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リッチが読めるのではないかと期待し、俺はヤマトを抱き上げてノートを一緒に見ていた。
『リッチでも読めないみたいにゃ。
ただ、幾つかの言葉が分かると言っているにゃ。』
とは言っても、興奮状態のポトリ教授達から今ノートを見せてもらうのは無理そうだ。
何処かで、機会を伺ってノートを写させてもらおう。
今日はポトリ教授が探索を続けられる状態ではなく、地上に戻るとポトリ教授と助手の4人は天幕に籠ってしまった。
世紀の大発見に夕食で祝おうとしたが、ポトリ教授達は手が離せないと出てくる気配が無い。
「大発見だからな。作業をしながらでも食べられる物でも差し入れするか。」
レオがサンドイッチを作ってレオ教授達へ運んでいた。
残った俺達は何時もより豪華な料理を堪能しながら、全てが始まりし場所が何かという話で盛り上がった。
ある人は財宝、ある人は強力な魔道具、ある人は魔力の塊、勇者の時代の人達の墓という考えも有った。
「拓ちゃんは、何が有ると思っているんだ。」
浩司に聞かれたので
「やはり、古代の知識と技術かな。浩司はどう思う。」
「勇者達が帰った場所だとすると、古代の文明を受け継いだ都市かもしれない。
古代人の末裔が住んでいたら面白いよな。」
ポトリ教授なら何か分かれば、俺達にも教えてくれるだろう。
魔道具作りを行っているとポトリ教授が訪ねてきた。
「今回の遺跡探索。本当にありがとうございます。
こちらを受け取って貰えますか。手に入れたノートの写しです。」
コピーを作成してくれていたのか。これは助かる。
「本来であれば、OZの皆さんが手にするはずのノートなのに写しで申し訳ありません。」
ポトリ教授が謝ってくるが
「それを同意して地図を見せたので問題ありません。
それに、この孤島巡りはOZだけだと難しかったので逆に助かりました。
写しをありがとうございます。
一応、後で実物のノートも見せてもらえませんか。」
ポトリ教授は2,3日確認を行った後、ノートを見せてくれると約束してくれた。
引き続きノートについて検討を行うため、自分達の天幕に戻って行った。
『素晴らしい教授じゃな。
ヤマトは何処におるんじゃ。早速、リッチに単語を読んでもらおうじゃないか。』
グリムむ急かされ、寝ていたヤマトを起こすとリッチに分かる単語を教えてもらった。
読めた単語は少なかったが、価値のある結果が得られた。
4本の柱の上に球体が描かれている図には『制御』
と意味する単語が書かれている。
4つの柱は打ち上げた球体の位置制御に使われているのではないだろうか。
そして、柱と球体の図が3カ所に出てくるが、全て球体は4つの柱の中央に描かれている。
魔法で球体が空に浮かび続けているのだろうか。
「柱が交わりし場所に星は輝き…か
金色の球体が星になって、柱の上で輝いているのか。」
浩司が冗談を言うが、本当に何を指し示しているのだろう。。
柱が交わりし場所に星は輝き
光と闇に導かれ、天と地、全てが始まりし場所への道を示す
せめて柱の場所の手掛かりが欲しい所だが、その記述は無さそうだ。
この時代、わざわざ記述するまでも無い物だったのかも知れない。
4本の柱を見つけるの必要が有るが、何処を探せばいいのか見当もつかない。
ポトリ教授が何か気が付くと助かるのだが。
その後3日間、遺跡を調べてみたが新しい発見は無かった。
柱に描かれている魔法陣と写し取り、ノートと柱の絵が彫られている板を手に入れ最後の遺跡へ移動する事になった。
発見したノートについて借りて調べてみたが、特に隠された記述も無く写真を撮らせてもらうだけだった。
『リッチでも読めないみたいにゃ。
ただ、幾つかの言葉が分かると言っているにゃ。』
とは言っても、興奮状態のポトリ教授達から今ノートを見せてもらうのは無理そうだ。
何処かで、機会を伺ってノートを写させてもらおう。
今日はポトリ教授が探索を続けられる状態ではなく、地上に戻るとポトリ教授と助手の4人は天幕に籠ってしまった。
世紀の大発見に夕食で祝おうとしたが、ポトリ教授達は手が離せないと出てくる気配が無い。
「大発見だからな。作業をしながらでも食べられる物でも差し入れするか。」
レオがサンドイッチを作ってレオ教授達へ運んでいた。
残った俺達は何時もより豪華な料理を堪能しながら、全てが始まりし場所が何かという話で盛り上がった。
ある人は財宝、ある人は強力な魔道具、ある人は魔力の塊、勇者の時代の人達の墓という考えも有った。
「拓ちゃんは、何が有ると思っているんだ。」
浩司に聞かれたので
「やはり、古代の知識と技術かな。浩司はどう思う。」
「勇者達が帰った場所だとすると、古代の文明を受け継いだ都市かもしれない。
古代人の末裔が住んでいたら面白いよな。」
ポトリ教授なら何か分かれば、俺達にも教えてくれるだろう。
魔道具作りを行っているとポトリ教授が訪ねてきた。
「今回の遺跡探索。本当にありがとうございます。
こちらを受け取って貰えますか。手に入れたノートの写しです。」
コピーを作成してくれていたのか。これは助かる。
「本来であれば、OZの皆さんが手にするはずのノートなのに写しで申し訳ありません。」
ポトリ教授が謝ってくるが
「それを同意して地図を見せたので問題ありません。
それに、この孤島巡りはOZだけだと難しかったので逆に助かりました。
写しをありがとうございます。
一応、後で実物のノートも見せてもらえませんか。」
ポトリ教授は2,3日確認を行った後、ノートを見せてくれると約束してくれた。
引き続きノートについて検討を行うため、自分達の天幕に戻って行った。
『素晴らしい教授じゃな。
ヤマトは何処におるんじゃ。早速、リッチに単語を読んでもらおうじゃないか。』
グリムむ急かされ、寝ていたヤマトを起こすとリッチに分かる単語を教えてもらった。
読めた単語は少なかったが、価値のある結果が得られた。
4本の柱の上に球体が描かれている図には『制御』
と意味する単語が書かれている。
4つの柱は打ち上げた球体の位置制御に使われているのではないだろうか。
そして、柱と球体の図が3カ所に出てくるが、全て球体は4つの柱の中央に描かれている。
魔法で球体が空に浮かび続けているのだろうか。
「柱が交わりし場所に星は輝き…か
金色の球体が星になって、柱の上で輝いているのか。」
浩司が冗談を言うが、本当に何を指し示しているのだろう。。
柱が交わりし場所に星は輝き
光と闇に導かれ、天と地、全てが始まりし場所への道を示す
せめて柱の場所の手掛かりが欲しい所だが、その記述は無さそうだ。
この時代、わざわざ記述するまでも無い物だったのかも知れない。
4本の柱を見つけるの必要が有るが、何処を探せばいいのか見当もつかない。
ポトリ教授が何か気が付くと助かるのだが。
その後3日間、遺跡を調べてみたが新しい発見は無かった。
柱に描かれている魔法陣と写し取り、ノートと柱の絵が彫られている板を手に入れ最後の遺跡へ移動する事になった。
発見したノートについて借りて調べてみたが、特に隠された記述も無く写真を撮らせてもらうだけだった。
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