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47.ガーデンパーティ
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お迎えに来ていただいたフェンさんに連れられ、私は後宮の薔薇屋敷にやって来た
また、ここを訪れることになるなんて夢にも思ってなかった
見学ツアーだった前回に比べ
今回は、お茶会体験ツアーって感じかな?
後宮の門の前に降り立つと、そこにはラディアさんが立っていた
美しい銀髪のポニーテールが風にサラリとなびく
私を目に止めると、跪いて片手を胸に当て
「お迎えに上がりました」
と、真っ直ぐ私を見あげてくる
(カ……カッコイイっ!!)
前に会った時も思ったけど、ラディアさんかっこいいです
「ありがとうございます」
見とれている場合じゃない
お礼を言って、ペコリとお辞儀をする
「それでは、どうぞこちらへ」
そう言いながら立ち上がると、サッと私の手を取り、庭園までの道のりをエスコートしてくれる
はっ!!!
そういえば、忘れていた!!
フェンさんと相性が悪いって、カイリ殿下が言っていた気がする!!
私は、ラディアさんにエスコートされつつ、フェンさんを振り返る
すると、フェンさんはだいぶ離れた後ろから、ひっそりと着いてきてくれていた
距離感……。
そして、ラディアさんはフェンさんを完無視なわけですね
でも、ラディアさんは男の人が苦手って言っていたので、お互いこれが暗黙の距離感なのかもしれない
私がモヤモヤ考えていると、ラディアさんが
「どうか、お気になさらないでください」
と言った
「間合いに入らなければ大丈夫ですので」
(……間合い……)
そんな話をしながら、邸内のアーチの天井を眺めながら廊下を抜けると、広いお庭にたどり着いた
「お足元にお気をつけください」
そう言って、ラディアさんは私の一段前を気遣いながら降りる
奥にはに大きな噴水があり、中央には屋根が着いたティースペース、そしてそれを取り囲むように色とりどりのお花が咲き誇っている
「バラをメインに季節の花々を年中お楽しみ頂けます」
ラディアさんが説明してくれた
すごい。管理大変だと思うんだ
ただでさえ広いお庭なのに
辺りを見渡していると、メイン会場である中央のティースペースから声がする
「ようこそ!お待ちしておりました!」
ライラさんが駆け足気味に私の方へ駆け寄ってくる
目の前でつまづいて転びそうになる所をサッとラディアさんが支える
「お気をつけください」
流石だ。まさに、騎士とはこの方のことを言うんだ
私は妙に納得した
「申し訳ありませんラディア様っ!わたくしってば嬉しくてつい……」
「お久しぶりね。みさきさん」
「お元気にされてまして?」
メリナさんとアルバさんが優雅にお庭の歩道を歩いて来る
まさに貴族の令嬢の佇まいだった
それに比べて、私は……マナーも知らないし、きちんとご挨拶もできない……
そもそも私、なんで呼ばれたんだろう……
場違いなのでは?
不安は次から次へと押し寄せてきた
「お久しぶりです」
とりあえずペコリとお辞儀をしたが、顔をあげられなかった
すると、メリナさんとアルバさんが、私の両サイドに立ち、それぞれが私の手を取ってティースペースへと引っ張って行く
「さぁ。早く一緒におしゃべり致しましょう?」
「みさきさんのこと、もっと知りたいわ」
私の不安をよそに、グイグイと進む2人に引っ張られて、メイン会場に着くと、みんなでテーブルを囲んで椅子に座る
また、ここを訪れることになるなんて夢にも思ってなかった
見学ツアーだった前回に比べ
今回は、お茶会体験ツアーって感じかな?
後宮の門の前に降り立つと、そこにはラディアさんが立っていた
美しい銀髪のポニーテールが風にサラリとなびく
私を目に止めると、跪いて片手を胸に当て
「お迎えに上がりました」
と、真っ直ぐ私を見あげてくる
(カ……カッコイイっ!!)
前に会った時も思ったけど、ラディアさんかっこいいです
「ありがとうございます」
見とれている場合じゃない
お礼を言って、ペコリとお辞儀をする
「それでは、どうぞこちらへ」
そう言いながら立ち上がると、サッと私の手を取り、庭園までの道のりをエスコートしてくれる
はっ!!!
そういえば、忘れていた!!
フェンさんと相性が悪いって、カイリ殿下が言っていた気がする!!
私は、ラディアさんにエスコートされつつ、フェンさんを振り返る
すると、フェンさんはだいぶ離れた後ろから、ひっそりと着いてきてくれていた
距離感……。
そして、ラディアさんはフェンさんを完無視なわけですね
でも、ラディアさんは男の人が苦手って言っていたので、お互いこれが暗黙の距離感なのかもしれない
私がモヤモヤ考えていると、ラディアさんが
「どうか、お気になさらないでください」
と言った
「間合いに入らなければ大丈夫ですので」
(……間合い……)
そんな話をしながら、邸内のアーチの天井を眺めながら廊下を抜けると、広いお庭にたどり着いた
「お足元にお気をつけください」
そう言って、ラディアさんは私の一段前を気遣いながら降りる
奥にはに大きな噴水があり、中央には屋根が着いたティースペース、そしてそれを取り囲むように色とりどりのお花が咲き誇っている
「バラをメインに季節の花々を年中お楽しみ頂けます」
ラディアさんが説明してくれた
すごい。管理大変だと思うんだ
ただでさえ広いお庭なのに
辺りを見渡していると、メイン会場である中央のティースペースから声がする
「ようこそ!お待ちしておりました!」
ライラさんが駆け足気味に私の方へ駆け寄ってくる
目の前でつまづいて転びそうになる所をサッとラディアさんが支える
「お気をつけください」
流石だ。まさに、騎士とはこの方のことを言うんだ
私は妙に納得した
「申し訳ありませんラディア様っ!わたくしってば嬉しくてつい……」
「お久しぶりね。みさきさん」
「お元気にされてまして?」
メリナさんとアルバさんが優雅にお庭の歩道を歩いて来る
まさに貴族の令嬢の佇まいだった
それに比べて、私は……マナーも知らないし、きちんとご挨拶もできない……
そもそも私、なんで呼ばれたんだろう……
場違いなのでは?
不安は次から次へと押し寄せてきた
「お久しぶりです」
とりあえずペコリとお辞儀をしたが、顔をあげられなかった
すると、メリナさんとアルバさんが、私の両サイドに立ち、それぞれが私の手を取ってティースペースへと引っ張って行く
「さぁ。早く一緒におしゃべり致しましょう?」
「みさきさんのこと、もっと知りたいわ」
私の不安をよそに、グイグイと進む2人に引っ張られて、メイン会場に着くと、みんなでテーブルを囲んで椅子に座る
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