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セクシー娘とレズキスしてみた
しおりを挟む「私ですか……?」
金髪のお姉さん――ステファニーは自分が指名されたことを不思議に思っているようだ。だけど消去法だから……言わば必然だからね?
「うん、私、ステファニーちゃんとキスしたい!」
「……いいですけど」
ん? 少しくらいは文句なり、恥ずかしいですよなり、何かしらの反論があるものと想定していたけど、すんなりとOKが出たな。ステファニーはお姉さんキャラらしい『頼まれたらノーとは言えない性格』の持ち主のようだ。これは使えるかもしれない。
「じゃあちょっといらっしゃい」
私が手招きすると、ステファニーは優雅な動作で席を立ち教壇に上ってきた。私と並ぶと、私よりも幾分か背が高く、抜群にスタイルがいいということが分かった。それでもただの巨乳の持ち主であるノエルとは異なり、メリハリのしっかりしたボンッキュッボンッ体型だ。見た目も体型も地味な私とは大違い。羨ましい。隣に並んでるとどっちが先生なのか分からないよ。
ステファニーと向かい合うと、生徒の方――主にルナとアリアの方にチラチラと視線を送りながら解説をしていく。
「いいですか、キスをスムーズに行うには、『攻め』と『受け』の役割分担がしっかりとされていることが重要になってきます。『攻め』はキスをする方、『受け』はキスをされる方だと思ってください」
こら、フローラ、目を逸らすな。これからフローラもやってもらうんだぞー?
「『攻め』はリードしなきゃいけないから難しいかと思いきや、『受け』も相手がキスしやすいように誘導しなければいけないので意外と難しいです。――では私が『攻め』でやってみます」
私はステファニーの頭に手を伸ばして左右から挟んだ。
「まずは『攻め』が相手の頭を押さえるなり壁に押し付けるなりして固定します。ここ大事だからね? キスしようとした時に逃げられたら嫌でしょ?」
ステファニーは逃げる素振りを見せなかったけれど私は彼女の頭をしっかりとホールドして、抱き寄せる。ステファニーは少し動揺していたようだが、やがて目を閉じてなされるがままになってしまった。
「そしてちゅーっと……」
私はそのままステファニーの形のいい唇をいただいた。温かく柔らかい唇、そして触れ合った身体の感触……天国か! もう私はいつ死んでも構わない! アーメン!
せっかくなので私は舌で彼女のその唇を割って舌を入れてみた。
「……んっ……んんっ……」
ステファニーは僅かに呻き声のようなものを漏らしたが、抵抗はしない。私の舌を受け入れてくれている。これ幸いと、舌で彼女の歯を舐め回し、舌と舌を絡め、好き勝手に口内を犯してあげた。
「んぁぁっ……ぅうっ……」
さすがに喘ぎ声を上げるステファニー。チラッと横目で様子をうかがうと、フローラは机に顔を伏せてプルプルと震えている。恥ずかしいのだろうか? せっかくの機会だからガン見すればいいのに……後ろの席のアンリエットやノエルみたいに。
一方、ルナとアリアの二人組は揃って顔を両手で隠しながら、指の隙間からしっかりと見ている。
『うわー、すごいしてる……キスってあんなに長くするものなんだ……』
ルナは心底感心しているらしい。こういうの興味のある年頃なのだろう。とても可愛いと思う。お部屋で可愛がってあげたい。
「……んちゅっ……んぷっ……ぁむ……」
いやらしい音を立てながらステファニーちゃんのお口に私の唾液を送り付けると、彼女はビクンと身体を震わせた。片手で私の身体を押し返して弱々しく拒否の意思を示してきたので、私はさらに強く彼女の頭を抱きしめ、彼女の唇を吸った。
「ん……んんんぅっ!?」
再び呻き声を上げたステファニーを解放してあげると、彼女はその場にペタンと座り込んで荒い息をつき始めた。
「……ステファニーちゃんまだまだね……これから実習するからしっかりと練習しておいてね?」
「……はぁ……はぁ……はい。ごめんなさい私……」
「あー、いいのよいいのよ! 最初はみんなこんな感じだから」
自分に自信がなくなってしまったらしいステファニーを口元の涎を拭いながらフォローしてあげると、彼女は微かに笑みを浮かべる。
「そうですか? でもとても気持ちよかったです。先生とひとつになっているのを感じました」
「「おぉ……!」」
ステファニーのコメントに生徒たちの感嘆の声が漏れる。私は手をパチンと叩いた。
「そう! そうなの! レズキスはとても気持ちいいの。もちろんセックスも気持ちいいけど、キスの場合は脱がなくてもお手軽にできるっていうのが便利なところね。朝出かける前とか、夜寝る前とか、ちょっとした時に相手との愛を確かめ合える、素晴らしい行為なのよ。――これは覚えなきゃもったいなくない?」
「はい!」
私が熱弁を振るうと、前列のルナが目を輝かせながら頷いた。物わかりがいいようで何より。好きです。
「先生……これ、ほんとにアタシもやらなきゃいけないの? ――アタシには婚約者がいて、ファーストキスを――」
「――そんなの気にせずにやりなさい! むしろ婚約者とする前にやるべき! いややれ! てか婚約破棄しろ!」
「……えぇ、うそ」
「大丈夫、女の子同士のキスと男とのキスでは意味合いが全く違うから(天国と地獄的な意味で)。――ステファニーちゃん、フローラちゃんをお願いできる?」
渋るフローラを無理やりステファニーに押し付けると、ステファニーはやる気満々といった様子で頷く。さっきの私とのキスが余程気持ちよかったらしく、もう一回やりたがっているのだろう。いい心がけです。
「わかりました。――さあ、やるわよフローラ」
「えぇ……!?」
逃げようとするフローラを器用に捕まえ、そのまま唇を重ねるステファニー。受けも攻めもできるのか、なかなかの逸材だ。
えっと……あと残りは……選択肢はないな。
「アンリエットとノエルちゃん、そしてアリアちゃんとルナちゃんの組み合わせでいきましょう。年齢的にも身長も(エロさも)近いし、きっと上手くいくわ!」
「えぇぇぇぇっ!?」
アリアは想い人とキスができるという幸運に直面して、動転している。頑張れアリアちゃん! 一方のルナはというと……
『よーし! 一番上手く、そして長くキスして先生に褒めてもらうんだ!』
こっちもやる気十分。
なお、アンリエットとノエルは既にキスを始めていて、ノエルがアンリエットの唇に激しく音を立てながら吸い付いている。とてもエッチだ。
ルナもその様子を見て負けじと、戸惑うアリアを捕まえて唇を重ねる。
「ん……ふぁぁ……ぁぁうっ」
「……んぅぅっ……ちゅぅぅっ……」
「んっ……んぁぁぁっ……」
教室内は一時、少女たちのいやらしいキスの音だけが響くヘヴンと化した。私は聖人のような気持ちになりながら、目を閉じ手を合わせ、頭を垂れてその音を拝聴していた。
『くっ……みんな長いな……でもまだまだ! わたしが一番長くやって褒めてもらうんだから!』
ルナちゃん頑張れー! 相方のアリアがヘタレそうなので多分一番不利そうだけど。
しかし、予想に反して一番最初に脱落したのはステファニー×フローラ組だった。息と羞恥心が限界になったであろうフローラが激しく暴れ、ステファニーは腹部に一発打撃を受けて「うぐっ!?」と女の子らしからぬ呻き声を上げながらフローラを解放せざるを得なくなった。
必然と、ルナ×アリア組とノエル×アンリエット組の一騎打ちとなる。まあ、私は「長くしてた方がいいよ」とは一言も言っていないし、ルナが勝手に(脳内で)対抗心燃やしてるだけなんだけどね。
ていうか、ノエルとアンリエット組、激しく口付けしながら器用にお互いの胸やらお尻やら身体を触りあってませんか!? え、やば、眼福。だれかビデオレコーダー持ってないですか!?
まあそんな感じだから、やがて二人とも下半身に力が入らなくなって(イッたかどうかはわからないけど)、床にへたり込んでしまった。結果的に、一番長くキスをしていたのはルナとアリア組ということになった。
「……ぷはっ……や、やりました! わたしたちが一番長かったですよ!」
「ほんとだ! やったなルナ!」
二人は抱き合って喜んでいる。もう結婚してください。
「よくやったわね偉いわよ二人とも」
せっかくなので褒めてあげると、二人とも満面の笑みを浮かべた。とても可愛いけれど、私は早くも今日部屋に呼び出す生徒のことで頭がいっぱいだった。
そう、私の『補習』の対象になるのは、出来のいい生徒ではなく出来が悪い生徒。そして、さっき目をつけておいたステファニーちゃん……うん、今日はあの子をいただくことにしよう。
私はステファニーの元に歩み寄った。
「ステファニーちゃん。せっかく私が直々にキスの仕方を教えてあげたのに、少ししか続かなかったわね?」
それはほぼ100%フローラのせいで、ステファニーのせいではないのだけど。
「……すみません」
「補習するから授業の後に私の部屋に来てね?」
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