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第11話 なんか雰囲気悪いね……
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こうして、私は翌日リサちゃんと共に旅立った。
エスポワールの前で待ち合わせをして旅支度を整え、二人でヘレナが手配してくれた馬車に乗り込む。
「そういえば、リサちゃんの故郷はどこにあるの?」
「り、リサの生まれ故郷ですか!?」
なんとなく尋ねると、リサちゃんは露骨に慌て始めた。
「うん。まだ聞いてなかったなって思って。王都生まれじゃないよね?」
「その……えっと……実は……」
「あー、言いたくないなら別に言わなくてもいいよ」
なにか事情があるのだろうと、彼女の頭に手を乗せながら言うと、リサちゃんは首を横に振る。
「いえ、違うんです。え、えっとですね……」
「ん? 何かあるの?」
「じ、じつは、リサの生まれた村はここからずっと離れた山奥にあって……」
「へぇ~、それは大変だね。そこまで帰るとなると何日かかるんだろう?」
「そ、それが……実はもうないんです」
「えっ!? どういうこと?」
「リサが生まれた村はある魔物によって滅ぼされてしまったんです。たまたま村の外に遊びに出かけていた私以外は家族も皆殺されてしまって……。それから今まで、他の街を転々として暮らしてきました。物乞いをしているところを店長のヘレナさんに拾ってもらって、あのギルドで働くことになったんです」
「そ、そうだったのね……。でも、ヘレナはあなたがギルドの中で最強だって言ってたけど、どうやって強くなったの?そんなに強いようには見えないんだけど……」
「いや、まぁ、そこはまたいろいろありまして……」
「そうなんだ……」
なんだかとても複雑そうだ。あまり深く突っ込まないほうが良さそうである。
しばらくすると、リサちゃんは馬車を止めた。どうやら目的地に到着したらしい。そこは小さな村だった。
「北の洞窟へ魔物狩りに行くにはこの村を拠点にするのがいいみたいです。レティシアさんも恐らくこの村にいるでしょう」
「まずはそのレティシアって人に会わないといけないのね」
「そうですね」
「うちのギルド、私の他に5人いるんだっけ? ほとんど女だね」
「ほとんどというか、全員ですね」
「うわぁ……でもなんで?」
「ヘレナさんが女の子好きなので……」
「……そっか」
そんなことを話しながら村の中に入る。村の中は寂れていて活気がなかった。みんな俯いて歩いている。
「なんか雰囲気悪いね……」
「はい……。北の洞窟に住み着いた魔物のせいで、ここら辺一帯は不作が続いているようです。レティシアさんは村人から依頼を受けて、洞窟の魔物の討伐に向かったのですが……苦戦しているようで」
「なるほどね。だからこんなにも暗いのか」
私は空を見上げた。どんよりとした雲が広がっている。これは一雨来るかもしれない。
「とにかく早くレティシアさんを探しましょう!」
「あっ! ちょっと待ってよ!」
私は慌ててリサちゃんの後を追いかける。しかし彼女はすぐに立ち止まってしまった。
「どうしたの?」
「……レティシアさんの匂いがします」
「えっ!? なにそれ匂いって何よ!」
「こっちの方角です!!」
訳も分からず私はリサちゃんを追って走り出した。
そして少し走ると、すぐに向こう側から慌てふためいた村人たちが走ってくるのが見えた。
「何かあったんですか!?」
リサちゃんが一人の男を掴まえて尋ねると、男は一点を指差しながら叫ぶ。
「あれ見ろよ!!」
男が指差す方向を見ると、そこには今にも村に押し寄せようとしてくる魔物の群れが見えた。ゴブリンのような人型のモンスターで、数はざっと50匹以上いるように見える。
「ひぃっ!! ど、どうするんだよ!?」
「誰か冒険者を呼んでこい!」
「無理だよ!! この村はギルドがないんだぞ!!」
村人たちは悲鳴を上げながら逃げ惑っていた。リサちゃんが掴まえていた男もすぐに彼女の手を振りほどいて逃げ始める。
「レティシアさん……まさかあの魔物達に一人で立ち向かうつもりじゃ……? ──くっ、急ぎましょう!」
「えっ? うん……って、ええっ!?」
私たちはそのまま村の外へ飛び出した。そこで目にしたのは、ゴブリンたちの大群と必死に戦っている緑髪の少女の姿であった。真っ黒なアーマーを着込んで、大きな剣で武装している。
「レティシアさん!!」
リサちゃんが叫びながら駆け出す。私もその背中を追った。
「えっ!? リサ!?」
こちらに気付いたレティシアという少女は驚いた表情を浮かべながらも、私たちに襲い掛かってきたゴブリンたちを次々に斬り伏せていく。
「リサ、どうしてここに!?」
「話は後です! 今はあの魔物たちを倒しましょう!」
「分かった」
リサちゃんは太もものあたりに忍ばせていたナイフを抜くと、両手に1本ずつ構えてゴブリンの大群に向かっていった。その姿はまるで踊っているかのように美しい。
一方、レティシアも剣を構えて敵の中に飛び込んでいく。その動きはとても軽やかで、とても洗練されていた。
「すごい……」
思わず呟いてしまう。さすが、SSランクギルドのメンバーだけのことはある。あのゴブリンたちだって恐らくただのゴブリンじゃなくて、ホブゴブリンと呼ばれる上位種なのだろう。その群れをたったの二人で圧倒していくのだ。
だが、山の方からゴブリンの増援が現れて戦局が変わった。疲れの色が見え始めた二人にゴブリンの凶刃が迫る。
「下がって二人とも!」
私は咄嵯に二人の前に出ると、魔法を発動させた。
「【ファイヤーボール】!」
私の右手から放たれた巨大な火球がゴブリンたちに直撃して爆ぜる。燃え盛る炎が周囲を焼き尽くした。だが、敵はまだまだ残っているようだ。私は再び魔法を放つべく魔力を練り上げる。
「食らえっ! 【ファイヤーボール】!」
今度はファイヤーボールの乱れ撃ちだ。次々と放たれた火の玉がゴブリン達を飲み込み、燃やし尽くす。それでも敵は後から後から現れる。さすがの私も息切れしてきた。
「はぁ……はぁ……。これでもダメなの?」
「アニータさん! 一旦引きましょう!」
「でも、そしたら村がゴブリンに襲われるでしょ!」
振り返ると、リサちゃんは少しムッとしたような表情をしていたが、村を見捨てるという気はないようだった。
「じゃあどうするんですか?」
「仕方ないからちょっとだけ本気を出すかな」
「……本気?」
「そっ。私はね、腐っても魔法学校首席なの。こんなゴブリンごときに後れをとるようなタマじゃあないのよ」
私はニヤリと笑うと、全身に力を込め始めた。身体中に膨大な量の魔力がみなぎっていく。それはやがて右腕に集中していき、徐々に形を成していった。
「はあああっ!!」
「……! アニータさん、それって……」
「見ときなさい。──一流の魔法ってのはどんなものか」
「……!」
「【火龍炎迅】!」
私の右腕から放たれたのは、赤い熱線であった。それはまるで龍のようにうねると、前方の敵を一気に飲み込むように焼き尽くしていった。
「……すごい」
リサちゃんが小さく呟いた声が聞こえてくる。私はふぅと一息つくと、額の汗を拭った。
「どうよ? これが魔法学校の主席の力よ」
「はい、凄かったです」
「そうでしょ。もっと褒めてくれていいわよ」
「じゃあ次からはもう少しだけ手加減してくれると助かります」
見ると、前方の森が焼けて山火事のようになっている。少し本気を出しすぎたみたいだ。
「……はい」
リサちゃんの言葉にぐうの音も出なかった。まあ実際、村には被害が出ていないみたいだし、結果オーライということにしておこう。
「で、これはどういう状況なんですか?」
リサちゃんが尋ねると、レティシアは頭を掻きながら苦笑した。
「少し厄介なことになっていてな……詳しいことは村で話そう。いいかリサ?」
「ええ、分かりました」
エスポワールの前で待ち合わせをして旅支度を整え、二人でヘレナが手配してくれた馬車に乗り込む。
「そういえば、リサちゃんの故郷はどこにあるの?」
「り、リサの生まれ故郷ですか!?」
なんとなく尋ねると、リサちゃんは露骨に慌て始めた。
「うん。まだ聞いてなかったなって思って。王都生まれじゃないよね?」
「その……えっと……実は……」
「あー、言いたくないなら別に言わなくてもいいよ」
なにか事情があるのだろうと、彼女の頭に手を乗せながら言うと、リサちゃんは首を横に振る。
「いえ、違うんです。え、えっとですね……」
「ん? 何かあるの?」
「じ、じつは、リサの生まれた村はここからずっと離れた山奥にあって……」
「へぇ~、それは大変だね。そこまで帰るとなると何日かかるんだろう?」
「そ、それが……実はもうないんです」
「えっ!? どういうこと?」
「リサが生まれた村はある魔物によって滅ぼされてしまったんです。たまたま村の外に遊びに出かけていた私以外は家族も皆殺されてしまって……。それから今まで、他の街を転々として暮らしてきました。物乞いをしているところを店長のヘレナさんに拾ってもらって、あのギルドで働くことになったんです」
「そ、そうだったのね……。でも、ヘレナはあなたがギルドの中で最強だって言ってたけど、どうやって強くなったの?そんなに強いようには見えないんだけど……」
「いや、まぁ、そこはまたいろいろありまして……」
「そうなんだ……」
なんだかとても複雑そうだ。あまり深く突っ込まないほうが良さそうである。
しばらくすると、リサちゃんは馬車を止めた。どうやら目的地に到着したらしい。そこは小さな村だった。
「北の洞窟へ魔物狩りに行くにはこの村を拠点にするのがいいみたいです。レティシアさんも恐らくこの村にいるでしょう」
「まずはそのレティシアって人に会わないといけないのね」
「そうですね」
「うちのギルド、私の他に5人いるんだっけ? ほとんど女だね」
「ほとんどというか、全員ですね」
「うわぁ……でもなんで?」
「ヘレナさんが女の子好きなので……」
「……そっか」
そんなことを話しながら村の中に入る。村の中は寂れていて活気がなかった。みんな俯いて歩いている。
「なんか雰囲気悪いね……」
「はい……。北の洞窟に住み着いた魔物のせいで、ここら辺一帯は不作が続いているようです。レティシアさんは村人から依頼を受けて、洞窟の魔物の討伐に向かったのですが……苦戦しているようで」
「なるほどね。だからこんなにも暗いのか」
私は空を見上げた。どんよりとした雲が広がっている。これは一雨来るかもしれない。
「とにかく早くレティシアさんを探しましょう!」
「あっ! ちょっと待ってよ!」
私は慌ててリサちゃんの後を追いかける。しかし彼女はすぐに立ち止まってしまった。
「どうしたの?」
「……レティシアさんの匂いがします」
「えっ!? なにそれ匂いって何よ!」
「こっちの方角です!!」
訳も分からず私はリサちゃんを追って走り出した。
そして少し走ると、すぐに向こう側から慌てふためいた村人たちが走ってくるのが見えた。
「何かあったんですか!?」
リサちゃんが一人の男を掴まえて尋ねると、男は一点を指差しながら叫ぶ。
「あれ見ろよ!!」
男が指差す方向を見ると、そこには今にも村に押し寄せようとしてくる魔物の群れが見えた。ゴブリンのような人型のモンスターで、数はざっと50匹以上いるように見える。
「ひぃっ!! ど、どうするんだよ!?」
「誰か冒険者を呼んでこい!」
「無理だよ!! この村はギルドがないんだぞ!!」
村人たちは悲鳴を上げながら逃げ惑っていた。リサちゃんが掴まえていた男もすぐに彼女の手を振りほどいて逃げ始める。
「レティシアさん……まさかあの魔物達に一人で立ち向かうつもりじゃ……? ──くっ、急ぎましょう!」
「えっ? うん……って、ええっ!?」
私たちはそのまま村の外へ飛び出した。そこで目にしたのは、ゴブリンたちの大群と必死に戦っている緑髪の少女の姿であった。真っ黒なアーマーを着込んで、大きな剣で武装している。
「レティシアさん!!」
リサちゃんが叫びながら駆け出す。私もその背中を追った。
「えっ!? リサ!?」
こちらに気付いたレティシアという少女は驚いた表情を浮かべながらも、私たちに襲い掛かってきたゴブリンたちを次々に斬り伏せていく。
「リサ、どうしてここに!?」
「話は後です! 今はあの魔物たちを倒しましょう!」
「分かった」
リサちゃんは太もものあたりに忍ばせていたナイフを抜くと、両手に1本ずつ構えてゴブリンの大群に向かっていった。その姿はまるで踊っているかのように美しい。
一方、レティシアも剣を構えて敵の中に飛び込んでいく。その動きはとても軽やかで、とても洗練されていた。
「すごい……」
思わず呟いてしまう。さすが、SSランクギルドのメンバーだけのことはある。あのゴブリンたちだって恐らくただのゴブリンじゃなくて、ホブゴブリンと呼ばれる上位種なのだろう。その群れをたったの二人で圧倒していくのだ。
だが、山の方からゴブリンの増援が現れて戦局が変わった。疲れの色が見え始めた二人にゴブリンの凶刃が迫る。
「下がって二人とも!」
私は咄嵯に二人の前に出ると、魔法を発動させた。
「【ファイヤーボール】!」
私の右手から放たれた巨大な火球がゴブリンたちに直撃して爆ぜる。燃え盛る炎が周囲を焼き尽くした。だが、敵はまだまだ残っているようだ。私は再び魔法を放つべく魔力を練り上げる。
「食らえっ! 【ファイヤーボール】!」
今度はファイヤーボールの乱れ撃ちだ。次々と放たれた火の玉がゴブリン達を飲み込み、燃やし尽くす。それでも敵は後から後から現れる。さすがの私も息切れしてきた。
「はぁ……はぁ……。これでもダメなの?」
「アニータさん! 一旦引きましょう!」
「でも、そしたら村がゴブリンに襲われるでしょ!」
振り返ると、リサちゃんは少しムッとしたような表情をしていたが、村を見捨てるという気はないようだった。
「じゃあどうするんですか?」
「仕方ないからちょっとだけ本気を出すかな」
「……本気?」
「そっ。私はね、腐っても魔法学校首席なの。こんなゴブリンごときに後れをとるようなタマじゃあないのよ」
私はニヤリと笑うと、全身に力を込め始めた。身体中に膨大な量の魔力がみなぎっていく。それはやがて右腕に集中していき、徐々に形を成していった。
「はあああっ!!」
「……! アニータさん、それって……」
「見ときなさい。──一流の魔法ってのはどんなものか」
「……!」
「【火龍炎迅】!」
私の右腕から放たれたのは、赤い熱線であった。それはまるで龍のようにうねると、前方の敵を一気に飲み込むように焼き尽くしていった。
「……すごい」
リサちゃんが小さく呟いた声が聞こえてくる。私はふぅと一息つくと、額の汗を拭った。
「どうよ? これが魔法学校の主席の力よ」
「はい、凄かったです」
「そうでしょ。もっと褒めてくれていいわよ」
「じゃあ次からはもう少しだけ手加減してくれると助かります」
見ると、前方の森が焼けて山火事のようになっている。少し本気を出しすぎたみたいだ。
「……はい」
リサちゃんの言葉にぐうの音も出なかった。まあ実際、村には被害が出ていないみたいだし、結果オーライということにしておこう。
「で、これはどういう状況なんですか?」
リサちゃんが尋ねると、レティシアは頭を掻きながら苦笑した。
「少し厄介なことになっていてな……詳しいことは村で話そう。いいかリサ?」
「ええ、分かりました」
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