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オランジェット・オレンジ
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──【魔法少女】
超常の能力を使って悪と戦う存在を人類はそう呼称している。
明確な定義はない。その能力も、姿形も、強さも、出自も、国籍人種に至るまで様々な魔法少女が存在している。そしてそれぞれがそれぞれの目的に従って悪と戦っている。
正体をひた隠しにしながらこっそりと戦う者もいれば、大っぴらに正体を明かして、アイドルのようにちやほやされながら活動する者もいる。
生まれつき能力がある者もいれば、ある日謎の生物と出会うなどの事象によって突然目覚める者もいる。
ほとんど普段着と変わらないスタイルで戦う者もいれば、ほぼ人間の姿を留めていない異形のような姿で戦う者もいる。
ほんの軽い身体強化しかできない者もいれば、最新兵器を導入した一個大隊の軍隊を楽々と葬る戦闘能力を有する者もいる。
彼女たちに共通するのは以下の点である。
・概ね25歳以下の思春期の少女であること(個人差あり)
・戦闘時に【変身】を行うこと
・能力使用時に【魔力】を放出すること
一番目の条件については一部、悪と戦う男性もしくは女装男子が確認されているため諸説あるが、圧倒的に少数である上に彼らを魔法『少女』というのはいかがなものかという意見が強く、彼らを【魔法少女】と定義する説はむしろ異端であった。
さて、この日本国においても、今日も魔法少女によって国の平和が守られている……かと思いきや、最近少々奇妙な事件が発生していた。
✩✩✩
『──昨夜未明の魔法少女【オランジェット・オレンジ】の暴走による死者は12名、負傷者も数百人に及んでおり、被害の全貌はいまだに把握されていません──』
リビングに置かれた42インチの液晶テレビの中で、深刻そうな表情で語る男性アナウンサー。その傍らにはオレンジ色のヒラヒラした衣装に身を包んだ10代後半くらいの少女がニッコリと微笑む映像が映し出されている。少女の映像の下には『魔法少女【オランジェット・オレンジ】』とあった。
『また、この事件では魔法少女【フィナンシェ】【シャルロット】【フローランタン】の三名が犠牲になっており、損失は計り知れません。また、相次ぐ魔法少女の暴走に住民たちは不信感を募らせており、当局は原因の究明と再発の防止に──』
画面には、【オランジェット・オレンジ】と同年代くらいの、栗毛の活発そうな少女、オシャレなふち付きの帽子をかぶったクールそうな少女、金髪ロングヘアの気の強そうな少女の三人組が映し出された。その下にはそれぞれ、【フィナンシェ】【シャルロット】【フローランタン】の文字が。
「うわーっ、みんなちょーかわいい! いいなぁ!」
テレビの前に設置されたソファーに寝転がっている大嶋 木乃葉が声を上げた。木乃葉は認めたくないが私の妹である。私とそっくりの黒髪をツインテールに結び、朝っぱらからTシャツ一枚でソファーに横になりながらテレビを見て、のんきに笑っている姿は怠惰そのもの。私は木乃葉のことが大嫌いだ。
「あのね、人がたくさん死んだんだから笑い事じゃないのよ」
無視しようと思ってもつい小言を言ってしまう。だが、木乃葉はそんなことは気にもとめない。
「ねぇねぇ、この四人さ、絶対デキてるよね! セフレかな?」
「……」
「うわぁ! 暴走した【オランジェット・オレンジ】ちゃんを最後は廃工場に誘い込んで【フローランタン】ちゃんが自爆で吹き飛ばしたんだって! えっぐい! あははっ!」
「……」
「魔法少女が複数人で行動することが多い理由知ってる? それはねー? 暴走したら仲間がトドメさすためなんだって!」
私と同じ家庭で育って、どう間違えたらそういうコメントができるのかわけがわからない!
ふと振り向いてきた木乃葉は、私の顔を見て大爆笑してきた。
「あはははっ! お姉ってばめっちゃ変な顔してるー! あ、いつものことか!」
こいつ!
私が変な顔してるのは多分お前のせいだぞ!
「はぁ、真面目に相手すると疲れる……やめやめ!」
すると木乃葉はふっと真面目な顔に戻った。こいつは喋らせなければ母親似の美形だ。神様は実に不平等である。
「ねぇお姉。……気をつけなよ。ほんとに。魔法少女じゃないウチらはヴィランに襲われたらひとたまりもないんだから」
「唐突に真面目なトーンで何を言うかと思ったら! わかってるよ」
木乃葉は「ふーん?」などとニヤつきながら意味ありげな表情をしている。ちょっと──いや、だいぶウザい。あのね、私はそれに関してはあまり心配してないから平気なのよ。
「ウザ……」
おっと、口に出てしまったようですね。
とはいえ、ここで木乃葉と戯れていても時間の無駄なので、私は木製のテーブルの上に置いてあった、麦わらの涼しげな手提げカバンを掴んでそそくさと出かけようとした。すると、背後から木乃葉の声が追いかけてくる。
「どこいくんー?」
「休みの日だから友達と遊びに行くんだって! あんたもずっと家にいないで──」
私の小言は、木乃葉の能天気な声によって遮られた。
「お姉ぇ! ちゃんとパンツはいていくんだぞー?」
「あんたじゃあるまいし、はいてるわアホ!」
いつものことだけど、木乃葉は頭のネジが50本くらい抜けているんだと、つくづく思う。
モヤモヤした気持ちを抱きながら、私は最寄り駅への道を急いだのだった。
──ジーッ
あぢー! 全くなんなのよこの暑さは……。日焼け止めつけまくってきたけど、肌が焼けるように痛いんだけど! しかも、街路樹や電柱に止まって鳴き喚くアブラゼミやミンミンゼミが体感気温を数度上昇させているわ! よくこんな地獄の中を出かける気になったものだ。自分を褒めてあげたい。
脳内でひたすら愚痴をこぼしながら駅前で待っていると、駅の方から待ち人はやってきた。
ふわふわセミロングのカワイイ系美少女の須貝 緋奈子だ。私とは高校の同じクラスで仲良し。よく一緒に遊びに行ったりする。
そして、この子の存在自体が、私がヴィランを怖がっていない理由。何を隠そう、緋奈子は魔法少女なのだ。──変身してるところはみたことないんだけどね。本人がそう言ってるんだから、そうなのだろう。
ちなみに、緋奈子の血液型はO型で誕生日は12月22日。書道部所属で好きな食べ物はマカロンで嫌いな食べ物は漬け物で、特技は──
「ハルちゃん、ごめん……遅くなっちゃった……」
灼熱のコンクリートの上を、額に汗を浮かべながら私の元へ走ってきた緋奈子は、肩で息をしながらにへっと微笑む。黒いキャミソールからのぞく白い肌が眩しくて……。
あーもうこんなクソ暑い中、何分待たせんのよー! っていう愚痴を用意していたけど、全て吹き飛んでしまった。
ちなみに緋奈子が私のことを「ハルちゃん」と呼ぶのは、私の名前が大嶋 遥香だから。
「え、いや、いいのよ。私も今来たところだし?」
「そう? よかったぁ……暑い中待たせちゃったかと思って……水着を選んでたんだよ」
待ちました。でも許します。
緋奈子は汗で額に張り付いた前髪を手でかきあげると、キャミソールをずらそうと──
「うぇいうぇい! 待ちなさい! 街中でそれはダメ!」
「えーっ、水着だから……恥ずかしくないよ?」
「いや、でもダメ。着いてから見てあげるから」
「んー、じゃあ……着いてからのお楽しみってことで……」
私たちはそんなことを話しながら駅に入り、海方面への電車に乗ったのだった。
超常の能力を使って悪と戦う存在を人類はそう呼称している。
明確な定義はない。その能力も、姿形も、強さも、出自も、国籍人種に至るまで様々な魔法少女が存在している。そしてそれぞれがそれぞれの目的に従って悪と戦っている。
正体をひた隠しにしながらこっそりと戦う者もいれば、大っぴらに正体を明かして、アイドルのようにちやほやされながら活動する者もいる。
生まれつき能力がある者もいれば、ある日謎の生物と出会うなどの事象によって突然目覚める者もいる。
ほとんど普段着と変わらないスタイルで戦う者もいれば、ほぼ人間の姿を留めていない異形のような姿で戦う者もいる。
ほんの軽い身体強化しかできない者もいれば、最新兵器を導入した一個大隊の軍隊を楽々と葬る戦闘能力を有する者もいる。
彼女たちに共通するのは以下の点である。
・概ね25歳以下の思春期の少女であること(個人差あり)
・戦闘時に【変身】を行うこと
・能力使用時に【魔力】を放出すること
一番目の条件については一部、悪と戦う男性もしくは女装男子が確認されているため諸説あるが、圧倒的に少数である上に彼らを魔法『少女』というのはいかがなものかという意見が強く、彼らを【魔法少女】と定義する説はむしろ異端であった。
さて、この日本国においても、今日も魔法少女によって国の平和が守られている……かと思いきや、最近少々奇妙な事件が発生していた。
✩✩✩
『──昨夜未明の魔法少女【オランジェット・オレンジ】の暴走による死者は12名、負傷者も数百人に及んでおり、被害の全貌はいまだに把握されていません──』
リビングに置かれた42インチの液晶テレビの中で、深刻そうな表情で語る男性アナウンサー。その傍らにはオレンジ色のヒラヒラした衣装に身を包んだ10代後半くらいの少女がニッコリと微笑む映像が映し出されている。少女の映像の下には『魔法少女【オランジェット・オレンジ】』とあった。
『また、この事件では魔法少女【フィナンシェ】【シャルロット】【フローランタン】の三名が犠牲になっており、損失は計り知れません。また、相次ぐ魔法少女の暴走に住民たちは不信感を募らせており、当局は原因の究明と再発の防止に──』
画面には、【オランジェット・オレンジ】と同年代くらいの、栗毛の活発そうな少女、オシャレなふち付きの帽子をかぶったクールそうな少女、金髪ロングヘアの気の強そうな少女の三人組が映し出された。その下にはそれぞれ、【フィナンシェ】【シャルロット】【フローランタン】の文字が。
「うわーっ、みんなちょーかわいい! いいなぁ!」
テレビの前に設置されたソファーに寝転がっている大嶋 木乃葉が声を上げた。木乃葉は認めたくないが私の妹である。私とそっくりの黒髪をツインテールに結び、朝っぱらからTシャツ一枚でソファーに横になりながらテレビを見て、のんきに笑っている姿は怠惰そのもの。私は木乃葉のことが大嫌いだ。
「あのね、人がたくさん死んだんだから笑い事じゃないのよ」
無視しようと思ってもつい小言を言ってしまう。だが、木乃葉はそんなことは気にもとめない。
「ねぇねぇ、この四人さ、絶対デキてるよね! セフレかな?」
「……」
「うわぁ! 暴走した【オランジェット・オレンジ】ちゃんを最後は廃工場に誘い込んで【フローランタン】ちゃんが自爆で吹き飛ばしたんだって! えっぐい! あははっ!」
「……」
「魔法少女が複数人で行動することが多い理由知ってる? それはねー? 暴走したら仲間がトドメさすためなんだって!」
私と同じ家庭で育って、どう間違えたらそういうコメントができるのかわけがわからない!
ふと振り向いてきた木乃葉は、私の顔を見て大爆笑してきた。
「あはははっ! お姉ってばめっちゃ変な顔してるー! あ、いつものことか!」
こいつ!
私が変な顔してるのは多分お前のせいだぞ!
「はぁ、真面目に相手すると疲れる……やめやめ!」
すると木乃葉はふっと真面目な顔に戻った。こいつは喋らせなければ母親似の美形だ。神様は実に不平等である。
「ねぇお姉。……気をつけなよ。ほんとに。魔法少女じゃないウチらはヴィランに襲われたらひとたまりもないんだから」
「唐突に真面目なトーンで何を言うかと思ったら! わかってるよ」
木乃葉は「ふーん?」などとニヤつきながら意味ありげな表情をしている。ちょっと──いや、だいぶウザい。あのね、私はそれに関してはあまり心配してないから平気なのよ。
「ウザ……」
おっと、口に出てしまったようですね。
とはいえ、ここで木乃葉と戯れていても時間の無駄なので、私は木製のテーブルの上に置いてあった、麦わらの涼しげな手提げカバンを掴んでそそくさと出かけようとした。すると、背後から木乃葉の声が追いかけてくる。
「どこいくんー?」
「休みの日だから友達と遊びに行くんだって! あんたもずっと家にいないで──」
私の小言は、木乃葉の能天気な声によって遮られた。
「お姉ぇ! ちゃんとパンツはいていくんだぞー?」
「あんたじゃあるまいし、はいてるわアホ!」
いつものことだけど、木乃葉は頭のネジが50本くらい抜けているんだと、つくづく思う。
モヤモヤした気持ちを抱きながら、私は最寄り駅への道を急いだのだった。
──ジーッ
あぢー! 全くなんなのよこの暑さは……。日焼け止めつけまくってきたけど、肌が焼けるように痛いんだけど! しかも、街路樹や電柱に止まって鳴き喚くアブラゼミやミンミンゼミが体感気温を数度上昇させているわ! よくこんな地獄の中を出かける気になったものだ。自分を褒めてあげたい。
脳内でひたすら愚痴をこぼしながら駅前で待っていると、駅の方から待ち人はやってきた。
ふわふわセミロングのカワイイ系美少女の須貝 緋奈子だ。私とは高校の同じクラスで仲良し。よく一緒に遊びに行ったりする。
そして、この子の存在自体が、私がヴィランを怖がっていない理由。何を隠そう、緋奈子は魔法少女なのだ。──変身してるところはみたことないんだけどね。本人がそう言ってるんだから、そうなのだろう。
ちなみに、緋奈子の血液型はO型で誕生日は12月22日。書道部所属で好きな食べ物はマカロンで嫌いな食べ物は漬け物で、特技は──
「ハルちゃん、ごめん……遅くなっちゃった……」
灼熱のコンクリートの上を、額に汗を浮かべながら私の元へ走ってきた緋奈子は、肩で息をしながらにへっと微笑む。黒いキャミソールからのぞく白い肌が眩しくて……。
あーもうこんなクソ暑い中、何分待たせんのよー! っていう愚痴を用意していたけど、全て吹き飛んでしまった。
ちなみに緋奈子が私のことを「ハルちゃん」と呼ぶのは、私の名前が大嶋 遥香だから。
「え、いや、いいのよ。私も今来たところだし?」
「そう? よかったぁ……暑い中待たせちゃったかと思って……水着を選んでたんだよ」
待ちました。でも許します。
緋奈子は汗で額に張り付いた前髪を手でかきあげると、キャミソールをずらそうと──
「うぇいうぇい! 待ちなさい! 街中でそれはダメ!」
「えーっ、水着だから……恥ずかしくないよ?」
「いや、でもダメ。着いてから見てあげるから」
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