田辺君はずるいから

24ずるい・シてみたいこと

3

ズリュッズリュッと音が響く。
諭はもう本能的に動いていた。
田辺のモノが大きすぎて奥まで挿れることができないので、いつものように先端だけ刺激され、田辺は気持ち良さを我慢しながら諭を支える。

「ああんッ！気持ち、良いのッ！田辺の、熱いよぉ」

エプロンを自分で掴んで捲し上げて、諭は激しく上下に動く。
エプロンの肩紐が片方だけ肩からずり落ちて、乳首がチラッと見えた。

「諭先輩、ヤバい。その姿、マジ、エロすぎです」

諭の姿と締まりに田辺のモノが更に興奮する。
田辺が剥き出しになった諭のモノと乳首を擦る。

「やぁッ！やぁんッ！……………田辺、ダメッ！出ちゃうッ！」

「ダメです。我慢して動いてください。もっとエロくなって」

「ああッ！……………無理ッ！ずるいッ！それ、反則ッ」

ガクッと諭が力を無くした。
田辺の手の中で諭は我慢できずに果ててしまった。

「田辺ッ！ごめんッ。イっちゃったぁ」

田辺に抱きついて泣きそうな諭。
田辺は諭の頭をナデナデする。

「よしよし。でもイっちゃったからお仕置きですね」

田辺ももうイきたくてムズムズしている。
諭を仰向けに倒すと、諭のポロリをしている乳首を吸いながら刺し込む。

「ああッ！ああんッ！」

いつもの攻められる側になり、諭は声を上げて乱れる。

「くそッ！やっぱりまだ根元までは無理か。思いっきりめちゃくちゃにしてぇ」

諭が可愛すぎて愛おしすぎて、田辺は歯止めが効かなくなった。

「田辺ッ！抱っこッ！ギュって抱っこぉ」

際限なく甘える諭。
田辺は諭を壊れそうなほど強く抱いて、最後はドクンドクンと諭の中に熱い物を放った。


あ、やべ。
コンドーム着けるの忘れてた。
興奮しすぎて余裕なかったわ。
ま、いっか。


重なり合いながら、田辺はうっとりとしてる諭を見つめる。
指先で頬を触ると諭はニコニコする。

「田辺ぇ。擽ったいよぉ」

天使の笑顔で微笑む諭に、田辺はチュッと頬にキスする。

「諭先輩、凄く可愛かったですよ。どうでした？俺を料理して」

揶揄うように田辺は尋ねる。

「……………また、田辺の、そのッ……………」

恥ずかしがって諭は言わない。

「ん？俺のなんです？」

「……………ゃぶりたぃ」

しゃぶった時の田辺の色っぽい声が耳に残っていて、おねだりするように諭が言うと田辺はフッと笑う。

「そんなに美味しかったですか？」

コクンと諭は頷くと、恥ずかしそうに田辺の胸に顔をうずめる。

「もう、素直で可愛すぎ」

何から何まで可愛すぎる諭を田辺は抱きしめて離したくない。
諭にも効果大だったが、この姿は田辺にとっても破壊力抜群だった。

「次はどんなカッコします？」

「……………もうッ！バカぁ」

コスプレにもハマる2人だった。