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2第目、生活
10章
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羅針は目を開けた。ここは学校だな、っと思った。いや、しかしベッドが多すぎる。十個ぐらい横になっている。それが、2列だ。
「あ、そうだ。ラッシュは?どうなった。?生きてるの?」
すごく心配だった。すると、一番奥に人が密集していた。
「心配するな。ラッシュは、ガスを吸っていたが、命の危険はない。今、血管や肺に根を植え付け、毒ガスを抜いている。」
人だかりの逆の方から一人の女性が現れた。結構若い。
「なら、いいんですけど。」
気持ちが軽くなった。
「初めてだったな。どうも、コルドだ。医療班の班長だ。怪我をしたら、こいつで助けるぜ。」
気が強そうだ。そう言って、手のひらから双葉が出てきた。
「もしかして、植物ですか?」
「あぁ!そうだ。よろしくな。」
手を差し伸べてきたので、自然と手を握っていた。なんか、自分の手のひらから体中に、力が湧いてくる。
コルドは、ラッシュの所に戻っていった。
「安静にしときな。そうしたら、効率よく毒が抜けるから。」
ラッシュの目を大きく開いた。
「おい!!グルンは?生きてるか?」
「おいおい、そんなにピンピンしてるならあいつも安心してる。あぁ、大丈夫だ!」
コルドはラッシュの口を開き、腫れ物がないか確認した。何もなかった。
「おいおい、元気かよ?お前が、敵を逃して、悔いて泣いていた事聞いていたんだぜ。まさか、羅針に聞かれたくないとか思ってない?ハハッ!!」
そう言ったのは、羅針のベッドの横に現れた、グルンだった。
「はい。聞いてみてよ。」
「オーー!(泣)なぜ、のがした僕は。しかも、グルンも死なせてしまった。クッ!!羅針にも怪我させてしまった。これじゃ、誰一人守れりゃしない。」
そう聞こえてきたのは、グルンが持って来た、一センチのある種。確かに、ラッシュの声だ。
「おい!!貸せ!!やめろ。しかも、羅針に見せるなんて。」
ラッシュは、ベッドを飛び出し、グルンを追いかけた。グルンは、逃げた。二人ともすごい怪我なのに。
「おホン!君たち、今どんな状況なのか、お忘れかな?」
二人とも、動きが石のように止まった。羅針が振り返ると、太い木の根がコルドの周りのベッドや壁を張っていた。もう少しで、羅針のベッドも覆い尽くされる寸前だった。
二人、仲良く、静かに元のベッドに帰っていった。二人、隣同士のベッドだった。グルンは、戻る時羅針にこう言った。
「あの人。怒らせると、命が危ない。気を付けよ。一人の先生が今も、寝たきりの状態なんだ。」
羅針は、すごい寒気がした。もちろん、その話を聞いたからだと思うが、もう一つの理由。それは、
「うーん。大事な生徒が怖がるだろう?」
羅針の後ろから、グルンの肩に手をやっていた。グルンは明らかに、動きがおかしい。
ラッシュは、
「おい!!ここは、本当の事言おうぜ。そうすれば、どうにか解決するんじゃね?せーの!!」
二人は、目を合わせ、
「あんたの性格がもたらす言動は、命の危険を感じます。どうにかしてもらえませんか?」
まるで、小学生の運動会の宣誓みたいだった。どこか、しっくりこない。
もちろん、その後は…
~あなたの想像に任せます!!どんな事が起こったのか、あなた次第で変わります。
「あ、そうだ。ラッシュは?どうなった。?生きてるの?」
すごく心配だった。すると、一番奥に人が密集していた。
「心配するな。ラッシュは、ガスを吸っていたが、命の危険はない。今、血管や肺に根を植え付け、毒ガスを抜いている。」
人だかりの逆の方から一人の女性が現れた。結構若い。
「なら、いいんですけど。」
気持ちが軽くなった。
「初めてだったな。どうも、コルドだ。医療班の班長だ。怪我をしたら、こいつで助けるぜ。」
気が強そうだ。そう言って、手のひらから双葉が出てきた。
「もしかして、植物ですか?」
「あぁ!そうだ。よろしくな。」
手を差し伸べてきたので、自然と手を握っていた。なんか、自分の手のひらから体中に、力が湧いてくる。
コルドは、ラッシュの所に戻っていった。
「安静にしときな。そうしたら、効率よく毒が抜けるから。」
ラッシュの目を大きく開いた。
「おい!!グルンは?生きてるか?」
「おいおい、そんなにピンピンしてるならあいつも安心してる。あぁ、大丈夫だ!」
コルドはラッシュの口を開き、腫れ物がないか確認した。何もなかった。
「おいおい、元気かよ?お前が、敵を逃して、悔いて泣いていた事聞いていたんだぜ。まさか、羅針に聞かれたくないとか思ってない?ハハッ!!」
そう言ったのは、羅針のベッドの横に現れた、グルンだった。
「はい。聞いてみてよ。」
「オーー!(泣)なぜ、のがした僕は。しかも、グルンも死なせてしまった。クッ!!羅針にも怪我させてしまった。これじゃ、誰一人守れりゃしない。」
そう聞こえてきたのは、グルンが持って来た、一センチのある種。確かに、ラッシュの声だ。
「おい!!貸せ!!やめろ。しかも、羅針に見せるなんて。」
ラッシュは、ベッドを飛び出し、グルンを追いかけた。グルンは、逃げた。二人ともすごい怪我なのに。
「おホン!君たち、今どんな状況なのか、お忘れかな?」
二人とも、動きが石のように止まった。羅針が振り返ると、太い木の根がコルドの周りのベッドや壁を張っていた。もう少しで、羅針のベッドも覆い尽くされる寸前だった。
二人、仲良く、静かに元のベッドに帰っていった。二人、隣同士のベッドだった。グルンは、戻る時羅針にこう言った。
「あの人。怒らせると、命が危ない。気を付けよ。一人の先生が今も、寝たきりの状態なんだ。」
羅針は、すごい寒気がした。もちろん、その話を聞いたからだと思うが、もう一つの理由。それは、
「うーん。大事な生徒が怖がるだろう?」
羅針の後ろから、グルンの肩に手をやっていた。グルンは明らかに、動きがおかしい。
ラッシュは、
「おい!!ここは、本当の事言おうぜ。そうすれば、どうにか解決するんじゃね?せーの!!」
二人は、目を合わせ、
「あんたの性格がもたらす言動は、命の危険を感じます。どうにかしてもらえませんか?」
まるで、小学生の運動会の宣誓みたいだった。どこか、しっくりこない。
もちろん、その後は…
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