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1章〜異世界の地に立つ者達〜
33話「祈りを願いに、願いを力に3」
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千代は走っていた。
「はぁ、はぁ⋯⋯」
行き先は分からない。
ただ、あの場所から離れるために走っていた。
「あ、ここは⋯⋯」
走り疲れ辿り着いた先はーーーと初めて会った森の中だった。
「⋯⋯今日は、野宿かな」
千代は暗くなる空を見てそう呟いた。
「い、一応、飲み水もあるし、魔物も見たことないし⋯⋯大丈夫かな」
村でしばらく生活してわかったのはこの村が平和であることだ。
魔物がいることは教えてもらったがこの村の周りにはほとんど見られず、もし見つけても総出で退治するので安心だった。
千代は川の水を手で掬い上げた。
「⋯⋯冷たいな」
いつもならーーーの家で温かいスープを飲みながら少し硬めのパンを千切って食べていただろうに。
今は温かいスープも硬めのパンも、ーーーの笑い声もない。
「あ、ご飯どうしよっかな⋯⋯」
勢いだけで出てきてしまったので食べ物も夜風を凌ぐ物もない。
もし、ーーーと一緒に出てきたら触れているだけで暖かかっただろうに。
「⋯⋯」
何かを考えれば考えるだけ、ーーーと一緒に過ごした時間が頭の中を巡る。
楽しかったことばかりじゃなかった。大変だったこと、嬉しかったこと、救われたこと、支え合ったこと。
「ーーーに会って謝んないとだね」
ここまでこれたのは間違いなくーーーと一緒だったからだ。
そう考え直すと気持ちも落ち着いてきた。
これも冷たい夜風が熱持っていた頭を冷やしてくれたお陰だ。
これでーーーに直ぐに謝りに行けば良かったのだが夜の森を進むのは熱がある時だけで十分だ、と思って野宿の準備を進めた。
◾️◆◾️◆◾️◆◾️◆◾️◆◾
準備を始めてから完成までは早かった。
落ちた枝を拾い、川にいる魚を獲り、草木をつないで布団を作った。
こちらの世界に来てから日本の情報を探すため各地を回っていた。
その時に問題になったのは資金だった。そのため可能な限りは野宿や現地調達で節約していたため身についていった。
こちらの世界に来て得たものと言ったら大事な友人とアウトドアのスキルぐらいだろうと千代自身も感心している。
「これで今日一日くらいは何とかなるかな」
千代の言葉に応える人はいない。
日本の情報を探す旅にはーーーが同伴することが多かった。
それ故、ーーーと一緒に食材を集め、寝床を作り、朝を迎えていた。
「⋯⋯」
獲った魚から焦げたいい匂いが千代の鼻を刺激する。
「味⋯⋯しないな」
手に取って食べてみれば、ただ空腹を満たすだけのタンパク質。
それだけの物としか今の千代に認識できなかった。
「はぁ⋯⋯もう、寝よ」
明日、ーーーにどんな顔で会って何て言おうか何度も何度も想像が反復した。
明るく言えば許してくれるかな、やっぱり真剣に謝ったほうがいいよねーーと考え結局眠りについたのは考えつかれる頃だった。
◾️◆◾️◆◾️◆◾️◆◾️◆◾
「ーーん?」
千代は周囲の明るさに気づき目を覚ました。
「もう朝?⋯⋯あれ?」
しかし、それは違った。
「ーーえ?⋯⋯なんで?」
空は明るかった。だが、それは決して太陽の光ではなかった。
「なんで?だって⋯⋯あっちの方向はーー」
黒い夜空を照らしていたのはーー
「村が⋯⋯村が燃えてる!?」
赤い、赤い炎が作った光だった。
「ーーッ!」
千代は立ち上がった。
そして、走りだした。
「何で!?何で村が燃えてるの!?」
裸足であることを忘れ、痛みも疲れも忘れ、ただひたすらに走った。
「ーーーちゃんが!まだ謝ってないのに!」
千代は懸命に走った。 そして、辿り着いた先はーー
「⋯⋯なによ、これは?」
燃え盛る炎、燃える家々、叫び喚く人々、地面を染める赤い血、そしてーー
「なんで⋯⋯なんでこんなところに!?」
次々と押し寄せる存在。
次々と人々を殺す存在。
次々と赤く染まる存在。
「魔物がこんなにいるのよ?!」
魔物は次々と家を壊し、村人を殺し、炎の中に消えて行った。
「急がないと!ーーーちゃんがッ!」
千代は走り出そうとした。しかしーー
「ーー⋯⋯え?」
千代の腹部から一本の腕が生えた。
千代には何が起きたかわからない。目の前の非現実な出来事に一瞬思考が停止した。そして戻ってくるとーー
「ーーいっ!だあああああぁあぁあぁ!」
ーー痛みが、熱が伝わってきた。
お腹のあたりからマグマが噴き出ているのかと錯覚するほどに熱い。
小指を箪笥の角にぶつけた、なんてのが生易しいくらいに痛みの信号が脳に訴えかけてくる。
そして、腕は左右に動いた。まるで何かを探すように。
「イダイダイダイィィ!アズイアズイいたいイダイあずいィ!!」
腕の動きに合わせ千代の叫び声が響く。
腕の動きに合わせ千代から血が流れる。
「イダイイダイ ダズゲデ アズイいだいィ!」
次に腕は上下に動き出した。そしてーー
「イダイイダイイィィィグッ!」
千代の心臓を潰した。
「ゲボッ!⋯⋯ゴボッ!」
千代の口から血の塊が這い出る。
肺に溜まっていたものだろう、吐き出た真っ赤な果実は地上に幻想的な花を咲かす。
その美しくも残酷な光景を見る前に千代の持つ体の感覚は無くなり、視界はぼやけた。
手放す意識の中で見たのは思い描いたーーーとの再会の場面だった。
ただ謝って、仲直りして、また一緒に色んな所に行って⋯⋯それだけ、それだけでよかったのにーーそんな思考の渦の中で千代は絶命した。
「はぁ、はぁ⋯⋯」
行き先は分からない。
ただ、あの場所から離れるために走っていた。
「あ、ここは⋯⋯」
走り疲れ辿り着いた先はーーーと初めて会った森の中だった。
「⋯⋯今日は、野宿かな」
千代は暗くなる空を見てそう呟いた。
「い、一応、飲み水もあるし、魔物も見たことないし⋯⋯大丈夫かな」
村でしばらく生活してわかったのはこの村が平和であることだ。
魔物がいることは教えてもらったがこの村の周りにはほとんど見られず、もし見つけても総出で退治するので安心だった。
千代は川の水を手で掬い上げた。
「⋯⋯冷たいな」
いつもならーーーの家で温かいスープを飲みながら少し硬めのパンを千切って食べていただろうに。
今は温かいスープも硬めのパンも、ーーーの笑い声もない。
「あ、ご飯どうしよっかな⋯⋯」
勢いだけで出てきてしまったので食べ物も夜風を凌ぐ物もない。
もし、ーーーと一緒に出てきたら触れているだけで暖かかっただろうに。
「⋯⋯」
何かを考えれば考えるだけ、ーーーと一緒に過ごした時間が頭の中を巡る。
楽しかったことばかりじゃなかった。大変だったこと、嬉しかったこと、救われたこと、支え合ったこと。
「ーーーに会って謝んないとだね」
ここまでこれたのは間違いなくーーーと一緒だったからだ。
そう考え直すと気持ちも落ち着いてきた。
これも冷たい夜風が熱持っていた頭を冷やしてくれたお陰だ。
これでーーーに直ぐに謝りに行けば良かったのだが夜の森を進むのは熱がある時だけで十分だ、と思って野宿の準備を進めた。
◾️◆◾️◆◾️◆◾️◆◾️◆◾
準備を始めてから完成までは早かった。
落ちた枝を拾い、川にいる魚を獲り、草木をつないで布団を作った。
こちらの世界に来てから日本の情報を探すため各地を回っていた。
その時に問題になったのは資金だった。そのため可能な限りは野宿や現地調達で節約していたため身についていった。
こちらの世界に来て得たものと言ったら大事な友人とアウトドアのスキルぐらいだろうと千代自身も感心している。
「これで今日一日くらいは何とかなるかな」
千代の言葉に応える人はいない。
日本の情報を探す旅にはーーーが同伴することが多かった。
それ故、ーーーと一緒に食材を集め、寝床を作り、朝を迎えていた。
「⋯⋯」
獲った魚から焦げたいい匂いが千代の鼻を刺激する。
「味⋯⋯しないな」
手に取って食べてみれば、ただ空腹を満たすだけのタンパク質。
それだけの物としか今の千代に認識できなかった。
「はぁ⋯⋯もう、寝よ」
明日、ーーーにどんな顔で会って何て言おうか何度も何度も想像が反復した。
明るく言えば許してくれるかな、やっぱり真剣に謝ったほうがいいよねーーと考え結局眠りについたのは考えつかれる頃だった。
◾️◆◾️◆◾️◆◾️◆◾️◆◾
「ーーん?」
千代は周囲の明るさに気づき目を覚ました。
「もう朝?⋯⋯あれ?」
しかし、それは違った。
「ーーえ?⋯⋯なんで?」
空は明るかった。だが、それは決して太陽の光ではなかった。
「なんで?だって⋯⋯あっちの方向はーー」
黒い夜空を照らしていたのはーー
「村が⋯⋯村が燃えてる!?」
赤い、赤い炎が作った光だった。
「ーーッ!」
千代は立ち上がった。
そして、走りだした。
「何で!?何で村が燃えてるの!?」
裸足であることを忘れ、痛みも疲れも忘れ、ただひたすらに走った。
「ーーーちゃんが!まだ謝ってないのに!」
千代は懸命に走った。 そして、辿り着いた先はーー
「⋯⋯なによ、これは?」
燃え盛る炎、燃える家々、叫び喚く人々、地面を染める赤い血、そしてーー
「なんで⋯⋯なんでこんなところに!?」
次々と押し寄せる存在。
次々と人々を殺す存在。
次々と赤く染まる存在。
「魔物がこんなにいるのよ?!」
魔物は次々と家を壊し、村人を殺し、炎の中に消えて行った。
「急がないと!ーーーちゃんがッ!」
千代は走り出そうとした。しかしーー
「ーー⋯⋯え?」
千代の腹部から一本の腕が生えた。
千代には何が起きたかわからない。目の前の非現実な出来事に一瞬思考が停止した。そして戻ってくるとーー
「ーーいっ!だあああああぁあぁあぁ!」
ーー痛みが、熱が伝わってきた。
お腹のあたりからマグマが噴き出ているのかと錯覚するほどに熱い。
小指を箪笥の角にぶつけた、なんてのが生易しいくらいに痛みの信号が脳に訴えかけてくる。
そして、腕は左右に動いた。まるで何かを探すように。
「イダイダイダイィィ!アズイアズイいたいイダイあずいィ!!」
腕の動きに合わせ千代の叫び声が響く。
腕の動きに合わせ千代から血が流れる。
「イダイイダイ ダズゲデ アズイいだいィ!」
次に腕は上下に動き出した。そしてーー
「イダイイダイイィィィグッ!」
千代の心臓を潰した。
「ゲボッ!⋯⋯ゴボッ!」
千代の口から血の塊が這い出る。
肺に溜まっていたものだろう、吐き出た真っ赤な果実は地上に幻想的な花を咲かす。
その美しくも残酷な光景を見る前に千代の持つ体の感覚は無くなり、視界はぼやけた。
手放す意識の中で見たのは思い描いたーーーとの再会の場面だった。
ただ謝って、仲直りして、また一緒に色んな所に行って⋯⋯それだけ、それだけでよかったのにーーそんな思考の渦の中で千代は絶命した。
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