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店長の休憩
それぞれの味
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「いらっしゃいませ~」
「どれする?」「これかな?」「あれがいい!」「お前は?」「先選べよ」「いいから」
ランダム野菜炒め
「何名様でございますか?」
「7です。」
「かしこまりました。え~と…家族ランダムやさい炒めがお一つ…ご飯が五つ…とんかつがお二つ…照り焼きがお一つ…豚汁が四つ…ふりかけがお二つ……1600…1000…1000…430…480…40…4550円です。」
「はい。」
「ごゆっくりどうぞ~」
「何したっけ?」「野菜炒め。全員食えるだろ。」「サンキュー!」「野菜炒めか~最近食べてなかったな~。」「だからこんなに…」「太ってないし!」「いやぷにぷにだよ~?」「ぐっ…」
「…騒がしい客が来たな…」
「この席、ギリ六人までだわ。」
「俺が出るよ。」
「ごめんな!野菜炒め、分けとくよ。」
「ありがとう。」
つっても席空いてねーけど…
「ここ座りな。」
「ん?いいんですか?」
「いいよ。私は店長だから。」
「そ…そうですか…ありがとうございます。」
「なんかの集まりかなにか?」
「ええ。」
「いいのか?」
「いいんですよ。そろそろ抜ける予定ですし。」
「あそう。」
「まじ!?お前抜けんの?リーダーやめてくれよ~!そういう冗談!」
「いや、冗談じゃないぞ。」
「…店長。説得してやってくれ。」
「は?私が?」
「あいつの話は聞かなくていいよ。」
「ん~まぁね。そういや、抜けるのってなんで?」
「正直、ノリが苦手なんだ。」
「そういう…」「え~!まじで~!」
「黙っててくれ。あとそろそろ野菜炒めをくれ。」
「あ、すまんすまん。はい。」
「ありがと。…いい奴らではあるんだがな。」
「…しょうがない。私が君に留めて置くように言おう。」
「…まぁ、話は聞くよ。」
「野菜炒めってな」
「早速それか。」
「いやいや、綺麗事になるけど説得力あるから。」
「…」
「野菜炒めは普通、いろんな野菜を入れるが、時には肉を入れるときもある。」
「今入ってるもんな。ん、うまいな。」
「うまいのは当たり前だ。それぞれの野菜、肉の味をうまく調味料で整え、最高の味のになるようにしている。きっと、その調味料が君みたいなリーダー的なやつなんだよ。」
「…調味料ね。」
「今度からお前のあだ名調味料な。」
「聞いてたか。」
「やめねーでくれよ~!」
「はぁ~…」
「頼むよ~!」
「…」
「お願い!」
「お前らがもっとしっかりしてくれたらね。」
「わかった!やるから!な!みんな!」
「「「なにが?」」」
「話聞いとけよ!」
…
「「「俺等もっと頑張るからやめねぇでくれー!」」」
「マジお前いねぇと統率とれねぇって!」「全員あんたの言うことしか聞かねぇんだもん!」「おねが~い!」
「だとよ。」
「…考えとく。」
「俺等の力量次第だって。」
「「「やってやら~!」」」
「猛々しいやつらがいるもんだな。」
「…俺、先車戻っとくな。」
「「「あいよ。」」」
「それじゃあ。店長さん。野菜炒め、美味かったよ。野菜と肉の良さが際立つ野菜炒めだった。」
「…ふふ…ありがと。」
「どれする?」「これかな?」「あれがいい!」「お前は?」「先選べよ」「いいから」
ランダム野菜炒め
「何名様でございますか?」
「7です。」
「かしこまりました。え~と…家族ランダムやさい炒めがお一つ…ご飯が五つ…とんかつがお二つ…照り焼きがお一つ…豚汁が四つ…ふりかけがお二つ……1600…1000…1000…430…480…40…4550円です。」
「はい。」
「ごゆっくりどうぞ~」
「何したっけ?」「野菜炒め。全員食えるだろ。」「サンキュー!」「野菜炒めか~最近食べてなかったな~。」「だからこんなに…」「太ってないし!」「いやぷにぷにだよ~?」「ぐっ…」
「…騒がしい客が来たな…」
「この席、ギリ六人までだわ。」
「俺が出るよ。」
「ごめんな!野菜炒め、分けとくよ。」
「ありがとう。」
つっても席空いてねーけど…
「ここ座りな。」
「ん?いいんですか?」
「いいよ。私は店長だから。」
「そ…そうですか…ありがとうございます。」
「なんかの集まりかなにか?」
「ええ。」
「いいのか?」
「いいんですよ。そろそろ抜ける予定ですし。」
「あそう。」
「まじ!?お前抜けんの?リーダーやめてくれよ~!そういう冗談!」
「いや、冗談じゃないぞ。」
「…店長。説得してやってくれ。」
「は?私が?」
「あいつの話は聞かなくていいよ。」
「ん~まぁね。そういや、抜けるのってなんで?」
「正直、ノリが苦手なんだ。」
「そういう…」「え~!まじで~!」
「黙っててくれ。あとそろそろ野菜炒めをくれ。」
「あ、すまんすまん。はい。」
「ありがと。…いい奴らではあるんだがな。」
「…しょうがない。私が君に留めて置くように言おう。」
「…まぁ、話は聞くよ。」
「野菜炒めってな」
「早速それか。」
「いやいや、綺麗事になるけど説得力あるから。」
「…」
「野菜炒めは普通、いろんな野菜を入れるが、時には肉を入れるときもある。」
「今入ってるもんな。ん、うまいな。」
「うまいのは当たり前だ。それぞれの野菜、肉の味をうまく調味料で整え、最高の味のになるようにしている。きっと、その調味料が君みたいなリーダー的なやつなんだよ。」
「…調味料ね。」
「今度からお前のあだ名調味料な。」
「聞いてたか。」
「やめねーでくれよ~!」
「はぁ~…」
「頼むよ~!」
「…」
「お願い!」
「お前らがもっとしっかりしてくれたらね。」
「わかった!やるから!な!みんな!」
「「「なにが?」」」
「話聞いとけよ!」
…
「「「俺等もっと頑張るからやめねぇでくれー!」」」
「マジお前いねぇと統率とれねぇって!」「全員あんたの言うことしか聞かねぇんだもん!」「おねが~い!」
「だとよ。」
「…考えとく。」
「俺等の力量次第だって。」
「「「やってやら~!」」」
「猛々しいやつらがいるもんだな。」
「…俺、先車戻っとくな。」
「「「あいよ。」」」
「それじゃあ。店長さん。野菜炒め、美味かったよ。野菜と肉の良さが際立つ野菜炒めだった。」
「…ふふ…ありがと。」
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