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第4話 泳ぐ金塊

第4話 登場人物

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黒野カゲヒコ

 元・勇者パーティーの賢者。現・怪盗。今回は怪盗シャドウに変身していない。
 今回は金塊目的に千年鯨の捕鯨に乗り出す。肝心の金塊のことは忘れてしまったが、クジラの排泄物をゲット。素材屋にそれなりの値段で引き取ってもらった。結果オーライ。
 好きな魚介類はサケ。生まれた川に帰ってくるところが可愛げがある。自分はもう元の世界に戻ることはできないだろう。ちょっとホームシック。





ノノ

 獅子獣人の少女。17歳の漁師。ライオンの獣人を名乗っているが、どう見ても白猫。本人は突然変異のホワイトライオンであることを主張しているが、一族全員、真っ白な毛皮のため、本当はただの白猫かもしれない。
 一族の悲願を果たすために千年鯨の捕食に臨むが、ビビった船乗りに逃げられてしまい、やむなくカゲヒコを船に乗せる。クジラの胃袋にて母親と祖先と遭遇する。捕鯨には失敗してしまうが、まだ諦めていない。次のチャンスは10年後だ。
 好きな魚介類はマグロ。食べられる部位が多くてお得感がある。目玉も脳も残らず食べ尽くす。DHAを多量に摂取しているはずなのだが、頭はいっこうに良くならない。





千年鯨

 島のように巨大なクジラ。基本的には深海で生活しているが、10年に1回のペースで海面に出てきて食い溜めをする。時空魔法で胃の食物を保存しているため、つねに新鮮な味を楽しむことができる。
 実はモンスターではなく、たまたま魔法を習得してしまっただけのマッコウクジラ。時空魔法の効果で老化を止めたら成長期が終わらなくなってしまい、いまだに身体が大きくなり続けている。身体が大きくなりすぎて交尾できるメスがいないのが悩み。悪食で船やら岩やら手当たり次第に食べている。千年に1回、消化のできない物をまとめて吐き出す。カゲヒコがいなくても、あと300年くらいで脱出できた。
 好きな魚介類はイカ。特に大王クジラがお気に入り。口臭が臭くなるのを気にしている。





ナナ、ニニ、ヌヌ、ネネ

 ノノの祖先たち。全員、合わさるとにゃーにゃーうるさい。
 クジラに飲まれたことで家族の大切さを改めて確認する。これからは一族を増やして、チームプレイでクジラを狙う予定。全員、肉体年齢は20歳前後で未だに健在。優秀なオスを探しており、今のところカゲヒコが最有力候補。5人でかかれば犯れるはず・・・!
 好きな魚介類は何でもあり。クジラの胃袋では食べる物は選べない。何でも美味しく食べて生き残ってやる!





サーナ

 食堂のウェイトレス。闇ギルドのエージェントでもある。
 カゲヒコに無断でサブロナ城に部屋を作っていたことがばれて、荷物を外に放り出される。しかし、安心。確保している部屋は一つではない。闇ギルドの仲間に頼んで城に隠し通路を造っており、今も秘かに通っている。
 好きな魚介類はタコ。あの8本の足を見ているとちょっとムラムラしてくる。そのことをカゲヒコに話したら、わりと本気で引かれてしまった。

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