上 下
12 / 17

6-12.こんなところでっ!? ①

しおりを挟む
 
 .+:┄┄┄┄:+.


 ハロウィンも終わって、街がクリスマスでディスプレイされるころのある日。
 彩葉はデパートへ向かった。冬物の買い物のついでに、舜太郎が大好きな(たいていの食べ物は好物だが)秋限定のバウムクーヘンの詰め合わせを手土産に、湖月邸を訪れた。ついでに、このブランドの焼き菓子が舞衣の好物なので、家用にも焼き菓子のセットを買った。

 和モダンな豪邸は閑散としていて、彩葉は居心地が悪く感じていた。いくら、花や観葉植物を飾っていても、生活感がなくてモデルルームみたいだからだ。
 離れのアトリエみたいに、いろんなフィギュアや自作品を飾ればいいのに。と、思いながら、豪邸の脇をとおり抜け、離れのアトリエに向かい引き戸を開ける。

「こんにちはー! 舜太郎くん、近くに来たから寄っ……わぁお」

 入ってすぐの談話室にあるパソコンの前に座る舜太郎は、髪はボサボサ、髭は伸びっぱなし、作務衣もだらしなく着ている。

(これはあかん。あきませんわ~。堕ちてるわ~)

 彩葉は、舜太郎を麒麟かユニコーンだと思ってた。世俗と真逆のところにいて、邪気というものを知らない。ローマ彫刻の原寸大リアルフィギュアみたいだなと。
 それが、人に零落していた。髭もボッサボサなっさんだ、これは。芳しいイケメンはどこにいった?
 動作も緩慢で、のそっと動く。あれ、あれだ、カ○ナシみたいだ。

「ああ、彩葉さん。お久しぶりです」

 目の下にくまを作った舜太郎の頬がこけている。

(あー! あー! 鑑賞的美形が台無しじゃぁ! カムバック、イケメン~!)

 彩葉の顔に感情のすべてが出ているが、声はつとめて普通に徹した。感情的に話したら、堕ちた舜太郎をさらに追い詰めそうだった。
 人を殺すのに武器はいらない。視線と言葉の刃で人は簡単に死んでしまう。

「えーと、舜太郎くんは、なにしてたんです?」

「アニメの配信を見てました。ガ○ダムを初代から。今は0080を観終えたところです」

「嘘だと言って」

「タイトルですね」

(いやいや、あんたの状況がだよ。まあ、アニメ見る気力まで回復したのか、な? というか、寝てなさそう。……舜太郎くんは独り身だしなぁ。いくらスーパーベテラン家政婦さんがいても、ヒキコモリしてたらこうなるよねぇ。鑑賞的美形も人の子かぁ。そりゃそうか)

「……あの、彩葉さん」

「なんです?」

 彩葉は手土産のバウムクーヘンの包装紙を取り、「はい」と舜太郎に渡す。みんな大好きプレーン味。そして、彩葉は勝手にチョコレート味を食べ始める。しっとりとした生地に大人のチョコレートの風味がとっても合う。さすが、ブランドバウムクーヘン。とってもおいしい。

(秋限定の栗味とさつまいも味も楽しみ。うんうん。現実から逃避したい)

「七瀬まで巻き込んでしまって……すみませんでした」

 舜太郎が頭を下げようとしたので、彩葉は「頭、下げないでくださいよ」と制した。

「主人から話は聞いてます。でも、主人も舜太郎くんも悪くないって、あたしは解釈してます」

 解釈。二次創作の民は──いいや、すべてのオタクは解釈と分析が好きで得意だ。それで作品で語られない隙間を妄想で埋める。もちろん、作品で語られていないぶん、個人個人の解釈や分析が違うことがままあり、スレバトル、リアル殴り合いに発展することもある。実際にリアルイベントで殴り合いがあった伝説もある。それくらいに解釈というのは繊細だ。
 ジャンルの母数が多ければ大手カプが増えるぶん、マイナーカプやニッチ嗜好が埋没する。大手カプだって、原作沿いかアニメ沿い、パロで微妙に解釈が違う。二次創作だとて、自分の世界がある。
 唯一の平穏は、奇跡の解釈の一致である。

「解釈、ですか?」

「あたし、お師匠先生の気持ちもわかるんですよね。知ってると思うんですけど、二次創作を長いことしてるじゃないですか、あたし。最近は、どんどん年下の、若くて、フレッシュな才能がじゃんじゃん出てきて、追い越されて打ちのめされて。作品が好きって気持ちは勝ち負けじゃないのに。
 仲間内でも、自分だけイイネが少ないとあたしってダメなんじゃないか、あたしの表現や作風は古いんじゃないか、解釈がみんなと違うんじゃないかって……思って、悩んで、苦しんで、嫉妬して、何度も何度もつらくなって、二次創作をやめたくなったことも何度も何度もありました。舜太郎くんの絵は仕事だから、二次創作と土俵が違うってわかってるけど」

「先生は、僕に嫉妬しないですよ。先生に先生にしか描けないものがあって、僕には僕の世界が、あった、のかもしれません」

「そーゆーところですよ。舜太郎くんはさ、負の感情を悪いものだと思って表面化や言語化しないの。んで、溜め込んじゃって解放できない」

「負の感情は悪いものでしょう?」

「悪くない。ちっとも。生きてたら当たり前に出てくる感情なんですよ。子供だってそう。あの子ができるのに自分ができなくてぶちギレたり、保育士さんに振り向いてほしくてギャン泣きすることもあるんです。
 舜太郎くんは大人だし、特殊な環境で育ってるのも知ってます。ストイックでひたむきで善良。だからくさっちゃうんだよ。主人もそう。基本的に善良だから、人を悪く言わない。言えない。そんなの、ストレス溜まる一方だよ」

 バウムクーヘンをもぐもぐしながら言うと、舜太郎は少し顔を悲しそうに歪める。だって、彩葉の持論で自論は、一方的で暴力的とも取れる。

「んとですね。人の悪口を吹聴して歩くのとは違ってて。心のガス抜きに、溜まった毒を出さなきゃなんですよ。あいつがどうだ、こいつがこうだった。生きてたら嫉妬や妬みはあるんです。長じて、憎たらしくなったり、アンチになったりもするんですよ。それを止めるのが理性や正しい心。正しい心を保つためには、負のガスを少しずつ抜かなきゃだめなんです。
 あたしなんか、仲がよくてなんでも打ち明けられる友達にめっちゃグチりますよ。グチってるとき、グチったあと、あたしってクッソクズでダメ人間だなぁって賢者タイムで猛反省しますけど。でも、定期的にそうやって抜かなきゃなんです。負の感情は」

 言ってて特大ブーメランが刺さるが、それはそれ、これはこれ。よそはよそうちはうちと母親がよく言ったものだ。

「二次創作を何度も何度もやめかけて、だけど、続けて来られたのは、ひとつの悪意よりも、ひとつの優しい感想や、待ってくれる人がいるから、がんばろうって前を向けるんです。その人その人の性格もあるんだと思うんですけど、あたしは図太いし、ななくんがいてくれるから。アンチさん、嫌な思いをしてまで読んでくれてサンキューくらいに思うときだってあります。もちろん、開き直る前はガチでへこみますよ。だって、才能ないもん。
 それよりもなによりも、作品が好きだから。好きだから、続けられるんです。創作活動が好きだからなんですよね。もちろん、舜太郎くんと同じだって、語っちゃいけないとわかってるんですけど。でも、待ってる人がいるのを忘れないでって伝えたい」

「彩葉さんが言いたいこと、理解はできるんですます。……でも」

 七瀬よりも背が高く、恵まれた体格の大人の男が子供のように肩を落とす。善良もここまでくれば、卑屈だ。舜太郎でなければ、蹴り上げるところだ。

「舜太郎くんは、絵が嫌いになりましたか?」

 正面を見て言うと、舜太郎は目を背けて悩む。
 しばらく考えたあと、髭に囲まれた口を動かす。彼らしくなく、もごもごと。

「……そうですね。今はまだ」

 彩葉は思う。
 彼は悪意に打ちのめされただけでなく、七瀬を傷つけた自分を悪く感じているのでないか、と。

「たぶん、舜太郎くんは自分が嫌いになっちゃてるんじゃないです?」

 彩葉はバウムクーヘンの栗味のパッケージを開けて、舜太郎に手渡す。舜太郎じゃなかったら、口にねじ込んでまで食べさせるところだ。炭水化物と糖分を摂れ。
 舜太郎は、やはり彼らしくなく、小さく口を開けて、モソモソとバウムクーヘンを食べ始めた。ので、彩葉はさつまいも味のバウムクーヘンをもぐもぐ食べる。細かな干し芋が入っていて美味である。

「……かもしれませんね。だから。だから、七瀬は関係ないんです」

「君島が落ち込んでるのを見るのもつらいんですね」

 二人三脚だから。兄弟のように育った親友を傷つけてしまったとお互いが思っている。話し合えばいいのに、こういうときだからこそ話し合えない。
 心が通じているから。だけど、兄弟だろうと親友だろうと夫婦だろうと他人なのだから、話し合わなければ伝わらない。

「そうだと思います。七瀬はヒキコモリの僕の代わりに六越デパートで開催される打ち合わせもしてくれていますし、言葉で励ます代わりに見守ってくれているんです。その負担が、彩葉さんにもかかっていて、心の底から感謝と謝罪を」

 謝りたい気持ちもわかる。そうやって気持ちを少しでも軽くしたいのが人間だ。怒り続けるより、謝った方が良心も疼かないし、省エネだ。でも、それは逃げではないか?
 師匠に酷評されて、否定されたら怒ればいい。感情を爆発させて『おめーなんか嫌いだよ、バーカ!』と罵り返したほうが、メンタル的にいい。
 愛されて育ち、自分の世界がしっかりしていて、上品な善良の民だから、怒れないで自分ばかり責めてしまう。自暴自棄になって腐りたいのもわかる。
 七瀬は表立っているぶん、ここまで堕ちていない。忙しくしているほうが心が軽くなる。心が亡くなると書いて忙しい、誰だったかが言っていたとおりだ。七瀬は七瀬で心をうしなわせようとしている。真逆のような見た目なのに、似た者親友で、兄弟だ。
 彩葉がそうできないのは、しっかり現実で生きているからだ。メンタル的にも女の方が丈夫にできている。

「だから、謝らないでくださいって。舜太郎くんと君島は、そういう変な間柄じゃないっしょ。……まずは。デパートの展示会までに時間がありますし、もっとバウムクーヘン食べません? ここのバウムクーヘン、好きだったよね? 流し借りますよ。カフェオレくらいあるでしょ」

 それに、来秋には十周年記念個展がある。いつまでもこの状態でいられない。子供じゃないんだから、しっかり落ち込んだら浮上してほしいものだ。
 鬱病だと診断されたら、すべてを丸投げして逃げてしまえばいい。それで心の平穏が保てるなら、社会的地位なんて必要ない。
 舜太郎は一時的なショックで腐ってしまっているんだと、わかっている。
 責任感が強くて、期待されていたものが大きい重圧のなかで育ったのだから。七瀬とともに。
 彼は、脱却できる。七瀬がいるのだから。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】やさしい嘘のその先に

鷹槻れん
恋愛
妊娠初期でつわり真っ只中の永田美千花(ながたみちか・24歳)は、街で偶然夫の律顕(りつあき・28歳)が、会社の元先輩で律顕の同期の女性・西園稀更(にしぞのきさら・28歳)と仲睦まじくデートしている姿を見かけてしまい。 妊娠してから律顕に冷たくあたっていた自覚があった美千花は、自分に優しく接してくれる律顕に真相を問う事ができなくて、一人悶々と悩みを抱えてしまう。 ※30,000字程度で完結します。 (執筆期間:2022/05/03〜05/24) ✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼ 2022/05/30、エタニティブックスにて一位、本当に有難うございます! ✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼ --------------------- ○表紙絵は市瀬雪さまに依頼しました。  (作品シェア以外での無断転載など固くお断りします) ○雪さま (Twitter)https://twitter.com/yukiyukisnow7?s=21 (pixiv)https://www.pixiv.net/users/2362274 ---------------------

セカンドラブ ー30歳目前に初めての彼が7年ぶりに現れてあの時よりちゃんと抱いてやるって⁉ 【完結】

remo
恋愛
橘 あおい、30歳目前。 干からびた生活が長すぎて、化石になりそう。このまま一生1人で生きていくのかな。 と思っていたら、 初めての相手に再会した。 柚木 紘弥。 忘れられない、初めての1度だけの彼。 【完結】ありがとうございました‼

【R-18】記憶喪失な新妻は国王陛下の寵愛を乞う【挿絵付】

臣桜
恋愛
ウィドリントン王国の姫モニカは、隣国ヴィンセントの王子であり幼馴染みのクライヴに輿入れする途中、謎の刺客により襲われてしまった。一命は取り留めたものの、モニカはクライヴを愛した記憶のみ忘れてしまった。モニカと侍女はヴィンセントに無事受け入れられたが、クライヴの父の余命が心配なため急いで結婚式を挙げる事となる。記憶がないままモニカの新婚生活が始まり、彼女の不安を取り除こうとクライヴも優しく接する。だがある事がきっかけでモニカは頭痛を訴えるようになり、封じられていた記憶は襲撃者の正体を握っていた。 ※全体的にふんわりしたお話です。 ※ムーンライトノベルズさまにも投稿しています。 ※表紙はニジジャーニーで生成しました ※挿絵は自作ですが、後日削除します

つがいの皇帝に溺愛される幼い皇女の至福

ゆきむら さり
恋愛
稚拙な私の作品をHOTランキング(7/1)に入れて頂き、ありがとうございます✨読んで下さる皆様のおかげです🧡 〔あらすじ〕📝強大な魔帝国を治める時の皇帝オーブリー。壮年期を迎えても皇后を迎えない彼には、幼少期より憧れを抱く美しい人がいる。その美しい人の産んだ幼な姫が、自身のつがいだと本能的に悟る皇帝オーブリーは、外の世界に憧れを抱くその幼な姫の皇女ベハティを魔帝国へと招待することに……。 完結した【堕ちた御子姫は帝国に囚われる】のスピンオフ。前作の登場人物達の子供達のお話。加えて、前作の登場人物達のその後も書かれておりますので、気になる方は、是非ご一読下さい🤗 ゆるふわで甘いお話し。溺愛。ハピエン🩷 ※設定などは独自の世界観でご都合主義となります。 ◇稚拙な私の作品📝にお付き合い頂き、本当にありがとうございます🧡

交際0日。湖月夫婦の恋愛模様

なかむ楽
恋愛
「いらっしゃいませ」 「結婚してください」 「はい。いいですよ。……ん?」 <パンののぞえ>のレジに立つ元看板娘・藍(30)の前にやって来たのは、噂では売れない画家で常連客の舜太郎(36)だった。 気前よく電撃結婚をした藍を新居で待っていたのは、スランプ中の日本画家・舜日(本名・湖月舜太郎)との新婚生活だった。 超がつく豪邸で穏やかで癒される新婚生活を送るうちに、藍は舜太郎に惹かれていく。夜の相性も抜群だった。 ある日藍は、ひとりで舜太郎の仕事場に行くと、未発表の美しい女性ただ一人を描き続けた絵を見つけてしまった。絵に嫉妬する。そして自分の気持ちに気がついた藍は……。(✦1章 湖月夫婦の恋愛模様✦ 2章 湖月夫婦の問題解決 ✦07✦深い傷を癒して。愛しい人。 身も心も両思いになった藍は、元カレと偶然再会(ストーキング)し「やり直さないか」と言われるが── 藍は舜太郎に元カレとのトラブルで会社を退職した過去を話す。嫉妬する舜太郎と忘れさせてほしい藍の夜は ✦08✦嵐:愛情表現が斜め上では? 突如やって来た舜太郎の祖母・花蓮から「子を作るまで嫁じゃない!」と言われてしまい? 花蓮に振り回される藍と、藍不足の舜太郎。声を殺して……? ✦09✦恋人以上、夫婦以上です。 藍は花蓮の紹介で、舜太郎が筆を折りかけた原因を作った師匠に会いに行き、その真実を知る。 そして、迎えた個展では藍が取った行動で、夫婦の絆がより深くなり……<一部完結> ✦直感で結婚した相性抜群らぶらぶ夫婦✦ 2023年第16回恋愛小説大賞にて奨励賞をいただきました!応援ありがとうございました! ⚠えっちが書きたくて(動機)書いたのでえっちしかしてません ⚠あらすじやタグで自衛してください  →番外編③に剃毛ぷれいがありますので苦手な方は回れ右でお願いします 誤字報告ありがとうございます!大変助かります汗 誤字修正などは適宜対応 一旦完結後は各エピソード追加します。完結まで毎日22時に2話ずつ予約投稿します 予告なしでRシーンあります よろしくお願いします(一旦完結48話

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました

氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。 ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。 小説家になろう様にも掲載中です

【R18・完結】蜜溺愛婚 ~冷徹御曹司は努力家妻を溺愛せずにはいられない〜

花室 芽苳
恋愛
契約結婚しませんか?貴方は確かにそう言ったのに。気付けば貴方の冷たい瞳に炎が宿ってー?ねえ、これは大人の恋なんですか? どこにいても誰といても冷静沈着。 二階堂 柚瑠木《にかいどう ゆるぎ》は二階堂財閥の御曹司 そんな彼が契約結婚の相手として選んだのは 十条コーポレーションのお嬢様 十条 月菜《じゅうじょう つきな》 真面目で努力家の月菜は、そんな柚瑠木の申し出を受ける。 「契約結婚でも、私は柚瑠木さんの妻として頑張ります!」 「余計な事はしなくていい、貴女はお飾りの妻に過ぎないんですから」 しかし、挫けず頑張る月菜の姿に柚瑠木は徐々に心を動かされて――――? 冷徹御曹司 二階堂 柚瑠木 185㎝ 33歳 努力家妻  十条 月菜   150㎝ 24歳

イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。

すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。 そこで私は一人の男の人と出会う。 「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」 そんな言葉をかけてきた彼。 でも私には秘密があった。 「キミ・・・目が・・?」 「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」 ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。 「お願いだから俺を好きになって・・・。」 その言葉を聞いてお付き合いが始まる。 「やぁぁっ・・!」 「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」 激しくなっていく夜の生活。 私の身はもつの!? ※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 では、お楽しみください。

処理中です...