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148 公爵令嬢は野外活動をする1
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学校祭前に遡る事テスト期間。
なんと、今回のテストから武術と魔法実技の総合評価となってしまっていた。
そんなの、武術で足を引っ張るに決まってるので、座学と魔法実技をMAXまで頑張った。
そのおかげで、座学はリリーちゃんと一緒に花丸満点、魔法実技は三体のオリハルコンゴーレムで的を粉微塵にしてやった。
結果、座学一位、武術最下位、魔法実技一位(完全にやりすぎ)と言う結果に。
そして総合順位は、魔法実技のおかげもあってか、何とか十班のリーダーに潜り込めた。
ちなみに、一班のリーダーはロナウド王子。
まああの人とセシル様は、座学もほぼ満点だし、武術や魔法実技も他の人に比べて頭一つどころか五人分以上抜きん出てるからね。
他の友達たちは、セシル様二班リーダー、リリーちゃん三班リーダー、アンリさん一班、ウッディ君二班、ビクター君三班。
何それ羨ましい。
てか、三班チートすぎじゃない?
私も知ってる人がいるんだけど、それがウノ君とか勘弁してくれ。
私の班は全員で三人だから、あと一人。
トリーさんという女性。
三かよ。
学校祭が終わり、次の行事は野外活動。
今回は二年生と合同研修で、私たちの班には三人着いた。
一年生の十班から下位順に二年生の一班から着くことになった。
つまり、私たちの班にカーネル生徒会長がいる。
うへぇ、頼りになるけどなんか素直に喜べない。
残りの二人は男女一人づつ。
二年生は一年生より人数が少ないので、全班が六人になっている。
六人になると、野営時間が少なくて良かった、とか思っている一年生。
甘いんだよ。
野外活動は森の中に入っていくから、危険度は海事研修に比べて圧倒的に高いんだよ。
しかも、お金が使えないから、完全に自給自足。
先輩だからと言って皆が皆野営が得意とも限らないから、気を引き締めておかないと物理的に痛い目にあうよ。
野外活動開始の日、海事研修の時よりかなり多くの付き添いの先生がいた。
ひと班に一人づつ、全体管理に三人。
それだけ危険度が高い。
まずは乗合馬車で森の入口まで進んで、そこからはひたすら徒歩。
一応冒険者たちが作った道っぽいものはあるけど、ちゃんとした道に比べて凹凸が多くて足場が悪いし、鬱蒼と生い茂った森の中は昼でも薄暗い。
いつ野獣か魔獣に襲われるか分からない不安と緊張感で、体力とSAN値はガリガリと削られていく。
私はと言うと、そんな歩きにくい場所で無駄に体力使いたくないから、獣型ゴーレムで荷物と一緒に私を運んでもらう。
もちろん操るのは私だから、足場や周りの気配は私自身が確認していかないといけないんだけど、体力ダダ削りの状態より集中も出来てるから、特に問題ない。
「やり方は狡いですが、魔法の実力あってこその手法ですね。
実に貴女らしい。」
だから、狡いとか言わずに素直に褒めてくれよ!
昼食時間。
手分けして狩りや採取をしていく。
男子が狩り組で女子が採取組。
山菜や木の実を取っていく。
私はついでに薬草や実験用の植物も採っていく。
男子組が帰ってきた。
収穫は兎一羽。
まずまずの出来じゃない?
私達も、木の実や山菜、キノコが結構取れた。
料理は任せて!レッツクッキン。
血抜きした兎を捌いて一口大にきる。
自前の塩コショウで味付けして鍋で炒めたら、鍋の中に水を投入。
山菜やキノコを入れて出汁がしっかりでたら調味料で味付けして、兎と山菜のスープの完成。
もう一品。
生で食べれる野草と木の実を味付けしながらざっくり混ぜて、仕上げに砕いたクルミをかければ、サラダの完成。
意外と贅沢な食卓にみんな湧き上がる。
「兎を丸ごと使い切って良かったのですか?
夕食で狩りが出来ない分、食べられる物を残しておいた方が良かったと思いますが。」
普通ならそうだね。
ただ、小さな兎一羽で六人(プラス先生)のお腹を満たすとか無理案件。
私、もっと食べたいし。
それに、夜には夜の狩りが出来るんだよ。
ひたすら歩いて到着したのが、割と広めの野営場所。
ここで一人用のテントを各々建てて夜営をしていくんだけど、私はいつものように小さい小屋を建てた。
「「「邪魔。」」」
二年生三人に言われたけど、高床式に作っててむしろテントより場所取ってないからね?
そして夕食の時間。
日暮れ前に私は獣型ゴーレムに乗って森の中へ向かう。
「夜に狩りだなんて、危険です!
止めなさい!」
残念、止めないよ。
私は実験と称して夜に狩りをした事があるんだよ。
その結果、見せてあげる!
森の中に入ってしばらくすると、木陰で休んでいる野鳥を発見。
何故暗い森の中で野鳥を見つけられたかと言うと、火属性魔法の応用、サーモグラフィー。
熱を発している生き物を感知して、見つけられるのだ。
そしてその鳥を火属性魔法で熱を奪い、死んだところで獲物をゲット!
これを四回繰り返して、お肉ゲットだぜ!
一匹は食べられない肉だったから実験用。
大量のお肉を短時間で持って帰った私に、生徒も先生もビックリ!
「一体、どうやってこれ程の獣を狩って来たんですか?」
「火属性魔法を使って捕獲しました。」
「「「「「「ファ?」」」」」」
みんなにどうやったか詳しく話をしたところ、先生が一番驚いていた。
「そんな応用の仕方なんて知らなかった……
いや、知っていたとしても、活用出来る人なんてほんのひと握りだけですよ……」
「全く、一般の人達とは思考回路が異常だと思っていましたが、このような事まで考えていただなんて。
貴女には驚かされるばかりです。」
思考回路が異常だとか言うなよ。
他の班では昼の狩りの残り物や携帯保存食を食べている中、私たちは豪勢に串焼肉三昧。
色んな調味料や香味野菜で味付けも変えて、みんな大満足。
お味はいかが?
「初日の夕食がこれ程豪勢だった事、過去にありませんでした。」
味の感想を聞いてるんだって、先生。
なんと、今回のテストから武術と魔法実技の総合評価となってしまっていた。
そんなの、武術で足を引っ張るに決まってるので、座学と魔法実技をMAXまで頑張った。
そのおかげで、座学はリリーちゃんと一緒に花丸満点、魔法実技は三体のオリハルコンゴーレムで的を粉微塵にしてやった。
結果、座学一位、武術最下位、魔法実技一位(完全にやりすぎ)と言う結果に。
そして総合順位は、魔法実技のおかげもあってか、何とか十班のリーダーに潜り込めた。
ちなみに、一班のリーダーはロナウド王子。
まああの人とセシル様は、座学もほぼ満点だし、武術や魔法実技も他の人に比べて頭一つどころか五人分以上抜きん出てるからね。
他の友達たちは、セシル様二班リーダー、リリーちゃん三班リーダー、アンリさん一班、ウッディ君二班、ビクター君三班。
何それ羨ましい。
てか、三班チートすぎじゃない?
私も知ってる人がいるんだけど、それがウノ君とか勘弁してくれ。
私の班は全員で三人だから、あと一人。
トリーさんという女性。
三かよ。
学校祭が終わり、次の行事は野外活動。
今回は二年生と合同研修で、私たちの班には三人着いた。
一年生の十班から下位順に二年生の一班から着くことになった。
つまり、私たちの班にカーネル生徒会長がいる。
うへぇ、頼りになるけどなんか素直に喜べない。
残りの二人は男女一人づつ。
二年生は一年生より人数が少ないので、全班が六人になっている。
六人になると、野営時間が少なくて良かった、とか思っている一年生。
甘いんだよ。
野外活動は森の中に入っていくから、危険度は海事研修に比べて圧倒的に高いんだよ。
しかも、お金が使えないから、完全に自給自足。
先輩だからと言って皆が皆野営が得意とも限らないから、気を引き締めておかないと物理的に痛い目にあうよ。
野外活動開始の日、海事研修の時よりかなり多くの付き添いの先生がいた。
ひと班に一人づつ、全体管理に三人。
それだけ危険度が高い。
まずは乗合馬車で森の入口まで進んで、そこからはひたすら徒歩。
一応冒険者たちが作った道っぽいものはあるけど、ちゃんとした道に比べて凹凸が多くて足場が悪いし、鬱蒼と生い茂った森の中は昼でも薄暗い。
いつ野獣か魔獣に襲われるか分からない不安と緊張感で、体力とSAN値はガリガリと削られていく。
私はと言うと、そんな歩きにくい場所で無駄に体力使いたくないから、獣型ゴーレムで荷物と一緒に私を運んでもらう。
もちろん操るのは私だから、足場や周りの気配は私自身が確認していかないといけないんだけど、体力ダダ削りの状態より集中も出来てるから、特に問題ない。
「やり方は狡いですが、魔法の実力あってこその手法ですね。
実に貴女らしい。」
だから、狡いとか言わずに素直に褒めてくれよ!
昼食時間。
手分けして狩りや採取をしていく。
男子が狩り組で女子が採取組。
山菜や木の実を取っていく。
私はついでに薬草や実験用の植物も採っていく。
男子組が帰ってきた。
収穫は兎一羽。
まずまずの出来じゃない?
私達も、木の実や山菜、キノコが結構取れた。
料理は任せて!レッツクッキン。
血抜きした兎を捌いて一口大にきる。
自前の塩コショウで味付けして鍋で炒めたら、鍋の中に水を投入。
山菜やキノコを入れて出汁がしっかりでたら調味料で味付けして、兎と山菜のスープの完成。
もう一品。
生で食べれる野草と木の実を味付けしながらざっくり混ぜて、仕上げに砕いたクルミをかければ、サラダの完成。
意外と贅沢な食卓にみんな湧き上がる。
「兎を丸ごと使い切って良かったのですか?
夕食で狩りが出来ない分、食べられる物を残しておいた方が良かったと思いますが。」
普通ならそうだね。
ただ、小さな兎一羽で六人(プラス先生)のお腹を満たすとか無理案件。
私、もっと食べたいし。
それに、夜には夜の狩りが出来るんだよ。
ひたすら歩いて到着したのが、割と広めの野営場所。
ここで一人用のテントを各々建てて夜営をしていくんだけど、私はいつものように小さい小屋を建てた。
「「「邪魔。」」」
二年生三人に言われたけど、高床式に作っててむしろテントより場所取ってないからね?
そして夕食の時間。
日暮れ前に私は獣型ゴーレムに乗って森の中へ向かう。
「夜に狩りだなんて、危険です!
止めなさい!」
残念、止めないよ。
私は実験と称して夜に狩りをした事があるんだよ。
その結果、見せてあげる!
森の中に入ってしばらくすると、木陰で休んでいる野鳥を発見。
何故暗い森の中で野鳥を見つけられたかと言うと、火属性魔法の応用、サーモグラフィー。
熱を発している生き物を感知して、見つけられるのだ。
そしてその鳥を火属性魔法で熱を奪い、死んだところで獲物をゲット!
これを四回繰り返して、お肉ゲットだぜ!
一匹は食べられない肉だったから実験用。
大量のお肉を短時間で持って帰った私に、生徒も先生もビックリ!
「一体、どうやってこれ程の獣を狩って来たんですか?」
「火属性魔法を使って捕獲しました。」
「「「「「「ファ?」」」」」」
みんなにどうやったか詳しく話をしたところ、先生が一番驚いていた。
「そんな応用の仕方なんて知らなかった……
いや、知っていたとしても、活用出来る人なんてほんのひと握りだけですよ……」
「全く、一般の人達とは思考回路が異常だと思っていましたが、このような事まで考えていただなんて。
貴女には驚かされるばかりです。」
思考回路が異常だとか言うなよ。
他の班では昼の狩りの残り物や携帯保存食を食べている中、私たちは豪勢に串焼肉三昧。
色んな調味料や香味野菜で味付けも変えて、みんな大満足。
お味はいかが?
「初日の夕食がこれ程豪勢だった事、過去にありませんでした。」
味の感想を聞いてるんだって、先生。
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