【完結】あやかし蔵の酒造り
大学四年生の一月、主人公の徳明和(とくめい かず)は就職活動が上手く行かず、やけ酒を飲んでいた。そんな時、人の良さそうな男につい自分の境遇を愚痴ってしまう。それを聞いた男は寮完備、三食昼寝つきの仕事に就く気はないかと問いかける。就職活動に疲れていた和はついその甘い言葉に乗ってしまう。
目が覚めると和は雪深い山奥の一室にいた。和は蔵人(くらびと)の稲里(いなさと)に出会い、何が何だかわからないうちにいきなり酒造りに参加させられる。
酒造りの奥深さとやりがいを持って仕事に取り組む蔵人たちの姿を見て、和は迷いながらも蔵に入ることを決意した。そしてある晩、蔵の中で不思議な体験をする。
ヘタレな主人公のちょっと不思議な大人の青春酒造騒動記。衝撃のラストに貴方はきっと涙する。
※本編完結しました。サイドストーリーも完結しました。
※ACイラストのぴぴふぉとさんから画像をお借りしています。
目が覚めると和は雪深い山奥の一室にいた。和は蔵人(くらびと)の稲里(いなさと)に出会い、何が何だかわからないうちにいきなり酒造りに参加させられる。
酒造りの奥深さとやりがいを持って仕事に取り組む蔵人たちの姿を見て、和は迷いながらも蔵に入ることを決意した。そしてある晩、蔵の中で不思議な体験をする。
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感想ありがとうございます。
本作に描かれていることの多くは私の実体験によるものです。しかし、それをエンターテインメントのレベルまで引き上げられたかということには少々自信がありませんでした。けれど、読者の方に酒造りの難しさ、奥深さ、面白さの一端が伝えることができたなら、とても光栄です。ファンタジー要素が少ないと感じられた方もいらっしゃったと思いますが、日本酒が製造される過程において、ファンタジーを超える奇跡が起こっているのです。
本作で少しでも酒造りの世界に興味を持っていただけたことが、とても嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました。
最初こそ専門用語が飛び交い、その豊富な知識量に圧巻されてしまいますが、そこを読み進めていけば主人公の成長の様を、周囲の環境の変化を、まるで自らが体験してきた追想録のように読み解く事ができました。
ある程度読み進めてみると気づいた頃には貴方はお酒造りのイロハを会得できているものだと錯覚しちゃってるかもしれません(笑
そう思える程の、あたかも実体験かのような細かい描写に対しての、圧倒的な知識量に感動致しました。
続きがきになる所ではありますが、特に姿を見せた「あやかし」が異動となった主人公達に改めてどのような形で登場するのか非常に気になる所ではあります。
また余談ではありますが、赤ワインとか東郷さんに似合ってそうだな、と個人的に。でも飲めるのかな?とても饒舌に語ってくれそうです(笑
感想ありがとうございます。
ご指摘にありますように、序盤いきなりの登場人物の登場と専門用語によって読者の方々を混乱させてしまっています。私の力不足です。ですが、同時にいきなり物語の渦中に飛び込まされた主人公の気持ちを体験して頂けたらと思います。
蔵がお休みの間はあやかしたちもゆっくりしているかと思います。
東郷さんはお酒は強いかと。でも、飲んでも、なかなか話してくれないので、かなり酔わせないと語ってくれなさそうです。
一気読みしてしまいました。酒造りの単語がちょっと難しいですが、専門的ですごいですね。
最新話のいろんなお酒を飲み比べしていて、自分も飲みたくなりました。ちなみに、穂高さんが気になります。
応援しています!
感想ありがとうございます。
用語に関しては、もっと説明すればよかったかなと反省しております。
打ち上げ会では、みんな、ちゃんぽん状態なので身体が心配です。
穂高さんが一体、何者か、次回明かされるかと思います。
応援を糧に頑張ります!
職業者として、しっかり下調べして書かれている様子が伝わってきて、とても好感が持てました。
そして、突如として出現する謎の生命体。見えている者と見えていない者がいて、当然に日本酒造りに関わった存在なのでしょうが、実態は謎。これがタイトルにある「あやかし」なのでしょうが、しっかりと日本酒造りを描写されているところに挿入された異物に面食らい、同時にワクワクしました。
今後、これらの存在が主人公にどんな影響を及ぼしていくのか、今から楽しみにしています。
そして、「機械は使い始めたら壊れるが、人は蔵に入ってから育ち始める」というセリフ、大好きです!
素敵な感想ありがとうございます。
酒造りは科学的に行われていますが、「美味しいお酒」とは何か、どう造るかというと「謎」だと思います。そこにきっとあやかしたちが関係しているのではないかと、私は思っています。あやかしたちの「謎」は、そのうち明かされると思いますので、続きもよろしくお願いします。
ちなみに東郷のそのセリフは私が救われた言葉です。
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