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PROMISE1

青龍 ルリside

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皆さん、私は親愛なる美心愛様に使えている青龍ルリキュールと申します。
ただし気安くルリと言わないでくださいね。
ルリと呼んでいいのは世界でただ1人、美心愛様だけですので。
どうかよろしくお願い致します。
本日は私視点でお送り致します。
いまさっき美心愛様とわかれたばかりで私は少し用事がありまして。
本当は一緒にいたかったですが致し方ありません。
この世のゴミを排除しに行くところです。
さっきからずっと私たちをつけている馬鹿どもにですね。
何故かとお教えするとですね。
美心愛様は素晴らしい方です。
お優しく美しく、それに誰にでも平等でございます。
権力も世界最高、暁家の宝ですね。
言葉では言い表せないほど素晴らしいお方です。
神達、精霊、妖精にも寵愛されるほどにですね。
神に愛し子はいますが寵愛はされません。
なので異例でしたね。
愛し子よりも愛されるものが現れたのは。
まぁ美心愛様なら愛されるのが当然ですが。
そんな高嶺の花にはいつも人が群がるものです。
もちろん分をわきまえるものもいますが、愚かな人間は多いですからね。
欲望に目がくらみどんなことをしでかすか分かりません。
人は美心愛様と美心愛様の認めた者以外醜いです。
常に己の利益のために動く。
美心愛様を攫おうとする愚か者は今回だけではありません。
美心愛様が産まれ、その力が証明されていくほどに暗殺者や、攫おうとする愚か者が多くなるばかり。
神に寵愛されているので、神罰が下ることはもちろん、精霊や妖精からの加護も力も分けてもくれなくなるでしょう。
世界から見放されたも同然ですね。
なぜ分からないのか理解できませんが。
自業自得ですが。
当然ですね。
なので神達は話し合いました。
それで神達は一回帝国を一つ滅ぼしました。
1時間もかかりませんでしたよ。
なぜ知っているのかって?
それは私も一緒に滅ぼしたからです。
神たちも全員参加でしたよ。
ストレスが溜まっていたんでしょうね。
他の国への見せしめですがね。
これ以上美心愛様に何かすればお前たちもこうなる、ということです。
その後は減ったものの無くなりはしませんでしたが。
愚かですね。
今回もそれですね。
排除するのは簡単ですが、美心愛様は自分のせいで誰かが傷ついているのはよく思いません。
優しいお方ですので。
なので美心愛様にきずかれないようにするのが私たちの暗黙の了解ですね。
バレても美心愛様は身内の者にはとても甘いです。
なので怒られたりはしないでしょう。
ですがやはり良く思われないでしょう。
美心愛様に嫌われることは死んでも避けなければ。
なので本日も私は害虫排除で美心愛様との時間が奪われました。
もう一度国を滅ぼすか検討してみましょう。
美心愛様の敵は世界の敵。
容赦はありません。
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