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「1回くらいやりたかったな・・・。」
天井を眺めながらそう呟いた俺の横にさっきの男がしゃがんできた。
俺の視界の中にそいつが入ってきて、俺のことを面白そうな顔で見てくる。
でも、それは嫌な目ではなくて。
それは汚い物を見るような目ではなくて。
温かい・・・。
凄く、激しく、温かい・・・。
温かいどころか熱くて眩しい・・・。
そんな目をして俺のことを見下ろしてきた・・・。
そして、口をゆっくりと開いたように見えた。
「お前みたいな奴を待ってたんだよ。
俺は鮫島、鮫島光。
闘争に行くぞ、同業他社全部ぶっ殺しに行こうぜ。」
“兄”と呼べる奴は商店街に何人か出来たけど、俺が“せんぱい”と呼ぶのはこの人だけ。
この人が、鮫島光。
この格好良すぎる男が、俺の“せんぱい”。
俺の永遠の“せんぱい”。
一生ついていく。
例え死んだとしても、俺はこの大きな背中に一生ついていく。
「泳ぐぞ、竜。
俺が時代の先を見せてやる。
セックスだろうが結婚だろうが、そんなの簡単に出来る男に俺が育ててやるよ。」
一旦、end......
天井を眺めながらそう呟いた俺の横にさっきの男がしゃがんできた。
俺の視界の中にそいつが入ってきて、俺のことを面白そうな顔で見てくる。
でも、それは嫌な目ではなくて。
それは汚い物を見るような目ではなくて。
温かい・・・。
凄く、激しく、温かい・・・。
温かいどころか熱くて眩しい・・・。
そんな目をして俺のことを見下ろしてきた・・・。
そして、口をゆっくりと開いたように見えた。
「お前みたいな奴を待ってたんだよ。
俺は鮫島、鮫島光。
闘争に行くぞ、同業他社全部ぶっ殺しに行こうぜ。」
“兄”と呼べる奴は商店街に何人か出来たけど、俺が“せんぱい”と呼ぶのはこの人だけ。
この人が、鮫島光。
この格好良すぎる男が、俺の“せんぱい”。
俺の永遠の“せんぱい”。
一生ついていく。
例え死んだとしても、俺はこの大きな背中に一生ついていく。
「泳ぐぞ、竜。
俺が時代の先を見せてやる。
セックスだろうが結婚だろうが、そんなの簡単に出来る男に俺が育ててやるよ。」
一旦、end......
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