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2日目の周辺調査でも問題は無く、明日、拠点を移し遺跡調査を始める事になった。
ただ、クリームのニコラスさんが何か気になる事が有るみたいだ。

「特に何か有った訳ではない。しかし、嫌な感じがする。」
「俺達、クリームはニコラスの勘に何度も助けられた。
 こいつが気になるなら、きっと何かが有ると思う。」

ジークさんの言葉にクリームのメンバーが頷いている。
バラン将軍もニコラスさんの勘を重視し、念入りにメンバーの武器、防具、魔道具の手入れを行う様に指示を出していた。
俺達も念入りに手入れを行い、オリバー隊長の防具も錬成術で修復を行う事にした。

「まるで新品だ。それに、性能が上がっているな。」
「それは土の魔力を練り込んで錬成を行っているからですよ。
 普通に錬成するより、強度や弾性度が上ります。」

オリバー隊長が防具の性能を確認する為、防具を身にまとい剣を振りはじめた。

「オリバーどうした。張り切り過ぎると明日に響くぞ。」

バラン将軍が俺達の様子を見に来てくれた。
そして、オリバー隊長の身に着けている武器や防具を見て納得した様で

「オリバーの武器や防具まで見てもらって助かる。拓殿は、鍛冶職人としての技術も有るのだな。」
「錬成術で修復をしただけですよ。新規で作るとなると別です。」
「そうなのか?」
「特に武器なんてバランスが難しいですしね。」

何度か皆の持つ武器を真似て作ってみたが、ウルトラアイで武器から発せられるオーラを比較しても数ランク下の質になっている。
普通に売っている剣程度の物を作るのが限度だった。
何が違うのかも分からない。

「拓殿。良ければ、部下の装備修復の依頼をさせて頂けないだろうか。」
「良いですよ。皆さんには色々とお世話になっていますから。
 明日の事を考えると対応出来るのは5人ですかね。」

遺跡内部への斥候として入る兵士の中から5人選び武器と防具の錬成を行う事になった。
年季が入っているが、大切に扱われているのが分かる。
ただ、一部欠けたり、物理攻撃や魔法を受けた後が目に付く。
少し待っていてもらい、一度テントに戻り隠れた所でアイテムボックスから金属の素材を取り出した。
防具と素材に土魔法を練り込んでいく。十分練り込めた所で

「錬成」

良い感じで出来たと思う。修復を終え、身に着けてもらう。

「これは凄い。新品同様なのに長年使いこまれたかの様に体になじんでいる。」
「何処が欠けていたかも分からない程綺麗な仕上がりだ。」

皆さん、嬉しそうに体を動かして確認を始めた。

「お前達、はしゃぎ過ぎだ。わざわざ対応してくれたんだ。大切に扱えよ。」
「「「はい」」」

バラン将軍の言葉で気を引き締めると、俺に礼を述べてテントの方へ戻っていった。

「拓殿、ありがとう。戻ったら、修復料金を支払わせてもらう。」
「別に良いですよ。色々とお世話になっているし。その代り、美味しい食事をご馳走してもらえませんか。」

深kく息をして俺の顔を見ると、いつもの様に笑いながら

「分かった。良い店を探しておこう。」
「OZの方は終わっているので、何も無ければ1日10人。順番を決めておいて下さい。」
「全員の分をやってくれるのか。」
「彼等だけという訳にはいかないでしょうから。その代り、美味しい食事を忘れないでくださいよ。」
「拓殿、感謝する。」
「では、明日の遺跡探索、宜しくお願いします。」

自分のテントに戻る事にした。いよいよ遺跡調査が始まる。
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