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第八十二話【バレバレです】後

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 真剣な勉強会が進み、少し休憩しようかという話になった。真っ先に立ち上がったのはやはり有利だった。

「トイレ行って、港の様子見てきます!」
「まだ終わってないんだから、早めに帰ってこいよ」
「はい!」

 そう言って立ち上がった有利を待ってトイレに行こうとしていた冬真だったが、なかなか帰ってこないことに首を傾げた。

「アイツ遅くないか?」
「港見に行ってそのままなんじゃない?」
「仕方ないな」

 とりあえず、自分もトイレに向かい、その帰りに拾ってこようと部屋を出た冬真が見つけたのはリビングの入り口の壁に張り付いている有利の姿だった。
 
(なにやってんだ)

 完全に不審者のような状況を横目にみつつ、トイレに向かう。

「おい、なにやって・・・・・・」
「しー!」

 トイレから戻ってきたのに未だに先ほどの状態のまま、そこにいた有利に声をかければ、慌てた様子で口を塞がれた。

(なにすんだよ)
「しー、静かに」

 なにがなんだかわからなかったが、とりあえず頷けば口が解放された。もう一度静かにひそひそと示しつつリビングの方を指さす。

「なんだよ」
「いま、多分エロい話してんだよ」

 真剣な様子で何を言うかと思えば、予想以上にくだらない内容に、冬真は呆れて言葉を失った。

「さっきからチ●コとか聞こえるんだよ」

 興奮した様子で言われれば言われるほど、聞き耳をたてる気にならない。とはいえ、少し気を向ければ自然と力也を含めたSubの会話は耳に入る。

「ミキわざわざ呼びわけてんのかよ」
「なんとなくだよ。彰のおチ●チンと俺のじゃちょっと見た目も違うし。彰可愛い言い方好きみたいだし」
「ああ、そう言うのあるよな」
「ふーん、力也さんは?」
「俺はあれとかそれとか」
「どれだよ!?」

 固有名詞を出さない派の力也の言葉に、港が勢いよく突っ込むのが聞こえた。確かに、有利の言うとおりエロい話で、力也達三人は盛り上がっていた。

「チ●コっていうときもあるけど、冬真こだわりないし、まぁいいかなって。希望があるならそれ優先してもいいけどないみたいだし」
「俺の昔の家庭教師とか、強制してきたよ。おチ●ポ様って呼べって」
「うっわ、鳥肌立った。なんでチ●コを様付けしなきゃ何ねぇんだよ」
「あー、いるよな。なんか価値高めたい奴」
「力也さんも? 因みになんかすげぇのとかある?」
「そうだな・・・・・・凄いのってなら」

 そこで声が途切れた。どうやら内緒話のように声を潜めているらしい。力也の昔の相手のことだ、気にはなるが盗み聞きではどうしても聞き取れない。

「力也さんなんて言ってんだ」

 有利が呟いたとき、リビングが笑いに包まれた。どうやら力也の話が面白かったらしく、三人が楽しそうな笑い声を上げる。

「ありえねぇ! そいつ頭おかしいじゃねぇの?」
「力也さん本当にそれ言ったんですか?」
「言った、言った。Play中だったから俺も言ったけど、素面じゃ無理だよな!」

 力也が昔相手をしていたDomはどれも気に食わない奴ばかりで、話を聞いてもいい気はしないが、これほど笑える内容なら気になる。

(なに言わされたんだ?)

 よほどおもしろい内容だったのか、港もミキもまだ笑っている。

「俺だったら絶対聞いた途端笑ってるって」
「俺だってPlay中じゃなきゃ笑ってるって」
「にしってもな、実際そんな凄いもんだった?」
「いや、いたって普通ってか・・・・・・うん」

 そう聞かれ、苦笑しながらも口ごもった力也は視線を少しそらすとごまかすように頷いた。

「力也さん、それほぼ言ってる!」

 ゲラゲラと声を上げて笑う港の様子に、有利はその様子を更に見ようと覗き込む。笑うのが珍しい訳ではないが、こんなに無邪気な笑いは珍しい。

「おい、そろそろ戻るぞ」
「まって、動画撮りたい!」
「バレるって」
「冬真だって欲しいだろ」
「見たいけど」

 楽しそうな三人の様子をもっとじっくり見ていたいのは、確かだがまだ勉強の途中だ。しかも、冬真と有利がでてから随分時間もたっている。
 そろそろ戻らなくてはと思っていると、勉強に使っていた部屋から彰が顔を出した。キョロキョロと廊下を見渡すと冬真達を見つけ、声を上げる。

「二人ともなにやってんの?」
「あ、彰」
「のぞき見、盗み聞きよくないよ」

 なにをやっているのかすぐにわかったのだろう、彰はそう言いながら二人の元へ近づいてきた。少し大きめの声をあえて出しているのは、リビングにいる力也達にもわかるようにしたのだろう。

「冬真、ミイラ取りがミイラになってどうするの」
「悪い」

 申し訳なさそうに冬真は言うと、有利の服をつかんだ。

「ほら戻るぞ」
「あー、港!」
「うっるさい有利! 迷惑かけんなって言ってんだろ!」

 思わず助けを求めるように手を伸ばせば、リビングからでてきた港が怒鳴るようにそう言った。港に追い払われ、冬真と彰に連れられ有利はすごすごと傑のまつ部屋へ戻っていった。

 冬真達が勉強会を終え、戻ってきても力也達はまだ盛り上がっていた。パートナーが友人同士話が合うのか、古くからの友人のように話している三人に、それぞれのパートナーが近づく。

「終わった?」
「ああ、終わった、終わった」
「そっか。お疲れ様」

 今日は大丈夫そうだが、疲れると言っていた勉強会を終えた冬真を力也はよしよしと撫でた。

「え? なんで冬真撫でられんの?」
「勉強会大変だって言ってたから」
「いいな、港! 俺もあれやって!」

 力也に褒められている冬真の様子をみて、目を輝かせた有利に強請られ港は露骨に面倒くさそうな顔を浮かべた。

「やだ」
「俺だって頑張ったんだよ!?」
「ここぞとばかりに甘えるなよ。無理矢理連れてきたくせに」
「港だって楽しんでたでしょ」

 嫌がられてもそれも楽しいのか、人目もはばからず抱きしめてくる有利を嫌そうにしながら港は力也とミキを見た。

「うるさいから連れて帰るよ」
「ああ、お疲れ様」
「またね」

 抱きついたままの有利を引きずるようにしながらも、港は神月に挨拶をすると帰って行った。

「俺たちも帰るか。傑さんお邪魔しました。今日はありがとうございます」
「ああ、またな」
「じゃあ、力也さん、またね」
「ああ、またな」

 先ほどの二人とは対照的に腕を絡ませ、去って行く彰とミキを見送ると、力也は冬真を見た。自分たちも帰るかと目線で尋ねる。

「じゃあ、俺たちも」
「あ、ちょっとまて冬真、パーティの件の確認があるんだが」
「パーティ?」

 なんの事かわからないその言葉に、力也は首を傾げ、冬真はビクリと固まった。実は勉強会のことは話したが、パーティのことについては未だに話していなかった。

「冬真、パーティって何?」
「え・・・・・・っと」

 冬真の反応で、自分にも関わりがあることだと感づき、じろりと睨むと慌てて目をそらされてしまった。

「まさかまだ言ってなかったのか?」
「準備があるわけでもないし、まだいいかなって・・・・・・」
「確かに、Subは準備をしなくてもいいが、予定があるだろ」
「そこはちゃんとマネージャーの氷室さんに確認してたんで」

 どうやら力也の知らぬ間に、氷室と連絡をとり勝手にスケジュールを調整されていたらしい。完全に自分だけ省かれてしまったような状態に、力也は目をそらした冬真の顔を覗き込んだ。

「冬真? どういうこと?」
「い、いや、別に秘密にしていたとかじゃなくて・・・・・・」
「Sayって言ったのに、隠してたってこと?」
「それは・・・・・・その・・・・・・」
「どうしても言いたくなかったってこと? 俺に関係あるのに?」
「そ、そんなことはないんだけど・・・・・・」

 しどろもどろになる冬真の様子に、逃げないように力也は追い詰めていく。冬真が力也にいつも言うように、隠し事をせずに全てを話せと言うわけではないが、確実に自分に関係あるなら別だ。

「どうやら、話はまた今度にした方がよさそうだな」
「傑さん」
「要件は電話でも十分だ。今日はとりあえず帰って、力也に説明しろ」
「はい」

 いつもとは違い背中に抱きつくことなく、一人でバランスをとるように後ろに座られ、冬真は背中に物足りなさを感じつつ、マンションまでバイクを走らせた。

「という事でした。黙っていてすみません」

 部屋についてそうそう、ソファーに座った力也を前に正座した冬真は、Sランクの集まるパーティについて知っていることを全て話した。

「つまり、俺を沢山のSランクのDomに見せなきゃいけないパーティから目をそらしたくて黙ってたってこと?」
「う・・・・・・」

 図星だったのだろう、力也のため息に言葉を飲み込むような音を出すと、冬真は下を向いたまま続けた。

「できることならあんまり行きたくないし、しかも催しも過激なの多いし・・・・・・」
「って言っても、参加者王華学校の関係者だけなんだろ? 俺が危険だったり、サブドロップするような物なんかないんだろ?」
「当たり前だ。俺たちがSubの人権をないがしろにするわけない。でも、絶対お前に注目集まるし・・・・・・」
「なら余計言って欲しかったんだけど?」
「悪かった」

 しゅんと擬音をつけたくなるほど、落ち込んだ様子の冬真に力也はもう一度ため息をつき床に正座したままの冬真の前にしゃがんだ。

「これからは抱え込む前に、俺にも話せよ。その方が心強いだろ?」
「ありがとうな。俺のヒーロー」

 恥ずかしそうにそう呟くと、力也に頭を撫でられ、二人で笑い合った。
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