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2人で街を歩いてたら、素敵な雑貨屋さんがあり、シンに見たいな。と言ったら、じゃあ、その隣の店にいるよ。と言われ頷いた。
可愛い髪飾りが目には入り、見てるだけで楽しい。
少し私にはお高いけど、シンと初めてのデートだし、記念に買っちゃおうかなぁ。
どれにしようと見ていたら、私とシンの目の色の髪飾りがあった。
シンの青と私の菫色。その他にお花が散りばめられてて可愛い。
髪飾りの隣には、カフスボタンがあって、シンに買おうかな。
私の菫色のボタンを見つけて、絶対シンにプレゼントしようと、カフスボタンはプレゼント用に箱にいれてもらった。
受け取った私は隣の店の方へ行ったけど、あれ?いないわ。
どこ?と探しながら表の道を見たら、背が高いからシンが直ぐにわかった。良かった「シン!」と声をかけようとした、その時。
誰かわからないけれど、シンに話しかけてる令嬢とそれを見ている令嬢。
声かけてる令嬢が泣き出しシンに絡みつく。
「うっ」思わず声が出てしまった。
シンがなんだか、肩に手をかけて睨んだように話しかけてる。
泣き止まない令嬢が、また絡みつく。
なにあれ?また嫌な思い出がよみがえる。
でも、もう同じ轍は踏まないわ。
「シン?どうしたの?」と言いながら、顔が強ばる。
「あっ、コレット。、いや、この令嬢が急に声かけてきて。」
「俺の名前を呼んだから、何か?って言ったら、一緒にカフェに行きませんか?と言われて、彼女と来てるから断ったら、1人でいたじゃないですか!そんな嘘言わないでください!って、手を絡ませるから「しつこいぞ!」って引き離してたんだ」
「ほら、俺の彼女いるじゃないか!いいかげにしてくれ!」
「えっ?彼女?だって、シン様には彼女がいないって聞いたから」
「誰に聞いたのか知らないけど、俺にはずっと想ってる彼女がいるし。目の前にいる人が、俺の愛する彼女だ。急に絡みつくとか、おかしいよ。迷惑だからやめてくれ!彼女に誤解されたらどうしてくれるだ!」
シンの冷ややかな声に、令嬢は青ざめて、ヒューって逃げていった。
「シン」
「ごめん、コレット。隣の店にいたら、急にうるさく来たから邪魔になるし、外に出たんだよ。また誤解されるようなことになってごめん。」
「たぶん、王宮で侍女として働いてる貴族の令嬢だな。王宮で会ってもしつこく来るんだ」
「仕方ないわね、シンを好きなった私は、いつもこんな場面見せられるのでしょうね。ふんっ」ため息でた。
「………………」
「ちょっと、コレットおいで!」
そう言いながら手を繋いで歩きだす。
少し先に教会があり、庭には綺麗な花。
私は花が大好きだから、それだけで心が洗われる。「シン、綺麗ね!」
そう言いながら振り向いたら、シンが私の前に。手には指輪が。
「コレット、長いこと1人にさせて、辛い思いをさせてごめんね。
これからは、2人で生きていかないか?婚約してくれと言えば良いのかもしれないが、もう十分期間は過ぎたと思うんだ。だから、婚約じゃなく結婚して欲しい」
そう言いながら、私の髪を一房もちキスをする。
私はもう立っていられないほど嬉しくて足が震えてしまった。
「ありがとう。こんな怒りん坊の私ですが良いですか?もう離れたくない。「!」よろしくお願いします。」
「コレット」
「シン」
2人とも泣きながら口付けした。
そして私に指輪をはめてくれた。
サイズがピッタリでびっくりした。
聞いたら、手を繋いだときに何となくサイズを確認してたらしい。
「出来だけ早く結婚したい。
籍だけ先にいれてもいいかな?
よし、コレットの両親と俺の両親に伝えよう!行くぞコレット!!」
「えぇー、はっ、はい!!」
そうと決まれば早いシン。
なんか、私の方が強いと思っていたけれど、行動力の早いシンに、私は叶わないような気がしたコレットであった。
可愛い髪飾りが目には入り、見てるだけで楽しい。
少し私にはお高いけど、シンと初めてのデートだし、記念に買っちゃおうかなぁ。
どれにしようと見ていたら、私とシンの目の色の髪飾りがあった。
シンの青と私の菫色。その他にお花が散りばめられてて可愛い。
髪飾りの隣には、カフスボタンがあって、シンに買おうかな。
私の菫色のボタンを見つけて、絶対シンにプレゼントしようと、カフスボタンはプレゼント用に箱にいれてもらった。
受け取った私は隣の店の方へ行ったけど、あれ?いないわ。
どこ?と探しながら表の道を見たら、背が高いからシンが直ぐにわかった。良かった「シン!」と声をかけようとした、その時。
誰かわからないけれど、シンに話しかけてる令嬢とそれを見ている令嬢。
声かけてる令嬢が泣き出しシンに絡みつく。
「うっ」思わず声が出てしまった。
シンがなんだか、肩に手をかけて睨んだように話しかけてる。
泣き止まない令嬢が、また絡みつく。
なにあれ?また嫌な思い出がよみがえる。
でも、もう同じ轍は踏まないわ。
「シン?どうしたの?」と言いながら、顔が強ばる。
「あっ、コレット。、いや、この令嬢が急に声かけてきて。」
「俺の名前を呼んだから、何か?って言ったら、一緒にカフェに行きませんか?と言われて、彼女と来てるから断ったら、1人でいたじゃないですか!そんな嘘言わないでください!って、手を絡ませるから「しつこいぞ!」って引き離してたんだ」
「ほら、俺の彼女いるじゃないか!いいかげにしてくれ!」
「えっ?彼女?だって、シン様には彼女がいないって聞いたから」
「誰に聞いたのか知らないけど、俺にはずっと想ってる彼女がいるし。目の前にいる人が、俺の愛する彼女だ。急に絡みつくとか、おかしいよ。迷惑だからやめてくれ!彼女に誤解されたらどうしてくれるだ!」
シンの冷ややかな声に、令嬢は青ざめて、ヒューって逃げていった。
「シン」
「ごめん、コレット。隣の店にいたら、急にうるさく来たから邪魔になるし、外に出たんだよ。また誤解されるようなことになってごめん。」
「たぶん、王宮で侍女として働いてる貴族の令嬢だな。王宮で会ってもしつこく来るんだ」
「仕方ないわね、シンを好きなった私は、いつもこんな場面見せられるのでしょうね。ふんっ」ため息でた。
「………………」
「ちょっと、コレットおいで!」
そう言いながら手を繋いで歩きだす。
少し先に教会があり、庭には綺麗な花。
私は花が大好きだから、それだけで心が洗われる。「シン、綺麗ね!」
そう言いながら振り向いたら、シンが私の前に。手には指輪が。
「コレット、長いこと1人にさせて、辛い思いをさせてごめんね。
これからは、2人で生きていかないか?婚約してくれと言えば良いのかもしれないが、もう十分期間は過ぎたと思うんだ。だから、婚約じゃなく結婚して欲しい」
そう言いながら、私の髪を一房もちキスをする。
私はもう立っていられないほど嬉しくて足が震えてしまった。
「ありがとう。こんな怒りん坊の私ですが良いですか?もう離れたくない。「!」よろしくお願いします。」
「コレット」
「シン」
2人とも泣きながら口付けした。
そして私に指輪をはめてくれた。
サイズがピッタリでびっくりした。
聞いたら、手を繋いだときに何となくサイズを確認してたらしい。
「出来だけ早く結婚したい。
籍だけ先にいれてもいいかな?
よし、コレットの両親と俺の両親に伝えよう!行くぞコレット!!」
「えぇー、はっ、はい!!」
そうと決まれば早いシン。
なんか、私の方が強いと思っていたけれど、行動力の早いシンに、私は叶わないような気がしたコレットであった。
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