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PROMISE1

アインシュタイン公爵

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「完璧でございます。
まるで地上に舞い降りた女神の様です。
今夜のパーティーはお嬢様が主役ですね。」
「ありがとうございます、マダム。
マダムの腕が世界一だからですね。」
「まぁ、お嬢様!」
「ふふっ、可愛いわ美心愛。
さすが私の娘ね。
(男どもから美心愛を守らなくては。
こういう所で初心なのよね。)」
「ありがとうございます。
お母様もお綺麗です。」
「まぁ、ありがとう。」
もうこんな時間!
「お母様急ぎましょう!」
「大丈夫よ。
私たちは遅れても誰も文句は言えないわよ。」
「それはそうですけど、急ぎましょ。」
「行ってらっしゃいませ。」
「えぇ、マダムありがと。
行ってまいります。」
何で行くのかって?
リムジンだけど?
パーティー会場は暁家が所持している別荘で行われるのよ。
東京ドームが約10個くらいの大きさかな?
まぁ、暁の本邸よりは小さいけどね。
あ、そろそろかなぁ?
あ、レッドカーペットが見えてきた。
「美心愛、もうそろそろよ。
出る準備をしておきなさい。」
「はい、分かりました。」
そう、パーティー会場に着けばもうただの美心愛じゃない。
暁家の娘、暁美心愛よ。
世界No.1財閥の娘。
舐められてはいけないわ。
「お嬢様、奥様パーティー会場に着きました。」
「ありがと、セバス。」
「では参りましょう。」
「暁家の方々が入場致します!」
『パチパチパチパチパチパチ』
「もうお父様方はいらしていますの?」
「えぇ、そうだと思うわ。
まずは挨拶をしなきゃ。
先に行っててちょうだい。
後で行きますね。」
「はい、分かりました。」
………………………………
「皆様、この度は暁家主催のパーティーにお越しくださりありがとうございます。
今年デビュタントを迎えた子息子女の方々も今夜を楽しんでいってください。」
(パチパチパチパチパチパチ)
「あら、こんにちは。
アインシュタイン公爵様。」
「ディアランド様、本日はご招待いただきありがとうございます。
この度は私の息子たちもデビュタントを迎えましたのでご挨拶にまいりました。
こちらが私の息子たちです。」
「お初にお目にかかります。
私、アインシュタイン公爵が息子カイトルイン・アインシュタインと申します。
以後お見知り置きを。」
「お初にお目にかかります。
私はアインシュタイン公爵の息子レオンハルト・アインシュタインと申します。
以後お見知り置きを。」
「お2人は双子なのかしら?」
「はい、カイトが長男で、レオンが次男です。」
「仲が良さそうね。」
「いえいえ、小さい頃はよく喧嘩をしておりましたよ。」
「公爵、私は待たせている大事な人がいるのでこれで失礼します。」
「それは大変失礼しました。
私共には気を使わないでください。」
「そういってくれるとありがたいわ。」
……………………………
わぁ、お母様かっこいい。
でも私もあぁなるんだよな。
はぁ、心配ね。
気が重いわ。
「失礼、あなたのような美しい女性が壁の花だなんて勿体ないですよ。」
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