けた物に対する情熱は伝わってきた。
それを、知らぬ事とはいえ私は、愚弄し踏み躙ってしまった。
意図せずに不快にさせてしまった事を、深々と頭を下げて詫びる私。
「――若造、足元にも及ばないと言ったんだ。それでも金貨千枚はくだらない品だぞ? 謝礼を含んだ情報量としても、役立たずに等しい品に些か法外過ぎだろう? 普通は値切るもんだぞ」
「良いんだ、店主。――金貨千枚だな? 私の足元を見ずに正直に指南してくれた人柄に対しても礼を尽くし、千五百で買い取ろう。――どうか今後も宜しく頼む」
そう伝え、革袋を机に置いて金貨を取り出していく。
「――ほ、本気か⁉︎ り、竜巫女様は宜しいのか?」
初めて狼狽した店主は、紅に助けを求める様に尋ねた。
「主人が良いと言っておるのだ。妻たる儂は黙って従う迄よの。――受け取っておけ店主」
紅の意見は肯定でも否定でも無い、私のする事全てに賛同するだけと言う。
「――そこ迄言うのであれば……受け取らざるを得ないな」
机に金貨を積み上げ支払いを済ますと、鍛治師に深々と頭を下げられた。
そうして、新たに手に入れた剣を帯刀して武具屋を後にした――。
――――――――――
気になる続きはCMの後!
チャンネルは、そのまま!(笑)
「お邪魔する」
武具屋の扉を開けて中に入ると、正面には無愛想なドワーフ族の爺さんが腰掛けて、見事な工芸品のパイプを燻らせていた。
「店主。済まないが、私に合いそうな剣を一本、見繕って欲しい」
その店主に、来た用件を述べた私。
手元にある剣が一本だけでは、少し不安だったのが此処に来た理由だ。
しかし、剣の良し悪しなんて、当然、私には解らない。
そんな時は店の人に聴いてみるのが一番手取り早いからそうした迄だった。
「――若造、今、なんつった? 剣だと?」
燻らせていたパイプを置いて、あからさまに不機嫌面で私を睨んだ。
「あ、ああ……万一にでも折れた時の予備としてな。良さそうなのはあるかな、店主?」
少し怖かったが、用件の理由を慌てて継ぎ足す。
「――おい、鑑定士を揶揄うのは止めろ、若造。いま、折れるとか吐かしやがったか? 冗談は大概にしろ! 追い出すぞ!」
机を両手で叩き、勢い良く立ち上がって激昂する店主。
「――は? か、揶揄って等いないぞ、私は?」
そんなつもりは毛頭無かったので、急にその様に言われて驚いてしまった私。
怒らせてしまった原因についても、当然、私には全く解らない。
「なぁ、若造。その腰の剣はな、どう見たって宝剣――伝説級を超える一振りにしか見えん! 其奴が折れる様な魔物と遣り合うってんなら、残念だがウチの武具では間に合わんぞ?」
狼狽する私を一瞥し、椅子に座り直すと、またパイプを燻らせて不機嫌そうに言ってくる店主だった。
「――そうなのか?」
今、宝剣とか伝説級とか言って無かったか? これが? 嘘でしょ?
「腰の剣もだがな、防具にしてもだ。使用者に合わせて自動的に適合する様になっているばかりか、オリハルコンやアダマンタイトを惜し気も無く素材に使って、劣化防止に硬度強化迄されてんじゃねぇか? もしもそれ以上のを出せと言われたら話にならんわ!」
更に不機嫌そうに続ける店主。
「――そ、そうなのか?」
防具も⁉︎ 世辞にしては、やたらと機嫌悪いし。
「それにな、若造。着込んでる外套にしてもだ、あらゆる状態異常を無効化する魔法処理が付与されてる究極の仕立てだぞ? 特に耐火性能は他の追従を許さない、群を抜く程のな?」
パイプを咥えたまま、仰々しく両手を広げて肩を竦める。
激昂を通り越して呆れている様な物言いの店主だった。
「――そ、そんなに凄いのか⁉︎」
外套って……この鎧の上に羽織ってるローブの事か? これもなのか?
「若造の装備はな、金でどうこう出来る様な代物じゃねぇのが解るんだよ! 簡単に言うと、伝説級を遥かに超える装備だよ、全部がな? ――さぞ名のある勇者が持つに相応しい程にな? それこそ、前人未到の迷宮の奥深くに眠るお宝にしても、そこ迄の代物は稀じゃねぇのか? 目を疑ったぞ?」
机に両肘をついた姿勢で顎を乗せ、目を細め睨んでくる店主。
「知らなかった……」
気圧されて、つい、本音を呟いた私。
「あくまでも白を切るか若造。ならば何処で手に入れたかは聴かん。大体、それだけの装備を持ってて、まだ必要とは――若造、何と戦うつもりだ?」
顎の両手をお手上げ状態に広げ、呆れる様に言ってくる店主だった。
「――魔王?」
一応、言い方が疑問形ではあるが、本当の事を伝える私。
実際には会っていない私なので、本当に魔王かどうかは定かでは無い。
王宮に居るのが影武者、或いは手下かも側近かも知れない。
それらの可能性を踏まえた、正直な本音を含む返答だった。
「はっ、言うに事欠いて魔王ときたか。そりゃ、流石の勇者でも、それだけの装備で固めても不安にはなるわな」
完全にお手上げ状態だと言わんばかりに、嘲笑った店主。
「あのさ、紅?」「知らぬ」
何故にそんな物が置いてあったのか聴こうとした私に、一言で一刀両断の紅だった。
「若造、ウチで若造に出せるのは、ギリギリでコレくらいだな? それでも足元にも及ばないがな? ――済まんな」
椅子から立ち上がり、店の棚に脚を運ぶ店主。
飾ってあった鞘に収まる一本の剣を手に取ると、自嘲気味に苦笑いを携え、柄の部分を私に向けて手渡してきた。
「店主、断じて揶揄う等と言った他意は無かったんだ――私が無知なのが悪かった。不快にさせて本当に済まない。不敬を働いた詫びの代わりと言っては失礼になり、恥の上塗りになるかもしれないんだが……色々教えてくれた店主に感謝する意味も含み、この剣を戴く事にする。――幾らかな?」
鞘を持って雑に突き出すのでは無く、大切にしているのが解る持ち方でそっと外し、柄の方を、態々、私に向けて手渡してきた店主だったからだ。
無骨な物言いだが、自身の手掛けた物に対する情熱は伝わってきた。
それを、知らぬ事とはいえ私は、愚弄し踏み躙ってしまった。
意図せずに不快にさせてしまった事を、深々と頭を下げて詫びる私。
「――若造、足元にも及ばないと言ったんだ。それでも金貨千枚はくだらない品だぞ? 謝礼を含んだ情報量としても、役立たずに等しい品に些か法外過ぎだろう? 普通は値切るもんだぞ」
「良いんだ、店主。――金貨千枚だな? 私の足元を見ずに正直に指南してくれた人柄に対しても礼を尽くし、千五百で買い取ろう。――どうか今後も宜しく頼む」
そう伝え、革袋を机に置いて金貨を取り出していく。
「――ほ、本気か⁉︎ り、竜巫女様は宜しいのか?」
初めて狼狽した店主は、紅に助けを求める様に尋ねた。
「主人が良いと言っておるのだ。妻たる儂は黙って従う迄よの。――受け取っておけ店主」
紅の意見は肯定でも否定でも無い、私のする事全てに賛同するだけと言う。
「――そこ迄言うのであれば……受け取らざるを得ないな」
机に金貨を積み上げ支払いを済ますと、鍛治師に深々と頭を下げられた。
そうして、新たに手に入れた剣を帯刀して武具屋を後にした――。
――――――――――
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