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番外編・水帆編
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貴一はローションをたっぷりと水帆の孔に塗りこぬ。
手もローションでヌルヌルになっている。
水帆の顔を見ながら、貴一はゆっくりと孔の中に中指を差し込んだ。
「ああッ!ああん!」
その刺激に水帆は背中を反らした。
「気持ち、良いですか?」
水帆はコクコクと頷く。もっと痛いと思っていた。
貴一は前立腺を探し始める。薬学の准教授である貴一も人体には精通している。
ここかとポイントを見つけて、貴一はその場所を擦ったりトントンと指で刺激を与えた。
「はぁッ!…………そこッ!…………ああッ!」
水帆は身体を退けぞらして腰を震わせる。
こんなにも気持ちの良いことをされたのは初めてだと思った。
「気持ち、良いよぉ。中が、キュンキュンするッ」
水帆の言葉を聞いて貴一も興奮して指を増やしていく。
ズボズボと指を出し入れされて、水帆は更に快楽に痺れる。
「ああッ!…………もっとぉ…………もっと、ソコ、弄ってッ!」
乱れる水帆に貴一も我慢できない。
「もっと気持ち良くしてあげましょうか?」
水帆は貴一の声に悶える。もっと刺激が欲しくなっていた。
「欲しいですか?僕の、挿れて良いですか?」
貴一が指で攻め続けながら、水帆の耳元で囁く。
「こんなに僕の指を締め付けてヨガって。指じゃ物足りないでしょう?」
貴一の言葉に、水帆は悶えながら腰を動かす。
「欲しいと言ってください。挿れて欲しいと」
「……挿れて、欲しい……俺の中に、挿れて」
水帆が貴一を熱い目で見つめて欲しがっている。
貴一は脈を打ちながら、硬く反り返るモノにもたっぷりとローションを塗りたくると水帆の中に静かに埋めた。
「あッ!……痛ッ!」
水帆が短く叫んだ。
「水帆さん、大丈夫?」
貴一はそう言いながらも水帆の中に入っていく。水帆を抱きしめてキスで口を塞いだ。
水帆は初めての痛みとキスの息苦しさで、頭の中が真っ白になっていた。
貴一の腰使いに水帆は動けない。痛みと熱でジンジンしている。
しばらくすると痛みとは別の刺激がやって来た。こすられる場所がむず痒いような、痺れるような。
「締め付けないで。イっちゃう」
貴一が水帆の締め付けに身体を震わせた。気持ち良すぎて果ててしまいたくなる。
水帆は締め付けながら、中が痙攣し始めた。
「やぁッ!ああッ!すごい、イくッ!イくぅ!」
水帆が貴一にしがみつきながら中でイってしまうと、貴一も、もう限界だった。
「あッ!僕もッ!イくッ!」
貴一は堪えきれず水帆の中で果てた。
ビクッビクッと、貴一のモノから水帆の中に射精されているのが刺激になり水帆はまた中の快感が蘇る。
ハァハァと荒い息遣いで貴一は、水帆の姿を見下ろして見つめた。
水帆の肌がピンク色になっていて淫靡だった。
「水帆さん。大丈夫?」
水帆はゆっくり目を開けた。ぼんやりと貴一が見えた。
「………………大丈夫、かな?でも、刺激強すぎて、前立腺バカになったかも」
水帆の言葉に貴一は笑った。
「もっともっとバカにしてあげます」
貴一は嬉しそうに水帆にキスをした。
結局未知の欲望に負け、貴一を拒めずひとつに繋がった水帆は、初めての快楽を知ってしまった。
そして貴一が、眼鏡を外すと野獣になることを知った水帆は、この先貴一をどうコントロールしようかと考えるが、ひとまず今は目の前の幸せに浸ることだけに専念した。
完
手もローションでヌルヌルになっている。
水帆の顔を見ながら、貴一はゆっくりと孔の中に中指を差し込んだ。
「ああッ!ああん!」
その刺激に水帆は背中を反らした。
「気持ち、良いですか?」
水帆はコクコクと頷く。もっと痛いと思っていた。
貴一は前立腺を探し始める。薬学の准教授である貴一も人体には精通している。
ここかとポイントを見つけて、貴一はその場所を擦ったりトントンと指で刺激を与えた。
「はぁッ!…………そこッ!…………ああッ!」
水帆は身体を退けぞらして腰を震わせる。
こんなにも気持ちの良いことをされたのは初めてだと思った。
「気持ち、良いよぉ。中が、キュンキュンするッ」
水帆の言葉を聞いて貴一も興奮して指を増やしていく。
ズボズボと指を出し入れされて、水帆は更に快楽に痺れる。
「ああッ!…………もっとぉ…………もっと、ソコ、弄ってッ!」
乱れる水帆に貴一も我慢できない。
「もっと気持ち良くしてあげましょうか?」
水帆は貴一の声に悶える。もっと刺激が欲しくなっていた。
「欲しいですか?僕の、挿れて良いですか?」
貴一が指で攻め続けながら、水帆の耳元で囁く。
「こんなに僕の指を締め付けてヨガって。指じゃ物足りないでしょう?」
貴一の言葉に、水帆は悶えながら腰を動かす。
「欲しいと言ってください。挿れて欲しいと」
「……挿れて、欲しい……俺の中に、挿れて」
水帆が貴一を熱い目で見つめて欲しがっている。
貴一は脈を打ちながら、硬く反り返るモノにもたっぷりとローションを塗りたくると水帆の中に静かに埋めた。
「あッ!……痛ッ!」
水帆が短く叫んだ。
「水帆さん、大丈夫?」
貴一はそう言いながらも水帆の中に入っていく。水帆を抱きしめてキスで口を塞いだ。
水帆は初めての痛みとキスの息苦しさで、頭の中が真っ白になっていた。
貴一の腰使いに水帆は動けない。痛みと熱でジンジンしている。
しばらくすると痛みとは別の刺激がやって来た。こすられる場所がむず痒いような、痺れるような。
「締め付けないで。イっちゃう」
貴一が水帆の締め付けに身体を震わせた。気持ち良すぎて果ててしまいたくなる。
水帆は締め付けながら、中が痙攣し始めた。
「やぁッ!ああッ!すごい、イくッ!イくぅ!」
水帆が貴一にしがみつきながら中でイってしまうと、貴一も、もう限界だった。
「あッ!僕もッ!イくッ!」
貴一は堪えきれず水帆の中で果てた。
ビクッビクッと、貴一のモノから水帆の中に射精されているのが刺激になり水帆はまた中の快感が蘇る。
ハァハァと荒い息遣いで貴一は、水帆の姿を見下ろして見つめた。
水帆の肌がピンク色になっていて淫靡だった。
「水帆さん。大丈夫?」
水帆はゆっくり目を開けた。ぼんやりと貴一が見えた。
「………………大丈夫、かな?でも、刺激強すぎて、前立腺バカになったかも」
水帆の言葉に貴一は笑った。
「もっともっとバカにしてあげます」
貴一は嬉しそうに水帆にキスをした。
結局未知の欲望に負け、貴一を拒めずひとつに繋がった水帆は、初めての快楽を知ってしまった。
そして貴一が、眼鏡を外すと野獣になることを知った水帆は、この先貴一をどうコントロールしようかと考えるが、ひとまず今は目の前の幸せに浸ることだけに専念した。
完
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完結お疲れ様でした❗
某サイトで読み始め非公開になりショックでしたがこちらで続きが読める事を知りほっとしました(^-^)
途中辛い所もありあましたがみんな幸せになって良かったです
これからも応援してます‼️
感想ありがとうございます!
こちらのサイトをメインに変えたので、あちらが途中で非公開になってしまったのは本当にすみませんでした。
いつか全シリーズを公開したいと思っておりますので、また読みに来てくださいね♪
退会済ユーザのコメントです
ありがとうございます!
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ありがとうございます!