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お姉ちゃんの言うことを聞きなさい!
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そう……私が本当に愛しているのは、杏理によく似たニセモノじゃなくて、本物の妹。
「エリノアさん。私といれば何一つ不自由なく生活していけますよ。もちろん働かなくてもいいですし、欲しいものはなんでも買ってあげます。私は姫ですから」
私に言い聞かせるような口調で語りかけながらゆっくりと歩いてくるアンリエット。違う……嬉しいけど、違うんだよアンリエットちゃん。愛って、そういうんじゃないと思うの!
──だから! ごめんっ!
「だから、ずっとここにいてください! 私を一人にしないでくださいっ! エリノアさんが帰ってしまうなら……ここでエリノアさんを殺して私も死にます!」
ガバッとアンリエットが抱きついてくる。避けようと思えば簡単に避けられたが、私はそれを避けることはしなかった。アンリエットの思いを無下にはできないと思ったのもあるけれど、目的はまた別にあった。
「アルバ・ザラゼム・ロス・ラ・ヴィスタ」
彼女の耳元で、あえてよく聞こえるようにその呪文を唱える。──彼女もよく知る闇の魔法の呪文──催眠の呪文を……。アンリエットはビクッと身体を震わせた。
「ごめんね、アンリエットちゃん。私、やっぱり元の世界に帰りたいよ」
「う、うぅっ……」
私はアンリエットの身体を引き離した。彼女は抵抗しない。できないのだ。それでも、歯を食いしばり、身体を小刻みに震わせながら催眠に抗おうとしている。
「アンリエットちゃんには今までお姉ちゃんがいなかったから分からないのかもしれないけど、姉妹の絆ってすごいのよ? 友達とか恋人とか、そういうのとはまた別の、何かすごいもので結ばれているの。それは誰にも断ち切ることはできないし、間に入ることもできない──アンリエットちゃんの気持ちも分かるけど、無理なのよ」
今にも泣き出しそうなアンリエットの顔を見つめながら、私は彼女に最後の授業をしてあげた。その名も『姉妹愛』について。これは普通の性教育の先生には教えられない、姉妹の愛を知る私の特別授業だ。
「──でも、ここにいる間は私がアンリエットちゃんのお姉ちゃんになってあげる。お姉ちゃんとして、いけないことをした妹にしっかりとお仕置してあげるから」
アンリエットが私の方へ手を伸ばす。まずい、催眠が解けかかっているのかも……新しく念じ直さないと。
「アンリエットちゃん! 今からアンリエットちゃんはすごくエッチな気分になってきます! 身体が疼いて疼いて、オナニーしたくてしたくて仕方がなくなります!」
「っ!?」
もう遅い、暗示はかかった。
今、アンリエットはめちゃくちゃエッチな気分になっているはずだ。でも身体が思うように動かないからどうしようもない。
アンリエットの白い肌は顔の辺りからたちまちピンクみを帯びてきて、桃のようになってしまった。身体の震えもこころなしか大きくなった気がする。
「向こうの壁まで下がって! そうそのまま──腰を下ろして? ……はい、オナニーしてよし!」
私が指示を出すと、待ちきれないとばかりに地面に転がったアンリエットは、身体を丸めて黒いショーツの上から自らの割れ目を擦り始めた。
「んぁっ……くぅ……ふぁぁっ……こ、こんなこと私は……え、エリノアさんっ……やめて……っ! んぁぁぁっ!」
「ダメよ? そのまま続けて。──それにしても考えてみたらお粗末な話よね?」
アンリエットとノエルちゃんの喘ぎ声がハーモニーを奏でるヘブンで、私は地面に転がっていた魔導書を広い上げてページをパラパラと捲った。目的は他でもない、今にもイキそうになっているノエルちゃんの救出だ。──確かこの辺りに……。
「あった! フラ・サヴェージ・エルド・ザル・セムエ!」
フローラちゃんとした時に、触手ちゃんを倒すために使った光の魔法。──そう、この魔導書は闇の魔導書というわけでもなかったのだ。
右手に光をまとった私は、ノエルちゃんに絡みついている触手を右手で紙切れのように引き裂いていく。ブチブチブチッ! と嫌な音がするが気にしない。私はノエルちゃんを助けて、そして杏理の元へ帰る!
「魔導書にはわざわざ光の魔法が載せられていた。いくつも、余白に手書きで追記されていたの……これをやったのはアンリエットちゃんでしょ?」
チラッとアンリエットの方をうかがったが、彼女は指をアソコに突っ込み、身体を反らせながら絶頂しているところだったので、おそらく聞いていないだろう。それでもよかった。私の中で何かがスッキリと晴れていくのがわかった。
「最初から──アンリエットちゃんはこの結末を望んでいたんじゃない? じゃなかったら、私に催眠をかけてずっと言いなりにしてればよかったんだから。闇魔法が得意なアンリエットちゃんなら造作もないでしょ?」
喋りながら私は触手を全て排除し終えた。自由の身になったノエルちゃんは荒い息をついているが無事のようだ。ひとまずよかった。
「……それは違います!」
その時、アンリエットが凛とした声で異議を唱えてきた。催眠は切れてしまったらしい。彼女は下着すら脱ぎ捨てた状態で身体中を朱く火照らせ、秘部を濡らして表情もどこかトロンとしていたが、目にはしっかりとした光が宿っていた。
「違うの?」
「はい。私がエリノアさんに催眠を使わなかったのは、というか魔法を一切使わなかったのは……エリノアさんが私とレズセックスする時に魔法を一切使わなかったからです!」
「──!!」
そういえばそうだった。あの時は謎のプライドで、大好きだったアンリエットちゃんをありのまま犯してあげようと決めていたのだった。
でも私はさっきついにアンリエットに魔法を使ってしまった。なんだか裏切ったような気がして少し申し訳ない気もする。
「使えそうな魔法がたくさん載っている魔導書を渡したのに、エリノアさんは私とエッチする時はそれを一切使わなかった。ありのままの私を愛してくれた。──だから私はとても嬉しかったんです。一生エリノアさんについて行くと決めたんです……でも、『姉妹の愛』には所詮まがい物の私では敵わなかったようですね」
「……なんかごめん」
大人しく謝ると、アンリエットは小さく笑みを浮かべた。
安心したような。それでいて少し悔しそうな。でも、その表情の中には確かに「好きな人に幸せになってもらいたい」という、優しい感情が見え隠れしているのを私は感じた。ごめん、ごめんねアンリエットちゃん……。
「──もう、いいんです。分かりました、エリノアさんが元の世界に帰ることを認めます。……杏理さんを──私によく似た杏理さんを大切にしてくださいね」
「もちろん! アンリエットちゃんの分まで、杏理を愛するから!」
「でも少しだけ妬けてしまいますね。その杏理さんに嫉妬しちゃいます」
そう言いながら、アンリエットは椅子に腰掛けた。もう何もしないという意思表示だろう。
「最後まで、エリノア先生を見送りますよ」
「ありがとうアンリエットちゃん。元気でね……!」
私はアンリエットに手を振ると、ノエルちゃんに向き直った。彼女は頷いて呪文を唱え始める。口の中でブツブツブツブツと、かなり長い呪文だ。
やがて私とノエルちゃんを中心として地面に大きな魔法陣のようなものが出現した。周囲にもいくつも光の玉のようなものが浮かび、神秘的な光景だった。
呪文を唱えるノエルちゃんの銀髪が光を受けてか、はたまた自ら光を放っているのかとにかく神々しい。ノエルちゃんマジ天使。まあ、全裸なんだけどね。
全身がぼんやりと光っているようなノエルちゃんが私に向かって右手を差し出した。この魔法のことはよく分からないが、多分この手を握ったら私は元の世界に戻るのだろう。つまりアンリエットともノエルちゃんともお別れということになる。
私はもう一度アンリエットの表情を眺めてみた。すごく──奇妙なほどに杏理に似たその顔は、今は微笑みと──少しだけ涙に濡れている。
アンリエットちゃん……絶対にいい人を見つけて幸せになって!
無責任かもしれないけれど、私はそう心の中で願ってノエルちゃんの右手を取ろうとした。
「ふぁぁぁぁぁっ!? やめぇっ! い、いまはだめぇぇぇぇっ!?」
その時、目の前のノエルちゃんが大きな喘ぎ声を上げて身体をくねらせた。私も突然のことに動きが止まってしまった。
「い、いくっ! いっちゃうぅぅぅぅっ! ごめんなさぁぁぁぁぃぃっ!」
プシャァッ! と勢いよくノエルちゃんの股間から黄金色に輝く液体が噴射され、その刹那バチッ! という大きな音を立てて魔法陣が弾け、辺りは暗闇に包まれた。
「エリノアさん。私といれば何一つ不自由なく生活していけますよ。もちろん働かなくてもいいですし、欲しいものはなんでも買ってあげます。私は姫ですから」
私に言い聞かせるような口調で語りかけながらゆっくりと歩いてくるアンリエット。違う……嬉しいけど、違うんだよアンリエットちゃん。愛って、そういうんじゃないと思うの!
──だから! ごめんっ!
「だから、ずっとここにいてください! 私を一人にしないでくださいっ! エリノアさんが帰ってしまうなら……ここでエリノアさんを殺して私も死にます!」
ガバッとアンリエットが抱きついてくる。避けようと思えば簡単に避けられたが、私はそれを避けることはしなかった。アンリエットの思いを無下にはできないと思ったのもあるけれど、目的はまた別にあった。
「アルバ・ザラゼム・ロス・ラ・ヴィスタ」
彼女の耳元で、あえてよく聞こえるようにその呪文を唱える。──彼女もよく知る闇の魔法の呪文──催眠の呪文を……。アンリエットはビクッと身体を震わせた。
「ごめんね、アンリエットちゃん。私、やっぱり元の世界に帰りたいよ」
「う、うぅっ……」
私はアンリエットの身体を引き離した。彼女は抵抗しない。できないのだ。それでも、歯を食いしばり、身体を小刻みに震わせながら催眠に抗おうとしている。
「アンリエットちゃんには今までお姉ちゃんがいなかったから分からないのかもしれないけど、姉妹の絆ってすごいのよ? 友達とか恋人とか、そういうのとはまた別の、何かすごいもので結ばれているの。それは誰にも断ち切ることはできないし、間に入ることもできない──アンリエットちゃんの気持ちも分かるけど、無理なのよ」
今にも泣き出しそうなアンリエットの顔を見つめながら、私は彼女に最後の授業をしてあげた。その名も『姉妹愛』について。これは普通の性教育の先生には教えられない、姉妹の愛を知る私の特別授業だ。
「──でも、ここにいる間は私がアンリエットちゃんのお姉ちゃんになってあげる。お姉ちゃんとして、いけないことをした妹にしっかりとお仕置してあげるから」
アンリエットが私の方へ手を伸ばす。まずい、催眠が解けかかっているのかも……新しく念じ直さないと。
「アンリエットちゃん! 今からアンリエットちゃんはすごくエッチな気分になってきます! 身体が疼いて疼いて、オナニーしたくてしたくて仕方がなくなります!」
「っ!?」
もう遅い、暗示はかかった。
今、アンリエットはめちゃくちゃエッチな気分になっているはずだ。でも身体が思うように動かないからどうしようもない。
アンリエットの白い肌は顔の辺りからたちまちピンクみを帯びてきて、桃のようになってしまった。身体の震えもこころなしか大きくなった気がする。
「向こうの壁まで下がって! そうそのまま──腰を下ろして? ……はい、オナニーしてよし!」
私が指示を出すと、待ちきれないとばかりに地面に転がったアンリエットは、身体を丸めて黒いショーツの上から自らの割れ目を擦り始めた。
「んぁっ……くぅ……ふぁぁっ……こ、こんなこと私は……え、エリノアさんっ……やめて……っ! んぁぁぁっ!」
「ダメよ? そのまま続けて。──それにしても考えてみたらお粗末な話よね?」
アンリエットとノエルちゃんの喘ぎ声がハーモニーを奏でるヘブンで、私は地面に転がっていた魔導書を広い上げてページをパラパラと捲った。目的は他でもない、今にもイキそうになっているノエルちゃんの救出だ。──確かこの辺りに……。
「あった! フラ・サヴェージ・エルド・ザル・セムエ!」
フローラちゃんとした時に、触手ちゃんを倒すために使った光の魔法。──そう、この魔導書は闇の魔導書というわけでもなかったのだ。
右手に光をまとった私は、ノエルちゃんに絡みついている触手を右手で紙切れのように引き裂いていく。ブチブチブチッ! と嫌な音がするが気にしない。私はノエルちゃんを助けて、そして杏理の元へ帰る!
「魔導書にはわざわざ光の魔法が載せられていた。いくつも、余白に手書きで追記されていたの……これをやったのはアンリエットちゃんでしょ?」
チラッとアンリエットの方をうかがったが、彼女は指をアソコに突っ込み、身体を反らせながら絶頂しているところだったので、おそらく聞いていないだろう。それでもよかった。私の中で何かがスッキリと晴れていくのがわかった。
「最初から──アンリエットちゃんはこの結末を望んでいたんじゃない? じゃなかったら、私に催眠をかけてずっと言いなりにしてればよかったんだから。闇魔法が得意なアンリエットちゃんなら造作もないでしょ?」
喋りながら私は触手を全て排除し終えた。自由の身になったノエルちゃんは荒い息をついているが無事のようだ。ひとまずよかった。
「……それは違います!」
その時、アンリエットが凛とした声で異議を唱えてきた。催眠は切れてしまったらしい。彼女は下着すら脱ぎ捨てた状態で身体中を朱く火照らせ、秘部を濡らして表情もどこかトロンとしていたが、目にはしっかりとした光が宿っていた。
「違うの?」
「はい。私がエリノアさんに催眠を使わなかったのは、というか魔法を一切使わなかったのは……エリノアさんが私とレズセックスする時に魔法を一切使わなかったからです!」
「──!!」
そういえばそうだった。あの時は謎のプライドで、大好きだったアンリエットちゃんをありのまま犯してあげようと決めていたのだった。
でも私はさっきついにアンリエットに魔法を使ってしまった。なんだか裏切ったような気がして少し申し訳ない気もする。
「使えそうな魔法がたくさん載っている魔導書を渡したのに、エリノアさんは私とエッチする時はそれを一切使わなかった。ありのままの私を愛してくれた。──だから私はとても嬉しかったんです。一生エリノアさんについて行くと決めたんです……でも、『姉妹の愛』には所詮まがい物の私では敵わなかったようですね」
「……なんかごめん」
大人しく謝ると、アンリエットは小さく笑みを浮かべた。
安心したような。それでいて少し悔しそうな。でも、その表情の中には確かに「好きな人に幸せになってもらいたい」という、優しい感情が見え隠れしているのを私は感じた。ごめん、ごめんねアンリエットちゃん……。
「──もう、いいんです。分かりました、エリノアさんが元の世界に帰ることを認めます。……杏理さんを──私によく似た杏理さんを大切にしてくださいね」
「もちろん! アンリエットちゃんの分まで、杏理を愛するから!」
「でも少しだけ妬けてしまいますね。その杏理さんに嫉妬しちゃいます」
そう言いながら、アンリエットは椅子に腰掛けた。もう何もしないという意思表示だろう。
「最後まで、エリノア先生を見送りますよ」
「ありがとうアンリエットちゃん。元気でね……!」
私はアンリエットに手を振ると、ノエルちゃんに向き直った。彼女は頷いて呪文を唱え始める。口の中でブツブツブツブツと、かなり長い呪文だ。
やがて私とノエルちゃんを中心として地面に大きな魔法陣のようなものが出現した。周囲にもいくつも光の玉のようなものが浮かび、神秘的な光景だった。
呪文を唱えるノエルちゃんの銀髪が光を受けてか、はたまた自ら光を放っているのかとにかく神々しい。ノエルちゃんマジ天使。まあ、全裸なんだけどね。
全身がぼんやりと光っているようなノエルちゃんが私に向かって右手を差し出した。この魔法のことはよく分からないが、多分この手を握ったら私は元の世界に戻るのだろう。つまりアンリエットともノエルちゃんともお別れということになる。
私はもう一度アンリエットの表情を眺めてみた。すごく──奇妙なほどに杏理に似たその顔は、今は微笑みと──少しだけ涙に濡れている。
アンリエットちゃん……絶対にいい人を見つけて幸せになって!
無責任かもしれないけれど、私はそう心の中で願ってノエルちゃんの右手を取ろうとした。
「ふぁぁぁぁぁっ!? やめぇっ! い、いまはだめぇぇぇぇっ!?」
その時、目の前のノエルちゃんが大きな喘ぎ声を上げて身体をくねらせた。私も突然のことに動きが止まってしまった。
「い、いくっ! いっちゃうぅぅぅぅっ! ごめんなさぁぁぁぁぃぃっ!」
プシャァッ! と勢いよくノエルちゃんの股間から黄金色に輝く液体が噴射され、その刹那バチッ! という大きな音を立てて魔法陣が弾け、辺りは暗闇に包まれた。
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