7 / 13
・・✦・7・✦・・
しおりを挟む「あっ♡ ああ♡ んんっ♡」
「こうしたかった。こうして清らかに成熟しようとする、きみを、脳内で何度も何度も犯していた……はぁっ」
「うれし……ぃ♡ いいっ♡ あふっ♡ いいのっ♡ フェリス、きもち、いいっ♡♡」
一途に想っていたのは自分だけじゃなった。
「だめだ、フェリス。一度射精すぞ」
彼が奥を小刻みに穿ち、膣奥にキスをしてくれているみたいだから、膨らんでいた愛しさが弾けた。弾けてしまった。
「メルヴィルさま♡ はぁ。すき、すきですっ♡ すき♡ あ♡ おくも、すき♡」
フェリスは手を伸ばして愛しさを届けようとする。ゆさゆさ揺れていた乳房に彼の大胸筋がくっついた。ずっとぴりぴりしていた乳嘴が夫の胸で潰されて、フェリスは感情の大きなうねりに飲み込まれる寸前だった。
だが、メルヴィルが「う、ぐ……っ」とフェリスの耳元で唸る。腟内にいる雄の肉がビクビクンのた打ったせいで、フェリスは清らかな処女だったのに腟内で達してしまった。
「は♡ あッ♡ っっ~~♡♡」
うねりに呑み込まれたあと、かつて経験したことがない、びゅんっと自分がどこかへ飛んでいく感覚の、クセになる快感が処女を喪失したばかりのフェリスを襲った。
はっはっと夫婦になったばかりのふたりは重なり合い、短く荒い息を繰り返す。密着した肌にふたりの汗が混ざりあって、シーツに流れ落ちていく。
フェリスは恍惚が降り注ぐ体験も初めてなので、夢うつつだ。
その美しい妻の可憐な顔の至るところにメルヴィルはキスをし、フェリスの汗を舐めとる。
「…………ん、ぅ、める、うぃる、さま……」
「フェリス。まだ抱き足りない。このまましてもいいな?」
「……ぇ?」
「きみが愛しすぎて、萎えきらない。それに……ずっと我慢していたからな。悪いが付き合ってもらうぞ」
繋がったまま抱き起こされたフェリスは、メルヴィルの膝の上に乗った。
「ひぅ、ぅんっ♡ ふ、か……ぁ♡」
凶悪な棍棒がさっきよりも処女を喪失したばかりの膣肉を無遠慮に抉る。混ざりあった精液と愛液をかき混ぜるように突き上げられ、フェリスは首をそらし、背を弓なりにしならせて快感から逃れようとする。
揺れる乳房の片方をうまそうにちゅぱちゅぱ吸われて、気持ちよさと恥ずかしさで頭が真っ白になる。目の前のちかちかしているし、身体のあちこちさっきよりも派手にいやらしく爆ぜている。
(あの、真面目なメルヴィルさまが? 赤ちゃんみたいにおっぱいを?)
執拗にちゅくちゅく吸われ続け、膣奥ばかりずちゅずちゅされ、フェリスは喘ぐのが精一杯だ。
「きちゃう。……また、おおきいの♡ はぁっ♡」
「達するときはイくと言うんだ」
「は、はい♡ イくっ♡ メルヴィルさま♡ イっちゃう、ますぅっ♡」
「しばらくあとで、また濃ゆいのを射精してあげよう。しっかり、奥に」
絶頂を繰り返していたフェリスは、途中から記憶が曖昧かつ朧気で、不確かだった。
43
お気に入りに追加
588
あなたにおすすめの小説
ワケあってこっそり歩いていた王宮で愛妾にされました。
しゃーりん
恋愛
ルーチェは夫を亡くして実家に戻り、気持ち的に肩身の狭い思いをしていた。
そこに、王宮から仕事を依頼したいと言われ、実家から出られるのであればと安易に引き受けてしまった。
王宮を訪れたルーチェに指示された仕事とは、第二王子殿下の閨教育だった。
断りきれず、ルーチェは一度限りという条件で了承することになった。
閨教育の夜、第二王子殿下のもとへ向かう途中のルーチェを連れ去ったのは王太子殿下で……
ルーチェを逃がさないように愛妾にした王太子殿下のお話です。
魚人族のバーに行ってワンナイトラブしたら番いにされて種付けされました
ノルジャン
恋愛
人族のスーシャは人魚のルシュールカを助けたことで仲良くなり、魚人の集うバーへ連れて行ってもらう。そこでルシュールカの幼馴染で鮫魚人のアグーラと出会い、一夜を共にすることになって…。ちょっとオラついたサメ魚人に激しく求められちゃうお話。ムーンライトノベルズにも投稿中。
義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話
よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。
「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。
ブラック企業を退職したら、極上マッサージに蕩ける日々が待ってました。
イセヤ レキ
恋愛
ブラック企業に勤める赤羽(あかばね)陽葵(ひまり)は、ある夜、退職を決意する。
きっかけは、雑居ビルのとあるマッサージ店。
そのマッサージ店の恰幅が良く朗らかな女性オーナーに新たな職場を紹介されるが、そこには無口で無表情な男の店長がいて……?
※ストーリー構成上、導入部だけシリアスです。
※他サイトにも掲載しています。
【完結】大学で人気の爽やかイケメンはヤンデレ気味のストーカーでした
あさリ23
恋愛
大学で人気の爽やかイケメンはなぜか私によく話しかけてくる。
しまいにはバイト先の常連になってるし、専属になって欲しいとお金をチラつかせて誘ってきた。
お金が欲しくて考えなしに了承したのが、最後。
私は用意されていた蜘蛛の糸にまんまと引っかかった。
【この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません】
ーーーーー
小説家になろうで投稿している短編です。あちらでブックマークが多かった作品をこちらで投稿しました。
内容は題名通りなのですが、作者的にもヒーローがやっちゃいけない一線を超えてんなぁと思っています。
ヤンデレ?サイコ?イケメンでも怖いよ。が
作者の感想です|ω・`)
また場面で名前が変わるので気を付けてください
抱かれたい騎士No.1と抱かれたく無い騎士No.1に溺愛されてます。どうすればいいでしょうか!?
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
ヴァンクリーフ騎士団には見目麗しい抱かれたい男No.1と、絶対零度の鋭い視線を持つ抱かれたく無い男No.1いる。
そんな騎士団の寮の厨房で働くジュリアは何故かその2人のお世話係に任命されてしまう。どうして!?
貧乏男爵令嬢ですが、家の借金返済の為に、頑張って働きますっ!
燻らせた想いは口付けで蕩かして~睦言は蜜毒のように甘く~
二階堂まや
恋愛
北西の国オルデランタの王妃アリーズは、国王ローデンヴェイクに愛されたいがために、本心を隠して日々を過ごしていた。 しかしある晩、情事の最中「猫かぶりはいい加減にしろ」と彼に言われてしまう。
夫に嫌われたくないが、自分に自信が持てないため涙するアリーズ。だがローデンヴェイクもまた、言いたいことを上手く伝えられないもどかしさを密かに抱えていた。
気持ちを伝え合った二人は、本音しか口にしない、隠し立てをしないという約束を交わし、身体を重ねるが……?
「こんな本性どこに隠してたんだか」
「構って欲しい人だったなんて、思いませんでしたわ」
さてさて、互いの本性を知った夫婦の行く末やいかに。
+ムーンライトノベルズにも掲載しております。
騎士団長の幼なじみ
入海月子
恋愛
マールは伯爵令嬢。幼なじみの騎士団長のラディアンのことが好き。10歳上の彼はマールのことをかわいがってはくれるけど、異性とは考えてないようで、マールはいつまでも子ども扱い。
あれこれ誘惑してみるものの、笑ってかわされる。
ある日、マールに縁談が来て……。
歳の差、体格差、身分差を書いてみたかったのです。王道のつもりです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる