103 / 164
2章 神よ、感謝します。けど、ちょっと違う叶ったけどちょっと違うんです。
103話 何度もやり直す、あの日の事故まで
しおりを挟む
「王都で馬車の正面衝突があったり、オリアーナは私が目を離した隙に馬車に引かれてしまったこともあったわね」
馬車に縁があるのか。
それならばと家の馬車を片っ端から壊してみせれば、商談相手や両親の友人とやらが馬車を用意してくれたりと、なかなかそこから抜け出せない。
馬車に縁があるとしたら、この場合この世界の馬車全て壊さないとダメなのではと思える。それはいくら三ヶ月あったとしても難しい。それに馬車で死ぬ事に根拠がない。そうなるとなるたけ馬車事故に留意しつつも、別の方法を模索するしかなかった。
「二人一緒にいても回避できないし、二人を引き離してもだめ、馬車壊しても無駄、同伴者が別人でも死ぬのはお母様とオリアーナだけだった。だから私はお母様に自ら申し出たわ」
件の日の数日前、母が予定通り馬車で出かけるというルートに入って、私は母に願い出た。
「お母様、別荘へ行く日をずらして頂けませんか」
「オルネッラも一緒に行きたいの?」
貴方もまだ可愛いわねと微笑む母親に、本当のことを言おうか悩んだ。何度やり直しても二人が死んでしまうと。だから協力してほしいと。
けどそれは、自分が持ち出し禁止の書籍を使っている事が知られてしまうということだ。持ち出し禁止書籍の魔法は原則使用厳禁。話の広まり方を誤れば両親はおろかガラッシア家自体が傾く可能性もある。それに貴方死ぬんですよと言われていい気分になる者などいない。とてもではないが、正直に話す気にはなれなかった。
「いいえ、違うのです。ただその日だけはどうしても避けて頂きたくて」
「何故?」
「それは…………だめです、言えません。せめて、せめて日を変えて下さればいいのです。どうかお考え直しを」
「オルネッラ、貴方……」
母親は私の尋常ではない様子に違和感を抱いていたが、ふいと視線を斜め下におろして静かに瞳を閉じた。
「私は無理よ」
「え……」
「私は違えない。後は貴方が決めなさい」
「どういうことですか、お母様」
「話は終わりです、貴方ももう寝なさい」
「そんな、お母様」
今思えば、このルートの時にすでに感覚で理解していた。母は死ぬ意思をもっていたことを。
けど、その時私が決めたことは取捨択一することだった。
「この会話の後からはオリアーナだけを助けると決めたわ」
「そっか」
両方助けるという願いを捨て、可能性が高い方を生かすために動くことになったのは罪悪感が伴った。けど母親の助けは得られない。幼いオリアーナには死を背負わせたくなかった。
これは私が再びやり直しのスタート地点に戻ったようなものだった。引き離しても死んでしまうことの解決法は見出だしてなかったのに、どこから救いを見出せばいいか。
挙げ句側にいて事故に遭っても私が生き残り、オリアーナが死ぬなんてこともざらにあった。オリアーナがかばってくれたり、私がかばっても何故か致命傷はオリアーナに向かうといった具合に。
二人の遺体を見ては戻ることを繰り返す。何度も同じ人の死ぬシーンを見続ける。何度も何度も。
「長すぎる……」
「そりゃ漫画やアニメみたいにはいかないわよ」
「あれはおいしいとこだけピックアップしてるからね。ストーリーの要とフラグ回収的なとこしか出ないし」
「そうよ、実際シリアスな場面で逆行なんてするものじゃないわ」
「せやな」
何度もやり直してもオリアーナが救えない。仕方なく、再度母親へ願い出た。今度は予知とか予感的な要因で二人が危険な目に遭うという主旨で訴えた。
すると母親は瞠目して、しばし沈黙。いくらかの逡巡を瞳に見せて、悲しそうに微笑んで決別の言葉をたたき付けてくるとは、この時はさすがに予想していなかった。
「私の血は呪われているから、死ぬことで報いを受けます」
「お母様? それは、どういう意味なのですか」
「貴方も私の血を引いているのね」
「え?」
「予知の力がここで目覚めるなんて皮肉だわ」
これ以上、母親が何かを私に伝えることはなかった。
けど、この抜けられない死のルートが母親に起因してるのがわかっただけ僥倖と言える。だから、次の逆行で残るのを父とオリアーナにし、私は母と馬車に乗ると決めた。
そこに死が待っていようとも。
「本当憂鬱どころじゃなかったわよ」
「そりゃそうだろうね」
「でもね、ほら」
「なにあれ可愛すぎて眩しい」
「それは同意」
馬車の確認は念の為しておこうと確認しに行くとオリアーナが馬車の車輪に何かをして、焦るように去っていく姿が見えた。
気になって車輪を調べれば魔法がかけれていて、それが願いの魔法だと知れた。あの様子からすると別の魔法をかけたつもりのようだったけど、それでも当時の私にはそれが唯一の救いだった。
「オリアーナが車輪に願いの魔法をかけてくれてきて、私はそれで馬車に乗ることができたわ」
「お守りね」
最後の一歩進む勇気をくれた。最期に見たあの子の顔が笑顔じゃないのは残念だったけど。
「ええ、さすがに今回は私が死ぬとわかっていたのよ。確信的なものはどこにもない、また母とオリアーナが死ぬかもしれないのに、その時だけは自分の死を感じていた」
それが予知の力なのかはわからない。けど、その思いと考えは現実になる。
馬車に縁があるのか。
それならばと家の馬車を片っ端から壊してみせれば、商談相手や両親の友人とやらが馬車を用意してくれたりと、なかなかそこから抜け出せない。
馬車に縁があるとしたら、この場合この世界の馬車全て壊さないとダメなのではと思える。それはいくら三ヶ月あったとしても難しい。それに馬車で死ぬ事に根拠がない。そうなるとなるたけ馬車事故に留意しつつも、別の方法を模索するしかなかった。
「二人一緒にいても回避できないし、二人を引き離してもだめ、馬車壊しても無駄、同伴者が別人でも死ぬのはお母様とオリアーナだけだった。だから私はお母様に自ら申し出たわ」
件の日の数日前、母が予定通り馬車で出かけるというルートに入って、私は母に願い出た。
「お母様、別荘へ行く日をずらして頂けませんか」
「オルネッラも一緒に行きたいの?」
貴方もまだ可愛いわねと微笑む母親に、本当のことを言おうか悩んだ。何度やり直しても二人が死んでしまうと。だから協力してほしいと。
けどそれは、自分が持ち出し禁止の書籍を使っている事が知られてしまうということだ。持ち出し禁止書籍の魔法は原則使用厳禁。話の広まり方を誤れば両親はおろかガラッシア家自体が傾く可能性もある。それに貴方死ぬんですよと言われていい気分になる者などいない。とてもではないが、正直に話す気にはなれなかった。
「いいえ、違うのです。ただその日だけはどうしても避けて頂きたくて」
「何故?」
「それは…………だめです、言えません。せめて、せめて日を変えて下さればいいのです。どうかお考え直しを」
「オルネッラ、貴方……」
母親は私の尋常ではない様子に違和感を抱いていたが、ふいと視線を斜め下におろして静かに瞳を閉じた。
「私は無理よ」
「え……」
「私は違えない。後は貴方が決めなさい」
「どういうことですか、お母様」
「話は終わりです、貴方ももう寝なさい」
「そんな、お母様」
今思えば、このルートの時にすでに感覚で理解していた。母は死ぬ意思をもっていたことを。
けど、その時私が決めたことは取捨択一することだった。
「この会話の後からはオリアーナだけを助けると決めたわ」
「そっか」
両方助けるという願いを捨て、可能性が高い方を生かすために動くことになったのは罪悪感が伴った。けど母親の助けは得られない。幼いオリアーナには死を背負わせたくなかった。
これは私が再びやり直しのスタート地点に戻ったようなものだった。引き離しても死んでしまうことの解決法は見出だしてなかったのに、どこから救いを見出せばいいか。
挙げ句側にいて事故に遭っても私が生き残り、オリアーナが死ぬなんてこともざらにあった。オリアーナがかばってくれたり、私がかばっても何故か致命傷はオリアーナに向かうといった具合に。
二人の遺体を見ては戻ることを繰り返す。何度も同じ人の死ぬシーンを見続ける。何度も何度も。
「長すぎる……」
「そりゃ漫画やアニメみたいにはいかないわよ」
「あれはおいしいとこだけピックアップしてるからね。ストーリーの要とフラグ回収的なとこしか出ないし」
「そうよ、実際シリアスな場面で逆行なんてするものじゃないわ」
「せやな」
何度もやり直してもオリアーナが救えない。仕方なく、再度母親へ願い出た。今度は予知とか予感的な要因で二人が危険な目に遭うという主旨で訴えた。
すると母親は瞠目して、しばし沈黙。いくらかの逡巡を瞳に見せて、悲しそうに微笑んで決別の言葉をたたき付けてくるとは、この時はさすがに予想していなかった。
「私の血は呪われているから、死ぬことで報いを受けます」
「お母様? それは、どういう意味なのですか」
「貴方も私の血を引いているのね」
「え?」
「予知の力がここで目覚めるなんて皮肉だわ」
これ以上、母親が何かを私に伝えることはなかった。
けど、この抜けられない死のルートが母親に起因してるのがわかっただけ僥倖と言える。だから、次の逆行で残るのを父とオリアーナにし、私は母と馬車に乗ると決めた。
そこに死が待っていようとも。
「本当憂鬱どころじゃなかったわよ」
「そりゃそうだろうね」
「でもね、ほら」
「なにあれ可愛すぎて眩しい」
「それは同意」
馬車の確認は念の為しておこうと確認しに行くとオリアーナが馬車の車輪に何かをして、焦るように去っていく姿が見えた。
気になって車輪を調べれば魔法がかけれていて、それが願いの魔法だと知れた。あの様子からすると別の魔法をかけたつもりのようだったけど、それでも当時の私にはそれが唯一の救いだった。
「オリアーナが車輪に願いの魔法をかけてくれてきて、私はそれで馬車に乗ることができたわ」
「お守りね」
最後の一歩進む勇気をくれた。最期に見たあの子の顔が笑顔じゃないのは残念だったけど。
「ええ、さすがに今回は私が死ぬとわかっていたのよ。確信的なものはどこにもない、また母とオリアーナが死ぬかもしれないのに、その時だけは自分の死を感じていた」
それが予知の力なのかはわからない。けど、その思いと考えは現実になる。
0
お気に入りに追加
34
あなたにおすすめの小説
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
【完結】身を引いたつもりが逆効果でした
風見ゆうみ
恋愛
6年前に別れの言葉もなく、あたしの前から姿を消した彼と再会したのは、王子の婚約パレードの時だった。
一緒に遊んでいた頃には知らなかったけれど、彼は実は王子だったらしい。しかもあたしの親友と彼の弟も幼い頃に将来の約束をしていたようで・・・・・。
平民と王族ではつりあわない、そう思い、身を引こうとしたのだけど、なぜか逃してくれません!
というか、婚約者にされそうです!
「白い結婚最高!」と喜んでいたのに、花の香りを纏った美形旦那様がなぜか私を溺愛してくる【完結】
清澄 セイ
恋愛
フィリア・マグシフォンは子爵令嬢らしからぬのんびりやの自由人。自然の中でぐうたらすることと、美味しいものを食べることが大好きな恋を知らないお子様。
そんな彼女も18歳となり、強烈な母親に婚約相手を選べと毎日のようにせっつかれるが、選び方など分からない。
「どちらにしようかな、天の神様の言う通り。はい、決めた!」
こんな具合に決めた相手が、なんと偶然にもフィリアより先に結婚の申し込みをしてきたのだ。相手は王都から遠く離れた場所に膨大な領地を有する辺境伯の一人息子で、顔を合わせる前からフィリアに「これは白い結婚だ」と失礼な手紙を送りつけてくる癖者。
けれど、彼女にとってはこの上ない条件の相手だった。
「白い結婚?王都から離れた田舎?全部全部、最高だわ!」
夫となるオズベルトにはある秘密があり、それゆえ女性不信で態度も酷い。しかも彼は「結婚相手はサイコロで適当に決めただけ」と、面と向かってフィリアに言い放つが。
「まぁ、偶然!私も、そんな感じで選びました!」
彼女には、まったく通用しなかった。
「なぁ、フィリア。僕は君をもっと知りたいと……」
「好きなお肉の種類ですか?やっぱり牛でしょうか!」
「い、いや。そうではなく……」
呆気なくフィリアに初恋(?)をしてしまった拗らせ男は、鈍感な妻に不器用ながらも愛を伝えるが、彼女はそんなことは夢にも思わず。
──旦那様が真実の愛を見つけたらさくっと離婚すればいい。それまでは田舎ライフをエンジョイするのよ!
と、呑気に蟻の巣をつついて暮らしているのだった。
※他サイトにも掲載中。
【完結】婚約者の義妹と恋に落ちたので婚約破棄した処、「妃教育の修了」を条件に結婚が許されたが結果が芳しくない。何故だ?同じ高位貴族だろう?
つくも茄子
恋愛
国王唯一の王子エドワード。
彼は婚約者の公爵令嬢であるキャサリンを公の場所で婚約破棄を宣言した。
次の婚約者は恋人であるアリス。
アリスはキャサリンの義妹。
愛するアリスと結婚するには「妃教育を修了させること」だった。
同じ高位貴族。
少し頑張ればアリスは直ぐに妃教育を終了させると踏んでいたが散々な結果で終わる。
八番目の教育係も辞めていく。
王妃腹でないエドワードは立太子が遠のく事に困ってしまう。
だが、エドワードは知らなかった事がある。
彼が事実を知るのは何時になるのか……それは誰も知らない。
他サイトにも公開中。
婚約破棄の茶番に巻き込まれました。
あみにあ
恋愛
一生懸命勉強してようやく手に入れた学園の合格通知。
それは平民である私が貴族と同じ学園へ通える権利。
合格通知を高々に掲げ、両親と共に飛び跳ねて喜んだ。
やったぁ!これで両親に恩返しできる!
そう信じて疑わなかった。
けれどその夜、不思議な夢を見た。
別の私が別の世界で暮らしている不思議な夢。
だけどそれは酷くリアルでどこか懐かしかった。
窓から差し込む光に目を覚まし、おもむろにテーブルへ向かうと、私は引き出しを開けた。
切った封蝋を開きカードを取り出した刹那、鈍器で殴られたような強い衝撃が走った。
壮大な記憶が頭の中で巡り、私は膝をつくと、大きく目を見開いた。
嘘でしょ…。
思い出したその記憶は前世の者。
この世界が前世でプレイした乙女ゲームの世界だと気が付いたのだ。
そんな令嬢の学園生活をお楽しみください―――――。
短編:10話完結(毎日更新21時)
【2021年8月13日 21:00 本編完結+おまけ1話】
愛することをやめたら、怒る必要もなくなりました。今さら私を愛する振りなんて、していただかなくても大丈夫です。
石河 翠
恋愛
貴族令嬢でありながら、家族に虐げられて育ったアイビー。彼女は社交界でも人気者の恋多き侯爵エリックに望まれて、彼の妻となった。
ひとなみに愛される生活を夢見たものの、彼が欲していたのは、夫に従順で、家の中を取り仕切る女主人のみ。先妻の子どもと仲良くできない彼女をエリックは疎み、なじる。
それでもエリックを愛し、結婚生活にしがみついていたアイビーだが、彼の子どもに言われたたった一言で心が折れてしまう。ところが、愛することを止めてしまえばその生活は以前よりも穏やかで心地いいものになっていて……。
愛することをやめた途端に愛を囁くようになったヒーローと、その愛をやんわりと拒むヒロインのお話。
この作品は他サイトにも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID 179331)をお借りしております。
側妃、で御座いますか?承知いたしました、ただし条件があります。
とうや
恋愛
「私はシャーロットを妻にしようと思う。君は側妃になってくれ」
成婚の儀を迎える半年前。王太子セオドアは、15年も婚約者だったエマにそう言った。微笑んだままのエマ・シーグローブ公爵令嬢と、驚きの余り硬直する近衛騎士ケイレブ・シェパード。幼馴染だった3人の関係は、シャーロットという少女によって崩れた。
「側妃、で御座いますか?承知いたしました、ただし条件があります」
********************************************
ATTENTION
********************************************
*世界軸は『側近候補を外されて覚醒したら〜』あたりの、なんちゃってヨーロッパ風。魔法はあるけれど魔王もいないし神様も遠い存在。そんなご都合主義で設定うすうすの世界です。
*いつものような残酷な表現はありませんが、倫理観に難ありで軽い胸糞です。タグを良くご覧ください。
*R-15は保険です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる