私の幻想はホントにあった

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9.楽しい旅行!!!・・・多分・・・?

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3日飛ばして、7月23日(土)。





この日、いよいよ大阪のおばあちゃんの家へ行く日だった。





いつもは忙しい父も、今回の旅行のために2週間の休暇を

取っており、皆、早起きした。





「よ~し!じゃあ、皆、行きますか~!!」

「お~!!」





そうして、新幹線に乗った。

新幹線の中で、皆で駅弁を食べる。





「美味し~い!!」





しばらく時間が経ち、ミリカは、アイスクリームが食べたくなった。





「ねぇ、この新幹線の中の車内販売で、アイスクリーム、

売ってるわよね?私、前の車両に行って買ってくる!!」

「ちょ、ちょっと!!待ちなさい!!待ってれば、

こっちにも回ってくるわよ!!」と母が言う。





父も、同じように、

「そうだぞ!!大人しく待ってなさい!!」と言った。





「やだ~!!今すぐ食べたい!!」

「仕方ない子ね~。じゃあ、買ってきなさい」

「やった~!!」





父は、

「良いのかよ・・・」と、小声でつぶやいた。





「じゃあ、私、前の方の車両に行ってくる!!」

「気をつけてね~!!」

「は~い!!」





ミリカは、いくつか前の車両へ移動した。

自動ドアがいくつも開く。





〝ウイ~ン〟〝ウイ~ン〟





「アイス!アイス!」





すると・・・・・・





「え?何コレ?」
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