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番外編 Step2・しほな
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ドアの外で私を待っていてくれた彼が私を追ってきた。
「カバン!」
私はハッとして振り返った。
「あ、ありがとう。あー、どうしよう。お金払うの忘れたー」
私は戻るに戻れなくて、仕方ないので、りなとめぐにLINした。
「ごめんね。もしかして、藤木君もそう言う出会い期待してた?」
バカなこと聞いたかなって思ったけど、素直に聞いてしまったものはもうしょうがない。
「んー。全くないと言ったら嘘だけど、内野さん見て無理だと思ってたから、今日は普通に楽しめれば良いかなって思った」
「無理って?」
私が言うと藤木君は笑った。
「だって、全く興味なさそうだったもん。そこまで俺鈍くないしがっついてないよ」
藤木君の言葉に私も笑った。
「じゃあ、バイバイ」
藤木君と私はそこで別れた。
次の日、りなとめぐから逆に謝られ、今回のカラオケ代はおごりってことになった。
「カバン!」
私はハッとして振り返った。
「あ、ありがとう。あー、どうしよう。お金払うの忘れたー」
私は戻るに戻れなくて、仕方ないので、りなとめぐにLINした。
「ごめんね。もしかして、藤木君もそう言う出会い期待してた?」
バカなこと聞いたかなって思ったけど、素直に聞いてしまったものはもうしょうがない。
「んー。全くないと言ったら嘘だけど、内野さん見て無理だと思ってたから、今日は普通に楽しめれば良いかなって思った」
「無理って?」
私が言うと藤木君は笑った。
「だって、全く興味なさそうだったもん。そこまで俺鈍くないしがっついてないよ」
藤木君の言葉に私も笑った。
「じゃあ、バイバイ」
藤木君と私はそこで別れた。
次の日、りなとめぐから逆に謝られ、今回のカラオケ代はおごりってことになった。
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