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お風呂から上がり、妙子はTシャツ姿でリビングに戻ってきた。
遼一はテレビを見ていたが、フと目が妙子の腕を捕らえた。
「妙子さんの二の腕、細いけどやっぱり柔らかそうだね」
遼一がジッと二の腕を見ているので恥ずかしいが、もしかして触りたいとか興味を持ってくれたのかと嬉しくなる。
「俺もそんな風に柔らかかったら良かったな。あ、別に女性の体になりたいってことじゃないよ!」
真っ赤になって慌てて遼一は否定する。
「でも、同じ男だとしても、ゴツい体の男より、柔らかそうな体の男の方が良かったのかなってつい思ってしまうんだよね」
遼一の寂しそうな顔に妙子は胸がズキンとする。
「あ、もう過去の話だよ。別に今はなんとも思ってないよ。つい妙子さんの肌とか腕を見たら、ちょっと口に出ちゃって」
遼一なりにコンプレックスなんだろうと妙子は思った。
中性的でどちらかと言えば筋肉質ではない遼一でも、やはり全く筋肉がないわけではなく、女性の体に比べればしっかりしている。
本当に女性になりたいわけではないが、元恋人を女性に取られてしまったことが、さらに遼一にとって女性の体は憧れの対象になってしまっていた。
「私は逆に筋肉質な引き締まった体とか憧れますよ。ムキムキになりたいわけじゃないけど」
妙子が笑いながら言うと遼一も笑う。
「妙子さんがムキムキって想像つかないしそれは嫌だな。でも引き締まった二の腕とか女性でもカッコいいよね」
やっぱり遼一は女性らしい体より、引き締まってる方が好きなんだと妙子は思った。
遼一はテレビを見ていたが、フと目が妙子の腕を捕らえた。
「妙子さんの二の腕、細いけどやっぱり柔らかそうだね」
遼一がジッと二の腕を見ているので恥ずかしいが、もしかして触りたいとか興味を持ってくれたのかと嬉しくなる。
「俺もそんな風に柔らかかったら良かったな。あ、別に女性の体になりたいってことじゃないよ!」
真っ赤になって慌てて遼一は否定する。
「でも、同じ男だとしても、ゴツい体の男より、柔らかそうな体の男の方が良かったのかなってつい思ってしまうんだよね」
遼一の寂しそうな顔に妙子は胸がズキンとする。
「あ、もう過去の話だよ。別に今はなんとも思ってないよ。つい妙子さんの肌とか腕を見たら、ちょっと口に出ちゃって」
遼一なりにコンプレックスなんだろうと妙子は思った。
中性的でどちらかと言えば筋肉質ではない遼一でも、やはり全く筋肉がないわけではなく、女性の体に比べればしっかりしている。
本当に女性になりたいわけではないが、元恋人を女性に取られてしまったことが、さらに遼一にとって女性の体は憧れの対象になってしまっていた。
「私は逆に筋肉質な引き締まった体とか憧れますよ。ムキムキになりたいわけじゃないけど」
妙子が笑いながら言うと遼一も笑う。
「妙子さんがムキムキって想像つかないしそれは嫌だな。でも引き締まった二の腕とか女性でもカッコいいよね」
やっぱり遼一は女性らしい体より、引き締まってる方が好きなんだと妙子は思った。
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