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2章 本編
41話 男装妻、さらに勘違いが進む
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「というわけで二週間お店しめます」
「そうか」
建国祭にかかる二週間、ウツィアはウェズの誘いに乗り王都へ行く。当然その間は店を開けられないから臨時休業となるけれど、この時期は店を開けない所も多い。
「護衛でついてきてくれないんですか?」
「私は行かない」
夫として一緒に行くのだから、女装して行けるわけがなかった。
「そうですか」
残念ですと続けて言う男装ウツィアの表情が曇る。
「行きたくないのか」
「いいえ! そうじゃなくて……そのちょっと不安で」
「不安?」
「夫と社交界が初めてなんです。夫と仲良くなってきたかなーとは思うんですけど、夫婦感あるのかなあとか……そもそも好きあってるのかなあとか」
建国祭だから王族が主役だろう。けれど見えないところで貴族たちの戦いはきちんとある。地位、利権、色んなものが絡み、みる能力を閉じてなかった時は人の感情に酔ってしまい長居ができなかった。今回はそういった煩わしさはないものの、夫婦としてうまくやれるか心配になる。
「領主は君のことを大事に思っている」
(めちゃくちゃ好き)
「夫が騎士団でそんな話してそうもないんですけど」
慰めてくれているのだと思った。嘘であっても嬉しいけれど、この日のウツィアは少しへそを曲げている。
「あまり口にはしない人だろうけど、君を大切に想っていることは知ってる」
(好き)
「う……まあウェズがそこまで言うなら信じます」
(推しってば格好可愛よ)
微笑む姿のギャップにいつも通りやられながらもウツィアはふと思ったことを口にした。
「私、最近鍛練場に見学に行くんですけど、ウェズとは会わないですね」
「ぎくっ」
「ぎく?」
効果音を口にしてしまう程、女装ウェズは焦った。
「女性騎士はいくらか見ましたけど、ウェズいないなって」
「私は夕方、別の仕事が入ってることが多い、から」
「そうなんですか……男装してない姿でも会えたらって思ってて」
「い、いつか会える」
「そうですね。楽しみにしてます」
本当のような嘘で言い訳したウェズは後ろめたさを感じつつも、男装ウツィアの優しさに内心好きを連発していた。
(あれ、私夕方に見に行ってるって言ったっけ……鍛練の時間が基本夕方なのかな?)
新しいお茶を淹れてウェズの前に置くと、女装ウェズはいつもより前のめりになって訊いてきた。
「それで、君は領主と社交界に行きたくないのか?」
「そういうわけじゃありません。誘われてすっごく嬉しかったです」
「何が不安なんだ?」
解消できることは今の内にどうにかしておこうと思いつつ女装ウェズはウツィアに探りをいれる。
「全然夫婦らしいことしてないのに、夫婦として並べるかって話で」
「夫婦らしい?」
「その……キスとか、しないし」
「きす?」
「口付けです」
勿論ここにです、とウツィアは人差し指でウェズの唇に触れた。あざといと思いつつも、いつも通りぎゅんと心臓を掴まれる思いをする。
「くちづけ」
「あと、その……誰にも言わないで下さいね……私、夫と初夜を迎えてないんです」
知ってる。
幾度となく断っているから。最近はきいてこないから気にしていないと思っていたけれど、そうではなかったらしい。
「最近は前より夫婦として仲深めてるかなとは思ってるんですけど、やっぱり触れてもらえないって考えちゃうじゃないですか」
「何を」
「妻として認めてもらえないのかなって」
「そんなこと」
「触れたいって思ってもらえないのかなって」
「そんなこと」
「魅力ないのかなあって」
「そんなことない!」
(めちゃくちゃ好き!)
勢いよく立ち上がったウェズに今度はウツィアが驚く番だった。
「君のことを想って触れてないだけで! 本当はすごく想ってる!」
(むしろ魅力ありすぎて困ってる!)
こんなにも魅力的なのにそんな風に思ってほしくない。そう思わせたのは紛れもなくウェズだけれど、今はそれどころじゃなかった。夫・ウェズブラネイとしてなのか、女装・ウェズヴァチとしてなのかも曖昧なまま続ける。
「く、口付けなんてしたら……したら止まらなくなるだろう!」
「え、ええ?」
戸惑う男装ウツィアを見て、女装ウェズに冷静さが戻ってきた。
(まずい!)
すっと姿勢よく座り、お茶を一口飲む。どう言い訳をすべきなのか、必死に頭を回すがどうにもいい塩梅が見いだせない。
「ウェズって夫のこと、すごく分かってますよね……私よりもずっと詳しくて。そういう気持ちを夫は話しているんでしょう? 直接私に言ってくれればいいのに」
よし、うまい具合に勘違いしてくれた。
ウェズは内心ガッツポーズだ。
「私って信用ないんでしょうか」
「そんなことない!」
(好き)
勘違いしてくれるのは有難かったけれど、きちんと好意があることは伝えておきたかった。
「大事すぎて対応に困ってるだけで!」
「……やっぱりウェズの好きな人って夫なんですか」
「それは違う」
同一人物なので。
「私が妻だからって遠慮しないで本当の気持ちを言って下さい」
「違う! 私が好きなのは君で」
(あ!)
夫としての気持ちを伝えかけて口元を手で覆う。伝えかけて、どころか、ばっちり言ってしまった。
当然、目の前の愛しい人は驚きに目を開いて固まっている。
「わ、私?」
「あ、違、いや違わないんだが、その」
(好きだけど)
どうフォローしたらいいか分からずより墓穴を掘った。
するとウツィアが再び盛大な勘違いをする。
「あ! もしかして男装してる私が好きってことですか?」
思い起こせば。ウツィアは思い当たることをウェズに話した。
店に毎日通う程。
最初の塩対応も緊張していたのでは?
カーテン直しを手伝ってくれたし、領地回りも付き合ってくれる。
ヤクブとシモンに服を斬られた時、一番に助けてくれた。
慣れるとデレが過剰。
「しお? でれ?」
「男性だと勘違いしていたら、あり得る話ですよね」
「……」
(なんて言えばいいのだろうか)
言葉に悩むウェズを見て、応えづらいのだと思ったウツィアは自身が女性と知られて以降も変わらず付き合ってくれた優しさに気づき、推し尊いとぎゅんと心臓を鷲掴みにされていた。
「そうなると、私が女性でウェズの主人の妻と知れた時、実は失恋していたんですね」
「……」
(どう言えばいいのか)
「そうとは知らずいつも通りですみません……もっとウェズの気持ちを配慮すべきでした」
「いや、いつも通りでいい」
「や、優しい! 一生推します!」
(失恋しても格好いいとか! ウェズしか勝たん……尊い)
推しの尊さに感動し愛が深まる一方、女装していることを隠すのも限界なのではとウェズは本気で悩み始める。
男装してようがしてまいが、ウェズにとって好きな人はウツィアで揺るがない。その気持ちがバレたのに変な方へずれて着地した。
「そうか」
建国祭にかかる二週間、ウツィアはウェズの誘いに乗り王都へ行く。当然その間は店を開けられないから臨時休業となるけれど、この時期は店を開けない所も多い。
「護衛でついてきてくれないんですか?」
「私は行かない」
夫として一緒に行くのだから、女装して行けるわけがなかった。
「そうですか」
残念ですと続けて言う男装ウツィアの表情が曇る。
「行きたくないのか」
「いいえ! そうじゃなくて……そのちょっと不安で」
「不安?」
「夫と社交界が初めてなんです。夫と仲良くなってきたかなーとは思うんですけど、夫婦感あるのかなあとか……そもそも好きあってるのかなあとか」
建国祭だから王族が主役だろう。けれど見えないところで貴族たちの戦いはきちんとある。地位、利権、色んなものが絡み、みる能力を閉じてなかった時は人の感情に酔ってしまい長居ができなかった。今回はそういった煩わしさはないものの、夫婦としてうまくやれるか心配になる。
「領主は君のことを大事に思っている」
(めちゃくちゃ好き)
「夫が騎士団でそんな話してそうもないんですけど」
慰めてくれているのだと思った。嘘であっても嬉しいけれど、この日のウツィアは少しへそを曲げている。
「あまり口にはしない人だろうけど、君を大切に想っていることは知ってる」
(好き)
「う……まあウェズがそこまで言うなら信じます」
(推しってば格好可愛よ)
微笑む姿のギャップにいつも通りやられながらもウツィアはふと思ったことを口にした。
「私、最近鍛練場に見学に行くんですけど、ウェズとは会わないですね」
「ぎくっ」
「ぎく?」
効果音を口にしてしまう程、女装ウェズは焦った。
「女性騎士はいくらか見ましたけど、ウェズいないなって」
「私は夕方、別の仕事が入ってることが多い、から」
「そうなんですか……男装してない姿でも会えたらって思ってて」
「い、いつか会える」
「そうですね。楽しみにしてます」
本当のような嘘で言い訳したウェズは後ろめたさを感じつつも、男装ウツィアの優しさに内心好きを連発していた。
(あれ、私夕方に見に行ってるって言ったっけ……鍛練の時間が基本夕方なのかな?)
新しいお茶を淹れてウェズの前に置くと、女装ウェズはいつもより前のめりになって訊いてきた。
「それで、君は領主と社交界に行きたくないのか?」
「そういうわけじゃありません。誘われてすっごく嬉しかったです」
「何が不安なんだ?」
解消できることは今の内にどうにかしておこうと思いつつ女装ウェズはウツィアに探りをいれる。
「全然夫婦らしいことしてないのに、夫婦として並べるかって話で」
「夫婦らしい?」
「その……キスとか、しないし」
「きす?」
「口付けです」
勿論ここにです、とウツィアは人差し指でウェズの唇に触れた。あざといと思いつつも、いつも通りぎゅんと心臓を掴まれる思いをする。
「くちづけ」
「あと、その……誰にも言わないで下さいね……私、夫と初夜を迎えてないんです」
知ってる。
幾度となく断っているから。最近はきいてこないから気にしていないと思っていたけれど、そうではなかったらしい。
「最近は前より夫婦として仲深めてるかなとは思ってるんですけど、やっぱり触れてもらえないって考えちゃうじゃないですか」
「何を」
「妻として認めてもらえないのかなって」
「そんなこと」
「触れたいって思ってもらえないのかなって」
「そんなこと」
「魅力ないのかなあって」
「そんなことない!」
(めちゃくちゃ好き!)
勢いよく立ち上がったウェズに今度はウツィアが驚く番だった。
「君のことを想って触れてないだけで! 本当はすごく想ってる!」
(むしろ魅力ありすぎて困ってる!)
こんなにも魅力的なのにそんな風に思ってほしくない。そう思わせたのは紛れもなくウェズだけれど、今はそれどころじゃなかった。夫・ウェズブラネイとしてなのか、女装・ウェズヴァチとしてなのかも曖昧なまま続ける。
「く、口付けなんてしたら……したら止まらなくなるだろう!」
「え、ええ?」
戸惑う男装ウツィアを見て、女装ウェズに冷静さが戻ってきた。
(まずい!)
すっと姿勢よく座り、お茶を一口飲む。どう言い訳をすべきなのか、必死に頭を回すがどうにもいい塩梅が見いだせない。
「ウェズって夫のこと、すごく分かってますよね……私よりもずっと詳しくて。そういう気持ちを夫は話しているんでしょう? 直接私に言ってくれればいいのに」
よし、うまい具合に勘違いしてくれた。
ウェズは内心ガッツポーズだ。
「私って信用ないんでしょうか」
「そんなことない!」
(好き)
勘違いしてくれるのは有難かったけれど、きちんと好意があることは伝えておきたかった。
「大事すぎて対応に困ってるだけで!」
「……やっぱりウェズの好きな人って夫なんですか」
「それは違う」
同一人物なので。
「私が妻だからって遠慮しないで本当の気持ちを言って下さい」
「違う! 私が好きなのは君で」
(あ!)
夫としての気持ちを伝えかけて口元を手で覆う。伝えかけて、どころか、ばっちり言ってしまった。
当然、目の前の愛しい人は驚きに目を開いて固まっている。
「わ、私?」
「あ、違、いや違わないんだが、その」
(好きだけど)
どうフォローしたらいいか分からずより墓穴を掘った。
するとウツィアが再び盛大な勘違いをする。
「あ! もしかして男装してる私が好きってことですか?」
思い起こせば。ウツィアは思い当たることをウェズに話した。
店に毎日通う程。
最初の塩対応も緊張していたのでは?
カーテン直しを手伝ってくれたし、領地回りも付き合ってくれる。
ヤクブとシモンに服を斬られた時、一番に助けてくれた。
慣れるとデレが過剰。
「しお? でれ?」
「男性だと勘違いしていたら、あり得る話ですよね」
「……」
(なんて言えばいいのだろうか)
言葉に悩むウェズを見て、応えづらいのだと思ったウツィアは自身が女性と知られて以降も変わらず付き合ってくれた優しさに気づき、推し尊いとぎゅんと心臓を鷲掴みにされていた。
「そうなると、私が女性でウェズの主人の妻と知れた時、実は失恋していたんですね」
「……」
(どう言えばいいのか)
「そうとは知らずいつも通りですみません……もっとウェズの気持ちを配慮すべきでした」
「いや、いつも通りでいい」
「や、優しい! 一生推します!」
(失恋しても格好いいとか! ウェズしか勝たん……尊い)
推しの尊さに感動し愛が深まる一方、女装していることを隠すのも限界なのではとウェズは本気で悩み始める。
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