長い夜、蒼い月

五嶋樒榴

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イケナイ乙女たち

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一夜の指の腹が、栞の中の気持ちいいところを擦る。

「脚閉じないで。自分の手で脚広げてて」

栞は言われるまま脚に腕を引っ掛けて開脚する。

「いい子だね、栞は。気持ちいいことには従順だね」

もう頭が真っ白で、何をされても気持ちいいとしか思わなかった。
あふれかえった露が流れてソファをにまで垂れそうだった。

「ソファ汚されるのは困るな」

一夜はわざと音を立てて舐め始めた。

「あんあんッ!」

もう我慢できなくて栞はブルブルと身体を震わせる。

「やんッ!やぁん!」

一夜の舌の動きに、栞は狂おしいほどヨガる。

「イっちゃう。イっちゃうの」

脚を閉じて一夜の顔をはさんだ。ガクガク身体が激しく震えると、ガックリと力が抜けた。

イってしまって、そのままソファに崩れ落ちた。荒い息をしながらまだ身体を震わせる。

「やっぱり栞は可愛いね。栞のイく顔好きだよ」

一夜は栞にキスをする。条件反射で、一夜が舌を入れると絡ませてしまう。

「僕のはどうすればいい?」

バスタオルに隠れている一夜のを栞は握らされた。硬くなって脈を打っている。

「僕のも口でイかせて」

今度は一夜がソファに座った。
バスタオルを外して、そそり立つ一夜のを栞は口に含んだ。
ハアハアと息を荒くして栞は夢中でしゃぶる。
先端を丁寧に舌で舐め回し、口に含んで裏を舌で舐めあげる。
栞が出来る事で一夜のを気持ちよくする。

「もうすこし、しゃぶり慣れないとダメだね。それじゃイけないな」

髪を撫でながら一夜は言う。
栞は先端を甘噛みしたり、手でしごきながら一夜に奉仕する。

「もう、無理ぃ」

疲れて栞は口から外した。代わりに舌だけで舐め始める。出した舌がねっとりと一夜のを舐める。

「じゃあ、代わりにどうする?」

一夜に聞かれて栞は立ち上がると、座っている一夜に跨った。一夜のを握ると、先端を入り口に当て擦りながら挿れていく。

「次は口でイかせてね」

一夜は楽しそうにそう言った。一夜の上で、栞は一夜のを出し入れする。

「一夜、見てて。あたしの厭らしいトコ。一夜のが入ってるでしょ」

栞が挑発的に言う。

「うん。僕を気持ちよくして」

余裕で一夜は言う。だが次第に栞が激しくなって無茶をしだす。

「このまま、中に出させるつもり?これじゃいざとなったら抜けないよ」

笑いながら一夜は言った。

「じゃあ、抜いていい?続きはベッドでして」

一夜の顔に胸を押し付けて栞は言う。

「わかったよ。続きのお仕置きはベッドでね」


 やっぱりお仕置きだったんだ。
 あたしが元彼としたの、気にいらなかったんだ。

  
     
栞は、一夜が少しだけでも嫉妬してくれて、嬉しいと思いながらベッドに横になった。
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