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次の現場
二つ目
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三人は以前、入って右の二階に行った事があった。次は左二階の部屋に行こうとなった。封印札は南風君の手に握られていたので、それを持って来た。後三枚のみ!一つも欠ける事は許されない。
「よし、入るぞ、心の準備は良いか?」
「おう!」
もう誰も、恐怖には支配されていなかった。
そこは、何もない部屋だった。タンス一つあるだけだった。
しかし、さっきの人形部屋の構造をしていた。
「さっきの部屋みたいな構造だから、もしかしたら、ここにあるのかも。」
西野君は、確信していた。
ついさっき、タンス一つしかないと言ったが、最初にそのタンスを調べていた。そこには、一枚の紙が入っていた。それは、この家の構造だった。だから、確信が持てたのだ。
「入るぞ!」
北君は、そう言って先に入っていった。
そこは、一つの大きな壺があった。それ以外は、人形一つでさえ無かった。
壺の近くには、古い破れかけた封印札が落ちていた。
「急げ。また襲ってくる前に、早く封印しろ。」
そう言って、東君は駆け出していった。そして、素早く封印した。
「よし、気を抜くな。奴は、近くには潜んでいるかもしれない。壺の中の、仲間を助けようとしているかもしれないからな。」
しかし、そんな予感は当たらなかった。
何分経っただろうか?
「早く出よう。ここが一番危ないんじゃない?」
西野君は、早く出ようと、ドアに向かっていた所だった。
「そうだな、」
東君もまた、出ようとした。
すると、
「ぎゃあ!」
北君の声が聞こえた。しかしその後には、二人の悲鳴も聞こえていた。
封印されていたその部屋の床が、崩れてしまったのだ。急に、だ!
そして、地下室へと、落ちていったのだ。
「よし、入るぞ、心の準備は良いか?」
「おう!」
もう誰も、恐怖には支配されていなかった。
そこは、何もない部屋だった。タンス一つあるだけだった。
しかし、さっきの人形部屋の構造をしていた。
「さっきの部屋みたいな構造だから、もしかしたら、ここにあるのかも。」
西野君は、確信していた。
ついさっき、タンス一つしかないと言ったが、最初にそのタンスを調べていた。そこには、一枚の紙が入っていた。それは、この家の構造だった。だから、確信が持てたのだ。
「入るぞ!」
北君は、そう言って先に入っていった。
そこは、一つの大きな壺があった。それ以外は、人形一つでさえ無かった。
壺の近くには、古い破れかけた封印札が落ちていた。
「急げ。また襲ってくる前に、早く封印しろ。」
そう言って、東君は駆け出していった。そして、素早く封印した。
「よし、気を抜くな。奴は、近くには潜んでいるかもしれない。壺の中の、仲間を助けようとしているかもしれないからな。」
しかし、そんな予感は当たらなかった。
何分経っただろうか?
「早く出よう。ここが一番危ないんじゃない?」
西野君は、早く出ようと、ドアに向かっていた所だった。
「そうだな、」
東君もまた、出ようとした。
すると、
「ぎゃあ!」
北君の声が聞こえた。しかしその後には、二人の悲鳴も聞こえていた。
封印されていたその部屋の床が、崩れてしまったのだ。急に、だ!
そして、地下室へと、落ちていったのだ。
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