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(第3話)嘘は良くありません。
ガールズトークは盛り上がる
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「ねぇ。私ってそんなに分かりやすい?」
「・・・え?」
マサルとユーリがケンカ(というかユーリが一方的に怒って出ていった)して、帰ってきたと思えば金が無くなっていた。本を投げられたり、せっかく貯まっていた金が無くなったりしてもうユーリの恋のキューピットなんてやめてやろうと思っていたこの頃。
いきなりユーリにそんなことを聞かれて正直ビックリだ。
「いや、そりゃそうでしょ。あんただったらどんなに鈍いやつでもわかるよ。」
顔に書いてあるどころじゃないよ。もう言ってるようなもんだよ。
「マサルがさ、俺のこと好きだろって言ってきたの。もう、あり得ないよね!どんだけ自意識過剰なのよね。」
「・・・え?」
ユーリに、詳しいことを問い詰めると、ようやく事情が分かってきた。ふふん、ちょっとビックリしたけどわかったわ。
「まぁ、あんたが分かりやすいからね。それより、あんたもう自分がマサルのこと好きって認めたのね。」
「ふぁっ⁉ばっそれは仮の話よ、仮の話!」
・・・まだ認めてないのか。というか、マサルは多分気付いてないよ、それ。友達として好きって意味だなぁ。ふふ、私はこういうことには鋭いのよ。おかしいと思ったのよ、あのマサルが自分から好きだろなんて言うわけがない。だけど。
「もう好きだって気付いてるなら告白しなよ。」
「ばっ!だから好きじゃないて言ってるでしょ!」
真っ赤にして否定してるけど、分かりやすすぎ。ユーリには、マサルが気付いて無いことは言わないでおこう。だってそっちの方が面白そうだし?
「もし、もしもよ!私がマサルのこと好きだとしてもアイツには彼女が居るんだから。昨日だって、私が先に帰ってたらいつの間にかいなくなっててて。なんかアイツは、私たちには届かない、何処か遠くの世界にいる気がするんだ。」
そう言って切な気な顔をして下を見るユーリ。ほら、やっぱり分かりやすすぎ。
「彼女なんて、嘘に決まってるのにね。」
「え?なんか言った?」
ボソッと思わずでたその言葉が、聞こえていたことに少し焦ったけど聞こえてないみたいだ。
「いーや。なんでもない。」
人の考えてる事なんてだいたいは分かるのだけれど。マサル、あなたが何を隠しているのかは分からない。何か、大事なことを隠して、いつも何をやってるのかな・・・。
「・・・え?」
マサルとユーリがケンカ(というかユーリが一方的に怒って出ていった)して、帰ってきたと思えば金が無くなっていた。本を投げられたり、せっかく貯まっていた金が無くなったりしてもうユーリの恋のキューピットなんてやめてやろうと思っていたこの頃。
いきなりユーリにそんなことを聞かれて正直ビックリだ。
「いや、そりゃそうでしょ。あんただったらどんなに鈍いやつでもわかるよ。」
顔に書いてあるどころじゃないよ。もう言ってるようなもんだよ。
「マサルがさ、俺のこと好きだろって言ってきたの。もう、あり得ないよね!どんだけ自意識過剰なのよね。」
「・・・え?」
ユーリに、詳しいことを問い詰めると、ようやく事情が分かってきた。ふふん、ちょっとビックリしたけどわかったわ。
「まぁ、あんたが分かりやすいからね。それより、あんたもう自分がマサルのこと好きって認めたのね。」
「ふぁっ⁉ばっそれは仮の話よ、仮の話!」
・・・まだ認めてないのか。というか、マサルは多分気付いてないよ、それ。友達として好きって意味だなぁ。ふふ、私はこういうことには鋭いのよ。おかしいと思ったのよ、あのマサルが自分から好きだろなんて言うわけがない。だけど。
「もう好きだって気付いてるなら告白しなよ。」
「ばっ!だから好きじゃないて言ってるでしょ!」
真っ赤にして否定してるけど、分かりやすすぎ。ユーリには、マサルが気付いて無いことは言わないでおこう。だってそっちの方が面白そうだし?
「もし、もしもよ!私がマサルのこと好きだとしてもアイツには彼女が居るんだから。昨日だって、私が先に帰ってたらいつの間にかいなくなっててて。なんかアイツは、私たちには届かない、何処か遠くの世界にいる気がするんだ。」
そう言って切な気な顔をして下を見るユーリ。ほら、やっぱり分かりやすすぎ。
「彼女なんて、嘘に決まってるのにね。」
「え?なんか言った?」
ボソッと思わずでたその言葉が、聞こえていたことに少し焦ったけど聞こえてないみたいだ。
「いーや。なんでもない。」
人の考えてる事なんてだいたいは分かるのだけれど。マサル、あなたが何を隠しているのかは分からない。何か、大事なことを隠して、いつも何をやってるのかな・・・。
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