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第三十五話【【甘え】】中
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(つくづく、Domは質が悪い)
普段自分では剃りにくいところまで剃り上げれば、既に力也の呼吸は荒く、その体は期待に震えていた。両手で押さえた性器は先ほどまでとは違い硬く、その手の中で立ち上がっていた。
残ったクリームをふき取り、今度は毛抜きに持ち替えた。
「どこからにしようかな」
食べ物でも選ぶかのように、楽しそうな声でツンツンと毛ではなく皮膚をつつく様子を見ていられなくなったのか、性器を押さえていた手が離れ顔へと移った。
「力也? 俺離していいっていったけ?」
「……言ってない」
「だよな? じゃあお仕置きだな」
そう言えば、力也はその両手を外し、嫌な笑みを浮かべる冬真を見つめ、コクッと頷くと両手を太ももへと移動させしっかりと押さえた。
「お仕置きしてください」
「いいこ」
差し出すように足を大きく開いたままのその中心では、恐怖か期待か立ち上がった性器がプルプルと震えている。
冬真はそんな様子を見ると、毛抜きを毛ではなく肌へと当て挟んだ。痛みで顔をしかめるのを見つつ、まるで毛を抜くかのようにそのまま引っ張った。
「イッ!」
絶妙な力加減でピンピン! と敏感な肌を毛抜きで挟んでは引っ張る。日焼けせずに元の色を残していた力也の肌に、欲情の所為でだけでない赤い印がいくつもついていった。
(やっぱエロいしかわいい)
お仕置きに紛れ、毛を抜き、どんどん熱を持ってくる下半身に手を当てる。多少ヒリヒリとするだろうそこを撫でれば喘ぎ声が漏れる。
いままでの相手はこれをどんな気持ちでどんな手順でやったのだろう? それは俺と比べてどうなのだろう?
力也に聞けば、こちらを選ぶだろう、そんなわかりきったことを考える。快感が混じる悲鳴は冬真のDom性を刺激し、もっと聞きたいと思わせていた。
(誕生日だってのに、なにやってんだか)
自分の望みしか考えていない自分に笑い、これで終わりというようにそっとその内腿に口を近づけかみついた。
「ヒッ!!」
ガブリと強めに歯をたて、歯型を残し、軽く舐めると口を離した。
「はい、お仕置きおしまい。Good Boy」【よくできました】
もう手を離していいと、軽く両手を叩けば閉じないように必死で押さえていた両手は太ももを離れ冬真の背中へと回した。
「怖かった?」
そんな力也の頭をなでていた冬真だが、その体が徐々に重みを増していくことに気づき、次の瞬間押し倒されるように床に背を付けた。
「なんだ、どうし……」
いきなり押し倒してきたことに驚きながらもそう尋ねかけた時、自分を見つめる艶を帯びたその瞳に気づいた。AV男優時代に散々見たような、Sub独特の縋る瞳は必死で訴えていた、冬真が欲しいと……。
クンクンと体臭が強いとされる耳の後ろを嗅ぎ、挙句にペロリと舐めた。
(なるほどな)
「力也」
一言呼べば、その体がピタリと止まる。体を起こそうとすれば邪魔にならない位置へと力也はどいた。
「舐めたい?」
「はい」
既に熱を帯びた自分の下半身を指させば、そこから目を離さずに力也は頷いた。
「本当に?苦しいし、キツイし、吐きそうになるのに?」
「欲しい……です」
「息ができないほど、喉の奥深く突っ込んでガンガン当てても?」
「冬真は、沢山褒めてくれるし……無理だったらやめてくれるだろ?」
「うん、正解」
いつもと違う、健気なまでの真剣な瞳で見つめる力也に近づき、その唇へと深く口づける。ガシっと肩をつかむ両手に気をよくし、舌を差し込み丹念になめ上げ、舌を絡ませる。
「ふぅふっ……」
散々味わい、満足して口を離すと最後にその顎を開けさせ口の中へと唾液を垂らした。垂らされた唾液を飲み込むのを確認し、顎から手を離す。
「力也Stay」【待て】
許可を待ちわびている力也へ、片手を前に出し、待機を言い渡し自分は体を起こすとベッドへ移動し腰掛けた。
「Kneel」【おすわり】
移動した冬真に向き合うように、体の位置を変えた力也はそのコマンドに、ペタッとお尻を床へとつけた。
「まだだ」
まるでご飯を前に待機する犬のような力也を見下ろし、支配のグレアを強めた。
力也は目の前のご主人様を見上げながら、初めてともいえる想いに目覚めていた。手を伸ばせばすぐ手に届く位置にある冬真の物が欲しくて仕方がない。苦くてまずい、それが欲しい。
もし、この姿を、口淫を教えたDomたちが見れば地団太を踏み悔しがるだろうそんな姿だった。
「よし、Lick」【舐めろ】
「はい」
そう言えば、待ってましたとばかりに、ズボンのチャックを口で咥え下に降ろした。チャックの隙間から盛り上がる下着へと鼻を近づけ臭いを嗅ぐ。そんな様子に、冬真は笑みを浮かべ外し忘れているズボンのボタンを自ら外した。
「好きにしていい。お前のだから」
「これ俺の?」
「そう、力也のだよ」
嬉しそうな力也の頭を優しく撫で、好きなようにさせる。力也は臭いを嗅ぐとしばらく下着の上からなめたり咥えたりしていたが、やがて歯で下着をずり降ろした。
下着をずり落とした瞬間に飛び出す、性器に舌を這わせ、何度かキスをすると口に咥えた。
(遊んでんな)
モグモグと食べるように口を動かしたかと思えば、ペロッと筋を舐める。喉の奥深く突っ込んだかと思えば、すぐに口を離し先端を舐める。チュウチュウと吸ったかと思えば、キスをしながら下へと降りていき二つの玉を咥えた。
まるでおもちゃで遊ぶかのように楽しそうな様子に、冬真は急かすこともせずに頭をなで続けた。じれったいまでの愛撫だが、耐えられないほどではなく、なにより楽しそうなのを邪魔する気にもならない。
しばらくそうして好きなようにさせていたが、限界が近づき合図をするように両手で頭をつかんだ。
「力也いつもの覚えてるよな?」
「覚えてる」
「無理だと思ったら?」
「噛む」
「よし」
ちゃんとわかっているのを確認し、頭をつかむと一気に喉の奥深く突っ込んだ。グエッ!っという嗚咽の混じる声を聞きつつ、喉の奥深くを犯し何度も打ち付ける。
息苦しさに生理的な涙を流す力也の鼻息を感じ、ギリギリのところで離し、また深く打ち付ける。
「出すぞ」
そう言えば喉の奥深くに、精液を吐き出した。ずるりと音を立て、口から性器を引き抜けば力也は出された物を飲み干した。
「偉かった……って、口犯されてイったのか?」
荒い呼吸を繰り返しながら、ぼんやりしている力也をほめようとした冬真だったがその性器を見て気づき苦笑した。
「へ?」
その言葉に、自らの性器に視線を動かした力也は、床や体に飛び散る精液に気づき、顔色を変えた。
「え……嘘……ごめん……なさい」
「いいって怒ってないし、むしろかわいい」
自覚していなかったらしく、茫然としつつも顔色をうかがうような様子に、冬真は笑い返し”Good Boy”と頭をなでた。
「じゃあ、次後ろ向いてPresent。どうなってるかよく見せろ」【晒せ】
「はい」
四つん這いになり、後ろを向いた力也は頭を床につくほど下げ、尻を高く上げた。足を肩幅に開き、両手で尻タブをつかみ、ヒクヒクとする秘部を晒した。
「そのままStay」【待て】
荒い息をするたびに揺れる肩を見下ろしながら、冬真は片足だけ靴下を脱いだ。
従順な姿に、Dom性がざわめく、どこまでいけるのか試したくなる。いままでAV男優時代に相手したSubには許されなかったこともしてみたい。壊したくない、壊したくないのに……。
素足を力也の性器に向けて伸ばし、後ろから一度達したものの、まだ元気なそこへと足をこすらせる。
「せっかくの誕生日なのに、こんなことされて可哀そう」
「あっ……うんっ……」
足の甲で撫でれば再び、喘ぎ声が混ざり始める。足の親指と人差し指で挟み込むようにしながら、擦れば体が揺れる。ゆっくりとした動きじゃ物足りないのだろう、やがて自ら冬真の足へこすりつけるように腰が動いた。
「力也」
少し、口調を強くして呼びかければ、はっと気づいたかのように、腰が止まった。
普段自分では剃りにくいところまで剃り上げれば、既に力也の呼吸は荒く、その体は期待に震えていた。両手で押さえた性器は先ほどまでとは違い硬く、その手の中で立ち上がっていた。
残ったクリームをふき取り、今度は毛抜きに持ち替えた。
「どこからにしようかな」
食べ物でも選ぶかのように、楽しそうな声でツンツンと毛ではなく皮膚をつつく様子を見ていられなくなったのか、性器を押さえていた手が離れ顔へと移った。
「力也? 俺離していいっていったけ?」
「……言ってない」
「だよな? じゃあお仕置きだな」
そう言えば、力也はその両手を外し、嫌な笑みを浮かべる冬真を見つめ、コクッと頷くと両手を太ももへと移動させしっかりと押さえた。
「お仕置きしてください」
「いいこ」
差し出すように足を大きく開いたままのその中心では、恐怖か期待か立ち上がった性器がプルプルと震えている。
冬真はそんな様子を見ると、毛抜きを毛ではなく肌へと当て挟んだ。痛みで顔をしかめるのを見つつ、まるで毛を抜くかのようにそのまま引っ張った。
「イッ!」
絶妙な力加減でピンピン! と敏感な肌を毛抜きで挟んでは引っ張る。日焼けせずに元の色を残していた力也の肌に、欲情の所為でだけでない赤い印がいくつもついていった。
(やっぱエロいしかわいい)
お仕置きに紛れ、毛を抜き、どんどん熱を持ってくる下半身に手を当てる。多少ヒリヒリとするだろうそこを撫でれば喘ぎ声が漏れる。
いままでの相手はこれをどんな気持ちでどんな手順でやったのだろう? それは俺と比べてどうなのだろう?
力也に聞けば、こちらを選ぶだろう、そんなわかりきったことを考える。快感が混じる悲鳴は冬真のDom性を刺激し、もっと聞きたいと思わせていた。
(誕生日だってのに、なにやってんだか)
自分の望みしか考えていない自分に笑い、これで終わりというようにそっとその内腿に口を近づけかみついた。
「ヒッ!!」
ガブリと強めに歯をたて、歯型を残し、軽く舐めると口を離した。
「はい、お仕置きおしまい。Good Boy」【よくできました】
もう手を離していいと、軽く両手を叩けば閉じないように必死で押さえていた両手は太ももを離れ冬真の背中へと回した。
「怖かった?」
そんな力也の頭をなでていた冬真だが、その体が徐々に重みを増していくことに気づき、次の瞬間押し倒されるように床に背を付けた。
「なんだ、どうし……」
いきなり押し倒してきたことに驚きながらもそう尋ねかけた時、自分を見つめる艶を帯びたその瞳に気づいた。AV男優時代に散々見たような、Sub独特の縋る瞳は必死で訴えていた、冬真が欲しいと……。
クンクンと体臭が強いとされる耳の後ろを嗅ぎ、挙句にペロリと舐めた。
(なるほどな)
「力也」
一言呼べば、その体がピタリと止まる。体を起こそうとすれば邪魔にならない位置へと力也はどいた。
「舐めたい?」
「はい」
既に熱を帯びた自分の下半身を指させば、そこから目を離さずに力也は頷いた。
「本当に?苦しいし、キツイし、吐きそうになるのに?」
「欲しい……です」
「息ができないほど、喉の奥深く突っ込んでガンガン当てても?」
「冬真は、沢山褒めてくれるし……無理だったらやめてくれるだろ?」
「うん、正解」
いつもと違う、健気なまでの真剣な瞳で見つめる力也に近づき、その唇へと深く口づける。ガシっと肩をつかむ両手に気をよくし、舌を差し込み丹念になめ上げ、舌を絡ませる。
「ふぅふっ……」
散々味わい、満足して口を離すと最後にその顎を開けさせ口の中へと唾液を垂らした。垂らされた唾液を飲み込むのを確認し、顎から手を離す。
「力也Stay」【待て】
許可を待ちわびている力也へ、片手を前に出し、待機を言い渡し自分は体を起こすとベッドへ移動し腰掛けた。
「Kneel」【おすわり】
移動した冬真に向き合うように、体の位置を変えた力也はそのコマンドに、ペタッとお尻を床へとつけた。
「まだだ」
まるでご飯を前に待機する犬のような力也を見下ろし、支配のグレアを強めた。
力也は目の前のご主人様を見上げながら、初めてともいえる想いに目覚めていた。手を伸ばせばすぐ手に届く位置にある冬真の物が欲しくて仕方がない。苦くてまずい、それが欲しい。
もし、この姿を、口淫を教えたDomたちが見れば地団太を踏み悔しがるだろうそんな姿だった。
「よし、Lick」【舐めろ】
「はい」
そう言えば、待ってましたとばかりに、ズボンのチャックを口で咥え下に降ろした。チャックの隙間から盛り上がる下着へと鼻を近づけ臭いを嗅ぐ。そんな様子に、冬真は笑みを浮かべ外し忘れているズボンのボタンを自ら外した。
「好きにしていい。お前のだから」
「これ俺の?」
「そう、力也のだよ」
嬉しそうな力也の頭を優しく撫で、好きなようにさせる。力也は臭いを嗅ぐとしばらく下着の上からなめたり咥えたりしていたが、やがて歯で下着をずり降ろした。
下着をずり落とした瞬間に飛び出す、性器に舌を這わせ、何度かキスをすると口に咥えた。
(遊んでんな)
モグモグと食べるように口を動かしたかと思えば、ペロッと筋を舐める。喉の奥深く突っ込んだかと思えば、すぐに口を離し先端を舐める。チュウチュウと吸ったかと思えば、キスをしながら下へと降りていき二つの玉を咥えた。
まるでおもちゃで遊ぶかのように楽しそうな様子に、冬真は急かすこともせずに頭をなで続けた。じれったいまでの愛撫だが、耐えられないほどではなく、なにより楽しそうなのを邪魔する気にもならない。
しばらくそうして好きなようにさせていたが、限界が近づき合図をするように両手で頭をつかんだ。
「力也いつもの覚えてるよな?」
「覚えてる」
「無理だと思ったら?」
「噛む」
「よし」
ちゃんとわかっているのを確認し、頭をつかむと一気に喉の奥深く突っ込んだ。グエッ!っという嗚咽の混じる声を聞きつつ、喉の奥深くを犯し何度も打ち付ける。
息苦しさに生理的な涙を流す力也の鼻息を感じ、ギリギリのところで離し、また深く打ち付ける。
「出すぞ」
そう言えば喉の奥深くに、精液を吐き出した。ずるりと音を立て、口から性器を引き抜けば力也は出された物を飲み干した。
「偉かった……って、口犯されてイったのか?」
荒い呼吸を繰り返しながら、ぼんやりしている力也をほめようとした冬真だったがその性器を見て気づき苦笑した。
「へ?」
その言葉に、自らの性器に視線を動かした力也は、床や体に飛び散る精液に気づき、顔色を変えた。
「え……嘘……ごめん……なさい」
「いいって怒ってないし、むしろかわいい」
自覚していなかったらしく、茫然としつつも顔色をうかがうような様子に、冬真は笑い返し”Good Boy”と頭をなでた。
「じゃあ、次後ろ向いてPresent。どうなってるかよく見せろ」【晒せ】
「はい」
四つん這いになり、後ろを向いた力也は頭を床につくほど下げ、尻を高く上げた。足を肩幅に開き、両手で尻タブをつかみ、ヒクヒクとする秘部を晒した。
「そのままStay」【待て】
荒い息をするたびに揺れる肩を見下ろしながら、冬真は片足だけ靴下を脱いだ。
従順な姿に、Dom性がざわめく、どこまでいけるのか試したくなる。いままでAV男優時代に相手したSubには許されなかったこともしてみたい。壊したくない、壊したくないのに……。
素足を力也の性器に向けて伸ばし、後ろから一度達したものの、まだ元気なそこへと足をこすらせる。
「せっかくの誕生日なのに、こんなことされて可哀そう」
「あっ……うんっ……」
足の甲で撫でれば再び、喘ぎ声が混ざり始める。足の親指と人差し指で挟み込むようにしながら、擦れば体が揺れる。ゆっくりとした動きじゃ物足りないのだろう、やがて自ら冬真の足へこすりつけるように腰が動いた。
「力也」
少し、口調を強くして呼びかければ、はっと気づいたかのように、腰が止まった。
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