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# The eighth case:Weight of the life.―命の重み―
雫、四滴。
しおりを挟む開いた指にはやはり血と皮膚片が付着していた。
回収した髪は後でエドウィンさんに証拠品として渡そう。
外していた布を戻し、手袋を新しいものへ替え、再度冥福を祈る。
ランタンを持って階段を上がり、受付でランタンと面会の礼を述べて外へ出た。
隣の警察署へ入って先ほどの本部がある部屋へ向かう。
出入口から中を覗けば地図と睨めっこしながら伯爵とエドウィンさんがああでもない、こうでもないと話し合っているようだ。声までは聞こえないが、二人の表情や仕草から捜索が難航していることが何となく読み取れた。
この広い王都でたった一人の人間を探し出すのは骨が折れる。
監視カメラなどないこの世界では捜索は人海戦術に頼る他ない。
わたしの脇を年嵩のランタン持ちが足早に通り抜けて行った。
「ただいま戻りました」
歩いて行って声をかければ二人が振り向く。
傍に来たわたしへ伯爵が問う。
「検分は出来たか?」
「はい、御遺体は綺麗なものでしたので。やはりシスター……いえ、ヘレン=シューリスの犯行かと思われます。四十代ほどの看守の方の手にこれが残されておりました」
ハンカチで包んだ髪を出して見せれば伯爵とエドウィンさんが覗き込んだ。
「これは人の髪か?」
「ええ、恐らくヘレン=シューリスのものかと。彼女の髪はダークブラウンで長さもありましたので」
「だが女性が自分よりも大柄な男を絞め殺すなんて出来るのかい?」
伯爵の言葉に頷いているとエドウィンさんが眉を寄せた。
確かに素手で正面から行けば敵わないだろう。
でも今回はそうではない。
「すみません、少し失礼致します」
髪を纏めていたリボンを解きながらエドウィンさんの背後へ回る。
そのリボンを両端を持ったままふわっと上げ、エドウィンさんの頭を通し、それが下がって首元まで落ちた瞬間に背を向ける。ポイントは背中同士を合わせることと、リボンが相手の首の後ろで交差すること。
首に纏わり付くリボンにエドウィンさんの体が強張るのが背中越しに分かった。
そのまま背負い投げに近い状態でリボンを軽く引っ張れば喉に微かに食い込む。
「このように相手の首に自身の体重をかけて締め上げれば可能かと。この体勢では抵抗したくともわたしまで手が届き難く、背中を合わせてわたしが踏ん張ってしまえば振り返ることも難しいでしょう」
すぐに解いたがエドウィンさんが安堵の息を小さく漏らした。
「申し訳ございません。口で説明するより実際に行って見せた方は分かりやすいと思ったのですが、首は大丈夫ですか?」
「ああ、問題ない。今の体勢ならば確かに女性でも出来るだろうね」
「もしも最初から全力で締め上げていれば一分から一分半程度で相手が失神する可能性もあります。気絶した人間を絞め殺すのであれば造作もなく、悲鳴を上げられる心配もないでしょう。数分から十数分ほど締め上げれば心臓が止まります。確実に殺したい場合は更に三十分は締める必要があるそうですよ」
「……なるほど?」
納得しながら少しばかり疑心のこもった眼差しを向けられる。
そんなことをどうして知っているのか、と言いたげな視線に苦笑した。
こういう知識を持ってると「やったことがあるのか」という目で見られる時も多く、そのような疑いの視線にも弁明するのももうすっかり慣れてしまった。
「わたしの生まれ故郷の知識です。この国よりも医学が発展しておりまして、事件における被害者の死因や殺害方法、その手掛かりとなる特徴などもかなり解明されています。その知識を知っているだけです」
「こちらはヘレン=シューリスが看守を殺害した証拠としてお使いください」とハンカチごと髪の毛をエドウィンさんへ渡す。こういう時のための安物のハンカチなので返す必要がないことも忘れずに告げておく。例え返されても、洗濯に出しても、これを使う気にはなれないしね。
エドウィンさんはハンカチを受け取り、近くにいた警官に証拠なので保管するようにと渡す。
それが持って行かれるのを三人で見送った後に話を戻す。
「お二人の方はいかがですか?」
わたしの問いに伯爵が首を振る。
「昨夜から今朝までの行動は分かったが、それ以降は足取りが途絶えてしまった」
脱獄したヘレン=シューリスはその後、近くの民家に侵入し一人で暮らしていた女性を殺害、そこで衣類と幾ばくかの金を手に入れ、民家を出て行った。女性が一人で夜道を歩くのは危険だ。偶然家を出るところを見かけたランタン持ちが「明かりはいかがですか」と声をかけたら物凄い形相で追い払われたそうだ。
殺されなかったのは相手がランタン持ちだったからかもしれない。
彼らは夜は常に灯りを持っているため、遠くからでもよく見え、オマケに声も通る。
うっかり襲いかかって悲鳴を上げられたら周辺に住む人々が出て来るだろう。
ランタン持ちの話ではダークブロンドの髪をきっちり纏めた三十後半くらいの女性で、少々頬がやつれ、着ている服も年齢に比べて随分地味で野暮《やぼ》ったいものだったという。
殺された女性は夫を早くに亡くした五十代後半ほどの人だということで、多分三十代のヘレン=シューリスが着るには不釣り合いに見えたのだと思う。
それから数人のランタン持ちに目撃され、貧民街の辺りで足取りが途絶えている。
「地図で示せばこのように移動したようだ」
王都の南東にある監獄から外周の大通りを西へ向かって指が滑って行く。
南の枝川が二股に分かれるところで指が止まる。貼られたメモには「五十代女性・撲殺・家屋内の物色あり」と書いてあったから、そこが侵入した民家なのだろう。
指が更に滑り、幾つかのランタン持ちの目撃情報を辿り、東の枝川との丁度中間辺りで再度指が止まった。
「此処から先は情報がない。十中八九、貧民街へ紛れ込んだのだろう。この辺りは脛に傷持つ者も多い。警察に協力する者はいないのでな、聞き込みをしても何も情報は出て来ない」
「それは弱りましたね」
聞き込みは相手が協力的でないと成立しない。
嘘の情報を掴まされたり、何も情報を得られなかったり、それでは困る。
後ろ暗い者達が警戒せず、嘘を吐かずに話してくれるようにするなんて――……。
「あ」
浮かんだ案にポンと手を打ってしまう。
そういうのが得意そうなのが伯爵の傘下にいるじゃないか。
声量を抑えて伯爵へ耳打ちする。
「旦那様、それを三つ目鴉へ依頼することは可能でしょうか?」
「あれらは闇市の元締めだぞ?」
「ええ、その闇市には貧民街の者も多く通っているのでは? そうだとすれば、元締めの彼らやその部下に問われれば流石に嘘は吐けないと思いますよ。元々貧しい暮らしで闇市に出入り禁止にされたり、彼らに目を付けられたりすればどうなるかなど火を見るより明らかですから」
「向こうが言うことを聞くかどうかだな」
「そこは情報に見合った対価として金銭の支払いと、伯爵家に恩を売れるとでも言えば乗って来るでしょう。ヘレン=シューリス逮捕に貢献した者には報奨金を出すと言えば他の人々ももっと口を開くかもしれませんし」
説明しつつ、それが一番のように思えてきた。
情報を持っていても関わりたくないと口を噤む者もいるだろう。
しかし情報を出すだけで金がもらえるとしたら、どうだろう?
関わりたくないと思うのは自分に利益がないから、他人事だからだ。口を開きたくなる利益を提示すれば、今よりも多く情報が集まる可能性が高い。
三つ目鴉も伯爵へ恩を売れるとあらばやるに決まってる。
傘下ではあるが、部下ではない彼らを動かすには権力よりもそちらの方が効きそうだ。
「いっそ、彼らに貧民街を牛耳ってもらえればラクですけど」
闇市だけでなく貧民街の情報も手に入りやすくなる。
「それは出来ない。貧民街まであれらの手に渡せば力が付き過ぎる」
「……勢力図が変わり、噛み付かれるでしょうね」
「そういうことだ」
今でさえ闇市を牛耳ってかなりの権力を有しているらしい。
それが更に勢力を増せば、何れこちらが食い殺される。
だから適度な敷地で適度に遊ばせ、稼がせ、自由にさせることで向こうの不満をそれなりに解消させつつ、力を持ち過ぎないよう手綱を握るというのが現状なのかもな。
「だが良い案だ」
伯爵が部屋の出入り口へ視線を向ける。
振り向けば、丁度アンディさんが入って来るところだった。
「遅くなり申し訳ありません」
側へ来たアンディさんが礼を取ったが、伯爵は軽く手を振って止めた。
「いや、構わん。それよりも獲物は持って来たか?」
「はい。何時でも使用出来る状態にしております」
アンディさんがポンと上着の胸元を叩く様子に伯爵も満足げに頷く。
「そうか。ではアンディはわたしについて来い。セナは此処に残ってエドウィンの手伝いを」
連れて行ってもらえないのは残念だが仕方がない。
前回行った時にギスギスしてしまったわたしがいては取引もやり難くなる。
「承りました。お気を付けて行ってらっしゃいませ」
だから今回は留守番でいよう。
丁寧に礼をしたわたしに伯爵が頷き踵を返す。
その背がアンディさんを伴い部屋を出る頃に頭を上げた。
一部始終のやり取りを黙って眺めていたエドウィンさんへ体ごと振り向く。
「では、微力ながらお手伝いさせていただきます」
「ああ、此方こそよろしく頼む」
互いに軽く頭を下げ、そして上げる。
まずは昨夜から足取りが途絶えるまでのヘレン=シューリスの行動を時系列に、一目で分かるようにしよう。細々とした情報が多過ぎて地図に貼るにはスペースが足りていないのだ。
「あちらの掲示板を使ってもよろしいでしょうか?」
「この部屋の中の物は好きに使って構わないが何をするんだい?」
「捜査員や他の方が一目で犯人の行動を辿れるよう、時系列に行動を並べおきたいのですよ」
掲示板と紙、インクを借りて地図とメモとを見比べながら書いていく。
昨夜の午前零時、ヘレン=シューリスが体調不良を訴える。
三十分後の午前零時半、監獄の医務室にて医師を花瓶で殴打、看守一名を絞殺。その後、発覚するまでの一時間の間にもう一名看守を絞殺し、脱獄したと思われる。
午前一時半、医務室を訪れた別の看守が倒れた医師と看守を発見。監獄の警備を強化するもその際に鍵の開いた裏口と捨てられた鍵を発見したことにより、既に逃亡したと判明。警察へ連絡が届く。
午前三時前後、民家より三十代女性が出て来るのをランタン持ちが目撃し、声をかける。脱獄後からこの間に女性を一人撲殺し、家屋を物色して衣類と金を奪い、逃走を続ける。
そこから午前七時頃までに六人のランタン持ちに目撃されていた。
それぞれの証言と目撃場所を確認していく。
「……?」
違和感を覚えて思わず貼ってあったメモをピンから抜き取った。
地図と見比べて、頭の中で計算を行う。
この目撃情報の前にヘレン=シューリスらしき姿を見たランタン持ちのいた場所から、ココまでの道のりは地図を見る限り凡そ一キロ半弱といったところか。
前の目撃が午前四時半過ぎで、そこから次の目撃までは三十分もかかっている。
ゆっくり歩いていたのであれば分かるが、人目を忍んで逃げる人間が悠長にのんびりゆったり歩くものだろうか? 幾ら暗いと言ってもランタン持ちも街中にいるため、夜道を走れば妙に思われる。そうなれば早歩きで抜けるのが一番だ。
この国は総じて長身が多い。確か外国人が早歩きで進むと一分間で百メートル前後歩くことが出来る。分速百メートルで、時速六キロの単純計算でも、三十分で三キロ。警戒しながら歩いたにしては一キロ半に三十分もかかるのは遅過ぎる。散歩レベルの歩行速度だ。
目撃された証言をじっくり読み返す。
…………うん、多分だけど。
「エドウィンさん、この目撃証言は時間がズレているか嘘ですよ」
警官に指示を出していたエドウィンさんがパッと振り返る。
メモを片手に地図を指で示しながら話す。
「ココからココまでを、何時追っ手が来るか分からない状況で散歩しながら進むくらいの感覚でないと三十分もかからないんです。それにこの目撃証言だと大通りを歩いて来て見かけたことになりますが、脱獄した死刑囚が夜と言ってもランタン持ちの多い大通りを堂々と闊歩しますかねえ?」
「建物の陰に隠れながら歩いて行ったという線もある。それに木を隠すには森の中とも言うが」
「それが有効なのは昼間の人気がある時間だけでしょう。隠れつつ進んだとしたら、隠れていない間は早足か走ることになりますが、だとしてもこんなに遅くはならないと思いませんか? 普通、少しでも早く安全な場所へ逃げるために先を急ぐはずですよ」
「……」
メモを差し出せばエドウィンさんが考えるように目を伏せて数拍押し黙る。
それから近くにいた警官へ「目撃証言をしたランタン持ちはまだいるか?」と問うと「はい、別室におります」と返って来たのでメモを渡して「この証言をした者を此処へ連れて来てくれ」と言った。
メモを受け取った警官はすぐに頷いて部屋を出て行った。
「他の証言は時間的に一致しているので、これが違っていても特に問題はありませんが、捜査には正確性も求められますので」
「そうだな、嘘の証言を鵜呑みにして冤罪を生むこと、捜査を遅らせることもある。それらを防ぐためには情報には正確性が必要だと私も考えている」
同意してくれたエドウィンさんの言葉に何度も頷く。
聞き込みや証拠集め、現行犯といった地道な方法でしか逮捕出来ない以上は集める情報の正確性は重要だ。それを理解した上で年下のわたしの意見をきちんと聞いて同意してもらえるのは嬉しい。
伯爵や刑事さん、エドウィンさん以外にも使用人の人達もそうだ。
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