長い夜、蒼い月

散りゆく想い

１１８

一夜と由紀子はその足で一夜のマンションに向かった。
由紀子は玄関で脱いだ靴を揃えて立ち上がると、一夜は由紀子を抱き上げた。
由紀子は恥ずかしかったが、一夜にされるままベッドまで運ばれた。

「愛してる」

一夜はぎゅっと由紀子を抱きしめる。

「愛してるわ」

由紀子もそれに応える。
一夜はスーツの上着を脱ぎシャツを脱ぐと上半身裸になり、由紀子のスーツとブラウスのボタンを外し由紀子の事も脱がしていく。
胸の谷間に顔を埋めブラのホックを外す。はらりとブラが緩むと、白く豊満な胸が露わになり、ピンクの突起を口に含むと舌を使ってしゃぶる。
スカートのホックとチャックを下ろしスカートを脱がし、ストッキングのまま尻から下着の中に手を入れストッキングと下着を摩り下ろす。
脚の間に手を入れると、流石に由紀子から声が出た。
一夜は胸の突起を甘噛みして濡れる場所を指で擦る。
おびただしくあふれる露。一夜に触れられたくて、待ち望んでいた場所。
一夜はベルトを外しスラックスを脱ぎ、ボクサーパンツを脱ぐと、硬くそそり勃つ物を由紀子に見せた。

「由紀子、お願い。一度してみたかったことしていい？」

一夜が今までしたことないことなどあるのかと由紀子は思いながら頷く。
一夜は由紀子の両方の柔らかく大きな胸の谷間に一夜のを挟んだ。
由紀子も初めてだったのでびっくりしたが、一夜がすることに素直に従った。
一夜は由紀子の胸を掴むと上下させたり動かし自身を刺激する。
由紀子は恥ずかしがりながらも、一夜の気持ちよさそうな恍惚とした顔がセクシーで見惚れてしまった。

「あッ、気持ちいい」

我慢しきれず思わず一夜は言葉に出してしまった。　

「ごめん、最後までしていい？」　

一夜の声が上擦る。

「大丈夫。イって」

由紀子がそう言うと、一夜は刺激的な快楽に負け、由紀子の首筋に出してしまった。

「……ごめん。想像より気持ち良かった」

まるで少年のような顔で一夜は恥ずかしがった。由紀子の首筋をタオルで拭き取る。

「一夜の初めてもらった気分よ」

由紀子が嬉しそうに言うので、一夜は余計恥ずかしくなった。

「次は、由紀子を気持ちよくする」

ムキになって一夜は言う。
由紀子は一夜にされること全てが気持ちよすぎて、家庭のことも、一夜のもう一人の相手のことも、何も考えたくなかった。