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第十九話【【救われたもの】】中
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「ふっんっ…」
「気持ちいい?」
「イイ」
多少狭いが、二人分のスペースのあった洗い場で、力也は冬真に後ろから抱きしめられていた。全部するからといった言葉通り、律儀にセーフワードの確認をした冬真は服を脱ぐところから髪を洗うとこまで手伝い、今はこうしてだきついた状態で体を洗っている。
「はっ…冬真…」
「うん?」
「あたってる」
「あーだって久しぶりだし?」
「久しぶり?」
「忙しくて抜いてなかった」
「え!?」
その言葉に、力也はこれはやばいんじゃないんだろうかと今更思った。見事な確認不足である。抱きしめられ逃げ場がない、尻の割れのあたりに先ほどからゴリゴリとあたるものがある。まだ洗い始めたばかりだというのに完全に臨戦態勢だった。
(これ、風呂でそのままやる感じかな)
洗いながらも、胸の突起を指先ではじかれ、自分の中の欲が煽られていくのを感じる。じらされているわけではないのに、体の芯が熱を持ち、準備も終わっていない場所がかまって欲しがりムズムズする。
「こっちも洗わなきゃな」
「ヒャッ」
「どうした?いい反応して」
「いきなりだったから」
じれったい刺激で立ち上がり始めていたそこがボディーソープと冬真の両手で包まれ、思わず声を出せば可笑しそうに、耳元で笑われ息がかかりくすぐったがい。
「俺が舐めても大丈夫なぐらいにしとかないと」
「舐めるつもり!?」
「ククッ、どーしようかな」
「からかっただけかよ」
舐めたことも、喉奥深く突っ込まれたことも、好き放題使われたことも、やられすぎて顎が外れたこともある。でも、されたことはない。きっと多くのSubがそうだろう。
「やっても…苦しいし、まずいし、キツイだけだよ」
わざわざやらなくていいという、裏も表もない力也の言葉に冬真はその背に頭を押し付けた。
「あ、でも俺別に嫌なわけじゃないから!だから…」
「やる。お前が嫌がってもやる」
言ってしまってから冬真のことも責めたみたいになってしまったことに気づいたんだろう。慌てて後ろを振り返り訂正してきた力也の顔へと軽いキスを落とし、笑い返した。
「っ!」
感謝を込めて、笑いかければその顔に一瞬息をのんだ力也はすぐに顔を前へと向けた。
嫌なわけじゃないけど、知りすぎたが故に冬真がするのは忌避感がある。それでも、こう言いだしたら聞かないだろうということもわかるし、知りたいと思ってくれることはうれしい。結局強く拒否をすることもできずに力也は息を吐いた。
「そうと決まったら念入りに洗わないとな。でもこれじゃうまく洗えそうもないな…そうだ力也自分で動いて洗えよ、両手はこうしててやるから」
「え!?」
さっきまでの空気はどこに行ったんだと言いたいぐらいの、意地が悪い提案に力也はとっさに聞き返した。
「こうしてちゃんと握っててやるから自分で腰動かしてきれいにしろよ。洗い残しがないように。できるだろ?」
「ぶち壊しなんですけど~?」
「いいから、やれ」
少し強めのグレアに、力也は軽くため息をつき。少し腰を後ろへと引く、そうすると必然的に臨戦態勢の冬真のそこへと尻をこすりつけるようになり、生々しいぐらいの硬さを感じる。
その硬さから逃れるように前へと腰を動かし、手の中で陰茎が擦れ、陰嚢を指先で触られまた後ろへと腰を引けば、待ちわびるような冬真の熱さと亀頭を刺激される。
前にも後ろにも行き場所がないまま、まるで冬真の手で自慰をするかのように何度も往復させた。
「ふっふっ…」
「すげぇ、泡立ってんな」
後ろへ引く、その瞬間を狙い指先で尿道口をわざと刺激すれば、ビクビクと体が震える。そろそろ限界が近いんだろう。
「冬真…もう…」
「イキそう?」
強い刺激ならば耐えられるのだろうが、こういう緩やかな刺激には弱いのだろう。冬真がそう聞けば、その首がコクッとうなづいた。
「いいよ。イケよ」
「アッ!」
そう言った瞬間グリッと強めに、尿道口を押され、力也はその瞬間達した。何度か呼吸を繰り返し、息を整える力也の様子を見つつ、すぐに突っ込みたいのをこらえる。
一度シャワーで白濁交じりの泡を流し、今度はシャワーヘッドを外した。
「今日は一回じゃ終わらないからな。力也、Present」【晒せ】
そういえば、力也は風呂の壁へと片手をつき、もう片方の手で尻タブをつかみよくみえるように広げた。
「力也、言うことあるだろ?」
「…この後たくさん使えるように、俺の中を綺麗にしてください」
「Good Boy」【よくできました】
誰に教えられたのかもわからないその言葉に、冬真は軽く笑いシャワーの先をまるで誘うようにヒクヒクと動いている秘部へと差し込んだ。
「んんんっ!」
「熱くない?平気?」
「平気」
逆流し、中へとたまるお湯に足を震わせる力也のお腹を軽く撫で、張り具合を見る。もう少し行けそうかと、様子を見ながらパンパンになるまで注ぐ。
「力也、抜くけどすぐ出すなよ?」
「はい…」
プルプルと手を震わせながらも、そうかえしてきたその背中に軽くキスをしてシャワーを抜いた。さてどのぐらい、待ってからにするかと考えていたら力也がその場に座った。
まだまだ大丈夫そうなのに、と首を傾げれば力也はそのまま冬真のほうへと向き直った。
「気持ちいい?」
「イイ」
多少狭いが、二人分のスペースのあった洗い場で、力也は冬真に後ろから抱きしめられていた。全部するからといった言葉通り、律儀にセーフワードの確認をした冬真は服を脱ぐところから髪を洗うとこまで手伝い、今はこうしてだきついた状態で体を洗っている。
「はっ…冬真…」
「うん?」
「あたってる」
「あーだって久しぶりだし?」
「久しぶり?」
「忙しくて抜いてなかった」
「え!?」
その言葉に、力也はこれはやばいんじゃないんだろうかと今更思った。見事な確認不足である。抱きしめられ逃げ場がない、尻の割れのあたりに先ほどからゴリゴリとあたるものがある。まだ洗い始めたばかりだというのに完全に臨戦態勢だった。
(これ、風呂でそのままやる感じかな)
洗いながらも、胸の突起を指先ではじかれ、自分の中の欲が煽られていくのを感じる。じらされているわけではないのに、体の芯が熱を持ち、準備も終わっていない場所がかまって欲しがりムズムズする。
「こっちも洗わなきゃな」
「ヒャッ」
「どうした?いい反応して」
「いきなりだったから」
じれったい刺激で立ち上がり始めていたそこがボディーソープと冬真の両手で包まれ、思わず声を出せば可笑しそうに、耳元で笑われ息がかかりくすぐったがい。
「俺が舐めても大丈夫なぐらいにしとかないと」
「舐めるつもり!?」
「ククッ、どーしようかな」
「からかっただけかよ」
舐めたことも、喉奥深く突っ込まれたことも、好き放題使われたことも、やられすぎて顎が外れたこともある。でも、されたことはない。きっと多くのSubがそうだろう。
「やっても…苦しいし、まずいし、キツイだけだよ」
わざわざやらなくていいという、裏も表もない力也の言葉に冬真はその背に頭を押し付けた。
「あ、でも俺別に嫌なわけじゃないから!だから…」
「やる。お前が嫌がってもやる」
言ってしまってから冬真のことも責めたみたいになってしまったことに気づいたんだろう。慌てて後ろを振り返り訂正してきた力也の顔へと軽いキスを落とし、笑い返した。
「っ!」
感謝を込めて、笑いかければその顔に一瞬息をのんだ力也はすぐに顔を前へと向けた。
嫌なわけじゃないけど、知りすぎたが故に冬真がするのは忌避感がある。それでも、こう言いだしたら聞かないだろうということもわかるし、知りたいと思ってくれることはうれしい。結局強く拒否をすることもできずに力也は息を吐いた。
「そうと決まったら念入りに洗わないとな。でもこれじゃうまく洗えそうもないな…そうだ力也自分で動いて洗えよ、両手はこうしててやるから」
「え!?」
さっきまでの空気はどこに行ったんだと言いたいぐらいの、意地が悪い提案に力也はとっさに聞き返した。
「こうしてちゃんと握っててやるから自分で腰動かしてきれいにしろよ。洗い残しがないように。できるだろ?」
「ぶち壊しなんですけど~?」
「いいから、やれ」
少し強めのグレアに、力也は軽くため息をつき。少し腰を後ろへと引く、そうすると必然的に臨戦態勢の冬真のそこへと尻をこすりつけるようになり、生々しいぐらいの硬さを感じる。
その硬さから逃れるように前へと腰を動かし、手の中で陰茎が擦れ、陰嚢を指先で触られまた後ろへと腰を引けば、待ちわびるような冬真の熱さと亀頭を刺激される。
前にも後ろにも行き場所がないまま、まるで冬真の手で自慰をするかのように何度も往復させた。
「ふっふっ…」
「すげぇ、泡立ってんな」
後ろへ引く、その瞬間を狙い指先で尿道口をわざと刺激すれば、ビクビクと体が震える。そろそろ限界が近いんだろう。
「冬真…もう…」
「イキそう?」
強い刺激ならば耐えられるのだろうが、こういう緩やかな刺激には弱いのだろう。冬真がそう聞けば、その首がコクッとうなづいた。
「いいよ。イケよ」
「アッ!」
そう言った瞬間グリッと強めに、尿道口を押され、力也はその瞬間達した。何度か呼吸を繰り返し、息を整える力也の様子を見つつ、すぐに突っ込みたいのをこらえる。
一度シャワーで白濁交じりの泡を流し、今度はシャワーヘッドを外した。
「今日は一回じゃ終わらないからな。力也、Present」【晒せ】
そういえば、力也は風呂の壁へと片手をつき、もう片方の手で尻タブをつかみよくみえるように広げた。
「力也、言うことあるだろ?」
「…この後たくさん使えるように、俺の中を綺麗にしてください」
「Good Boy」【よくできました】
誰に教えられたのかもわからないその言葉に、冬真は軽く笑いシャワーの先をまるで誘うようにヒクヒクと動いている秘部へと差し込んだ。
「んんんっ!」
「熱くない?平気?」
「平気」
逆流し、中へとたまるお湯に足を震わせる力也のお腹を軽く撫で、張り具合を見る。もう少し行けそうかと、様子を見ながらパンパンになるまで注ぐ。
「力也、抜くけどすぐ出すなよ?」
「はい…」
プルプルと手を震わせながらも、そうかえしてきたその背中に軽くキスをしてシャワーを抜いた。さてどのぐらい、待ってからにするかと考えていたら力也がその場に座った。
まだまだ大丈夫そうなのに、と首を傾げれば力也はそのまま冬真のほうへと向き直った。
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