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美人と美少女の吹雪ドライブ
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「お待たせしました」
美人さんは車にエンジンをかけているのに律義に外で待ってくれていた。
「大丈夫、大丈夫。寒いのには慣れてるから。そういう格好していると就活生みたいだね」
美人さんはブラウン色の軽に乗り込んだ。
「あ、いや、ほんとに就活生なんです、俺」
ドアを開けると少しだけ石鹸の香りがし、助手席に少しドキドキしながら乗り込んだ。田舎の田んぼ道を走りながら、面接に落ちたこと、やけ酒してるところに蔵元に会ったことをかいつまんで話した。そして話してから情けなくなった。もっとなんか話すことがあるだろ、俺。自問したが全く答えが出てこなかった。
「えっと、お名前はなんていうんですか?」
「私? 神河だよ。神河常盤。社長……蔵元の親戚。ややこしいから常盤って呼んでね」
常盤。なんて美しい響きなんだろう。
「常盤さんは酒造店でどんな仕事してるんですか?」
峠に差し掛かり登坂車線に進入しながら、滑らかに常盤は運転している。
「事務兼販売かな。うちは蔵元だけど、酒販店に卸すだけじゃなくてお酒売ったりするから」
そうか、酒販店でしか売らない蔵元もあるのか。窓を眺めると山と田んぼが雪に染まってる。昨日までの都会の喧騒が嘘のようだ。
「田舎でびっくりした?」
運転席を見ると常盤が遠くを見つめて運転していた。
「コンビニまで車で二十分、買い物は隣の町までいかなきゃいけない。陸の孤島みたいなところよ」
「常盤さんはここ出たくなったりしないんですか?」
初対面なのに踏み込みすぎたかなと少し不安になりながら訊ねてみた。
「大学で都会に出て就職してみたりしたけど、やっぱりここが好きみたい。ここと、ここのお酒が」
そういえば、
「ここのお酒って何て名前なんです?」
「小さい蔵だもんね。知らなくて当然か。一番出ている銘柄で『暁』よ。本醸造酒じゃなくて純米酒なんだけど価格もお手頃。この辺りの居酒屋さんにも結構置いてもらってるのよ」
(純米酒とか本醸造酒とかって酒の種類だよな)
ここで俺の悪い癖が出た。
「本醸造酒と純米酒って何ですか?」
俺は馬鹿だ。思った疑問がすぐ口に出る。美人の隣でドライブというパニック状態にあるとはいえ、さっきから会話に振る内容が頭が悪すぎる。
「純米酒は米と麹と水だけを使って造ったもの。本醸造酒はそれに醸造用アルコールを足して作ってあるのと、精米歩合七十パーセント以上のものをいうの。精米歩合については追々、蔵人のみんなに聞くといいわ」
それにしてもと常盤は言う。
「徳明君は本当に何にも知らないで来たんだね。今日もハードだったでしょ。よくできるね。よっと着いた」
そこは作業労働者向きの専門店だった。
「作業着もう少しあった方がいいし、ここ割と何でもそろってるから。あ、ゴアテックスがおすすめだよ。私は車で待ってるね」
地元にもあったが入るのは初めてだ。確かに軍手から長靴、靴下にアンダーウェアにアウターまで、何でも揃っている。必要そうなものをざっくり選び会計を済ませた。
「よし、次はドラックストアだね。すぐそこだから」
常盤は車をゆっくり発進させた。道路にはまだ圧雪が積もり、時々足がとられる。こんな中買い出しに付き合ってくれて本当に有難い。
「さっきの話の続きだけど、徳明君って大学で何やってたの?」
「社会学部です。マーケティングとか営業とかを志望してたんですけど。どうも面接とか緊張して何にも言えなくなっちゃって。その上とんちんかんな質問ばっかりしてたら」
落ちまくっちゃって……最後は言葉にならなかった。全く俺は何を話しても不甲斐ない。
「そっか。じゃあ、好きなことってないの?蔵人のひとってさ、皆好きで仕事してるところあるから」
でないとあんなに辛い仕事できないよね。常盤は羨ましそうに呟いた。俺はそれに答えずに聞き返した。
「常盤さんは?」
「私は……今模索中」
そういって車はドラックストアに止まった。
「じゃあ、買い物済ませてきます」
「うん、待ってるね」
シャンプーに石鹸と身の回りの物を買っていく。出てきたときには空はもう暗かった。
遅くなってすいませんと言いかけて、常盤が電話中であることに気が付いた。
「駅にお迎えですか?良いですよ。どうせ通り道だし。はい、それじゃあまた」
そう言って電話を切った。
「徳明君、これからちょっと駅に寄ってから帰るね。お迎えに行かなきゃいけなくて」
「構いませんが、誰をです?」
「蔵元の娘さん、私のはとこ。高校生なの」
フロントガラスに雪が吹きつけるように降りだしてきた。こんな雪深い山村じゃあ通学も一苦労だろう。
駅に着くと茶色いダッフルコートを着た少女が一人佇んでいた。駅は無人駅らしく申し訳程度に屋根とベンチがあったが、寒さは全く凌げそうにない。
「お待たせ」
肩に乗った雪を払いながら少女は後部座席に乗り込んだ。
「助かったよ、常盤姉さん。そっちは?」
俺のことをじろりと睨んだ。
「徳明君。ほら、昨日伯父さん東京で出張だったでしょ。そこで拾ってきた大学生」
「またぁ?どうせすぐ辞めるんでしょ」
まあまあと常盤が宥めながら、後部座席を指した。
「こちら神河真澄ちゃん。高校二年生。この辺りでは一番の進学校に通ってるの。その分通学が大変なんだけどね」
俺は振り向いて真澄を見た。常盤に似た綺麗な黒髪に勝気な大きな瞳、寒さで頬が赤く染まっている。
「徳明和っていうんだ。よろしく、真澄ちゃん」
ぷいっと音がしそうなほど真澄はそっぽを向いた。女子高生の冷淡な態度に暗澹たる気分になった。
「真澄ちゃんはかるた部に入ってて、全国クラスなんだよ」
気まずい雰囲気を緩和しようと、常盤が我がことのように誇らしげに言う。
「かるたって犬も歩けば……ってお正月にやるやつ?」
「競技かるた。百人一首を使ってやるの」
真澄の声は外気温と同じくらい冷たかった。車は吹雪の中を走っていく。
「どうもありがとうございます」
蔵に着き、常盤にお礼を述べた。
「良いよ、これくらい。それじゃあ今日は疲れてると思うからゆっくり休んでね」
常盤と真澄は雪道を慣れた様子で歩いていく。
美人さんは車にエンジンをかけているのに律義に外で待ってくれていた。
「大丈夫、大丈夫。寒いのには慣れてるから。そういう格好していると就活生みたいだね」
美人さんはブラウン色の軽に乗り込んだ。
「あ、いや、ほんとに就活生なんです、俺」
ドアを開けると少しだけ石鹸の香りがし、助手席に少しドキドキしながら乗り込んだ。田舎の田んぼ道を走りながら、面接に落ちたこと、やけ酒してるところに蔵元に会ったことをかいつまんで話した。そして話してから情けなくなった。もっとなんか話すことがあるだろ、俺。自問したが全く答えが出てこなかった。
「えっと、お名前はなんていうんですか?」
「私? 神河だよ。神河常盤。社長……蔵元の親戚。ややこしいから常盤って呼んでね」
常盤。なんて美しい響きなんだろう。
「常盤さんは酒造店でどんな仕事してるんですか?」
峠に差し掛かり登坂車線に進入しながら、滑らかに常盤は運転している。
「事務兼販売かな。うちは蔵元だけど、酒販店に卸すだけじゃなくてお酒売ったりするから」
そうか、酒販店でしか売らない蔵元もあるのか。窓を眺めると山と田んぼが雪に染まってる。昨日までの都会の喧騒が嘘のようだ。
「田舎でびっくりした?」
運転席を見ると常盤が遠くを見つめて運転していた。
「コンビニまで車で二十分、買い物は隣の町までいかなきゃいけない。陸の孤島みたいなところよ」
「常盤さんはここ出たくなったりしないんですか?」
初対面なのに踏み込みすぎたかなと少し不安になりながら訊ねてみた。
「大学で都会に出て就職してみたりしたけど、やっぱりここが好きみたい。ここと、ここのお酒が」
そういえば、
「ここのお酒って何て名前なんです?」
「小さい蔵だもんね。知らなくて当然か。一番出ている銘柄で『暁』よ。本醸造酒じゃなくて純米酒なんだけど価格もお手頃。この辺りの居酒屋さんにも結構置いてもらってるのよ」
(純米酒とか本醸造酒とかって酒の種類だよな)
ここで俺の悪い癖が出た。
「本醸造酒と純米酒って何ですか?」
俺は馬鹿だ。思った疑問がすぐ口に出る。美人の隣でドライブというパニック状態にあるとはいえ、さっきから会話に振る内容が頭が悪すぎる。
「純米酒は米と麹と水だけを使って造ったもの。本醸造酒はそれに醸造用アルコールを足して作ってあるのと、精米歩合七十パーセント以上のものをいうの。精米歩合については追々、蔵人のみんなに聞くといいわ」
それにしてもと常盤は言う。
「徳明君は本当に何にも知らないで来たんだね。今日もハードだったでしょ。よくできるね。よっと着いた」
そこは作業労働者向きの専門店だった。
「作業着もう少しあった方がいいし、ここ割と何でもそろってるから。あ、ゴアテックスがおすすめだよ。私は車で待ってるね」
地元にもあったが入るのは初めてだ。確かに軍手から長靴、靴下にアンダーウェアにアウターまで、何でも揃っている。必要そうなものをざっくり選び会計を済ませた。
「よし、次はドラックストアだね。すぐそこだから」
常盤は車をゆっくり発進させた。道路にはまだ圧雪が積もり、時々足がとられる。こんな中買い出しに付き合ってくれて本当に有難い。
「さっきの話の続きだけど、徳明君って大学で何やってたの?」
「社会学部です。マーケティングとか営業とかを志望してたんですけど。どうも面接とか緊張して何にも言えなくなっちゃって。その上とんちんかんな質問ばっかりしてたら」
落ちまくっちゃって……最後は言葉にならなかった。全く俺は何を話しても不甲斐ない。
「そっか。じゃあ、好きなことってないの?蔵人のひとってさ、皆好きで仕事してるところあるから」
でないとあんなに辛い仕事できないよね。常盤は羨ましそうに呟いた。俺はそれに答えずに聞き返した。
「常盤さんは?」
「私は……今模索中」
そういって車はドラックストアに止まった。
「じゃあ、買い物済ませてきます」
「うん、待ってるね」
シャンプーに石鹸と身の回りの物を買っていく。出てきたときには空はもう暗かった。
遅くなってすいませんと言いかけて、常盤が電話中であることに気が付いた。
「駅にお迎えですか?良いですよ。どうせ通り道だし。はい、それじゃあまた」
そう言って電話を切った。
「徳明君、これからちょっと駅に寄ってから帰るね。お迎えに行かなきゃいけなくて」
「構いませんが、誰をです?」
「蔵元の娘さん、私のはとこ。高校生なの」
フロントガラスに雪が吹きつけるように降りだしてきた。こんな雪深い山村じゃあ通学も一苦労だろう。
駅に着くと茶色いダッフルコートを着た少女が一人佇んでいた。駅は無人駅らしく申し訳程度に屋根とベンチがあったが、寒さは全く凌げそうにない。
「お待たせ」
肩に乗った雪を払いながら少女は後部座席に乗り込んだ。
「助かったよ、常盤姉さん。そっちは?」
俺のことをじろりと睨んだ。
「徳明君。ほら、昨日伯父さん東京で出張だったでしょ。そこで拾ってきた大学生」
「またぁ?どうせすぐ辞めるんでしょ」
まあまあと常盤が宥めながら、後部座席を指した。
「こちら神河真澄ちゃん。高校二年生。この辺りでは一番の進学校に通ってるの。その分通学が大変なんだけどね」
俺は振り向いて真澄を見た。常盤に似た綺麗な黒髪に勝気な大きな瞳、寒さで頬が赤く染まっている。
「徳明和っていうんだ。よろしく、真澄ちゃん」
ぷいっと音がしそうなほど真澄はそっぽを向いた。女子高生の冷淡な態度に暗澹たる気分になった。
「真澄ちゃんはかるた部に入ってて、全国クラスなんだよ」
気まずい雰囲気を緩和しようと、常盤が我がことのように誇らしげに言う。
「かるたって犬も歩けば……ってお正月にやるやつ?」
「競技かるた。百人一首を使ってやるの」
真澄の声は外気温と同じくらい冷たかった。車は吹雪の中を走っていく。
「どうもありがとうございます」
蔵に着き、常盤にお礼を述べた。
「良いよ、これくらい。それじゃあ今日は疲れてると思うからゆっくり休んでね」
常盤と真澄は雪道を慣れた様子で歩いていく。
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