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第2章 新婚生活は割と平和? なんだか胸がむずむずします。
第9話
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「……ぁ」
私の口から、艶めかしさのこもったような声が漏れた。そこに触れられるだけでびくっと身体が跳ねて、なんだかむずむずとする。
こんな感覚、今日まで知らなかった。その所為で、私は戸惑う。
「ぁ、だ、だめっ……!」
燎さんの手が、私の秘所に触れるから。咄嗟に、私はそう口走ってしまう。けれど、燎さんは私の顔を見て、額にちゅっと口づけた。まるで、駄々をこねる子供をあやすかのような、態度だった。
「ダメじゃない。……大丈夫、気持ちよくなれるから」
小さな声でそう言われて、私はぐっと息を呑んだ。なんだろうか。身体の奥底から熱が湧き上がってくるような感覚。
……本当に、これが私の身体だなんて信じられない。まるで、私の身体が私じゃないみたいで……。
そう思っていれば、燎さんの指が私の蜜口の上――花芯に触れた。瞬間、私の身体には強い快楽が走る。
「ひゃっ!」
自然と喉が鳴って、びくんびくんと身体が跳ねてしまう。恐る恐る燎さんの目を見れば、彼の目に宿る情欲が濃くなっているように見えてしまった。……お腹の奥が、またきゅんとした。
「ここが、女性の一番気持ちいいところだ」
「あっ! わ、かったからぁ……!」
もう弄らないでほしい。このまま弄られたら、なんていうかとんでもない痴態を彼に見せてしまうような気がするから……。
「も、やめっ……!」
ぶんぶんと首を縦に振って、燎さんにもうやめてほしいと訴える。自分から誘惑しておいて、こんなの身勝手だってわかっている。
けれど、こんなにも燎さんが乗り気になるなんて想像しなかったんだもの……!
「一度、達しておいたほうがいい。……脱がせるぞ」
燎さんがそう告げて、私のショーツを脱がしにかかる。……やだ、やだっ!
(脱がされたら、見られちゃう……!)
微かに濡れた秘所を、彼の眼下に晒すなんて恥ずかしくてたまらない。
だから、私は駄々をこねる子供のようにぶんぶんと首を横に振る。
そんな私を見て、燎さんは私の唇に口づけた。
「んっ」
安心させるように、その大きな手が私の頭を撫でてくれる。徐々に心臓の音が落ち着いて来て、ほっと胸をなでおろす。
(……ぁ、なんて、いうか)
不思議な感覚だった。それに、もしかしたら。裸を見られるのがこんなにも恥ずかしいのって、私が燎さんをこれでもかというほど意識しているからなんじゃないだろうか? そう、思ってしまった。
「大丈夫だ。ひどくはしない」
目の奥を揺らし続ける私に、燎さんが優しくそう言葉をかけてくれた。……もう、覚悟を決めよう。
そもそも、女に二言はないのだ。誘惑すると決めたのは私。なので、私がこうなろうが完全な自己責任だ。
あと……。
(当たってる……)
私の太ももに、燎さんのものが衣服越しに当たる。……なんていうか、硬い。うん、多分、そう。
自然と私が手を伸ばして、燎さんの下肢に触れた。彼が、驚いて身体を跳ねさせるのがわかる。
「……すみれっ!」
「あっ、ご、ごめんなさい……!」
きっと、不快だったんだ。それに気が付いて、私は咄嗟に謝罪の言葉を口にする。けれど、燎さんは「はぁ」とため息をつくだけだった。
「別に、怒ってるわけじゃない。……ただ、いきなり触れられるのは……その、だな」
「……はい」
「……わからないかもしれないが、すみれに触れられたら、多分もたないんだ」
もたないって、どういうことなのだろうか……?
「意味なんて、わからなくていい。……そもそも、俺以外にこんなことをするなんて、許さない」
ふと、燎さんが私にそう告げてくる。その目がただまっすぐに私のことを射貫いていて……私の胸の中に、自然と幸福感が広がっていく。……不思議な感覚だった。
私の口から、艶めかしさのこもったような声が漏れた。そこに触れられるだけでびくっと身体が跳ねて、なんだかむずむずとする。
こんな感覚、今日まで知らなかった。その所為で、私は戸惑う。
「ぁ、だ、だめっ……!」
燎さんの手が、私の秘所に触れるから。咄嗟に、私はそう口走ってしまう。けれど、燎さんは私の顔を見て、額にちゅっと口づけた。まるで、駄々をこねる子供をあやすかのような、態度だった。
「ダメじゃない。……大丈夫、気持ちよくなれるから」
小さな声でそう言われて、私はぐっと息を呑んだ。なんだろうか。身体の奥底から熱が湧き上がってくるような感覚。
……本当に、これが私の身体だなんて信じられない。まるで、私の身体が私じゃないみたいで……。
そう思っていれば、燎さんの指が私の蜜口の上――花芯に触れた。瞬間、私の身体には強い快楽が走る。
「ひゃっ!」
自然と喉が鳴って、びくんびくんと身体が跳ねてしまう。恐る恐る燎さんの目を見れば、彼の目に宿る情欲が濃くなっているように見えてしまった。……お腹の奥が、またきゅんとした。
「ここが、女性の一番気持ちいいところだ」
「あっ! わ、かったからぁ……!」
もう弄らないでほしい。このまま弄られたら、なんていうかとんでもない痴態を彼に見せてしまうような気がするから……。
「も、やめっ……!」
ぶんぶんと首を縦に振って、燎さんにもうやめてほしいと訴える。自分から誘惑しておいて、こんなの身勝手だってわかっている。
けれど、こんなにも燎さんが乗り気になるなんて想像しなかったんだもの……!
「一度、達しておいたほうがいい。……脱がせるぞ」
燎さんがそう告げて、私のショーツを脱がしにかかる。……やだ、やだっ!
(脱がされたら、見られちゃう……!)
微かに濡れた秘所を、彼の眼下に晒すなんて恥ずかしくてたまらない。
だから、私は駄々をこねる子供のようにぶんぶんと首を横に振る。
そんな私を見て、燎さんは私の唇に口づけた。
「んっ」
安心させるように、その大きな手が私の頭を撫でてくれる。徐々に心臓の音が落ち着いて来て、ほっと胸をなでおろす。
(……ぁ、なんて、いうか)
不思議な感覚だった。それに、もしかしたら。裸を見られるのがこんなにも恥ずかしいのって、私が燎さんをこれでもかというほど意識しているからなんじゃないだろうか? そう、思ってしまった。
「大丈夫だ。ひどくはしない」
目の奥を揺らし続ける私に、燎さんが優しくそう言葉をかけてくれた。……もう、覚悟を決めよう。
そもそも、女に二言はないのだ。誘惑すると決めたのは私。なので、私がこうなろうが完全な自己責任だ。
あと……。
(当たってる……)
私の太ももに、燎さんのものが衣服越しに当たる。……なんていうか、硬い。うん、多分、そう。
自然と私が手を伸ばして、燎さんの下肢に触れた。彼が、驚いて身体を跳ねさせるのがわかる。
「……すみれっ!」
「あっ、ご、ごめんなさい……!」
きっと、不快だったんだ。それに気が付いて、私は咄嗟に謝罪の言葉を口にする。けれど、燎さんは「はぁ」とため息をつくだけだった。
「別に、怒ってるわけじゃない。……ただ、いきなり触れられるのは……その、だな」
「……はい」
「……わからないかもしれないが、すみれに触れられたら、多分もたないんだ」
もたないって、どういうことなのだろうか……?
「意味なんて、わからなくていい。……そもそも、俺以外にこんなことをするなんて、許さない」
ふと、燎さんが私にそう告げてくる。その目がただまっすぐに私のことを射貫いていて……私の胸の中に、自然と幸福感が広がっていく。……不思議な感覚だった。
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