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~最終章~
第2話 咲き誇る赤い花……
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~no side
ある少女の家の前で1人の百合の花は泣き崩れた。
一人の少女は狂ったように笑い
少年は涙を流しながら後悔していた。
そして百合の花は今にも散りそうなくらいに美しい涙を流した。
~百合side
救急車を呼ばないと……そう思いつつも私は動けなかった。
咲が怖いから?……違う
歩の血が怖い?……違う
私は、怖いんだ自分のせいで歩が傷ついたという
事実を認めるのが。
咲「あっれー?救急車呼ばないのー?」
咲の言葉でハッとなる呼ばないと……手遅れになる。
百合「すいません!あの、人が刺されて」
私は急いで救急車を呼び歩に駆け寄った。
咲「あんたのせいよ?歩が傷ついたのも全部あんたが居なければ歩は死なずにすんだのに」
咲は相変わらず楽しそうに私たちを見つめている。
百合「……なんで」
咲「は?」
百合「なんでこんな事をするの!?恨んでるのは私でしょ!」
そう、彼女が恨んでるのは私のはずなのに何故
歩を刺すのだ……
咲「ばーか!あんたが絶望する顔が見たいんだよ!」
咲は笑いながらそう言った、
歩「ゆ……り大丈夫だから……安心……しろ」
真っ赤な花を咲かせながら歩は微笑んだ。
百合「歩……ごめんなさい。私のせいで」
歩「ちげぇよ……大丈夫」
最後まで歩は笑っていた。
だが……救急車が来た時には冷たくなっていた。
咲「歩が死んだのあんたのせいだからね?」
咲が警察に連れてかれる寸前の言葉だこの言葉は私を壊すには充分すぎた。
私は今……崖に居る
ある少女の家の前で1人の百合の花は泣き崩れた。
一人の少女は狂ったように笑い
少年は涙を流しながら後悔していた。
そして百合の花は今にも散りそうなくらいに美しい涙を流した。
~百合side
救急車を呼ばないと……そう思いつつも私は動けなかった。
咲が怖いから?……違う
歩の血が怖い?……違う
私は、怖いんだ自分のせいで歩が傷ついたという
事実を認めるのが。
咲「あっれー?救急車呼ばないのー?」
咲の言葉でハッとなる呼ばないと……手遅れになる。
百合「すいません!あの、人が刺されて」
私は急いで救急車を呼び歩に駆け寄った。
咲「あんたのせいよ?歩が傷ついたのも全部あんたが居なければ歩は死なずにすんだのに」
咲は相変わらず楽しそうに私たちを見つめている。
百合「……なんで」
咲「は?」
百合「なんでこんな事をするの!?恨んでるのは私でしょ!」
そう、彼女が恨んでるのは私のはずなのに何故
歩を刺すのだ……
咲「ばーか!あんたが絶望する顔が見たいんだよ!」
咲は笑いながらそう言った、
歩「ゆ……り大丈夫だから……安心……しろ」
真っ赤な花を咲かせながら歩は微笑んだ。
百合「歩……ごめんなさい。私のせいで」
歩「ちげぇよ……大丈夫」
最後まで歩は笑っていた。
だが……救急車が来た時には冷たくなっていた。
咲「歩が死んだのあんたのせいだからね?」
咲が警察に連れてかれる寸前の言葉だこの言葉は私を壊すには充分すぎた。
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