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1ヶ月後
「シュー・・・っ今日は、もう・・・ハァッ、明日もあるから・・・」
「うん・・・」
2人でベッドに倒れ込み、息を整える。
「明日、楽しみ・・・」
右腕を広げると、夏生がスルリと俺の腕におさまりそう言った。
俺はその幸せな重みを感じながら、明日のことを考える・・・。
「そういえばさ、アレどうして貰ってこようと思ったの?」
「アレ?」
「婚姻届。テレビ局に来てくれた時、どうして貰ってきてくれたの?」
今となっては懐かしい、その話を夏生に聞く。
「あの特集が終わってすぐ、友里から電話があったよ。」
「ねーちゃんから?なんて?」
夏生がギュッと俺を抱き締める。
「シューが、持ってた・・・って、婚姻届。
それを、「必要ないから」って、「俺、こんなだし」って言って・・・くれたって。」
そんな懐かしい、あの日のことを言われる。
「うん・・・、持ってたんだ。
いつかは、いつかは・・・って願いながら、持ってたんだ・・・。」
今度は、俺が夏生を強く抱き締める。
「もう少しで、それが叶う・・・。」
宗side.....
「シュー・・・っ今日は、もう・・・ハァッ、明日もあるから・・・」
「うん・・・」
2人でベッドに倒れ込み、息を整える。
「明日、楽しみ・・・」
右腕を広げると、夏生がスルリと俺の腕におさまりそう言った。
俺はその幸せな重みを感じながら、明日のことを考える・・・。
「そういえばさ、アレどうして貰ってこようと思ったの?」
「アレ?」
「婚姻届。テレビ局に来てくれた時、どうして貰ってきてくれたの?」
今となっては懐かしい、その話を夏生に聞く。
「あの特集が終わってすぐ、友里から電話があったよ。」
「ねーちゃんから?なんて?」
夏生がギュッと俺を抱き締める。
「シューが、持ってた・・・って、婚姻届。
それを、「必要ないから」って、「俺、こんなだし」って言って・・・くれたって。」
そんな懐かしい、あの日のことを言われる。
「うん・・・、持ってたんだ。
いつかは、いつかは・・・って願いながら、持ってたんだ・・・。」
今度は、俺が夏生を強く抱き締める。
「もう少しで、それが叶う・・・。」
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