3 / 40
第3話 上等だコラァ! オモテ出ろやボケェ!
しおりを挟む
☆
早速その日から私は【エスポワール】という名の酒場で働くことになってしまった。正直私が本気を出せば、どっかの貴族に転がり込んでお抱え魔導師として何不自由なく暮らせたとは思うけれど、お母さんを一人王都に残しておくのは不安だった。
それに、ヘレナが提示した給料は、確かに一介の酒場で雇われるにしては法外なものだった。一瞬怪しんだものの、まあまた騙してきたら今度こそ私の魔法でコテンパンにぶちのめしてやればいいしってことで。
「おい新人。手際が悪すぎですわよ? お客さまを待たせる気ですの?」
「あーもう! だから私の本職は魔導師で、料理人じゃねーっての!」
夕飯時には店は混みあってきて、大忙しになる。するとコルネリアは、よく分からない食材を慣れない手つき切ったり、鍋を振るったりする私を散々罵倒してきた。ちゃんと言われたとおりにやっているというのに何様のつもりだろう? 私は早速辞めたくなった。
「魔導師でも料理くらいできるでしょう? 子どもでもできますわ。つまりアニータさんはそれ以下の赤ちゃんってことですわねー。アニータちゃんって呼びますわー。ばぶばぶぅ」
「口じゃなくて手ぇ動かせこのイカレ厨二病が!」
「あぁ? ちょーし乗ってるとしばき倒しますわよアニータちゃん」
「上等だコラァ! オモテ出ろやボケェ!」
さんざん言い合いながらも、悔しいけれどコルネリアは私の10倍速くらいで動き回る。きっと彼女の周りだけ時間の流れが早いに違いない。チートだチート!
「店長、この新人クッソ使えませんわー? チェンジで!」
「えーっ、仕方ないわね。だったら厨房はコルネリアに任せてアニータちゃんはフロアやってくれる?」
「お前もアニータちゃん言ってんじゃないわよ……」
相変わらずマイペースな店主さんにボソッと毒づくと、私は忙しなく働いているメイドのリサちゃんを手伝うことにした。お客さんが来たら空いてる席まで案内し、コルネリアが作った料理を席まで持っていき、お客さんが食べ終えた皿を回収して厨房に持っていき、料理の代金を受け取る。簡単そうに見えて意外と大変だった。
しかも、リサちゃんは相変わらずドジっ子属性を発動しそうになるので、その度に皿やグラスが落ちないように支えてあげたりとか、勘定を間違えないように見ていなければならない。さらに、コルネリアはそんな私やリサちゃんの処理能力を遥かに超える勢いで料理を作り続けるので、結局店主さんの手を借りてなんとか客をさばいていった。
まあ一日目にしては上出来だろうと思っていると、突然店内に悲鳴が響き渡った。
「きゃぁぁぁぁっ!?」
見ると、客に料理を持っていったはずのリサちゃんが、スカートを押さえて真っ赤になっていた。彼女の近くの席では、二人の男性客がビールのジョッキを片手にニヤついている。
「いい声で鳴くじゃねぇかお嬢ちゃん」
「どうだ? オレたちと一緒にあそばねぇか?」
「嫌っ! やめてくださいっ!」
あー、なるほどそういうことか了解。確かにここは治安が悪そうね。クソ迷惑な酔っ払いどもめ! と、私は自分のことを棚に上げて憤った。
つかつかと男たちに歩み寄ると、精一杯の営業スマイルを浮かべる。
「お客様、うちのリサちゃんになんのご用でしょうか?」
「なんだぁ? 姉ちゃんも遊んでくれんのかぁ? ちょうどいいや、オレらも2人だから──」
「寝言は寝て言えやボケナスぅ!」
私は素早くリサちゃんを背後に庇うと、男2人の手からジョッキを奪い取り、2人の頭にビールをご馳走して差し上げた。たちまち男たちのツンツンヘアーは水を吸ってへにゃへにゃになり、これでは毛量が少なくなってきているのがバレバレである。──端的に言っていい気味だった。
「てめえ! なにしてくれとんじゃこのアマが!」
「んだとコラ! うちのメイドにちょっかいかけやがって、いてこます(意訳︰おもてなししてあげる)ぞワレぇ!」
「上等だボケ! てめえの綺麗な顔穴だらけにしてやんぞコラァ!」
「やってみろやぁ! 地獄見せてやんよ!」
「あ、アニータさんっ!?」
私と2人の男は胸ぐらを掴みあって仲良く挨拶を交わした。慌ててリサちゃんが止めに入るがもう後の祭りだ。お客様は神様なので、店員の私としては精一杯おもてなしをしないといけない。
「いいぞー嬢ちゃんやっちまえ!」
「ゲルト、そこだ! ぶっ飛ばせぇ!」
周りの客が面白がってはやし立てる。すると騒ぎを聞きつけたのか、店の奥からヘレナが現れた。相変わらず気味が悪いほどニコニコしながら、私と男たちをオーガのような怪力で引き剥がした。こいつ、こんなところで店主なんかやってないで冒険者にでもなった方が稼げるんじゃないの?
「うちの従業員が失礼いたしました。なにぶん新人なものですから許してやって貰えないかしら?」
「あァ? んなこと言ってもよぉ……こいつ、オレたちに頭から酒をぶっかけやがったんだぜ? 服も台無しだよどうしてくれんだよ?」
「……だそうよ? アニータちゃん、どうしてくれるの?」
ヘレナは私に向き直って尋ねてくる。いや、仲裁するなら私に委ねるなよ! だそうよ? じゃねぇんだよ。
「私は別に悪いことしたとは思ってないけれど。こいつらがリサちゃんに変なことするから……」
「ちょっと挨拶しただけだろうが! コミュニケーションだよコミュニケーション!」
「あんたらのコミュニケーションは度が過ぎてんのよ! リサちゃん泣いてるじゃない! そっちがその気なら私もコミュニケーションとサービスの一環としてお客様をボコボコにぶちのめしても良いということになるけれど?」
「もういいんです……もういいですから喧嘩はやめてください……」
リサちゃんは本当に泣いていた。可哀想に。あーあ、女の子泣かせてこいつらサイッテー!
「……にしても、酒をぶっかけることはねぇだろ! 装備代全部弁償しやがれ! 飲み屋の小娘ごときには分からんだろうけど、装備はなぁ……オレたち冒険者の命なんだよ!」
「そんなお金ないですぅ」
「だったら身体で払ってもらおうかグヘヘ……」
どこまでもクズなこいつらの態度に、寛大な私も流石に堪忍袋の緒がプッチンプリンしてしまった。私は事ここに至ってもニコニコしているヘレナに視線を向けるとこう提案した。
「……ヘレナ。決闘したいから立会人を用意してくれる?」
「えっ?」
「終わったら即刻クビにしてくれて構わないから。こいつらとの決着だけはつけておきたいの! お願いします!」
早速その日から私は【エスポワール】という名の酒場で働くことになってしまった。正直私が本気を出せば、どっかの貴族に転がり込んでお抱え魔導師として何不自由なく暮らせたとは思うけれど、お母さんを一人王都に残しておくのは不安だった。
それに、ヘレナが提示した給料は、確かに一介の酒場で雇われるにしては法外なものだった。一瞬怪しんだものの、まあまた騙してきたら今度こそ私の魔法でコテンパンにぶちのめしてやればいいしってことで。
「おい新人。手際が悪すぎですわよ? お客さまを待たせる気ですの?」
「あーもう! だから私の本職は魔導師で、料理人じゃねーっての!」
夕飯時には店は混みあってきて、大忙しになる。するとコルネリアは、よく分からない食材を慣れない手つき切ったり、鍋を振るったりする私を散々罵倒してきた。ちゃんと言われたとおりにやっているというのに何様のつもりだろう? 私は早速辞めたくなった。
「魔導師でも料理くらいできるでしょう? 子どもでもできますわ。つまりアニータさんはそれ以下の赤ちゃんってことですわねー。アニータちゃんって呼びますわー。ばぶばぶぅ」
「口じゃなくて手ぇ動かせこのイカレ厨二病が!」
「あぁ? ちょーし乗ってるとしばき倒しますわよアニータちゃん」
「上等だコラァ! オモテ出ろやボケェ!」
さんざん言い合いながらも、悔しいけれどコルネリアは私の10倍速くらいで動き回る。きっと彼女の周りだけ時間の流れが早いに違いない。チートだチート!
「店長、この新人クッソ使えませんわー? チェンジで!」
「えーっ、仕方ないわね。だったら厨房はコルネリアに任せてアニータちゃんはフロアやってくれる?」
「お前もアニータちゃん言ってんじゃないわよ……」
相変わらずマイペースな店主さんにボソッと毒づくと、私は忙しなく働いているメイドのリサちゃんを手伝うことにした。お客さんが来たら空いてる席まで案内し、コルネリアが作った料理を席まで持っていき、お客さんが食べ終えた皿を回収して厨房に持っていき、料理の代金を受け取る。簡単そうに見えて意外と大変だった。
しかも、リサちゃんは相変わらずドジっ子属性を発動しそうになるので、その度に皿やグラスが落ちないように支えてあげたりとか、勘定を間違えないように見ていなければならない。さらに、コルネリアはそんな私やリサちゃんの処理能力を遥かに超える勢いで料理を作り続けるので、結局店主さんの手を借りてなんとか客をさばいていった。
まあ一日目にしては上出来だろうと思っていると、突然店内に悲鳴が響き渡った。
「きゃぁぁぁぁっ!?」
見ると、客に料理を持っていったはずのリサちゃんが、スカートを押さえて真っ赤になっていた。彼女の近くの席では、二人の男性客がビールのジョッキを片手にニヤついている。
「いい声で鳴くじゃねぇかお嬢ちゃん」
「どうだ? オレたちと一緒にあそばねぇか?」
「嫌っ! やめてくださいっ!」
あー、なるほどそういうことか了解。確かにここは治安が悪そうね。クソ迷惑な酔っ払いどもめ! と、私は自分のことを棚に上げて憤った。
つかつかと男たちに歩み寄ると、精一杯の営業スマイルを浮かべる。
「お客様、うちのリサちゃんになんのご用でしょうか?」
「なんだぁ? 姉ちゃんも遊んでくれんのかぁ? ちょうどいいや、オレらも2人だから──」
「寝言は寝て言えやボケナスぅ!」
私は素早くリサちゃんを背後に庇うと、男2人の手からジョッキを奪い取り、2人の頭にビールをご馳走して差し上げた。たちまち男たちのツンツンヘアーは水を吸ってへにゃへにゃになり、これでは毛量が少なくなってきているのがバレバレである。──端的に言っていい気味だった。
「てめえ! なにしてくれとんじゃこのアマが!」
「んだとコラ! うちのメイドにちょっかいかけやがって、いてこます(意訳︰おもてなししてあげる)ぞワレぇ!」
「上等だボケ! てめえの綺麗な顔穴だらけにしてやんぞコラァ!」
「やってみろやぁ! 地獄見せてやんよ!」
「あ、アニータさんっ!?」
私と2人の男は胸ぐらを掴みあって仲良く挨拶を交わした。慌ててリサちゃんが止めに入るがもう後の祭りだ。お客様は神様なので、店員の私としては精一杯おもてなしをしないといけない。
「いいぞー嬢ちゃんやっちまえ!」
「ゲルト、そこだ! ぶっ飛ばせぇ!」
周りの客が面白がってはやし立てる。すると騒ぎを聞きつけたのか、店の奥からヘレナが現れた。相変わらず気味が悪いほどニコニコしながら、私と男たちをオーガのような怪力で引き剥がした。こいつ、こんなところで店主なんかやってないで冒険者にでもなった方が稼げるんじゃないの?
「うちの従業員が失礼いたしました。なにぶん新人なものですから許してやって貰えないかしら?」
「あァ? んなこと言ってもよぉ……こいつ、オレたちに頭から酒をぶっかけやがったんだぜ? 服も台無しだよどうしてくれんだよ?」
「……だそうよ? アニータちゃん、どうしてくれるの?」
ヘレナは私に向き直って尋ねてくる。いや、仲裁するなら私に委ねるなよ! だそうよ? じゃねぇんだよ。
「私は別に悪いことしたとは思ってないけれど。こいつらがリサちゃんに変なことするから……」
「ちょっと挨拶しただけだろうが! コミュニケーションだよコミュニケーション!」
「あんたらのコミュニケーションは度が過ぎてんのよ! リサちゃん泣いてるじゃない! そっちがその気なら私もコミュニケーションとサービスの一環としてお客様をボコボコにぶちのめしても良いということになるけれど?」
「もういいんです……もういいですから喧嘩はやめてください……」
リサちゃんは本当に泣いていた。可哀想に。あーあ、女の子泣かせてこいつらサイッテー!
「……にしても、酒をぶっかけることはねぇだろ! 装備代全部弁償しやがれ! 飲み屋の小娘ごときには分からんだろうけど、装備はなぁ……オレたち冒険者の命なんだよ!」
「そんなお金ないですぅ」
「だったら身体で払ってもらおうかグヘヘ……」
どこまでもクズなこいつらの態度に、寛大な私も流石に堪忍袋の緒がプッチンプリンしてしまった。私は事ここに至ってもニコニコしているヘレナに視線を向けるとこう提案した。
「……ヘレナ。決闘したいから立会人を用意してくれる?」
「えっ?」
「終わったら即刻クビにしてくれて構わないから。こいつらとの決着だけはつけておきたいの! お願いします!」
0
お気に入りに追加
57
あなたにおすすめの小説
クラス転移で神様に?
空見 大
ファンタジー
集団転移に巻き込まれ、クラスごと異世界へと転移することになった主人公晴人はこれといって特徴のない平均的な学生であった。
異世界の神から能力獲得について詳しく教えられる中で、晴人は自らの能力欄獲得可能欄に他人とは違う機能があることに気が付く。
そこに隠されていた能力は龍神から始まり魔神、邪神、妖精神、鍛冶神、盗神の六つの神の称号といくつかの特殊な能力。
異世界での安泰を確かなものとして受け入れ転移を待つ晴人であったが、神の能力を手に入れたことが原因なのか転移魔法の不発によりあろうことか異世界へと転生してしまうこととなる。
龍人の母親と英雄の父、これ以上ない程に恵まれた環境で新たな生を得た晴人は新たな名前をエルピスとしてこの世界を生きていくのだった。
現在設定調整中につき最新話更新遅れます2022/09/11~2022/09/17まで予定
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
これダメなクラス召喚だわ!物を掌握するチートスキルで自由気ままな異世界旅
聖斗煉
ファンタジー
クラス全体で異世界に呼び出された高校生の主人公が魔王軍と戦うように懇願される。しかし、主人公にはしょっぱい能力しか与えられなかった。ところがである。実は能力は騙されて弱いものと思い込まされていた。ダンジョンに閉じ込められて死にかけたときに、本当は物を掌握するスキルだったことを知るーー。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ヒューマンテイム ~人間を奴隷化するスキルを使って、俺は王妃の体を手に入れる~
三浦裕
ファンタジー
【ヒューマンテイム】
人間を洗脳し、意のままに操るスキル。
非常に希少なスキルで、使い手は史上3人程度しか存在しない。
「ヒューマンテイムの力を使えば、俺はどんな人間だって意のままに操れる。あの美しい王妃に、ベッドで腰を振らせる事だって」
禁断のスキル【ヒューマンテイム】の力に目覚めた少年リュートは、その力を立身出世のために悪用する。
商人を操って富を得たり、
領主を操って権力を手にしたり、
貴族の女を操って、次々子を産ませたり。
リュートの最終目標は『王妃の胎に子種を仕込み、自らの子孫を王にする事』
王家に近づくためには、出世を重ねて国の英雄にまで上り詰める必要がある。
邪悪なスキルで王家乗っ取りを目指すリュートの、ダーク成り上がり譚!
平民として生まれた男、努力でスキルと魔法が使える様になる。〜イージーな世界に生まれ変わった。
モンド
ファンタジー
1人の男が異世界に転生した。
日本に住んでいた頃の記憶を持ったまま、男は前世でサラリーマンとして長年働いてきた経験から。
今度生まれ変われるなら、自由に旅をしながら生きてみたいと思い描いていたのだ。
そんな彼が、15歳の成人の儀式の際に過去の記憶を思い出して旅立つことにした。
特に使命や野心のない男は、好きなように生きることにした。
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる