109 / 183
109
しおりを挟む
久しぶりの3人でのダンジョン冒険。
今のアキラたちは2人ならレベル50、3人ならレベル55をクリアできるというレベルだ。
「今日は3人だし……レベル60のダンジョンに挑戦してみたい?」
アキラが提案する。
「レ、レベル60!? 55だってギリギリだったんですよ?」
「うーん、でも私の剣がレベル60に通用するのか確かめてみたい気持ちもありますわね」
3人はレベル60のダンジョンに入ることにした。
危なくなったら、すぐに『脱出の羽根』で逃げるつもりだ。
過去最高レベルのレベル60 。
「うわー、嫌な雰囲気だね……」
ダンジョンに一歩踏み入れると、モンスターのオーラなのか凶々しい雰囲気に満ちていた。
モンスターがゆっくりと姿を現す。
「あれがレベル60のモンスターか……行くよ! まどかちゃん!」
「はい!」
アキラとまどかがモンスターに飛びかかる。
剣士の2人が前で戦い、魔法使いの花子が後ろからサポートというのがこの3人の戦い方だ。
アキラの剣がモンスターを突き刺す。
しかし、一撃では怯むことのないモンスターは反撃をする。
「ぐっ! さすがに強いな!」
盾で攻撃を防いでいる中、まどかがモンスターに剣を振り下ろすもモンスターは回避する。
「え!?」
自信のある超高速の攻撃を避けられ驚くまどか。
「2人とも離れて!」
後方からの花子の声で、2人はモンスターから離れる。
「はぁっ!」
花子は火の玉を飛ばす。
直撃し、燃え盛るモンスターにアキラとまどかが剣での連続攻撃。
やっと一体のモンスターを倒すことができた。
「はぁはぁ。これがレベル60……ボスでもない普通のモンスターを一体倒すので一苦労だな……」
一体倒してホッとしたのも束の間。
ここはダンジョン、次から次へとモンスターは現れる。
「や、やばいね……あの強さのモンスターがウジャウジャと……」
「これは『脱出の羽根』を用意しておいた方がいい良さそうですわね……」
「とりあえず、やれるところまでやってみよう!」
3人はモンスターとの激戦を繰り広げる。
1対1なら時間はかかるが何とか倒せそうだ。
しかし、一度に数回のモンスターが襲ってくるダンジョンでは、常に冒険者は数的不利な状況で戦うことになる。
必死に戦う3人だが、気づくと辺はモンスターに囲まれていた。
「あー……やばいな……よし! ここまでだ!」
アキラは『脱出の羽根』を振りかざす。
3人は光に包まれ、ダンジョンの入り口、ロビーにワープした。
「ふぅ……やばかったね……」
「ええ、レベル60 は調子に乗りすぎましたわ」
「そうね、まずはレベル50代で鍛えつつ、レアアイテムを集めていきましょう」
レベル60の恐ろしさを知った3人だった。
「それにしても、この『脱出の羽根』は便利だなぁ」
「そうですね。これがなかったら死んでましたね」
「……あの」
まどかが何かを言いたそうにしている。
「もしよかったら……アキラちゃんねるさんの1番高いレベルのダンジョンを覗いてみませんか?
クリアできる訳は無いんですけど、『脱出の羽根』があればすぐに逃げれるし……」
「なるほど! 確かにどういうダンジョンなのか気になるな!」
「いいわね! チラッと覗いてみましょうか」
アキラたちは番号の書かれた扉が並ぶロビーの1番奥へと進む。
今のアキラたちは2人ならレベル50、3人ならレベル55をクリアできるというレベルだ。
「今日は3人だし……レベル60のダンジョンに挑戦してみたい?」
アキラが提案する。
「レ、レベル60!? 55だってギリギリだったんですよ?」
「うーん、でも私の剣がレベル60に通用するのか確かめてみたい気持ちもありますわね」
3人はレベル60のダンジョンに入ることにした。
危なくなったら、すぐに『脱出の羽根』で逃げるつもりだ。
過去最高レベルのレベル60 。
「うわー、嫌な雰囲気だね……」
ダンジョンに一歩踏み入れると、モンスターのオーラなのか凶々しい雰囲気に満ちていた。
モンスターがゆっくりと姿を現す。
「あれがレベル60のモンスターか……行くよ! まどかちゃん!」
「はい!」
アキラとまどかがモンスターに飛びかかる。
剣士の2人が前で戦い、魔法使いの花子が後ろからサポートというのがこの3人の戦い方だ。
アキラの剣がモンスターを突き刺す。
しかし、一撃では怯むことのないモンスターは反撃をする。
「ぐっ! さすがに強いな!」
盾で攻撃を防いでいる中、まどかがモンスターに剣を振り下ろすもモンスターは回避する。
「え!?」
自信のある超高速の攻撃を避けられ驚くまどか。
「2人とも離れて!」
後方からの花子の声で、2人はモンスターから離れる。
「はぁっ!」
花子は火の玉を飛ばす。
直撃し、燃え盛るモンスターにアキラとまどかが剣での連続攻撃。
やっと一体のモンスターを倒すことができた。
「はぁはぁ。これがレベル60……ボスでもない普通のモンスターを一体倒すので一苦労だな……」
一体倒してホッとしたのも束の間。
ここはダンジョン、次から次へとモンスターは現れる。
「や、やばいね……あの強さのモンスターがウジャウジャと……」
「これは『脱出の羽根』を用意しておいた方がいい良さそうですわね……」
「とりあえず、やれるところまでやってみよう!」
3人はモンスターとの激戦を繰り広げる。
1対1なら時間はかかるが何とか倒せそうだ。
しかし、一度に数回のモンスターが襲ってくるダンジョンでは、常に冒険者は数的不利な状況で戦うことになる。
必死に戦う3人だが、気づくと辺はモンスターに囲まれていた。
「あー……やばいな……よし! ここまでだ!」
アキラは『脱出の羽根』を振りかざす。
3人は光に包まれ、ダンジョンの入り口、ロビーにワープした。
「ふぅ……やばかったね……」
「ええ、レベル60 は調子に乗りすぎましたわ」
「そうね、まずはレベル50代で鍛えつつ、レアアイテムを集めていきましょう」
レベル60の恐ろしさを知った3人だった。
「それにしても、この『脱出の羽根』は便利だなぁ」
「そうですね。これがなかったら死んでましたね」
「……あの」
まどかが何かを言いたそうにしている。
「もしよかったら……アキラちゃんねるさんの1番高いレベルのダンジョンを覗いてみませんか?
クリアできる訳は無いんですけど、『脱出の羽根』があればすぐに逃げれるし……」
「なるほど! 確かにどういうダンジョンなのか気になるな!」
「いいわね! チラッと覗いてみましょうか」
アキラたちは番号の書かれた扉が並ぶロビーの1番奥へと進む。
43
お気に入りに追加
760
あなたにおすすめの小説
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
モブ高校生と愉快なカード達〜主人公は無自覚脱モブ&チート持ちだった!カードから美少女を召喚します!強いカード程1癖2癖もあり一筋縄ではない〜
KeyBow
ファンタジー
1999年世界各地に隕石が落ち、その数年後に隕石が落ちた場所がラビリンス(迷宮)となり魔物が町に湧き出した。
各国の軍隊、日本も自衛隊によりラビリンスより外に出た魔物を駆逐した。
ラビリンスの中で魔物を倒すと稀にその個体の姿が写ったカードが落ちた。
その後、そのカードに血を掛けるとその魔物が召喚され使役できる事が判明した。
彼らは通称カーヴァント。
カーヴァントを使役する者は探索者と呼ばれた。
カーヴァントには1から10までのランクがあり、1は最弱、6で強者、7や8は最大戦力で鬼神とも呼ばれる強さだ。
しかし9と10は報告された事がない伝説級だ。
また、カードのランクはそのカードにいるカーヴァントを召喚するのに必要なコストに比例する。
探索者は各自そのラビリンスが持っているカーヴァントの召喚コスト内分しか召喚出来ない。
つまり沢山のカーヴァントを召喚したくてもコスト制限があり、強力なカーヴァントはコストが高い為に少数精鋭となる。
数を選ぶか質を選ぶかになるのだ。
月日が流れ、最初にラビリンスに入った者達の子供達が高校生〜大学生に。
彼らは二世と呼ばれ、例外なく特別な力を持っていた。
そんな中、ラビリンスに入った自衛隊員の息子である斗枡も高校生になり探索者となる。
勿論二世だ。
斗枡が持っている最大の能力はカード合成。
それは例えばゴブリンを10体合成すると10体分の力になるもカードのランクとコストは共に変わらない。
彼はその程度の認識だった。
実際は合成結果は最大でランク10の強さになるのだ。
単純な話ではないが、経験を積むとそのカーヴァントはより強力になるが、特筆すべきは合成元の生き残るカーヴァントのコストがそのままになる事だ。
つまりランク1(コスト1)の最弱扱いにも関わらず、実は伝説級であるランク10の強力な実力を持つカーヴァントを作れるチートだった。
また、探索者ギルドよりアドバイザーとして姉のような女性があてがわれる。
斗枡は平凡な容姿の為に己をモブだと思うも、周りはそうは見ず、クラスの底辺だと思っていたらトップとして周りを巻き込む事になる?
女子が自然と彼の取り巻きに!
彼はモブとしてモブではない高校生として生活を始める所から物語はスタートする。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる