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第1話 セシリア・オージェという少女
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バシンッ! と肉を打つ鈍い音と共に、ブロンドの髪の少女が椅子から転げ落ちて、豪華な絨毯の上に倒れ込んだ。
「貴様ぁ! 女の分際でこのワシに意見しようというのか! 身の程をわきまえよ!」
激昂した小太りの中年貴族が少女を睨みつけながら声を上げる。
「も……申し訳ありません……出すぎた真似をお許しください」
金髪の少女──セシリア・オージェは床に倒れたままの姿勢で震えた声で答えると、その大きな瞳に大粒の涙を浮かべて謝罪の言葉を述べた。しかし、その表情には恐怖の感情はなく、むしろ失望と諦観の念が見てとれた。
「ふんっ……お前の処遇については後々考えておくことにしよう。ワシは今忙しいのだ。くれぐれも邪魔はするな。よいか?」
「はい……」
そう返事をして立ち上がろうとするセシリアお嬢様であったが、うまく足腰に力が入らず立ち上がることができなかった。その様子を見た貴族は苛立たしげに舌打ちすると、「まったく使えない女だ」などと呟きつつ、セシリアに背中を向ける。そして、そのまま部屋から出て行ってしまった。
中年の貴族──ランベール・オージェの姿が見えなくなったのを確認すると、私は急いでお嬢様に駆け寄ると、その身体を支えながら椅子に座らせた。本当はランベールを止めたかったが、一介のメイドに過ぎない私が貴族に楯突いてしまったら、命がなくなるかもしれない。そればかりか、お嬢様やその生家の男爵家にも迷惑がかかるので、手出しはするなとお嬢様からも釘を刺されているのだ。
「お怪我はございませんか?」
「……えぇ、大丈夫です。ありがとうございます。エミリーさん」
「いいえ。とんでもございません」
私が笑顔を見せるとお嬢様は力なく微笑んで見せた。その痛々しい笑みを見て私の胸は張り裂けそうになる。
(気丈に振舞ってはいるけれど、セシリアお嬢様の心中は穏やかではないはず……)
ブルギニョン男爵家に生を受けたセシリアお嬢様は、生まれつき美しかったという。その髪は神々しく輝くようで、将来は聖女のような美人になるに違いないと言われたとか……。
だが、そんな彼女は悲劇に襲われた。幼い頃発症した熱病によって生死の境をさまよった。辛うじて一命を取り留めたものの、下半身がほとんど動かせなくなってしまったのだった。
病気を恐れた男爵は彼女を別邸の書庫に幽閉した。自由に動くこともままならないセシリアお嬢様はそこで一日中本を読んで過ごしていたのだという。私がお嬢様の側仕えを命じられたのもその頃だった。
身体が資本である貴族令嬢にとって、歩くことさえままならなくなってしまうというのは致命的だった。当然、ロクな嫁ぎ先もなく、男爵がやっとのことで見つけたオージェ伯爵家のランベールは性格の悪い中年の男で、彼はお見合いをした当日に二回りも年の離れたセシリアお嬢様を犯したらしい。それはもう凄惨な陵辱だったという。
それからというもの、ランベールのお嬢様に対する折檻は日常茶飯事で、お腹や脚、背中などに青アザやミミズ腫れができてしまうこともしばしばあった。
それでも、セシリアお嬢様は生まれ育った男爵家に迷惑をかけることを嫌って、ひたすらランベールの酷い仕打ちに耐え続けていた。
今日だって、飢饉に苦しむ領民を想って、お嬢様が伯爵に少し苦言を呈ただけなのにこの仕打ちだ。お可哀相なお嬢様……私にはお嬢様の苦しみを図り知ることはできない。だけれど、このままではいけないというのはわかっていた。
お嬢様はいつも身の回りの世話をする私に対しては優しかった。もっと、そんなお嬢様の役に立ちたい! 何か良い方法はないだろうか?
だが、大して頭がいいわけでもない私にはお嬢様のような名案を思いつくことができなかった。ただ傍に寄り添うことくらいしか……。
「エミリーさん、どうかされました?」
いつの間にか心配そうな表情でこちらを見つめるお嬢様の顔があった。
「あっ!いえ、何でもないですよ」
私が慌てて取り繕うと、お嬢様は再び弱々しく微笑んだ。その美しい顔に私は再び胸が締め付けられるような感覚を覚える。
「エミリーさん、領民が飢饉に苦しんでいるというのに、ランベール様は更に税率を上げるばかり。それだけではなく、最近では麦を買い占めて裕福な商人たちに法外な値段で転売している始末。……これでは領民の不満が爆発するのも時間の問題でしょう」
「……」
「でも、私の言葉はランベール様のお耳には届かないようですね」
そう言ってお嬢様は自嘲気味に笑った。
「申し訳ありません。セシリアお嬢様」
私が頭を下げるとお嬢様は不思議そうに首を傾げた。
「何故エミリーが謝るのですか? 別にあなたは何も悪いことをしていないではありませんか」
「ですが……」
そう言ったきり黙り込んでしまった私の頭に優しく手が置かれた。そして、そのままゆっくりと頭を撫でられる。
驚いて視線を上げてみると、そこには慈愛に満ちた微笑みを浮かべたお嬢様の姿があった。
「私がどれほど厳しい折檻を受けても耐えられるのはあなたが傍にいてくれるお陰です。もっと自信を持ちなさい」
優しい声で語りかけられ、涙が出そうになる。
(やっぱりセシリアお嬢様はお優しい方だ。こんな方にお仕えすることができて、私は本当に幸せ者です)
「……では、ランベール様はどのようにされるのが良いか、お嬢様のお考えを代わりに私に話していただけませんか?」
私にできることはこうやって、行き場を失ったお嬢様の名案を聞いてあげることくらいなのだから。
「えぇ、いいですよ」
そう言ってセシリアお嬢様は椅子に座り直す。その姿勢は凛としていて、気品のある美しさを感じさせるものだった。
「まず税率を下げ、城の蓄えを開放して領民の不満を和らげます」
「なるほど……」
「エミリーさんは、麦畑は一年のうちで約半年はなにも使われていないということを知っていますか?」
唐突に話を振られて、思わず目を丸くしてしまったが、すぐに気持ちを切り替えると真剣な面持ちで答えた。
「はい。勿論です。麦が育つ時期は限られていますから、秋から春にかけては麦畑は全く使われていないはずです」
「では、伯爵家が商人から種芋を買い取り、使われていない麦畑で芋を育てることを推奨したとしたら……?」
「……食料の不足を補える」
「そういうことです。伯爵家は城下の商家から種芋を買って、領内の村に配ればよいのです。寒さに強い芋は冬場でも畑で育てることが可能です。そうすれば今年の餓死者は減り、民の心を落ち着かせることができましょう。税を上げるのはそれからでも良いはずです」
私は感嘆の息を漏らすことしかできなかった。なんてお嬢様の考えは素晴らしく、頭の回転が速いのだろう。
昔からそうだった。お嬢様は読書によって身につけた多彩な知識と生まれ持った聡明さで的を得た意見を言うことが多かった。だからこそ、己の非を認めたがらない貴族たちに煙たがられていたのも事実なのだが。
「そして、オージェ伯爵領は日照りが続くと飢饉に陥りやすい傾向があります。このような事態を避けるためにも水路の確保は急務でしょう。幸い近年戦もないですし、兵士を動員してペリシエ川から城下町まで水路を引かせます。城に掘を作り、そこに水を引き入れれば城の防御にもなりますし、なにより──」
セシリアお嬢様は頬を紅潮させ、嬉しそうに自説を説き続けている。その姿は生き生きとしていた。
「……お嬢様」
「ごめんなさい。つい熱が入りすぎてしまいましたね」
そう言って苦笑いをする姿さえ絵になるのだからずるいと思う。私はその可愛らしい笑顔に見惚れながら首を左右に振り、
「いえ、とても勉強になりました」
と答えるのだった。
「貴様ぁ! 女の分際でこのワシに意見しようというのか! 身の程をわきまえよ!」
激昂した小太りの中年貴族が少女を睨みつけながら声を上げる。
「も……申し訳ありません……出すぎた真似をお許しください」
金髪の少女──セシリア・オージェは床に倒れたままの姿勢で震えた声で答えると、その大きな瞳に大粒の涙を浮かべて謝罪の言葉を述べた。しかし、その表情には恐怖の感情はなく、むしろ失望と諦観の念が見てとれた。
「ふんっ……お前の処遇については後々考えておくことにしよう。ワシは今忙しいのだ。くれぐれも邪魔はするな。よいか?」
「はい……」
そう返事をして立ち上がろうとするセシリアお嬢様であったが、うまく足腰に力が入らず立ち上がることができなかった。その様子を見た貴族は苛立たしげに舌打ちすると、「まったく使えない女だ」などと呟きつつ、セシリアに背中を向ける。そして、そのまま部屋から出て行ってしまった。
中年の貴族──ランベール・オージェの姿が見えなくなったのを確認すると、私は急いでお嬢様に駆け寄ると、その身体を支えながら椅子に座らせた。本当はランベールを止めたかったが、一介のメイドに過ぎない私が貴族に楯突いてしまったら、命がなくなるかもしれない。そればかりか、お嬢様やその生家の男爵家にも迷惑がかかるので、手出しはするなとお嬢様からも釘を刺されているのだ。
「お怪我はございませんか?」
「……えぇ、大丈夫です。ありがとうございます。エミリーさん」
「いいえ。とんでもございません」
私が笑顔を見せるとお嬢様は力なく微笑んで見せた。その痛々しい笑みを見て私の胸は張り裂けそうになる。
(気丈に振舞ってはいるけれど、セシリアお嬢様の心中は穏やかではないはず……)
ブルギニョン男爵家に生を受けたセシリアお嬢様は、生まれつき美しかったという。その髪は神々しく輝くようで、将来は聖女のような美人になるに違いないと言われたとか……。
だが、そんな彼女は悲劇に襲われた。幼い頃発症した熱病によって生死の境をさまよった。辛うじて一命を取り留めたものの、下半身がほとんど動かせなくなってしまったのだった。
病気を恐れた男爵は彼女を別邸の書庫に幽閉した。自由に動くこともままならないセシリアお嬢様はそこで一日中本を読んで過ごしていたのだという。私がお嬢様の側仕えを命じられたのもその頃だった。
身体が資本である貴族令嬢にとって、歩くことさえままならなくなってしまうというのは致命的だった。当然、ロクな嫁ぎ先もなく、男爵がやっとのことで見つけたオージェ伯爵家のランベールは性格の悪い中年の男で、彼はお見合いをした当日に二回りも年の離れたセシリアお嬢様を犯したらしい。それはもう凄惨な陵辱だったという。
それからというもの、ランベールのお嬢様に対する折檻は日常茶飯事で、お腹や脚、背中などに青アザやミミズ腫れができてしまうこともしばしばあった。
それでも、セシリアお嬢様は生まれ育った男爵家に迷惑をかけることを嫌って、ひたすらランベールの酷い仕打ちに耐え続けていた。
今日だって、飢饉に苦しむ領民を想って、お嬢様が伯爵に少し苦言を呈ただけなのにこの仕打ちだ。お可哀相なお嬢様……私にはお嬢様の苦しみを図り知ることはできない。だけれど、このままではいけないというのはわかっていた。
お嬢様はいつも身の回りの世話をする私に対しては優しかった。もっと、そんなお嬢様の役に立ちたい! 何か良い方法はないだろうか?
だが、大して頭がいいわけでもない私にはお嬢様のような名案を思いつくことができなかった。ただ傍に寄り添うことくらいしか……。
「エミリーさん、どうかされました?」
いつの間にか心配そうな表情でこちらを見つめるお嬢様の顔があった。
「あっ!いえ、何でもないですよ」
私が慌てて取り繕うと、お嬢様は再び弱々しく微笑んだ。その美しい顔に私は再び胸が締め付けられるような感覚を覚える。
「エミリーさん、領民が飢饉に苦しんでいるというのに、ランベール様は更に税率を上げるばかり。それだけではなく、最近では麦を買い占めて裕福な商人たちに法外な値段で転売している始末。……これでは領民の不満が爆発するのも時間の問題でしょう」
「……」
「でも、私の言葉はランベール様のお耳には届かないようですね」
そう言ってお嬢様は自嘲気味に笑った。
「申し訳ありません。セシリアお嬢様」
私が頭を下げるとお嬢様は不思議そうに首を傾げた。
「何故エミリーが謝るのですか? 別にあなたは何も悪いことをしていないではありませんか」
「ですが……」
そう言ったきり黙り込んでしまった私の頭に優しく手が置かれた。そして、そのままゆっくりと頭を撫でられる。
驚いて視線を上げてみると、そこには慈愛に満ちた微笑みを浮かべたお嬢様の姿があった。
「私がどれほど厳しい折檻を受けても耐えられるのはあなたが傍にいてくれるお陰です。もっと自信を持ちなさい」
優しい声で語りかけられ、涙が出そうになる。
(やっぱりセシリアお嬢様はお優しい方だ。こんな方にお仕えすることができて、私は本当に幸せ者です)
「……では、ランベール様はどのようにされるのが良いか、お嬢様のお考えを代わりに私に話していただけませんか?」
私にできることはこうやって、行き場を失ったお嬢様の名案を聞いてあげることくらいなのだから。
「えぇ、いいですよ」
そう言ってセシリアお嬢様は椅子に座り直す。その姿勢は凛としていて、気品のある美しさを感じさせるものだった。
「まず税率を下げ、城の蓄えを開放して領民の不満を和らげます」
「なるほど……」
「エミリーさんは、麦畑は一年のうちで約半年はなにも使われていないということを知っていますか?」
唐突に話を振られて、思わず目を丸くしてしまったが、すぐに気持ちを切り替えると真剣な面持ちで答えた。
「はい。勿論です。麦が育つ時期は限られていますから、秋から春にかけては麦畑は全く使われていないはずです」
「では、伯爵家が商人から種芋を買い取り、使われていない麦畑で芋を育てることを推奨したとしたら……?」
「……食料の不足を補える」
「そういうことです。伯爵家は城下の商家から種芋を買って、領内の村に配ればよいのです。寒さに強い芋は冬場でも畑で育てることが可能です。そうすれば今年の餓死者は減り、民の心を落ち着かせることができましょう。税を上げるのはそれからでも良いはずです」
私は感嘆の息を漏らすことしかできなかった。なんてお嬢様の考えは素晴らしく、頭の回転が速いのだろう。
昔からそうだった。お嬢様は読書によって身につけた多彩な知識と生まれ持った聡明さで的を得た意見を言うことが多かった。だからこそ、己の非を認めたがらない貴族たちに煙たがられていたのも事実なのだが。
「そして、オージェ伯爵領は日照りが続くと飢饉に陥りやすい傾向があります。このような事態を避けるためにも水路の確保は急務でしょう。幸い近年戦もないですし、兵士を動員してペリシエ川から城下町まで水路を引かせます。城に掘を作り、そこに水を引き入れれば城の防御にもなりますし、なにより──」
セシリアお嬢様は頬を紅潮させ、嬉しそうに自説を説き続けている。その姿は生き生きとしていた。
「……お嬢様」
「ごめんなさい。つい熱が入りすぎてしまいましたね」
そう言って苦笑いをする姿さえ絵になるのだからずるいと思う。私はその可愛らしい笑顔に見惚れながら首を左右に振り、
「いえ、とても勉強になりました」
と答えるのだった。
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