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依存からの共存
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真騎士は動けなかった。
裸の春夜の脚の間に、裸の男が顔を埋め春夜の開かれた後ろ孔に指を入れている。
信じられない光景に真騎士は幻を見ている気分だった。
「……………お帰りなさい!真騎士さん!」
春夜が大声を出して、ビクッとなって驚いたのは、真騎士と信行だった。
「え?」
信行は春夜の脚の間から身体を起こして後ろを振り返った。
真騎士は直視できなくて左下に顔を落とす。
「……………あッ!……………そのッ!……………!」
信行は慌てて春夜から離れるとパニックになった。
どうすれば良いのか判断がつかず、ソファの横に置いた制服や下着を抱き抱えた。
「あのッ!……………春夜!……………嘘、だろぉ」
信行は思考が追いつかない。
予期せぬ事態にどうして良い分からず、とにかく下着を着けて慌てて制服を着る。
春夜はずっと無言のままで、真騎士をただ見つめていた。
真騎士は目をそらせたまま動けない。
信行は靴下をポケットに突っ込むと鞄を抱えて逃げるようにリビングを出て行った。
シーンと静まるリビングに真騎士と春夜だけになった。
「……………6時に帰ってくる事、分かってたのにシてたのか?」
絞り出すように真騎士は言った。
「うん。今朝、6時に帰るって聞いて、チャンスだって思った。どう?僕が男とシてるの見た感想。自分もシてる事だから気にならなかった?あの夜、僕に見せたんだものね」
真騎士は真っ赤になって春夜を見る。
「……………すまない。さっきの彼は春夜の恋人?」
「そうなのかな。でも正直僕は愛情はないよ。ただ自分の性欲を満たすためにあいつとセックスしてるだけ」
春夜の口からセックスと聞いて真騎士は胸が締め付けられる。
「本当にすまない!お前がいる場所で、見られる可能性があったのに、お前を傷つけた」
真騎士はそう言うと床に座り込み土下座をした。
「お前を壊したのは俺だ!お前に俺の歪んだ物を、幼かったお前に見せた俺が悪かった!本当にすまない!」
真騎士は土下座をしたままだった。
「……………あの夜、僕はとても恥ずかしかった。なんでって何度も思った。自分で扱いた感覚をまだ覚えてる。射精した感覚もね。僕を男の身体にしたのは真騎士さんだよ」
真騎士は土下座をしたまま、頭を抱えた。
11歳の時に受けた歪んだ性は、5年間、ずっと自分を憎み続けていたんだと思った。
「償いをさせてくれ。この家に居たくないなら、直ぐにおばあちゃんちに行けるようにするから!俺を見るのも本当は嫌だったんだよな?それなのに、お前にずっと辛い思いをさせた!」
真騎士が頭を抱えたまま言うと、春夜はバスタオルを腰に巻きつけて真騎士の前に膝をついた。
「勝手に逃げないでよ。僕をおばあちゃんに押し付けるつもり?」
春夜がそう言うと、真騎士は首を振った。
「違う!違う!俺は、もうお前を傷つけたくないだけだ!」
目の前の淫靡な春夜の姿に発情した自分がいた。
春夜に堕ちてしまいそうだった。
麻人がいながら最低だと思った。
自分の醜さを目の当たりにしながらも、春夜を自分のものにしたいと思ってしまった。
「僕をもう傷つけたくないってどう言う事?」
「……………俺はお前にとって害にしかならない。俺はずっとお前に欲情していた。気色悪いだろ?甥っ子をそんな目で見ていたんだ。そんな俺がそばにいたら、お前は嫌だろ?お前を離したくなかった。そばにいられるだけで良かった。お前が男とシている姿を見て、俺はその姿に興奮した。お前を性欲の対象に見てる最低の叔父だ」
真騎士はそう言うと顔を上げた。春夜は澄んだ瞳でジッと真騎士を見つめたまま。
全てを吐き出して、もう春夜を自由にしたい。
春夜は俺の側から離れるべきなんだ。
……………違う。
俺が自由になりたいんだ。
ずっと春夜に抱いていた邪な思いをぶつけて、自分の気持ちを一方的にぶつけて楽になりたいんだ。
俺は最低だ。
裸の春夜の脚の間に、裸の男が顔を埋め春夜の開かれた後ろ孔に指を入れている。
信じられない光景に真騎士は幻を見ている気分だった。
「……………お帰りなさい!真騎士さん!」
春夜が大声を出して、ビクッとなって驚いたのは、真騎士と信行だった。
「え?」
信行は春夜の脚の間から身体を起こして後ろを振り返った。
真騎士は直視できなくて左下に顔を落とす。
「……………あッ!……………そのッ!……………!」
信行は慌てて春夜から離れるとパニックになった。
どうすれば良いのか判断がつかず、ソファの横に置いた制服や下着を抱き抱えた。
「あのッ!……………春夜!……………嘘、だろぉ」
信行は思考が追いつかない。
予期せぬ事態にどうして良い分からず、とにかく下着を着けて慌てて制服を着る。
春夜はずっと無言のままで、真騎士をただ見つめていた。
真騎士は目をそらせたまま動けない。
信行は靴下をポケットに突っ込むと鞄を抱えて逃げるようにリビングを出て行った。
シーンと静まるリビングに真騎士と春夜だけになった。
「……………6時に帰ってくる事、分かってたのにシてたのか?」
絞り出すように真騎士は言った。
「うん。今朝、6時に帰るって聞いて、チャンスだって思った。どう?僕が男とシてるの見た感想。自分もシてる事だから気にならなかった?あの夜、僕に見せたんだものね」
真騎士は真っ赤になって春夜を見る。
「……………すまない。さっきの彼は春夜の恋人?」
「そうなのかな。でも正直僕は愛情はないよ。ただ自分の性欲を満たすためにあいつとセックスしてるだけ」
春夜の口からセックスと聞いて真騎士は胸が締め付けられる。
「本当にすまない!お前がいる場所で、見られる可能性があったのに、お前を傷つけた」
真騎士はそう言うと床に座り込み土下座をした。
「お前を壊したのは俺だ!お前に俺の歪んだ物を、幼かったお前に見せた俺が悪かった!本当にすまない!」
真騎士は土下座をしたままだった。
「……………あの夜、僕はとても恥ずかしかった。なんでって何度も思った。自分で扱いた感覚をまだ覚えてる。射精した感覚もね。僕を男の身体にしたのは真騎士さんだよ」
真騎士は土下座をしたまま、頭を抱えた。
11歳の時に受けた歪んだ性は、5年間、ずっと自分を憎み続けていたんだと思った。
「償いをさせてくれ。この家に居たくないなら、直ぐにおばあちゃんちに行けるようにするから!俺を見るのも本当は嫌だったんだよな?それなのに、お前にずっと辛い思いをさせた!」
真騎士が頭を抱えたまま言うと、春夜はバスタオルを腰に巻きつけて真騎士の前に膝をついた。
「勝手に逃げないでよ。僕をおばあちゃんに押し付けるつもり?」
春夜がそう言うと、真騎士は首を振った。
「違う!違う!俺は、もうお前を傷つけたくないだけだ!」
目の前の淫靡な春夜の姿に発情した自分がいた。
春夜に堕ちてしまいそうだった。
麻人がいながら最低だと思った。
自分の醜さを目の当たりにしながらも、春夜を自分のものにしたいと思ってしまった。
「僕をもう傷つけたくないってどう言う事?」
「……………俺はお前にとって害にしかならない。俺はずっとお前に欲情していた。気色悪いだろ?甥っ子をそんな目で見ていたんだ。そんな俺がそばにいたら、お前は嫌だろ?お前を離したくなかった。そばにいられるだけで良かった。お前が男とシている姿を見て、俺はその姿に興奮した。お前を性欲の対象に見てる最低の叔父だ」
真騎士はそう言うと顔を上げた。春夜は澄んだ瞳でジッと真騎士を見つめたまま。
全てを吐き出して、もう春夜を自由にしたい。
春夜は俺の側から離れるべきなんだ。
……………違う。
俺が自由になりたいんだ。
ずっと春夜に抱いていた邪な思いをぶつけて、自分の気持ちを一方的にぶつけて楽になりたいんだ。
俺は最低だ。
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