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27お呼ばれ
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いつも通りカイリ殿下がお迎えに来て、来賓用の別邸に来た
なんかすごい豪華!!!
おもてなし用の邸宅だから、他国から来た貴族の方々が泊まったりもするし、うちでおくつろぎ下さい的な感じで作られたんだろうから当たり前だけど、なんかすごい!!
中に入ると、早速金髪の双子が出迎えてくれる
「「ようこそ!!!」」
飛び出て来そうな勢いで駆け寄ってくると、跪いて私の左右の手をそれぞれ手に取り、額に当てると
「初めまして。ルイです」
「初めまして。ルカです」
と、スマートに挨拶をして、すっと立ち上がった
「初めまして。みさき……です」
とりあえず自己紹介を済ませる
「早くっ!待ってたんだ!」
「こっちこっち!」
そのまま両手を引っ張られて駆け足気味にお部屋に案内される
見た目の大人びた背格好に似合わず、中身は少年みたい。とにかく、元気だ……
長椅子のソファーに座ると、両サイドに双子がピッタリくっついて座っている
ねぇねぇ……距離感近くない?
「みさきは何が好き?」
「兄上に聞いたら好みが分からないって言われた」
そこにフェンさんがやってきて、焼き菓子やフルーツの盛られたお皿をテーブルに並べた
「クッキーがいい?」
そう言って、ルイ君がその皿からクッキーを1枚手に取り、私の口元に差し出す
「スコーンがいい?」
そう言って、ルカ君がスコーンを1つ手に取り、私の口元に差し出す
展開の速さについていけないでアタフタしていると、キラキラした碧眼が私をじっと見つめてくる
勢いがすごい……。カイリ殿下の行動の速さにもついていけないけど、この双子もかなりすごい。さすが兄弟……
「お前たち!!」
「みさきを困らせるな」
カイリ殿下が2人をたしなめる
「「えぇ~~だって~~」」
「兄上がみさきのこと、何にも教えてくれないからぁ~」
「自分たちでどんな子なのか、話してみないと~」
そう言って双子は再度私を見つめた
「ねぇ?みさきの好みを教えて?」
「ねぇ?みさきは何が好き?」
何が好きって漠然と言われると答えられない……
「ねぇ?ねぇ?みさきは兄上好き?」
「ねぇ?ねぇ?みさきは兄上のどんなとこが好き?」
え?!!
いや。。好きか嫌いかって聞かれたらす……。
いやいや。なんか違うぞ?いや?違わないのか??えーっとーーー!っっ!!!
改めて好きと聞かれると、自分の中の気持ちに答えを出さなければならない気がして、なんだかドキドキしてくる
「ボク達はね。兄上が大好き!」
「だから、大好きな兄上の話で盛り上がろうかなって!」
「いい加減に!!」
「し!ろ!」
そう言いながら、双子を私からベリベリと引き剥がして、向かいのソファーに座らせると、自分が私の隣に座った
さっき好きとかって話をしたからだろうか。なんだか隣に座ってるだけなのに、意識してしまう……
「はぁ……」
カイリ殿下は深いため息をついた
「兄上ひどぉい~。ボク達はみさきのことを知りたいだけなのに~」
「相手を知るなら、まずは好みを把握しないと。コミュニケーションの基本だよね?」
「話してみないと何にも分からないじゃん。どうやってみさきのことを知るのさぁ~」
「兄上……まさか、みさきのこと独り占めしたいからって……僕達になんにも教えてくれないってこと?」
「わぁぁぁぁぁぁかっ!た!」
「まず、自分達できちんと自己紹介をしろ。あと、みさきを困らせるな。以上だ」
カイリ殿下は、全てを諦めたように口を閉じた
確かに、この2人の勢いを四六時中浴びていたら、グッタリもする
カイリ殿下から許可を得た2人は、言われた通り、自己紹介を始めた
なんかすごい豪華!!!
おもてなし用の邸宅だから、他国から来た貴族の方々が泊まったりもするし、うちでおくつろぎ下さい的な感じで作られたんだろうから当たり前だけど、なんかすごい!!
中に入ると、早速金髪の双子が出迎えてくれる
「「ようこそ!!!」」
飛び出て来そうな勢いで駆け寄ってくると、跪いて私の左右の手をそれぞれ手に取り、額に当てると
「初めまして。ルイです」
「初めまして。ルカです」
と、スマートに挨拶をして、すっと立ち上がった
「初めまして。みさき……です」
とりあえず自己紹介を済ませる
「早くっ!待ってたんだ!」
「こっちこっち!」
そのまま両手を引っ張られて駆け足気味にお部屋に案内される
見た目の大人びた背格好に似合わず、中身は少年みたい。とにかく、元気だ……
長椅子のソファーに座ると、両サイドに双子がピッタリくっついて座っている
ねぇねぇ……距離感近くない?
「みさきは何が好き?」
「兄上に聞いたら好みが分からないって言われた」
そこにフェンさんがやってきて、焼き菓子やフルーツの盛られたお皿をテーブルに並べた
「クッキーがいい?」
そう言って、ルイ君がその皿からクッキーを1枚手に取り、私の口元に差し出す
「スコーンがいい?」
そう言って、ルカ君がスコーンを1つ手に取り、私の口元に差し出す
展開の速さについていけないでアタフタしていると、キラキラした碧眼が私をじっと見つめてくる
勢いがすごい……。カイリ殿下の行動の速さにもついていけないけど、この双子もかなりすごい。さすが兄弟……
「お前たち!!」
「みさきを困らせるな」
カイリ殿下が2人をたしなめる
「「えぇ~~だって~~」」
「兄上がみさきのこと、何にも教えてくれないからぁ~」
「自分たちでどんな子なのか、話してみないと~」
そう言って双子は再度私を見つめた
「ねぇ?みさきの好みを教えて?」
「ねぇ?みさきは何が好き?」
何が好きって漠然と言われると答えられない……
「ねぇ?ねぇ?みさきは兄上好き?」
「ねぇ?ねぇ?みさきは兄上のどんなとこが好き?」
え?!!
いや。。好きか嫌いかって聞かれたらす……。
いやいや。なんか違うぞ?いや?違わないのか??えーっとーーー!っっ!!!
改めて好きと聞かれると、自分の中の気持ちに答えを出さなければならない気がして、なんだかドキドキしてくる
「ボク達はね。兄上が大好き!」
「だから、大好きな兄上の話で盛り上がろうかなって!」
「いい加減に!!」
「し!ろ!」
そう言いながら、双子を私からベリベリと引き剥がして、向かいのソファーに座らせると、自分が私の隣に座った
さっき好きとかって話をしたからだろうか。なんだか隣に座ってるだけなのに、意識してしまう……
「はぁ……」
カイリ殿下は深いため息をついた
「兄上ひどぉい~。ボク達はみさきのことを知りたいだけなのに~」
「相手を知るなら、まずは好みを把握しないと。コミュニケーションの基本だよね?」
「話してみないと何にも分からないじゃん。どうやってみさきのことを知るのさぁ~」
「兄上……まさか、みさきのこと独り占めしたいからって……僕達になんにも教えてくれないってこと?」
「わぁぁぁぁぁぁかっ!た!」
「まず、自分達できちんと自己紹介をしろ。あと、みさきを困らせるな。以上だ」
カイリ殿下は、全てを諦めたように口を閉じた
確かに、この2人の勢いを四六時中浴びていたら、グッタリもする
カイリ殿下から許可を得た2人は、言われた通り、自己紹介を始めた
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