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560毒の収集依頼
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次の日、朝早くからゾロゾロとギルド会館に向かった。
このメンバーで行動して目立たない訳が無い。
おまけに、サリナ姫達はフードで顔を隠して怪しい存在になっているし・・・
「サリナお姉さん。あまりはしゃがないでください。
もしかすると顔を知っている人も居るかも知れませんので気を付けて。」
「大丈夫よ。私だってその位は心得ているわよ。」
そうは言うが、本当に大丈夫なのかは疑問だ。
「これがギルドなのね。本当に飲み屋が有るわ。
殺伐としているかと思ったけど、良い雰囲気なのね。
あれが依頼が張られている掲示板ね。早く行くわよ。」
急かされる様に掲示板に向かったが、本当に大丈夫だろうか。
「結構な依頼が有るのね。魔獣退治の他にも家の修理や畑の手伝い。
良く分からないけど、毒の収集依頼が多くないかしら。」
「そうなのよね。最近になっていきなり増えたのよ。
入手した分だけ買い取るから金額としては安いけど
Dランク冒険者にとっては、確実な稼ぎになってるみたいね。」
「ただ、使い道が分からないわ。
一般的な毒の使い方は、魔獣を痺れさせたりして動きを止めるとかだけど。
集めているのは、空気に晒したら1日も経たずに毒の効果なんて無くなるしね。」
「それで、魔獣の体内にある毒袋に入った状態での納品になっているのね。」
「そうだと思うわ。
この手の毒は、人に対しても効果があるから、依頼主が毒を集める目的を確認したけど
『ギルドマスターが信頼できる方の依頼で、目的までは知らされてない。』ですって。
ギルドマスター公認なら問題は無いと思うけど、疑問は残るわね。」
サリナ姫、ジェニファーさんとロビンさんの会話が弾んでいるが、結構周りから注目されている。
サリナ姫はフードを被っているが、綺麗なAランク女性冒険者と話していれば、目立たないようにして欲しいと言うのが無理だろう。
「ヤマト、サリナお姉さんに付いて気配を隠す様にしてもらえるか。」
『全く世話が焼けるにゃ。』
ヤマトはサリナ姫に抱きかかえられると、少し気配を隠して目立たなくしてくれた。
掲示板の張り紙をから、トムさんとダニエルさんが畑を荒らす魔獣の退治依頼を選んできた。
ラッターという巨大なネズミの様な魔獣で攻撃力は低いが、数が多く人数が必要になる。
Dランクの冒険者への依頼だが、報酬が少なくて受ける人が居ないみたいだ。
「畑が襲われ、新しく苗を入手する必要も有って報酬が余り出せないらしい。
報酬が少ない分、退治したラッターの後始末は村人にして貰うのも可能だって。
それに、ラッダー退治は僕等の盾の練習にもなるからどうだろう。」
トムさんの言う通り盾の練習にもなるのかもしれないが、助けてあげたいという気持ちもあるのだろう。
それにサリナ姫達も居るので安全な方が良いと全員が賛成していた。
このメンバーで行動して目立たない訳が無い。
おまけに、サリナ姫達はフードで顔を隠して怪しい存在になっているし・・・
「サリナお姉さん。あまりはしゃがないでください。
もしかすると顔を知っている人も居るかも知れませんので気を付けて。」
「大丈夫よ。私だってその位は心得ているわよ。」
そうは言うが、本当に大丈夫なのかは疑問だ。
「これがギルドなのね。本当に飲み屋が有るわ。
殺伐としているかと思ったけど、良い雰囲気なのね。
あれが依頼が張られている掲示板ね。早く行くわよ。」
急かされる様に掲示板に向かったが、本当に大丈夫だろうか。
「結構な依頼が有るのね。魔獣退治の他にも家の修理や畑の手伝い。
良く分からないけど、毒の収集依頼が多くないかしら。」
「そうなのよね。最近になっていきなり増えたのよ。
入手した分だけ買い取るから金額としては安いけど
Dランク冒険者にとっては、確実な稼ぎになってるみたいね。」
「ただ、使い道が分からないわ。
一般的な毒の使い方は、魔獣を痺れさせたりして動きを止めるとかだけど。
集めているのは、空気に晒したら1日も経たずに毒の効果なんて無くなるしね。」
「それで、魔獣の体内にある毒袋に入った状態での納品になっているのね。」
「そうだと思うわ。
この手の毒は、人に対しても効果があるから、依頼主が毒を集める目的を確認したけど
『ギルドマスターが信頼できる方の依頼で、目的までは知らされてない。』ですって。
ギルドマスター公認なら問題は無いと思うけど、疑問は残るわね。」
サリナ姫、ジェニファーさんとロビンさんの会話が弾んでいるが、結構周りから注目されている。
サリナ姫はフードを被っているが、綺麗なAランク女性冒険者と話していれば、目立たないようにして欲しいと言うのが無理だろう。
「ヤマト、サリナお姉さんに付いて気配を隠す様にしてもらえるか。」
『全く世話が焼けるにゃ。』
ヤマトはサリナ姫に抱きかかえられると、少し気配を隠して目立たなくしてくれた。
掲示板の張り紙をから、トムさんとダニエルさんが畑を荒らす魔獣の退治依頼を選んできた。
ラッターという巨大なネズミの様な魔獣で攻撃力は低いが、数が多く人数が必要になる。
Dランクの冒険者への依頼だが、報酬が少なくて受ける人が居ないみたいだ。
「畑が襲われ、新しく苗を入手する必要も有って報酬が余り出せないらしい。
報酬が少ない分、退治したラッターの後始末は村人にして貰うのも可能だって。
それに、ラッダー退治は僕等の盾の練習にもなるからどうだろう。」
トムさんの言う通り盾の練習にもなるのかもしれないが、助けてあげたいという気持ちもあるのだろう。
それにサリナ姫達も居るので安全な方が良いと全員が賛成していた。
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